練習オタクの日々

3日ぼうずにはしたくありません!この日記とピアノのお稽古。練習記録とその他読書などの記録をつけておきます。

レッスン記録(6/16の分)

2005-06-21 | ピアノ・音楽
『テクニック』
弱い指のための練習。今回は特に左手の4,5の指が上手く動かず、力が入っていて腕がつりそうになってしまった。
これを弾く時はたぶん曲を弾くときよりも集中しているくらいなので、弾き終わるとどっと疲れてしまうが、心地よい疲れではある。
大体、左手の小指に意識を集中させる、なんていうことは日常生活ではめったにないことだと思う。
たまには気にしてあげるのもいいかも?

『雨の日のふんすい』 ギロック
先週よりはイメージと曲全体の構成を自分なりに考えながら弾けたと思う。
好きな曲だからか(お稽古する曲はどれも好きだけど)気持ちよく、リラックスして弾けていたようで、
先生から「弾いている姿、手と指の動かし方がきれい」と言われる。
やはり綺麗な音で弾きたいというのはもちろんだけど、弾いているすがたも綺麗にひけたらいいといつも思っていたので、なんだか嬉しかった。
だが、今週までに仕上げ、と言われていたわりにはまだもう少し練習したいという程度にしか弾けていなかったので、次回ももう一度お稽古していただくことになった。

『雨だれのプレリュード』 ショパン
譜読みしてきたのを見てもらう。
右手で弾こうか、左手で弾こうか迷っていた部分があったのだが、
メロディーを際立たせるために、内声は多少指が届きにくくても左手で弾く方がいい、と教えていただき、なるほど~、と思った。
たしかに右手で2音を弾きながらもそのどちらかを強く、もう一方を弱く弾く、というのは今の私には至難のわざだ。
でも、そういうことって小さい時からピアノを習っている人にとっては常識なんだろうなぁ、とも思った。

最近同じような曲調にばかり偏っていたので、もっといろいろな曲が弾けるようになりたい、というような話を先生にした結果、次回からツェルニーの30番もお稽古に取り入れていくことになった。
娘がすでにレッスンしているテキストだが、弾いてみると案外むずかしく、でもわたくし的にはやる気がわいてくる種類の楽譜なので、楽しみだ。

『ただならぬ午睡』  江國香織 選・日本ペンクラブ 編

2005-06-13 | 読書
恋愛小説アンソロジーというサブタイトルの通り、古今東西の恋愛短編小説集。
ただ、江國香織さんのセレクトによるもの、というだけあってなんとも不思議な世界のお話ばかりだ。
江國さんが特にこだわったというタイトルの文字「ただならぬ」という一言にもそれは明らかだが、
むしろ、怪しげな怪奇小説のような雰囲気が漂っている。

そんな中でなぜか、内容が深いような何もないような、
佐藤正午の『夏の情婦』という作品が印象に残った。
夏の間中、女の部屋に通い続け、決して外で会うことはせず、体の関係だけを続ける男。
やがて女は親戚から男出入りに関して問い詰められ、その男と自分の関係を問いただされた時、
とっさに情婦という言葉に思いあたる。
情婦であることに耐えられない、と言う、ある意味幼くてわがままで健康的な女と、
女が選んだ情婦という言葉の的確さに感心する男の、
微妙な心理のずれが面白かった。

江國さん自身の作品『十日間の死』も、私的には好きに部類する作品である。

『ザ・インタープリター』

2005-06-09 | 映画・ドラマ
国連内部での撮影を許可されたということで話題になっている作品(近年何かと批判を浴びている国連のイメージアップを狙ったものとの見方もある)であるので、その迫力の映像を楽しむのもよいが、私は何といっても、シドニー・ポラックという監督の作品であるということ、そしてニコール・キッドマンという女優がどのような演技を見せてくれるのか、という点に注目した。

