練習オタクの日々

3日ぼうずにはしたくありません!この日記とピアノのお稽古。練習記録とその他読書などの記録をつけておきます。

U2ライブ映像

2009-10-31 | Weblog

You Tubeで、ほんの2~3日前にラスベガスで行われたU2のライブ映像見ることができます!

およそ2時間にわたるライブ全てが視聴可なんです。
すごいことですよね・・・。

おかげで、これ、見終わるまででかけることができません。

 


iPhone

2009-10-30 | Weblog
なんかぜんぜん買う予定なかったんですけど、いろいろあってiPhoneにしたら、楽しくてはまってます。
PCもアップルにしたら、もっと楽しいかなぁ・・・。

『告白』 湊かなえ

2009-10-25 | 読書
ものすごく話題になっているので、お読みになった方もたくさんいらっしゃると思います。
読ませ方、文章の書き方、物語の組み立て方としては秀逸です。
ある女性教師の終業式での生徒への語りかけから始まり、1章ごとに彼女にかかわるさまざまな人物の告白という形で物語がすすみ、いったいこの話はどうなるんだろう、と息をつくひまもなく、先を読みたいという気持ちにさせます。
そもそも第1章の教師の告白からして衝撃的なのですから。
自分の小さい娘は事故で死んだのではなく、この教室にいる人間に殺されたのだ、と告白するところから物語が始まります。

賛否両論あると思いますが、私としては読後感はあまりよくありませんでした。
告白がつづくにつれ、語り手の人物が持つ悪意がとめどもなく流れてくる感じがします。
悪意でなければ、空気がよめない鈍感さとか。
なんか、救いのない話だなぁ・・・と思いましたが、それでも、この小説を読んで、いろいろ思うところはみな持つと思います。

私が思ったのは、ある犯罪に対して、あまりにも早く制裁を与えてしまう、罪を確定してしまうのは果たして是なのだろうか、ということです。
物語中、女性教師は、冒頭の終業式の教室で、あまりにも衝撃的な方法で、自分の娘を殺した人物に自らの手で裁きを下してしまいます。
それがきっかけで、まるで悪の連鎖のように次から次へと事件が起きてしまいます。
教師の望んだことはこれだったのか、それすらはっきりしないまま物語は終わってしまいます。
もちろん日本は法治国家なので、きちんと法にのっとった裁きが下されるのが正当ですが、審議のスピード化をねらった陪審員制度の是非もこの点からも熟慮されるべきかもしれません。
長引く裁判は問題も多く含んでいますが、人間の感情をクールダウンさせ、冷静な判断とそれを受け入れる勇気を生み出すための時間はある程度必要なのかも、と、やや話が横道にそれたかもしれませんが、この話を読んで思いました。

『ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書』

2009-10-17 | 読書
子供が「ドラゴン桜」というところに反応して、「読みたい」とか言ったのだけど、中身を見てみたら、勉強のことばかり書いてあって、(試験中ということもあり)「なんだ~~~↓↓↓」と拒否反応を起こしてしまった。

でも、ぜひ読ませたい!
高校までの「勉強」というととにかく知識の詰め込みで「どうしてこんなこと勉強しなきゃいけないの?」と子供が思うのもある意味当然。

しかし、それは大学以降の学び、研究をより有意義なものにするためのいわば筋トレみたいなものだ。
大学受験の段階からそこのところをうまく理解して学習できれば、本当に学ぶことの楽しさが分かってくるし、人生大学入試がゴールでない、ましてや就職もゴールではなく、その先にある本当の自分の生き方のビジョンが見えてくるのでは、と思うのだ。

大人でもそれを見失っている人が多いと思うし、この本を読んでそれに気づくことができればよいだろう。

『もう一度 高校数学』 高橋一雄

2009-10-14 | 読書
子供に聞かれて、まったく答えられない自分が情けなくて、本屋で平積みになっていたこの本を買って、勉強しなおそう!と奮起しました。
昔は高校の先生に「理系もいいんじゃない?」と言われるくらい、数学は得意だったのですが、結局文系にすすんだこともあり、勉強したことをすっかり忘れています。

そして、この本、先週の日経の書評欄でも紹介されていて、すごく売れているらしいのです。
中高年が頭の訓練のために買っているのか・・・?

