キングスマン：ファースト・エージェント

12/31（金）晴れ時々曇り
前夜に我が仔を風呂に入れる。湯船とタイルも清掃。就寝1：00。大晦日は9：00起床。我が仔と散歩。ファミレスでブランチ。近所のシネコンで今年最後の映画鑑賞。11：10上映開始の英米合作のアクション大作にはカップル中心に３０名程度の入り。「キングスマン」シリーズの第３弾。舞台を1914年にまで遡り英独露の王室事情や第一次世界大戦を経て創立した独立スパイ機関「キングスマン」を描いているが前２作の前日譚であるため予習は必要か。対するは怪僧ラスプーチン、女スパイ・マタ・ハリ、レーニンなどメンバーとした秘密結社。謎の首領が実は・・・と意表を突くわけだが、オチとしては面白くもなし。それよりは史実を基にした壮大な法螺話として観るべきだろう。監督マシュー・ボーンのキレの良い演出と露悪趣味も程よくマッチ。役者も英国俳優で固めて安定感あり。出来過ぎ感はあれどラストのロケーションと大活劇に料金分は楽しめた。帰宅して愛犬と２度目の散歩。気温５℃と寒さが堪える。夕方から和室と玄関の清掃。夜は紅白でも観てゆっくりするか・・・。

香川１区

12/30（木）晴れ時々曇り
定刻8：30起床。我が仔と散歩。遅い朝食を摂って池袋へ出張る。シネ・リーブルにて11：00上映開始のドキュメンタリー映画を鑑賞。場内は中高年中心に５割弱の入り。2020年一部で話題となった『なぜ君は総理大臣になれないのか』に続いて国会議員・小川淳也に密着した作品。今年10月に行われた衆議院選挙（香川1区）の周辺を取材。スーパーヒーローものかと思えるほどに、純粋・真摯・誠実な主人公VS敵役（自民党・平井卓也）＝旧弊な既得権者という解りやすい対決。実際まともな神経の持ち主であれば小川陣営に肩入れしたくなるだろう。相手陣営のネガティブキャンペーンや不正な期日前投票の実態など、悪代官振りも生々しい。カメラは熱狂する真の支援者たちと動員された烏合の衆を冷酷に記録している。結果は周知のとおりである。邦家の民主主義を未熟とはいえ信じたくなる佳作であると思ふ。帰宅して我が仔と2度目の散歩。夕方、ファミレスで年賀状に肉筆で一言。≪凝≫≪叔≫≪遊≫などの漢字が直ぐに書けなかった。パソコン・スマホ入力の弊害なり。これから日記も手書きにするか・・・。

れいわ一揆

12/29（水）晴れ
定刻8：00起床。我が仔と散歩。陽射せど寒き。午前中は特製薩摩芋饅頭を作成。裏漉しした蒸かし芋に生クリーム、ハチミツ、バター、バニラエッセンス、バナナを加えて練りこむ。この餡を型に入れ、ホットケーキミックスでサンドして蒸気で１５分蒸し上げる。正午、これを持参して近所の甥っ子宅を訪問。義兄、姪とその子供（腕白３兄弟）、甥とすき焼き鍋を囲む。パトロンは義兄。調理人（鍋奉行）は我。１５時まで楽しく談笑。帰宅して我が仔と２度目の散歩。夜はアマゾンプライムにて見逃していた原一男監督、2019年製作のドキュメンタリー映画を視聴。前回の参議院選挙で台風の眼となった、れいわ新選組から立候補した女装の東大教授・安冨歩ほか10名の群像劇。選挙は祭りである。その膨大な熱気（エネルギー）の凄まじきこと。対象の熱量に撮る（迫る）方も負けてはいない。10年以上公害問題を追いかけた作品と並行して制作されたひと夏の饗宴。併せて公開時のトークショウなどをYouTubeで視聴。現場での制作秘話などサブテキストとして面白い。邦家は民主国家ではないのではないか。われが生きている間に政権交代はあるか。

ザ・クルセイダーズトリビュート

12/28（火）晴れ
寝坊して9：00起床。奉公先は仕事納めだが休暇取得。我が仔と散歩して朝食に昨日炊いた鯵飯のおにぎりとあら汁を食す。年に一度しか使わぬプリンターを引っ張り出して年賀状を印刷する。最後に気の利いた一言を手書きせねばならぬ。難儀である。夕方、自転車に乗って荻窪まで出張る。駅前のカフェで一服して19：30老舗ライブハウスでクルセイダースのトリビュートバンドの演奏を聴く。観客２０人程度。過半は中高年の単身紳士。「Soul Shadows」「Street Life」「Spiral」などなど名曲の数々が抜群のグルーブ感で蘇る。帯同者は昨日定年を迎えた旧友である。熱の入った生演奏に聴き入り至福の2時間。往路をなぞって極寒のなか激走40分、23時前に帰宅。

