練習オタクの日々

3日ぼうずにはしたくありません!この日記とピアノのお稽古。練習記録とその他読書などの記録をつけておきます。

レッスン記録(1/17の分)

2009-01-25 | ピアノ・音楽
最近ますます練習する時間が減ってしまっているのが悩み。
暇がない、というのも大きな理由だけれど、娘の練習時間がかなり増えているのだ。
今(娘は)平均して毎日1時間くらい練習しているが、本当は2時間は弾きたいんだと思う。
でも、マンション住まいなので、夕飯後は弾かないように、と言っている。
防音室が欲しいなぁ・・・。

『ハノン 14番』
ひたすら筋トレ、筋トレ・・・。
あとは頭で弾くのではなくて、感覚で・・・。
楽譜の指番号とか見ていると、それだけで頭がクラクラしてきてしまう。

『30番練習曲 26番』 ツェルニー
意外なところでお褒めの言葉をいただいてしまった!
家で練習しているときはつっかえつっかえ、間違えると弾きなおして練習しているのだが、先生のところで弾いているとミスタッチだらけなのについつい曲が止まらなくてそのまま引き続けてしまっていた。
仕上げの段階になったら返ってそれでいいし、私がいつもそういう弾き方でちょっとくらい間違えてもテンポを変えることなくしらっとして最後まで弾いているのを聞いて、すごいな、と思ってくれていたそうなのだ。
そういう神経の図太さ(?)は発表会のときなど、とても大事らしい。
でも、練習のときはあくまで丁寧に、弾きにくいところは何度も反復練習を!

『別れのワルツ』 ショパン
こっちの曲も、今回は先生にOKをもらえた・・・かな?(前半部分)
どうも自分の演奏に自信がなくて、これでいいのかな?と思っていたが、
今回はとにかくメロディを意識して弾いていたら、「今までで一番よかった」と言っていただけた!
大事なのは、メロディを歌うことと、それぞれのフレーズの「入り」と「出」を意識すること。
特にフレーズの終わりを意識するとよい、とのことで、「ブチッ」と切れるように終わるのではなくて、そっと一息つくような感じでおわること。

少しほめられると俄然やる気が出てくる現金者の私でした

『就活のバカヤロー』 石渡嶺司 大沢仁

2009-01-24 | 読書
未だに残る学閥神話が正しいのか、出身校が就職率を左右する時代は終わった説が正しいのか・・・。

とにかく、どちらにしろ、就職活動というのは学生にとっての一大事。
しかもこのご時勢・・・。
いろいろな情報にふりまわされてくたくたになっている学生のみなさん、
この本のはみだしコラムでも読んでちょっとはリラックスして下さい。

学生だけではない、企業も、大学も、この一大イベントにふりまわされているのは事実。
昔に比べて早まった就活時期も、「返って4年生になって卒論に集中できるからいい」という教員と「せっかくノッてきた3年ゼミなのに学生が上の空」という教員もいて、いいのか悪いのか・・・。

いっそのこと、新卒制度をなくして、卒業してからアルバイトしながらじっくり就職活動する方がいいのではないでしょうか???
だって平均寿命も延びているし、なにもそんなに急いで就職しなくても、と思うのですが。

レッスン記録(1/10の分)

2009-01-11 | ピアノ・音楽
今年も先生、どうぞよろしくお願いいたします。

『ハノン』
この地道な筋トレが・・・・案外嫌いじゃないです。
でも相変わらず左手の指に神経が行き届いていない感じが・・・。
これがさらに年をとってくると感覚が鈍くなってくるのかも、と思うと焦りが・・・。

『30番練習曲 26番』 ツェルニー
さらにテンポアップさせて、軽く弾くことが宿題。
左手和音のスタッカートの弾き方を意識して!
弾くたびに脱力して「おばけの手」になるように。

『別れのワルツ』 ショパン
メロディの響きを意識して、外に広がり伝えるように。
正直、なんだかこの曲は弾けば弾くほど分からなくなってゆくし、いつまでたっても自分のイメージどおりに弾けないし、大好きな曲だったのに、最近ちょっとテンション下がり気味・・・。いかん、いかん。





『天国はまだ遠く』 瀬尾まいこ

2009-01-07 | 読書
瀬尾まいこさんの本はわりと好きなのですが、これはちょっと惜しい!かな???

