云い得て妙也『皇后ランチ』

7/28(木)曇り時々雨
曇天次いでダラリとした雨が降ったりやんだり。昼に大崎の某企業へ上司を連れて挨拶、昼食を兼ねた懇親。配膳された盆の上には前菜の様な料理がちんまり並ぶ。アッという間に平らげると、早くもデザートをお持ちしますと運ばれてきたのは6種のデザート。なるほど改めて定食の命名を確認するとつまり若く少しリッチな婦女子向けのメニューだったのね。定刻から30分ほど必死に残業して新宿へ向う。毎度のレギュラーメンバーで大人の遊戯を6時間。大きく勝って少し沈んでトータルはまずまずの戦績。終電近くの地下鉄に揺られて定刻帰宅。

産休送別会

7/28(水)曇り時々雨
午前と午後に会議あり、月末も近くそれなりに忙しくなってきた。最近のレコーダーはコンパクトで良く声を拾う。ダラダラとした会議の議事録をおこすのに苦労する。話し言葉と書き言葉の違いだな。珍しいことに少し残業して五反田へ向う。かつての職場の同僚が産児休暇にと入るので送別会が山手通り沿いの中華料理屋で開かれることになり参加。2時間1本勝負の呑み放題喰い放題。後半の1時間に参加して鯨飲暴食談笑。楽しい一夜でありました。

デビル

7/26(火)曇り
日常業務に特記事項なし。定刻退社して有楽町まで徒歩移動。三省堂で書籍大量購入。次いでマリオン9階の日劇にて米国インディーズのサスペンス・ホラーを鑑賞。国内屈指の大劇場、その大画面と音響システムを余すことなく堪能した。監督・役者に馴染みなし。但し原案と製作にビッグ・ネームがクレジットされていた。ナイト・シャマランほど新作が出る度に失望させられる監督は珍しい。まぁそれほどデビュー作が鮮烈だったと云うことか。しかしこのプロジェクト作品には、本当に感心した。新人監督・無名の俳優、派手なＣＧなどなくても80分間テンションは張り詰めたまま。シナリオ良し、サウンド・トラック良し、エッジの効いた演出良し。これは拾いものでありました。少しラストが弱いと思われるがそれも瑕僅である。終演後には２～３本分の疲れがどっと出た。心地よい余韻を抱いて地下鉄に揺られて帰る。

黄色い星の子供たち

7/25(月)晴れ
猛暑の週明けを予想していたが我慢できぬほどでもなく凌ぎやすい。月末近いと云うのに相変わらず奉公先ではお茶を挽く。午後、懸案事項が進捗しそうだというので千葉県の公立高校を訪問。漸く文書交付でやれやれである。夜は新宿・武蔵野館で欧州映画を鑑賞。史実に基づいたユダヤ人迫害もの。観客30名弱。これほどの秀作が都内２館だけの上映とは。配給会社のアルバトロスは偉い！暗いテーマに正面から取り組んだ力作である。シナリオも書いた女流監督の手腕は相当なもので、この歴史的な汚点を単なる善悪の二元論にしていない。親は夏休みこそこうした作品を我が子に見せたら良い。年度必見の１本。

ゴーヤーチャンプルの味付けは？

7/24(日)晴れ
深夜に帰宅して明け方就寝。9時前起床。ＴＶをつけると本日正午でアナログ放送終了とＮＨＫが特集番組を組んでいた。昭和の大事件を時系列で並べて解説する、という進行でありましたが、暫し感慨にふける。午後からジムで遠泳とサウナ。そのままシネコンで映画鑑賞をするつもりだったがタイムスケジュールがあわずサ店でひたすら読書をする。早目に帰宅して夕食を作る。到来物のゴーヤを使って古典的な一品を。ニンニクと豆板醤を加えて最後にゴマ油を垂らす。基本は蕎麦汁で整える。料理は楽し。居間でゴロゴロしていると例外なくうたた寝をする。日付が変わる頃に覚醒する。イベントのない平穏な一日。

アイ・アム・ナンバー4

7/23(土)晴れ
早朝からリフォーム業者が入ってトンカンやっている。茶髪の若いあんちゃんがユニットバスを組み立てている。昨日同様涼しいのが救いである。夕刻、ジムで遠泳とサウナ。自宅の風呂が使えないが銭湯がわりである。近所のシネコンへ行き０：３０開始のスーパーレイトショーを鑑賞。演目はハリウッドの青春ＳＦもの。予備知識なく観たのだがなかなか楽しめました。ちょいと説明不足もあるが、それは確実に作られる続編で明らかにされるのでありましょう。しかし、異星人ものと学園ドラマのドッキングとは製作者も色々考えるなぁ。荒唐無稽なようでお話の骨格はしっかりしており、ワンちゃんも含めた脇役陣も悪くない。観客10名弱。若い衆がグループ鑑賞していたが、週末のオール演目には絶好でありましょう。帰宅して居間を掃除していると夜明けである。