水俣曼荼羅

12/26（日）晴れ
8：00起床。まずは散歩、次いで隣駅まで歩きファミレスで朝食。昼前に地下鉄で渋谷まで。シアター・イメージ・フォーラムにて12：50上映開始のドキュメンタリー映画を鑑賞。観客は意外なことに若年層過半で３０名程度。木戸銭3,900円均一、上映時間6時間超え（372分）、三部構成、2回のインターミッションが入る。原一男監督の前々作≪ニッポン国VS泉南石綿町≫もアスベスト公害問題に切り込んだ3時間半の長尺だった。以下、日記から≪・・・国相手の法廷（持久）闘争となれば個人（集団とはいえ）は圧倒的に不利である。組織に寿命はないが、残酷な時間の流れの中で人間は老い、そして無念のうちに死を迎える。夫々に去来する万感の思いはあろうが、勝訴となっても死者が生き返るわけでもなく健康な体に戻れるわけでもない。・・・≫本作もテーマは同じ被害者たちの闘病と大企業・国や県を相手にしての裁判闘争の記録である。現在でも全く解決に至っていないことが良く判った。タイトルが秀逸。理不尽な病魔に翻弄された人々の怒りや悲しみ、絶望や諦観のなかにも日常生活があり希望もある。カメラは「苦海浄土 わが水俣病」の作者・石牟礼道子の晩年の姿も捉えている。『悶えて加勢する。自分は何もできないからせめて水俣の人々と嘆き悲しみを共にしよう。』第三部のタイトルは【悶え神】。責任回避に終始する政治や企業の醜怪なこと比類なし。しかし、こうした問題に無関心でいる我々も同罪ではないか。

≪御岳友≫との忘年会

12/25（土）晴れ
8：00起床。散歩、ファミレスで朝食。昼前に戻り我が仔と２度目の散歩。午後はセカンドキッチンで先週に続いて笹団子を作る。今回は餡子の中に余っていた薩摩芋を入れて一工夫。出来栄えはまずまず。夕方、地下鉄で都心まで出張る。17：00八重洲の南インド料理店到着。高校時代の山仲間との忘年会に参加。料理は定番のカレー各種、ナン、マトン料理などなど、辛さも風味もあってよろし。周囲はカップル・グループで満席。全員ノンアルコールゆえ会計お一人様３千円程度とリーズナブル。１時間半ほど談笑して２次会はホテルのカフェ。ここでコーヒーと甘味摂取。話題は親の介護と自身の健康。土産に昼間作った笹団子をメンバーに進呈。21：00お開きとして22：00前には帰宅。

サム・ペキンパー 情熱と美学

12/24（金）晴れ
8：00起床。散歩、朝食の後にネットで今年最後のミーティングに参加。仕事は３０分で終了。昼食に特製味噌ラーメン。１階床と腰板にワックスを塗る。手間はかかるが終わった後の充実（達成）感は格別である。夕方、駅前のカフェで新聞精読。夜はアマゾンプライムにて2005年ドイツで製作されたドキュメンタリー映画を視聴。「ワイルドバンチ」「ゲッタウェイ」「戦争のはらわた」など、数々のバイオレンス映画の名作を遺した名匠サム・ペキンパーの生涯。厳格な家庭での少年期、意外や演劇出身だったが「荒野のガンマン」で監督デビュー。以後、商業主義との対立やアルコール・薬物に苦しみ、還暦前に亡くなるまでに撮った作品は14本。過激な暴力描写ばかりが喧伝されているが、原題：Passion & Poetryの通り、抒情的な一面もあり。「シンシナティ・キッド」の監督を降板したり、ジュリアン・レノンのMTVなども撮っていたとは初耳だった。わがベストは「わらの犬」である。

バックコーラスの歌姫たち

12/23（木）晴れ
8：00起床。散歩、朝食、仕事、掃除、散歩、昼食、掃除、仕事、散歩。無限連鎖のような平凡な一日。先日笹団子を進呈した同郷の隣人から新潟米を頂戴する。『精米したてです』すっかりエビで鯛を釣った気分。真剣にワゴンで団子屋でも始めようかしらん。夜はアマゾンプライムにて2013年公開の米国ドキュメンタリーを視聴。抜群の歌唱力があっても影の存在であるディ―バたちにスポットライトを当てた作品。ミック・ジャガー、B・スプリングス、スティングなど大物タレントに隠れてはいるが、メリー・クレイトン、ダーレン・ラヴ、リサ・フィッシャー、ジュディス・ヒルなど通なら知っているアーティストの肉声（本音）が興味深い。原題は≪20 Feet From Sterdom≫実力と才能があってもスターになれない。運や巡り会わせ、更には上昇志向なども必要らしい。それにしても人間の声と云うのはどんな楽器よりも素晴らしいことが今更ながら判った。