自殺を決意して人里はなれた山奥にやってきた主人公が、コトを成し遂げることができず、生き延びるが、その山奥暮らしでもう一度都会に戻ってやり直そう、という気持ちに戻るまでを書いた小説だ。
ちょっと全体的に重みに欠ける、というか説得力がない、というか、自殺の原因もよく分からないし、未遂に終わったときのあっけない主人公の心理状態もあまり共感できないし、田舎が自分のいるべき場所でないと気づくくだりもあまりぱっとしない。

なんとなく瀬尾さん独特のほんわかした雰囲気はあるので、読んでいて安心することはするのだが、と思っていたら、あとがきを読んでやや納得。
瀬尾さん自身が教師として赴任した山奥の町での暮らしにインスパイアされて書いた小説らしいのだ。
そこでの暮らしがとてもよい印象だったらしく、このような比較的害のないような小説になったのかもしれない。

都会にはないスローライフを味わうという意味では読み応えある話かも。

去年は三浦しをんを読んだので

2009-01-03 | Weblog
三浦しをんの『風が強く吹いている』を去年読んでから、今年のお正月は箱根駅伝を見よう!と思っていた。(もともとスポーツ観戦はあまり好きでないので、ちゃんと見たことはなかったのだ)

いろんなドラマがあるものだなぁ・・・。
甲子園的な盛り上がり、感動があるし、いろんな番狂わせもあるし・・・。

なによりそろそろ知り合いとか子供の友達、友達のお兄ちゃん、とかが出場していてもおかしくないので、そうなってくると観戦の熱心度も上がるというもの。

それにしても、あの助っ人外人って、ありなんだろうか・・・。
ダニエルの20人抜きって・・・。
でもそれにもかかわらず挽回した東洋、早稲田はすごい!

これからいろいろと復習します。

「ピカソとクレーの生きた時代」展

2009-01-02 | アート
今年は新年からいい展覧会を拝見させていただきました!

「20世紀のはじまり
 ピカソとクレーの生きた時代」展
2009年1月2日(金)~3月22日(日)
Bunkamuraザ・ミュージアム

この展覧会について事前の情報をほとんど持たずに見に行きました。
大好きなクレーの絵を見ることができる、という気持ちだけで。
これは期待を上回る素敵な絵画展でした。
この展覧会の概要から、個人的にもとても意味深いものであったので、ここに記しておきます。
本展覧会は、ドイツ、ノルトライン=ヴェストファーレン州、デュッセルドルフにある州立美術館が改修工事のために休館することになり、この機会にそのコレクションを日本で公開するに至ったものです。
なぜ私にとって意味深いかというと、この美術館がかつて国外に排除されてしまっていたクレーの作品群を多方面からの反対を押し切って多額の予算を執行してまでも買い戻したこと(偉い!)。
そして、この美術館が位置するデュッセルドルフという町と私の奇しくも深い縁を感じたからです。
デュッセルドルフ(デュッセルと呼んだほうがなじみ深いかもしれません)はかつて私が新入社員として働いていた会社で取引をしていた海外の町でした。
行ったことはありませんが、いつか、プライベートでもいいので訪れたいと思っていました。
それから20年が経ち、最近働き始めた職場でも、縁あって、この町の大変に歴史ある語学学校で日本語を教えている方に来日していただき、一緒に仕事をする機会がありました。
今回、この州立美術館を紹介するビデオを上映していましたが、その中で職員の方が「この展覧会をきっかけにデュッセルドルフを訪れたい、と思ってくれる日本人がたくさん増えるといいですね」とおっしゃっていました。
はい!私、行きたいです!
昨日までは、今一番行きたいところが直島だったのですが、デュッセルも同じくらい行きたくなってしまいました。

そんな運命的なものを勝手に感じてしまった展覧会ですが、その展示内容は本当に面白かった!
ピカソとクレーの「生きた時代」とあるように、20世紀のドイツに集結した絵画の集大成といったすばらしさです。
フォービズム~キュビズム~シュルレアリスムを見るのにはもってこいです。
ピカソ、クレー以外にも、マティス、シャガール、ブラック、マグリット、ミロ、カンディンスキー・・・など。
1点1点に添えられている解説も、とても詳しく、それだけでも行ってよかったと思えるほど。
印象的だったのは、ブラックの絵に添えられていた画家本人の言葉「二つのものの間を描くのは二つのものを描くのと同じくらい難しい」。
小原流のいけばなに通じるところがありますね。
他に感じたのは、ミロって楽しい!ということと、クレーのように死ぬまで現役で働きたい、ということ。

美術の宿題でマグリット的なデペイズマンの手法を用いて「ありえない世界」を描くことが課題となっている娘を誘ってもう一度見に行きたいな、と思っています。