マスクガール

8/30（水）晴れ
酷暑継続。5：30起床。出勤日。燃えないゴミの日。散歩、朝食、7：00奉公先到着。仕事の合間にネットサーフィン。15：50定刻退社。駅前カフェで一服。夕方、兄弟分と２度目の散歩。夜はネットフリックスで韓国ドラマを視聴。漫画が原作らしいが未見。前半3話（全7話）を観たが、刺激的な内容で思わず引き込まれた。これは地上波放送は難しかろう。エロあり、バイオレンスあり、サスペンスあり、ホラー要素もある。かの国の女優は気合が入っております。現代世相を取り込んで問題提起もあり。監督は長編デビュー作「藁にもすがる獣たち」（江戸川乱歩賞作家・曽根圭介の同名犯罪小説が原作）を2年ほど前にシネコンで鑑賞して感心したキム・ヨンフン。これは後半が楽しみである。

女吸血鬼

8/29（火）晴れ
酷暑続く。6：00起床、ゴミ出し、散歩、朝食、気持ちばかりの仕事。午前中は靴箱の清掃。箪笥の肥やしのような不要な履物がわんさか出てくる。傘立てにも２０本以上の蝙蝠傘が林立。大家族か下宿屋か。玄関のタタキを専用のワックスで磨く。汚れっぱなしのたたきは風水的にも運気が悪くなると言われているそうな。昼に天ぷら蕎麦。調子に乗ってタネを揚げ過ぎたので夕食も天丼が確定。夕方、リバーサイドのカフェで一服。夜はアマゾンプライムで古い邦画を視聴。1959年・新東宝製作、監督は怪談モノの名手・中川信夫。モノクロ画面。日本初の本格吸血鬼映画らしいが題名に偽りあり。吸血鬼は天知茂（！）で、その容姿はご愛嬌だが、設定には少々無理がある。 娘役が池内淳子というのもマニアには泣かせる。 久しぶりの≪東海道四谷怪談≫を観返したくなった。

デス・レース

8/28（月）晴れ
休み明けの出勤日。5：30起床、散歩、朝食。７：15奉公先到着。退屈な会議があって、単調な作業があり、美味くもない昼食を摂って、午後も欠伸をかみ殺す。同僚の母親が逝去されたと回覧あり。９４歳。家族葬ゆえ香典、弔電辞退いたします。まぁそうなるだろう。15：50定刻退社。カフェで一服して帰宅。兄弟分と幾分涼しくなった公園を散策。夜はネットフリックスで2008年製作の米国アクション映画を視聴。B級映画の帝王と称されるロジャー・コーマンが製作したオリジナル『デス・レース2000年』（1975年）は公開時に観ているが、そのリメイクである。ブレイク前のスタローンが出ておりましたな。改造車がビュンビュン走って、マシンガンやロケットがバリバリ飛び交い、ワラワラと脇役たちが死んでゆく。主演のジェイソン・ステイサムはニヒルで、敵役のジョーン・アレンは憎々しく、肉感的なナタリー・マルティネスは艶っぽい。本作もコーマンが製作総指揮をしており、B級テイスト満載、王道の娯楽作品であると思ふ。能天気な納涼映画だと思えば腹も立つまい。

春に散る

8/27(日)晴れ
流石に早朝はやや涼を感じる。もう週末には９月である。秋は年々短くなるそうな。6：00起床。散歩、朝食、チャリで近所のシネコンまで。公開二日目の邦画を鑑賞。8：50上映回には観客30名程度。原作である沢木耕太郎の同名小説は既読。沢木には同様の題材を取材した≪一瞬の夏≫と云うノンフィクションもある。学生時代には諸作愛読した。映像化されたボクシングものには傑作多し。監督は大作もインディーモノも撮る瀬々敬久。このジャンルには定番の設定（挫折したヒーローと老獪なトレーナー）があり、本作では横浜流星と佐藤浩市がこれにあたる。ほぼ例外なくふたりが艱難辛苦を経て格闘シーンのクライマックス（カタルシス）となる。作品の出来不出来は主人公のボディービルにあり。これはライバルの窪田正孝同様に合格ライン。リング上の撮影技法も問題なし。但し結構な長尺の割にはドラマ部分が弱い。 まず橋本環奈の役回りが取って付けた感あり。片岡鶴太郎はまだしも哀川翔と山口智子の立ち位置が良く判らない。つまり２０分くらい刈り込んだ方が良かったのではないか。安易に心臓疾患などの難病に逃げては興ざめではないかと思ふ。午後はジムでエクセサイズ。目標体重から400ｇほど増加。血圧は上104下82と正常範囲。帰宅して昼寝と読書。

