練習オタクの日々

3日ぼうずにはしたくありません!この日記とピアノのお稽古。練習記録とその他読書などの記録をつけておきます。

ド根性すみれ

2007-03-31 | お花
道端のコンクリートの隙間から顔を出して咲いている菫の花。
すごいです、植物の生命力

ローズマリー

2007-03-29 | お花
ハーブガーデンのローズマリーも花を付け始めました。

ローズマリーって、若返りのハーブって言われているんですって。
クレオパトラはこのハーブのスワッグ(束)をいつも手に持ってパタパタさせて香りを楽しんでいたんだそうです。

『下妻物語 ヤンキーちゃんとロリータちゃん』 嶽本野ばら

2007-03-27 | 読書
これも映画を観たかったんだけど、チャンスを逃してしまった・・・。

読後感は爽快!
ロリータには全く興味ないし、元ヤンキーでもないけれど
この二人の物語、楽しませてもらった。

実生活でこんな女の子が近くにいても、絶対友達にはならないだろうなぁ、とは思うけど、その言動、心意気、みたいなのはなんだかいいなぁ、って思う。

なぜかな、と考えてみたけれど、イチゴと桃子、二人はロリータとかヤンキーとかの枠にとらわれないで、自由に一人で自分の足で立っているからなんだ。
決して同類とつるもうとはしない。
そんな孤高の感じがカッコいい。

無駄に詳しい描写の刺繍のくだりも、小学校のとき刺繍クラブだった自分にとっては懐かしくって面白かった

レッスン記録(3/24の分)

2007-03-25 | ピアノ・音楽
ほぼ一ヶ月ぶりのレッスンになってしまった。
そして次回もまた一ヶ月後になってしまいそう・・・。
先生も私もいろいろ忙しくて
だんだん、自分のことより家のこと、親のこと、特に介護などに時間が取られてしまうようになってきてちょっと悲しい・・・。

『テクニック』
あいかわらず腕がパンパン。
でも、「ピアノを習う、弾くときにはいかに力を抜くか、ということが永遠の課題」という先生のお言葉を反芻しながらひたすら頑張る
スピードアップしてくると勢いで弾けるが、ゆっくり弾いていると返ってテンポが安定しない。

『30番練習曲 13番』 ツェルニー
この曲、長かった~
楽譜にメトロノームの目盛りを書き込んでいるのだが、63からスタートして、最近では126の目盛りで弾けるようになった。
それだけでも感激~。
なんとかはなまるもらえました

『亜麻色の髪の乙女』 ドビュッシー
中間部、またまた勝手に弾いていた。
聞き覚えのあるメロディなので、聴いた感じで適当に弾いていたが、ちゃんと楽譜を見なさい!
メロディ、内声、ベース音が楽譜を見ればちゃんと分かれている。
メロディをもっと出して、内声はもっと小さく、ベースはベースでつながりを持って弾くように、とのこと。
ピアノの楽譜って、分解してよく見ると、なるほど~って思う。

次のレッスン曲はシベリウスの『樅の木』にほぼ決定。
春なのに、樅の木ってことないか、とも思ったんだけど、どっちにしろ、仕上がるころにはまたさむ~い冬になっているとも限らない
ので、ちょうどいいか。
この曲は、美智子さまの十八番らしい。
格調高く演奏できるようになりたいなぁ・・・。

『八月の路上に捨てる』 伊藤たかみ

2007-03-22 | 読書
ふたつの短い話が描かれている。
このふたつの話、正反対のことが書かれているように思えた。

「八月の路上に捨てる」はだんだんと壊れてゆく夫婦のすがた。

「貝からみる風景」は淡々とだが絆を深めてゆく夫婦のすがた。

「八月の・・・」では離婚せんとしている敦と離婚してしまった水城さんのある一日の会話が延々と続く。
同じ穴のむじなだと思っていたら、実は水城さんは再婚するらしいと知ったとたん、彼女の語ったことが妙に説得力を持ってくるのが不思議だ。
敦の妻がどんどん壊れてゆくさまがなんだか悲しい。

「貝から・・・」はとても短い話だが、とても印象的だ。
スーパーで別行動しても同じものを持ってレジに並んでしまうのは、一緒に暮らしていると同じものを欲してしまうから、と言い切ってしまう妻の言葉に夫婦の姿を見るような気がする。
ちょっとした会話なんかも、あぁ、いい夫婦ってこうなのかもなぁと思わせられる。

『贄の夜会』 香納諒一

2007-03-21 | 読書
久々の本格的推理、刑事ものミステリーだった。
しかも中身が濃いい!!!

