Il film del sogno

現実逃避の夢日記

シェフ!/理想の出産/もうひとりのシェイクスピア

2013-01-05 00:58:12 | 映画
1/4(金)晴れ
8時起床。睡眠3時間。目覚め良し。朝食をしっかりとって新宿へ出張る。昨年新設されたミニシアターは贔屓の武蔵野館系列だそうで、敬意を表して新春初鑑賞の梯子をする。二つある劇場はいづれも100席に満たない小ぶりなもの。偶然かかっている作品がフランス映画だった。ジャン・レノ主演作は~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~という副題の通り、まぁ軽いグルメ物である。スランプ気味の名シェフとレシピ・オタクの助手という対比が新味か。ギャグやサウンドトラックに邦家のネタを使って監督は相当な親日家と見た。続いてはベストセラー小説の映像化らしいが、若いカップルの出会いや別れを描いたものは多いが、本作は出産を中心に描いたマタニティものである。これがなかなかの拾い物でありました。出産・子育てを経験またはサポートした事のある者なら思わず膝を叩くだろう。主演はリュック・ベッソンの『アデル』でヒロインを演じていたルイーズ・ブルワゴン。日記を紐解くと3年前の七夕に鑑賞しているのだが、全く印象に残っていない。しかし、本作成功の80%は彼女の魅力に依存している。女優はやはり三十路を過ぎたあたりから本領を発揮する。余勢を駆ってそのまま武蔵野館へ移動して聖林の歴史物を鑑賞。アクション大作がお得意の監督による時代絵巻である。シェイクスピアが何者であったかを詮索・推理した書籍は随分と読んだので面白く見られた。但し登場人物の相対関係が少し複雑で、これは予備知識がないと辛かろう。王室の政治的な駆け引きや、当時の劇場風景の再現など興味は尽きない。いつの世にも文芸・芸能を志すものは異端である。終映後、買い物をして帰宅。夕食は一族で鍋を囲む。
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