Ｇメン

8/26(土)晴れ
不快な寝入りと寝起きは猛暑続きの為か。6：00起床。散歩、朝食、愛車で近所のシネコンまで。昨日から公開の8：30上映開始の邦画を鑑賞。デカい小屋に観客２０名弱。不入りである。口コミでどこまで盛り返せるか。何故ならこれは類似多い学園バイオレンス・コメディのなかでも佳作だと思うからである。少年誌に連載された原作漫画あるようだが未読。であるからキャラクターの再現性は不明。但し役者が実の楽しそうに演じておりました。特に前半のセットアップはテンポ良くギャグのツボにもハマって呵々大笑した。これはひねくれものの我にしては珍しい。ジャニーズ系の岸優太は適役、恒松祐里と吉岡里帆は新境地だろう。後半のクライマックス（アクション）が少々冗長に感じられたのは我が高齢だからか。展開の早いカット割りを集中して観るのは体力がいる。大満足で小屋をあとにして昼前に帰宅。午後は読書と昼寝。夜はネットゲームで頭を使う。

映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝

8/25（金）晴れ
週末の出勤日が気怠いのは猛暑のせいばかりでは無かろう。5：30起床、ゴミ出し、散歩、朝食。食欲減退で固形物を欲しない。7：15奉公先到着。業務内容略。メールで訃報を見る。大概は同僚（社員）の親の告知である。かつての部下（女性５４歳）の親御さんだと思って開いたら本人であることがわかりビックリ。確か大学生のひとり息子がいたはず。所属部署の部長に連絡すると２年前にガンの手術をしたが、その再発なのか先月末に体調急変して水曜日に亡くなったとのこと。早すぎる死に冥福を祈るしかなし。15：50定刻退社。カフェで一服、夕方の散歩。夜はネットフリックスで昨年春に公開されたアニメの劇場版を視聴。子供を連れた親をも感動させる作劇は毎度のこと。但しナンセンスな笑いは少な目で泣きに重点を置いた造り。これは好みが別れそうですな。

極道ペテン師

8/24（木）晴れ
猛暑継続。在宅日のルーティンを繰り返す。つまり、散歩、朝食、清掃、ついでに仕事。昼食に賞味期限切れの乾麺を茹でる。それだけでは何なので海老・蓮根・茄子・ピーマン・大葉・人参・シメジ・貝柱と玉葱のかき揚げを揚げる。大根おろしに薬味は葱と茗荷。油断大敵。夏こそ油ものを摂るべし。満腹の腹をさすって居間で兄弟分と午睡。夕方、２度目の散歩。駅前カフェで一服して１週間分の食材調達。頭には毎夜の献立が浮かぶ。夜はアマゾンプライムで1969年日活製作の喜劇を視聴。野坂昭如の原作小説『ゲリラの群れ』は10代の頃に読んだ記憶あり。「焼け跡闇市派」を自称していた野坂らしいエピソードを捨拾選択していたが、構成がとっちらかった感あり頂けない。それにしてもフランキー堺をはじめキャストは豪華。朝丘雪路、伴淳三郎、清川虹子、梶芽衣子、大辻司郎、南利明などなど捨て駒の如き扱い。これは気合の入った珍品でありました。

氾濫するパスワード

8/23（水）晴れ時々曇り一時雨
明け方に一雨あり路面が濡れている。出勤日ゆえ5：30起床。蒸し暑い早朝に散歩。7：00奉公先到着。ダメ営業マンの仕事をヘルプして面白くもなき日中業務。昼に定番の日本蕎麦。15：50定刻退社してカフェで一服して17：00帰宅。証券会社から口座移管の関連書類が送られてきた。何故簡便な手続きをアナログでやらせるか。ネットで確認しようとするもパスワードが撥ねられる。試行錯誤の末、アルファベットの一文字が大文字であった。夜はYouTubeで美術史のお勉強。ルネッサンス期の巨匠たちの逸話に大いに勉強になった。このシリーズは当分楽しめそうである。