分厚い上に上下二段組の内容、でもあっという間に読み終えてしまった。
登場人物もかなり多く、さまざまな人が現れては消えてゆく。
ずいぶんいろんなことが起きたと思っても、小説時間では2週間くらいしか経っていなかったりした。

殺人、犯罪被害者救済、警察内部の事情、癒着、プロファイリング、少年犯罪、などなど・・・。
いろんな要素の事柄が小説内で複雑に関係している。

かなり読み応えあり!

猟奇殺人のシーンなど少なからず多いので、それが苦手な人は心して読まないと気持ち悪くなりそうだけれど、一読の価値はあり。

『ミステリアスセッティング』 阿部和重

2007-03-19 | 読書
日経の書評欄かなんかで紹介されていて、よく内容も知らずに図書館で予約してみた。
何に興味を持ったのかというと、タイトルの「ミステリアスセッティング」という言葉に聞き覚えがあったから。
それは、私なんかがどう逆立ちしても手に入れることなんかできない、某ジュエラーのハイ・ジュエリーに施された技法のこと。
そして予約の順番が回ってきた本の表紙には、そのジュエラーのン千万もしそうなジュエリーの写真。

でも、内容はそれとは全く関係ない。
この「ミステリアスセッティング」という言葉、とんでもないところで使われている。
そのとんでもないところに行き着くまでのストーリーはなんだかただのお人よしでちょっとだまされやすい、よく言えば純粋、悪くいえばおバカさんな女子高生の話だ。

それが「ミステリアスセッティング」を施された「ある物」が話に登場してからは、とんでもなくありえないストーリーになってゆく。

これをありえない空想上の話、で片付けてしまってもいいけれど、なんだかちょっと悲しくなるような読後感だった。
本当はどこかで似たようなことがあるかもしれない、という危機感くらいはもたないと、そろそろ日本も平和ボケしすぎなんじゃないかな、というメッセージみたいなのも感じられたのは深読みしすぎかな?

春・・・

2007-03-18 | お花
さんしゅゆの花です。
いろんな花木が咲き出すと、春だなぁ・・・と思います。

このさんしゅゆ、万作、連翹など、黄色い花の咲く花木は特に春らしいですね。

『東京育ちの京町家暮らし』 麻生圭子

2007-03-16 | 読書
私も京都の町家とか、古民家とかが実は大好きで、昔「ビフォア・アフター」とかやっていたときは、古民家再生スペシャルの時は喜んで観ていた。

作詞家の麻生さんが本当に町家を借りて再生させて住んでいる、というのは有名な話だけれど、今回この本を読んでみて、やっぱり好き!好き!とか口で言ってるだけなのと、実際に暮らしていくのとは全く違うものなんだ、と認識させられた。

まず、そもそものスタンスとして、「町家風情を残した住居で現代風に住む」のがいいのか、「昔の京都の暮らしそのものを体験したくて町家に住む」のか。
麻生さんは後者で、私もそっちに憧れてはいるけれど、実際問題、こんなに楽な今の暮らしに慣れている私に昔ながらの暮らしなんてできるのか?ちょっと自身ないかな?
風通しはいいけれど、冬はエアコンもない、外より寒い土間のある家に住めますか?
ステンレスの清潔な流しに慣れちゃって、ジントギ(石)のだいどこなんて使えますか?

でも不便もまた楽し、だし、なによりお手入れが大変な家ではあるけれど、手をかければかけるほど味わいが出てくるなんて素敵!
最近のマンションとか、建ったときが一番綺麗でその後はどんどん薄汚くなってくだけだもんなぁ・・・。

そういう価値観が一緒のパートナーを持つことができたことも麻生さんが町家暮らしを実現できたひとつの要因だと思う。
ウチなんて、私がいくら張り切ってもほかの家族がイヤがるだろうなぁ。

日本版スローライフのような町家の生活。
家族に反対されない程度にちょっとは取り入れられないかな、と思っている。