文学賞殺人事件 大いなる助走

7/30(水)晴れ
北関東・足利の顧客を定期訪問。館林駅前の怪しきカフェでカレーの昼食を摂って同業者と合流。障壁はふたつあれど金の話は生臭くなっていけない。交渉決裂直前か。湘南新宿ライン、熊谷経由で帰京。これは早い。池袋で途中下車してぶらついていると新文芸坐では鈴木則文特集がかかっていた。本日最終日の演目は贔屓作家の小説が原作。場内８割程度の入り。四半世紀ぶりの再見。東映カラーを支えた職人監督だが、もっと評価されてもいいと思ふ。あのデモーニッシュな小説を忠実に映像化したところが凄い。大満足で劇場を跡にする。更に特殊ミッションを２時間。早めに帰宅して愛犬と遊ぶ。

こっぱみじん

7/29(火)晴れ
月末近いが穏やかな日常業務。外出１回、来客一組。定刻退社して新宿で途中下車。久々のK's cinemaで邦画を鑑賞。先週末より公開。都内単館上映。観客２０名内外。インディー系の映画製作者にとって、この手の小屋は貴重である。監督・演者ともに余程の映画通でなければ知らぬ名前が並ぶ。主演女優はここのところ再三スクリーンで出会っている。桐生を舞台にした複雑な多角関係の恋愛譚。世の中ままならず、人を恋する気持ちは切ない。荒削りなところもあるが、ジンとくるなかなかの佳作。通勤快速に揺られて早めの帰宅。愛犬と遊んでいるうちに居間のソファーでうたた寝。

２つ目の窓

7/28(月)晴れ
気怠い週明け。猛暑は一服か。打ち合わせが一件。外出一件。そのまま新宿で途中下車してテアトルで邦画鑑賞。都内単館。公開３日目。３割程度の入りと苦戦。玄人受けする女流監督の感性は鋭いと思ふ。ほぼ無名の主演男女、その瑞々しさと野趣が本作の要だろう。奄美大島の景観が麗しい。だがしかし、時折人工的とも思えるセリフや演出がありやや興が醒める。２時間という尺も少し長い。終演後、主演男女優によるトークショウあり。製作現場の裏話を聞くことができて興味倍増。地下鉄に揺られて早めの帰宅。

灼熱の告別式

7/27（日）晴れ時々豪雨
７時前に起床。目覚まし要らず。礼服に身を包んで愛車に乗り、埼玉の実弟宅へ。車をスイッチして上信越道で群馬・安中のセレモニーホールに１０時前に到着。次兄と合流。亡姉の連れ合いの実母の葬儀に参列。享年９５であったそうな。告別式は恙なく進行して正午前に出棺。帰路はインターで昼食。激しい雷雨のなか埼玉・高井戸経由で夕刻帰宅。夜は一族で外食。身内の娘の彼氏も同席して楽しき２時間の饗宴。

幕末高校生

7/26(土)晴れ
猛暑続く。午前中から掃除と愛犬のお相手。午後にインドアとシネコン。東映製作の邦画は類似の多いタイムスリップもの。手堅い配役でそこそこの見せ場もあるが可もなく不可もなく。後半少し退屈する。石原さとみには代表作と呼べる作品がない。スーパーで買い物をして早めに帰宅。夕刻、珍客あり。特製の冷やし中華を振舞う。久し振りに一族揃って団欒。

GODZILLA

7/25（金）晴れ
早朝から赤羽の取引先でプレゼン。それにしても猛暑なり。バスと電車を乗り継いでいると偏頭痛と吐き気がしてきた。事務所に戻らず霞が関ビル３階の診療室へ駈け込んで医者の問診を受ける。実はその前に入ったトイレで嘔吐していたのだが。そのまま地下鉄に揺られて帰宅。死んだ姉の連れ合いの実母が逝去したとの連絡あり。９０をとうに過ぎていたはず。兄弟姉妹と携帯で段取り協議。掃除などしていると気分も幾分良くなった。愛犬とシャワーを浴びてスッキリ。夕食後には近所のシネコンで本日初日のモンスター映画を鑑賞。場内老若男女で８割以上の入り。前回のハリウッド・リメイクは感心しなかったが、本作はオリジナルのテイストを残しつつ、更には昨今のSFXをふんだんに使い倒して見応えあり。午前零時に終演。

複製された男

7/24(木)晴れ
連休明けの奉公先はさしたる変化もなく夏枯れか。盲腸を患った同僚も無事復帰。午後に会議。夕刻来客。定刻退社して新宿で途中下車。シネマカリテでカナダ＝スペインの合作鑑賞。若年層中心に観客２０名弱と閑散。監督は『灼熱の魂』『プリズナーズ』とわが胸中でヒットが続くドゥニ・ヴィルヌーヴ。メタフィジカル・スリラーと紹介するメディアもあったが、まさしく幻惑と困惑のストーリーと結末。細かなことは抜きにして、これは映画でしかできない試みだろう。音楽、セット、色調が素晴らしい。原作が読みたくなった。早めに帰宅して愛犬と遊ぶ。そろそろ床屋に連れて行かねば。

呪怨 －終わりの始まり－

7/23（水）晴れ
連休続行。昨日同様、午後からのんびり池袋に出張る。シネリーブルで邦画を鑑賞。夏休みに突入した中学高校生カップル・グループで２０名程度。初期の１・２作は観ているはずなのだが、怖かったという記憶ぐらいで詳細はすっかり忘却の彼方。客寄せに美人タレントを主演に据えて、まぁ美人の慄きはホラーのお約束のひとつでありますね。ストーリーの根幹やキャラが弱いのでお化け屋敷的な恐さしか感じない。ラストもひどい。気を取り直して駅前の量販店で念願のパソコンを購入。詳細は後日。