ローマの休日

8/22（火）晴れ時々曇り一時雨
休暇明けではあるが在宅勤務なので気分は楽ちん。6：00起床、ゴミ出し、散歩、朝食、清掃。集中して10：00まで真面目に仕事。昼食に冷蔵庫の残り物を挟んだサンドウィッチ。蓮根の薄切りをマリネにしてチーズ・胡瓜・卵と合わせたが歯応えがあってよろしい。午後、一雨降った後に少し涼しくなったので早めの散歩。夜は偶然調べものの為に見ていたYouTubeで1953年米国製作の洋画がラインナップに入っていた。へぇ～と軽い気持ちで見始めて結局最後まで視聴。はてさてこれは何年振り何回目の鑑賞であったか。そういえば近所のシネコンで来週から４Kレストア版が公開される。脚本良し、ロケーション良し、演出良し、役者良し。昔むかし関連書籍を読んだ記憶あり。憶えている幾つかのトレビア。最初にヒロイン候補になったのはエリザベス・テーラー。カラー撮影できなかったのは予算の関係。盗撮に使われたライター型小型カメラは日本製。上品で端正なラブコメの教科書のような傑作でありますな。これからも長く観続けられるだろう。

リボルバー・リリー

8/21（月）晴れ
連休継続。6：00起床、散歩、朝食、清掃、兄弟分とシャワーを浴びる。エアコンの効いた居間で昼寝。午後、近所のシネコンで邦画を鑑賞。15：30上映回は３割強の入り。平日昼間にしては健闘か。当方は貯まったポイントで無料鑑賞。同名の原作小説あるようだが未読。監督はヒットメーカーの行定勲。主演に綾瀬はるか。東映配給で３００館以上のメジャー系大作と呼んで良いのだろうが、これはガックリ来た一作。まずシナリオ（構成）が酷い、ヒロインのガン・アクションはまだ我慢できるが、帝国陸軍との銃撃戦は顔を覆いたくなるほどお粗末である。何度もあり、いづれも冗長。さらにはリアリティなし。大正末期の大掛かりなセット・美術がもったいない。名のある脇役陣にも気の毒。制作上層部は大いに反省すべし。帰宅して兄弟分と２度目の散歩。夜は古今亭志ん朝の落語を聴いてニンマリする。

ハンチバック

8/20（日）晴れ
何時まで続くこの酷暑。6：00起床。散歩、朝食。8：00早くも炎天下となっているなかを自転車で西荻まで。10：00毎月恒例の祭事に出席。実兄・義姉も息災なり。帰路、義父母、義妹の墓参り。13：00ファミレスで遅い昼食。サラダバーがありがたい。帰宅して読書。愛読する月刊誌の今月号には芥川賞受賞作の掲載あり精読。正直、ここ数年通読するのが難儀に思えていた作品が続いていたのだが、本作には心震わされた。作者が重度の障害者であること、そして内容が極めて私小説的であり、かつ性的な問題に切り込んでいることで話題になっている。１００枚に満たない短編だが、その過激な設定と辛辣で切実な表現と乾いたユーモア、そして巧みな構成に大いに感心した。≪純文学≫が最も自由度の高い表現手段であることを再認識した傑作である。これは壮絶で不自由な闘病環境のなかで書き続けた者だけが到達できた魔的な物語の新境地だと思ふ。

⾼野⾖腐店の春

8/19(土)晴れ
酷暑続きで水不足が心配される、とTVニュース。6：00起床。散歩、朝食、チャリで近所のシネコンまで。昨日から公開の8：25上映開始の邦画を鑑賞。観客３０名弱。脚本も書いた三原光尋は長いキャリアのあるインディー系の監督だが、あいにく初見。舞台は広島・尾道の豆腐屋。頑固な職人気質の店主（父親）と出戻りの一人娘のお話。まぁ令和版の≪晩春≫でありますな。商店街の外野連中で地域コミュニティ、父親と交流する未亡人との淡い恋模様、戦争・原爆の後遺症などが織り込まれてストレートなホームドラマではない。藤竜也は傘寿を超え、麻生久美子も四十路半ば。いつの時代にも笠智衆と原節子の関係はある。若い衆は全盛時の日活作品や鮮烈なデビューを知るまい。長生きはするものである。ほっこりさせる佳作だと思ふ。小屋を出ると緊急連絡あり。２階ベランダのエアコン（室外機）裏に拳大ほどのハチの巣があると云う。フマキラーのアブ・ハチバズーカジェット（税込み1,090円）を購入して帰宅。スキューバダイビング用のマスク、タオルで覆面、麦わら帽子、長袖シャツ、軍手と完全防備で30秒噴射。30匹近い死骸がワラワラと出てきた。巣の形状と死骸からアシナガバチであると判明。ベランダをデッキブラシで洗浄中にも戻りバチが数匹。ちなみに専門業者に頼むと２～3万円が相場だそうな。われも出来れば殺生はしたくなし。午後はジムでエクセサイズ。ファミレスで遅い昼食。夜はひたすら読書。