御徒町で中華を

7/22（金）晴れ
爽やかな天候の一日。最低気温が20度を切り、過ごしやすい。奉公先を定刻退社して日比谷から山手線に沿って北上して飲み会の会場に向かう。徒歩1時間距離にして5キロ弱といったところか。かつての職場の同僚と4時間延々暴飲暴食して談笑する。実は世代と性別を超えて皆々とある選択を迫れているのである。人間背負っているものも違えば金銭感覚や勤労の意義もそれぞれである。

蛇イチゴ

7/21(木)台風一過の快晴
朝の曇天が嘘のように午後からは涼しく爽快。日常業務に進展なし。生保のお姉ちゃんと満期契約の打ち合わせ。ほかには知り合いと飲み会や8月イベントのメール交換。夕刻、新橋でボスと待ち合わせ、どうでもいい書類の交付。８：３０ジムで遠泳。珍しく20時台に帰宅して居間でうたた寝。深夜からＤＶＤで邦画の鑑賞。新作が待たれる女流監督の見過ごしていたデビュー作。栴檀は双葉より芳し。以後の傑作のエッセンスが既にこの処女作に詰っている。巧い役者を使いこなし家族を含めた人間関係に対する冷徹な視線が鋭い。余韻のあるラスト。観終われば白々と夜が明ける。

ＳＦＡって何だ？

7/20（水）台風接近
昨日同様大型台風接近により蒸し暑く強風あり、局地的な豪雨もある。奉公先で終日事務。打ち合わせを1時間。システム使用中止の決定を受けて事務の定量化測定。機械と手作業、果たしてどちらが効率的か。アナログ人間ほど気合だ根性だと精神論を振りまわすが、要するにシステムもオペレーション次第。定刻退社して毎度の蕎麦屋で腹ごなしをして定例会・決戦会場へ赴く。レギュラーメンバーと半チャン4回。沈んで浮いて流して陥没。日付の変わった地下鉄揺られて定刻帰宅。

マイティ・ソー

7/19(火)台風接近
嵐の前の独特な天候。出勤途中、駅へ行くまでに豪雨を浴びて下半身びしょ濡れ。奉公先至近の地下鉄を上がれば曇天でやれやれ。暇な一日でありました。パソコンがあるから間が持つが、やるべきルーチン・ワークがないと云うのは寂しいもんである。定刻に退社して池袋でアメコミ原作の聖林大作を鑑賞。観客10名弱。監督・役者にビッグネームが並びＣＧ＆ＳＦＸ満載。神様が地球に堕ちてきて、あれありこれあり。ベースは中世の騎士ロマンですな。ド派手なアクションと大音響にも拘わらず眠くなった。米国人はこういったシロモノに拍手喝采するのか。終映21：00、少し早めの帰宅をする。鼻がむずい。風邪かな。

お祝い事には特製餃子

7/18（月）晴れ
夕食後に2時間ほど仮眠をして夜通し覚醒。3時過ぎには夜食を作って準備万端。遠い独逸の都市で行われた女子蹴球世界大会決勝をＴＶ観戦。邦家押され気味の前半、先制されても追い付き延長戦へ突入。そこでも同じパターンでＰＫ。そこまでくればプレッシャーは敵陣の方があろう。延々としてついぞ勝ったことのなかった横綱相手に初の金星で頂点へ。めでたい。大方の予想通り、７：３で米国有利と思っていただけに自身の不明を愧じて鳥肌が立つ思い。あの主将は無論努力も挫折もあったろうが、やはり栄光の星の下に生まれることを定められた神の子なのであろう。昼までニュースを見比べて余韻に浸る。午後、ジムで遠泳とサウナ。カフェで少し読書をして帰宅して昼寝。夜はなでしこ達の祝賀にスペシャル料理を拵える。ダラッとした3連休も終わる。週明けは大型台風も上陸するそうな。