シドニー・ポラックと聞いて、即座には他の作品が思い浮かばなかったのだが、
なるほど評判作と佳作の差が大きく、また決して作品数も多い監督ではなく、また、近年は監督業だけではなく、俳優としての活動も積極的であるらしい。
しかし『追憶』、『トッツィー』、『サブリナ』など、私が観た彼の作品はどれも素晴らしいものばかりであった。
そしてこの『ザ・インタープリター』であるが、『追憶』が製作されたのが1973年であるから、ポラック監督、もう相当なお年であるかと思われるが、スピード感もあり、エンターテイメント性もあり、社会派サスペンスの要素もあり、まだまだ創作意欲のありあまっているところを見せ付けられたような1本である。

主演のニコール・キッドマンであるが、彼女はモデル出身で最初の頃は単なるハリウッドのラッキーガール的な扱いを受けていたようだが、実は演技に関してものすごくストイックに勉強している、という話も聞いたことがある。
そう言われてみれば、ありとあらゆる役柄を今まで演じてきていることに気がつく。『誘う女』でのものすごく打算的な悪女の役、『アザ-ズ』での鬼気迫る演技、『ムーランルージュ』ではミュージカルもこなしている。『ピースメーカ-』で演じた知的さ、アクション性は今回の役どころに通じるものがあるが、『ザ・インタープリター』ではそれに加えて謎の過去を持つ、弱い部分も兼ね備えた女性、という難しい役柄であったと思う。近々『奥様は魔女』のリメイクにも出演が決まっているらしい。いろいろな演技のできるすごい女優だと思う。

相手役のショーン・ペンだが、奥さんを亡くして、その辛い過去を引きずるSPという役であったが、そんなちょっとくたびれた感じは良く出ていたが、SPというよりははみだし刑事、といった感じ。極端な童顔と眠そうな表情が災いしたのか????

『ファースト・プライオリティー』 山本文緒

2005-06-06 | 読書
すごく短いいろんな話がつまった短編集。
「ファースト・プライオリティ」なにが一番大事か。
そういうことを考えるとプライドなんか捨てて、むしろキレてしまっている女たち(一部男たち)の話が多い。
この山本さんの書く作品に出てくる女性はほとんどキレる寸前、キレてしまっているあぶないひとたちばかりだが、
どの作品もなんともすかっと気分よく読める。
女だったら誰もが抱えているうっぷんを変わりに晴らしてくれているのかもしれない。

レッスン記録(6/2の分)

2005-06-05 | ピアノ・音楽
最近、お稽古が月1回ペースになってしまっている・・・。

『テクニック』
左手の小指、薬指を主に使うパターン。
なので、とても苦手。
久しぶりのレッスンだったこともあってか、弾き終わった時に左腕がかすかに痛い。
筋力が落ちているのだと思う。
あと、毎回のことだが、左手の薬指を弾くときにかなり集中しないと、なぜか次に中指で弾いてしまうくせがついている。
でも、先生には「相変わらず安定しています」と褒めていただき、機嫌がよくなってしまった。
石○先生は生徒をのせるのがとても上手な先生である。

『雨の日のふんすい』 ギロック
今回は特に課題が出ていなかったので、練習してきた曲の中からこの曲を見ていただくことになった。
お手本演奏を聴いたことがなく、自分なりに「こんなかんじかなぁ・・・」とイメージを持って弾いていたが、大体それでよさそうだ。
音が違っていたところを直していただき、中間部についての指示をいただく。
その中間部というのは、自由な速さで自由に弾いてよい、というのだが、
自由に、と言われると逆にどう弾いてよいのか分からないものである。
とにかく「ふんすい」なので、水があふれたりはねたりキラキラ光ったり、ということを表現するとよいのだろうが・・・。公園に行って、噴水をながめてこようかなぁ・・・?
そしていきなり「次回までに仕上げ」と言われてしまった・・・。

『雨だれの前奏曲』 ショパン
以前レッスン曲を選ぶ時に、ノクターンにするか、この雨だれにするか、で迷ってノクターンをお稽古していただいたので、今度はこちらの曲もレッスンしていただくことになった。
以前、1年くらい前に楽譜を見たときは、全く弾けなくてすぐに挫折していたが、
今回譜読みをしてみたらものすごいスローテンポではあるが、なんとなく弾けるようになっていたので、
そのことがなにより嬉しかった。
ちょっとは上達してるのかな・・・?