練習オタクの日々

3日ぼうずにはしたくありません!この日記とピアノのお稽古。練習記録とその他読書などの記録をつけておきます。

『怖い絵 3』 中野京子

2010-05-22 | 読書
『怖い絵』シリーズ最終巻です。
このシリーズは本当にお勧めで、絵画好きのかたはもちろん、歴史好きの方、絵画も歴史も興味ない、という方々にもお勧めです。

著者の中野京子さんが担当されたNHKのシリーズもの、ずばり『怖い絵』を録画してあります。それをゆっくり鑑賞するのが今後の楽しみ。

『怖い絵 2』 中野京子

2010-05-16 | 読書
この『怖い絵』シリーズ、最近のヒットです。
絵画は純粋に美しさ、芸術性をその中に見つけて鑑賞、評価してもらうために創作するという一面と、その中に歴史的記録、公に声を大にして言えないメッセージをこめてひそかにアピールするという一面があります。

この本に解説されているのは、もちろん後者。
作者が意図した怖いメッセージだけでなく、意図せず、後の歴史を追って考えると実はその絵画の中に重要な意味がこめられてた、という場合もあります、
どちらかというと、後者の方が怖さが倍増・・ですね。

シリーズ2で紹介されている絵画のなかで、私が選んだ怖い度No.1は、ブリューゲルの『ベツレヘムの嬰児虐殺』です。
絵を見ただけでは、特に怖くない。でも解説を読むと、ザ~~~~~と血の気が引くくらい怖いです。

「国宝燕子花図屏風」 根津美術館

2010-05-09 | アート
新しくなった根津美術館に行って参りました!

「国宝燕子花図屏風」
根津美術館
2010年4月24日(土)~5月23日(日)

尾形光琳といえば、琳派。琳派と言えば小原流、ですね。

恐れながら、光琳の作品を見に行く、というよりは、小原流の琳派調いけばながどのように琳派の屏風絵に表現されているか、というスタンスで見に行きました。
本当は、その逆なのに・・・。

琳派が日本最初のグラフィックアート言われるゆえんをこの目でしっかりと確認!
特に扇子絵の薄の表現、これだ!!!と理解!
早く秋になって、薄を生けたいなぁ・・・。

そして、本当の目的は屏風ではなくて、お庭に見事に咲く、満開の燕子花、でした。