ミンナのウタ

8/18（金）晴れ

取れと云われているので特段の用向きなく夏季休暇取得。散歩、朝食、清掃。愛車に乗ってアポのない訪問をするも空振り。午後は居間で兄弟分とダラダラする。夕方、２度目の散歩を済ませてチャリで近所のシネコンへ。先週から公開の邦画を鑑賞。観客２０名内外と興業は苦戦か？監督はジャパニーズ・ホラーの第一人者と云って良い清水崇。コンスタントに作品発表できると云うことは一定数のファンがいるのだろう。今回は主演のGENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバーありきの企画だと思われる。配給は松竹。テーマは≪呪いのテープ≫なのだが、ストーリーは毎度のことだが２の次。お化け屋敷的なサスペンス・シークエンスの幾つかは流石に手慣れたもので背筋がゾワゾワした。マキタスポーツと怨霊少女の母親に特別賞。納涼肝試し的なエンタメ作品としては良く出来ている。特に音響と照明のスタッフワークには感心した。ところでジェネレーションズって何人組なんだだろう。各メンバーの露出度がまちまちでオトナの事情でもあるのか、それもホラー(笑)

ハート・オブ・ストーン

8/17（木）晴れ
6：00起床。兄弟分の皮膚が荒れて（汗疹？）いるのが心配で獣医のところへ出向くもお盆休みで休診。午前中は掃除。昼に冷蔵庫に残っていたコンニャクを整理するための献立を考え筑前煮（がめ煮）をつくることにする。鶏むね肉を炒めて里芋・蓮根・人参・椎茸・筍・茄子を順次投入。醤油・味醂・酒・砂糖はすべて目分量。落し蓋をして２０分。最後にキヌサヤを散らして完成。我ながらその完成度を自画自賛。西新橋のおかみ独りでやっているカウンターのみの割烹でオヤジ相手に８００円は取れるだろう。夕方、リバーサイドのカフェで一服。夜はネットフリックス製作（独占配信）のアクション映画を視聴。≪ワンダーウーマン≫のガル姐さんが≪ミッションインポッシブル≫ばりに大暴れ。新味のない設定や強引な展開も、ヒロインの不死身の活躍と物量でガンガン押し切って大団円。これはキチンと金払って劇場の大スクリーンで観たかった。２時間楽しめて、スッキリして、翌日にはその内容をほとんど忘れるだろうが・・・(笑)

Swallow／スワロウ

8/16（水）晴れ時々曇り一時雨
深夜に強風と雨。5：30起床。散歩途中にもにわか雨。7：00奉公先。以下、業務略。15：50定刻退社。駅前カフェで一服してスーパーで食材調達。兄弟分と夕方の散歩。風は吹けども生暖かい。証券会社から新規口座の手続き書類が届く。ひと月のうちに保有株を処分しなければならない。面倒なり。夜はネットフリックスで見逃していた2019年製作の米仏合作映画を視聴。米国NY郊外で優雅に暮らす新婚のセレブマダム。彼女の孤独・倦怠・妊娠、そして「異食症」に侵されてゆく顛末を描く。説明的な科白を排した作劇、ソリッドな演出に痺れた。監督カルロ・ミラベラ＝デイヴィスの長編デビュー作らしいが大した才能である。主演女優ヘイリー・ベネットの演技が素晴らしい。カメラアングル・美術・衣装も繊細に計算されており、スタッフの過半は女性らしい。そして監督自身もトランスジェンダーだそうな。前半はサスペンスホラー、後半はヒロインが暗い過去と決着をつける闘う姿に感銘。これは文句ない年度ベストの一本。