また、同じ日に紹介されていた、『もういちど読む山川日本史』(山川出版社)というのも買ってしまいました。
もちろん世界史もあります。次は、それを買います。

学問の秋・・・?単なるボケ防止かな~?

『地域の力』 大江正章

2009-10-11 | 読書
BSE問題、中国産冷凍ギョーザ問題など、食の問題が大きく取り上げられ、日本国内に住む私たちひとりひとりが「食の安全」を考えるようになってきた。
でも、それはいまさら、やっと今ごろ、ということなのかもしれない。
食生活だけに限らず、環境の問題、農業、林業、流通・・・。
私たちは便利で安くて簡単なものに惹かれるあまりに本当に安全で持続可能な形態の暮らしを忘れてきてしまった。

ひとりひとりがそんな現代に疑問を持って、「なんとかしなくてはいけないのかも」と思い始めてはいるのだろうが、でもどうしたらいいのか分からない。自分ひとりでは何をしたらいいのか分からない。
そんな中、地域と行政がうまく連携して、よりよい形に動いていった全国の事例が本書には紹介されている。

小学校給食をセンター方式から給食室での調理に変え、顔の見える地産地消の教育、「食育」を根気よく続けて行った結果、食べ残しゼロに限りなく近づいた愛媛県の事例など、とても興味深い。

たまたま昨日ニュースで見た、富山県の路面電車導入の成功例も本書に取り上げられていた。

個人的には四国の林業の問題にとても関心を持った。フードマイレージならぬ、ウッドマイレージという言葉になるほど、と思う。
日本はもともと森や林の中に人間が入って、そこを手入れしながら生活してきた国なのに、自然破壊と間伐などが混同され、林業に対する誤解なども生じてきてしまったように思える。

ただの大型スーパー化してきてしまっている生協のあり方なども考えさせられる。

すべて行政におまかせっきりの市民でもいけないが、何か改革したその後には大きな喜びがある、という期待を抱かせてくれるような事例に希望を持った。

ピアノレッスン

2009-10-08 | ピアノ・音楽
しばらくアップしていませんが、ピアノのレッスンもほそぼそと続けています。

ツェルニーは40番に入りました。

曲は、初めてのポップスに挑戦。
ビリー・ジョエルの「ピアノ・マン」を弾いています。

あのイントロのフレーズがかっこいいですね。
そこは何とか弾けるようになったのですが・・・。
ポップスは音が飛ぶので難しいです!
左手はコードを覚えられれば弾きやすいのでしょうが、何しろ暗譜が大の苦手なもので・・・。

この曲は間奏部分など、ジャズっぽいメロディで半音も多く、音もかなり自由な感じに飛ぶし、苦戦しています。
楽譜集の難易度は真ん中のBだったんだけどなー。

完成してかっこよく弾けるようになるのはいつの日か・・・。

『整形前夜』 穂村弘

2009-10-04 | 読書
筆者はとっても控えめな性格なのか、「自分は世間の流れについていっていない、ちっとずれたダメな人間」的なことをよく書いているが、
私からしてみればとってもうらやましいするどい感性の持ち主であって、(感性っていうことばに違和感を持っているという文章もあるくらい。たしかに・・・)なんだかわからないけどモヤモヤする、ということをよくもこれまできれいに言葉にして書くことができるなぁ、といつも関心してしまう。
その才能があるだけで、あなたは十分世間の普通のひとを超越した存在ですよ!と言ってあげたい。

それから、何の役にもたたなそうだけど、美しくて惹かれるもの、に対する感覚の鋭さ、すごいと思う。

この人が日本人で日本語の使い手で本当によかったと思うのだ。
日本語ほど言葉ひとつひとつの持つ意味の奥深さが多岐にわたり、しかも使う場面、使う相手によってその意味を変容させるような生きたことばはないと思うのだ。
その多様性をここまで理解している人を私は他には知らない。

いつかこの作者と「感性」ということばと共に「凛とした」という表現について話してみたいなぁと思っている(私が最も違和感を覚える言葉の一つは「凛とした」なのです)。