ちょっとかわいいアイアンメイデン

7/22（火）晴れ
梅雨明け宣言もされて猛暑の一日。連休の延長でのんびり寝坊。午後から池袋に出張ってロサ会館で単館マイナーな邦画を鑑賞。観客は単身のおっさんばかり１０名前後。無名のグラビアアイドルあたりを使った軽いお色気ものだと思っていたら大間違い。名門お嬢様高校に拷問部という設定はハチャメチャであるが、主要キャスト４女優の覚悟が凄い。内容はかなりハードである。SM、レズ、スポ根、そしてしっかりひとりの少女の自我探究の物語になっている。旧作を何本か見ているが、この監督はメジャー作品も撮れると思ふ。２４歳まで童貞、女優は脱いでナンボというインタビュー記事を読んでますますファンになった。帰宅して愛犬と散歩。夕餉を孤食して早めの就寝。筋肉痛で全身がだるい。

赤岳～横岳～硫黄岳縦走

7/21（月）晴れ時々曇り
４：００起床。朝食後の６：００に目の前に聳える赤岳へアタック開始。連峰最高峰2,899の山頂に到達した1時間前後に晴れ間も出た。曇れば肌寒く晴れれば暑き。衣類の脱着を繰り返す。横岳～硫黄岳を縦走して爆裂火口を覗き硫黄岳小屋で昼食。夏沢鉱泉まで降りてゆっくり入浴。迎えのタクシーで茅野駅まで。特急あずさに乗って駅弁を食べてワイワイ云っているうちに新宿到着。21時帰宅。用具を洗浄して居間で爆睡。

南八ヶ岳

7/20（日）曇り時々雨
22：40、東京を出発したバスは明け方、美濃戸口に到着。朝食後に登山開始。赤岳鉱泉～行者小屋～赤岳天望荘という最もポピュラーなコースをとって１４：００山小屋にたどり着く。曇天で周囲は視界不明瞭。名物五右衛門風呂に入って１６時３０分夕食。タラの芽のてんぷらをいただく。２０時就寝。

思い出のマーニー

7/19(土)晴れ時々曇り
明け方就寝。インドアでひと汗流してシネコンへ。本日初日のアニメを鑑賞。９時台の初回にも拘らずブランドの威力からか場内７割方の入り。宮崎駿引退してもジブリ映画とそのスピリットは残る。英国作家の児童文学が原作だそうだが未読。舞台を日本の北海道に移し変えている。ミステリー仕立ての愛らしいメルヘンである。監督の前作も新作公開記念で再放送されているのを再見。作風や絵柄に共通点多い。大人も子供も楽しめる良質な作品だと思ふ。帰宅して居間の床掃除。午睡をして夕食後に２食分の弁当をつくる。バタバタと準備をして地下鉄で竹橋まで。毎日新聞社前から深夜高速バスに乗り込む。

ジゴロ・イン・ニューヨーク

7/18（金）曇り時々雨
連休前の週末。雑務や報告事項を纏めてやっつける。フライング気味に退社して日比谷まで徒歩移動。カフェで一服してシャンテで洋画鑑賞。観客３０名弱。単身の大人や熟年のカップル散見。ウディ・アレン監督作だとばかり思っていたら主演・脚本・監督総てジョン・ターツゥーロだったので吃驚。大した才能だと思ふ。しかし作風がアレンと似ている。相当アドバイスをしたのだろう。ふたりがジゴロと美人局を楽しげに演じていた。人種やユダヤ教などのニュアンスが判ればもっと楽しめただろう。ターツゥーロも還暦近いのだな。色気と諧謔が備わってよろしいですな。ジムで遠泳をして早めに帰宅。

南風

7/17(木)晴れ時々曇り
梅雨明け間近か。病欠している同僚のやっつけ仕事をサクサク片付ける。チョンボの精算済まず。１時間の残業をした為に目当ての演目の開始時間に間に合わず、不本意ながら新宿シネマートで日本＝台湾合作を鑑賞。小さな小屋に観客２０名弱。日本語と中国語と英語が入り乱れる異文化交流の青春モノでありロードムービーでもある。主演の男女が自然体でよろしい。出演作が続く黒川芽衣の好演と名手・長田勇市の撮影は特筆しておきたい。９０分と云う尺も過不足なし。これは拾い物でありました。早めに帰宅して愛犬と遊ぶ。

虎ノ門ヒルズ

7/16（水）晴れ時々曇り
朝一番で大手取引先の取組会議。保身第一のスタッフの態度にイライラ。午後は噂の虎ノ門ヒルズを見学。奉公先から徒歩５分。なんとその威容を誇る新名所は、３０年以上前に勤めていた奉公先のビルの跡地に建てられていることに今更ながら気づいて仰天する。おのぼりさん然としてフロアーを巡って、まぁ大したことはないんじゃない、と嘯く。沿道のカフェで一服して隣ブロックにある大学病院に同僚を見舞う。虫垂炎（盲腸）とは随分レトロな病である。退屈の極みのようにベッドに横臥する主は点滴中。談話室で雑談して早々に辞去。命に別状があるわけでもなく休暇感覚。夜は西新橋で新メンバーを交えての定例会。初回２回と快勝してリードを守って久々のプラス。地下鉄に揺られて悠々帰宅。