水曜日のエミリア

7/17(日)晴れ
良く晴れますな。三日連続居間で朝を迎える。朝食後に1週間ぶりにジムへ行く。緩やかに遠泳を2キロ、水中歩行1キロしてサウナで体の毒素を抜く。水分補給をして新宿へ。60名前後が定員のシネマート２でナタリー・ポートマンの09年度主演作品を鑑賞。ブラック・スワンのヒットで配給が決まったらしいが、今年はポートマンの当たり年。ひとりの女優の絶頂期を見守るのはファンとして嬉しい。ポートマンはニューヨークの新進弁護士に扮して上司と不倫の上結婚、8歳の男の子の継母になるが・・・。という良くあるお話。艶冶ですねぇナタリーは。毎度思うのだが米国人というのは、あんなに家族思いなのに何故バンバン離婚するのだろう。誰としたって倦怠はあり、いずれソリは合わなくなる。我慢が足らんぞ。結婚は忍耐と譲歩の寛容と追認のワンダーフォーゲルである。彼女を救うのが敵役の元妻というのが泣かせる。帰宅して素麺の夕食を孤食。

大鹿村騒動記 ／コクリコ坂から

7/16(土)晴れ
深夜に床掃除をして結局眠らず朝を迎える。近所のシネコンでは8時台から初回が始まる。愛車に乗って本日初日の邦画を鑑賞。特別料金一律1000円にも拘らず小さな小屋に観客20名程度。流石に高齢層中心。豪華キャストに監督・阪本順治、脚本・荒井晴彦とくれば期待は高まる。実在する長野県の過疎の村で繰り広げられる騒動記。年寄りの元気、というのは今後の邦家のキーワードでありましょう。個性俳優たちの芝居と劇中の歌舞伎を絡ませて個人的には大変面白かった。劇中の演目をもう少し解説して貰えればもっと良かったが。最近40年前の主演男優をスクリーンで見ていたので殊更思うのだが、原田芳雄は何を演じても原田芳雄である。これは凄いことである。昼前に自宅リフォームの最終打ち合わせ。雑用を幾つか片付けて午後はダラダラする。仮眠の後に、豊島園でジブリの新作をスーパーレイトショウ（23：45～）で鑑賞。若年層中心に3割程度の入り。これはしかし５０代以上の観客が一番心に響く作品ではないか。少女コミックスの原作あるストレートな純愛もの。絵柄は優しく悪者もでない。何だかんだ批評されるだろうがこちらも個人的にはグッとくるシーンもあり心洗われました。しかし、こうしたプラトニックな眷恋・懸想を描くのには50年前の舞台設定が必要なのか。ノスタルジーは悪くないが、少し寂しい気もする。

ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ／フォーク居酒屋 落陽

7/15（金）晴れ
梅雨が明けてからの週末、奉公先での出勤率は５０％程度になる。みんな疲れてきちゃうのね。閑散とした事務所でコツコツ雑用をやっつける。午前中はシステム関係の会議に出席。億の単位で開発した販売システムの中止が決定。唖然とするやら呆れるやら。昼食後に方便を使って早退。有楽町駅前のスバル座で英国ファンタジーを鑑賞。主人公の魔法使いが才女・エマトンプソンであることをエンドロールで知った。通にとっては豪華配役で、ウェルメイドな良作なのに観客は10名前後。夏休みの親子鑑賞に最適な作品だと思ふ。都内単館が惜しい。夜は新橋駅近くのレトロなライブ・ハウスで40年来の悪友と懇親。マーチン・ギブソンのアコースティック・ギターをつま弾いて黄金のデュエット。楽曲は70年代の名曲群。20畳ほどの狭い店内には同年輩・同好の諸兄で怪しき雰囲気。73年の嬬恋コンサートの体験談で盛り上がり、山崎ハコの名曲・ヨコハマに聴きほれる。店主と『ヘヴンズ ストーリー 』について映画談議。優しい喧騒の中で新橋の夜は深く静かに更けてゆくのでありました。友人の愛車シトロエンで自宅まで送ってもらい定刻帰宅。

勝機は常に流動的である

7/14（木）晴れ
梅雨明け以降好天続き猛暑も続く。自宅からタンブラーを持参して2リットル入りのボトルから移し替える。日に５００ＭＬを2本明けているので、塵も積もれば相当な経済が出来る。昼前に調査会社の営業マン現る。情報交換を30分。次いでかつての職場の同僚が顔を見せ一緒にランチをする。午後、睡魔と闘っていると定例化のお誘い。夜は新宿の何時もの場所で5時間の頭脳ゲーム。初回大勝、次いで辛勝、トントンとなりラストは運も判断も鈍り穴を掘る。寺銭払って収支で均衡。退屈しない程度に波乱あり、まことに勝負事はままならぬ。毎度の終電に揺られ駅のホームで読みかけの短編小説も読了。切れのある一日でありました。