陽の短きこと友情の如し

12/22（水）晴れ
出勤日。6：00起床。7：30奉公先到着。250件の郵送物封緘と発送に午前中がつぶれる。昼食に定番の蕎麦。午後は我が家の収支とバランスシート作成。次いで向こう２０年のキャッシュフローもシミュレーションする。まぁ生きていればであるが・・。定刻15：50退社。新宿で途中下車。西口近辺を徘徊してカフェで一服。18：00約束の時間に雀荘到着。今年最後の決戦。されどメンバーのひとりにトラブルが発生して不調に終わる。お遊びの約束を仕事とはいえ反故にするような輩とは付き合いを考えねばならぬ。悄然たる３名で小田急裏のレトロな居酒屋で残念会の杯をあげる。全員４０年近い付き合いになり昔話に花が咲く。22：00お開き。帰宅すると我が仔がソファーで不貞寝をしていた。風呂場に入ると柑橘系の香り。湯船に柚子が浮かんでいる。偶然にも居酒屋ではカボチャのサラダも食した。あぁ今日は冬至でありました。

三月遅れのアニバーサリー

12/21（火）晴れ
寒さと快晴続く。8：00起床。我が仔と散歩して朝食。昨日に続きe-Learningでのお勉強。本日の教材タイトルは≪正しい顧客対応≫。しかし座学でいくら理屈を云われても、この手の対処は実地を積むしかないと思ふ。一度コールセンターへ研修に行くがよい。つわもののクレーマー、その粘着性の激しいこと苛烈なこと。世には病み、そうしたものに捌け口を求める者もいる。これは経験した者にしかわかりません。午後は散歩の後に二階の床清掃。乾拭き、水拭き、洗剤散布、最後にワックス。夕刻、池袋へ出張る。親族の小僧と娘との会食。回転寿司で盛大に皿を重ねる。全員酒を飲まないのでお会計５千円強と実にリーズナブル。そこは高給取りの小僧の奢り。2軒目は昭和の雰囲気漂う高級喫茶店にてケーキセット。1時間半の談笑。1月に家族会議の招集提案あり受諾。こちらの代金5千円弱は当方で負担。21：00帰宅。我が仔と夜の散歩に出て月を見上げる。

大人の見る繪本 生れてはみたけれど

12/20（月）晴れ
早朝の気温が零度とグッと冷え込む。8：00起床。我が仔と散歩して仕事を小一時間。e-Learningで情報セキュリティをお勉強。受講後のテストで合格ギリギリの８０点を取って再受験を免れる。ヤレヤレと昼食にスペシャル焼きそば。我が仔と散歩してネット会議に出席。営業は実質今週いっぱいであるから注意事項が多くなる。年末掃除は外周と勝手口。恒例の換気扇洗浄で油にまみれる。夕刻、カフェで一服。夜はアマゾンプライムにて小津安二郎のサイレント作品を視聴。昭和７年（1932年）製作。９０年前の東京郊外（五反田＝蒲田）のサラリーマン家庭が描かれる。松田春翠の活弁付き。池上線は１両編成、重役は自家用車通勤、道路は舗装されておらず、勤め人は立派な髭を生やしている。こどもの服装は穴の開いたセーターで下駄ばき、ガキ大将がいて金持ちの子もいる。昔は迷子札や食べ物を与えないでと書かれた張り紙を下げた鼻たれ小僧がいたもんである。お話はどうと云うこともないが社会・風俗の記録として貴重である。

あなたの番です 劇場版

12/19（日）晴れ
快晴と朝冷え続く。8：00起床。昨日同様、散歩、ファミレスで朝食と新聞精読、シネコンで映画鑑賞。11：20上映開始の演目はヒットした民放ドラマの劇場版。３５０を超える上映館で公開2週目。観客３０名内外と程よく空いている。話題となったドラマは未見だが、マンションの住人が毎週殺されてゆくという筋立てくらいは知っていた。劇場版はパラレルワールドだそうでドラマの登場人物たちが豪華客船に乗り合わせる、という趣向。本格推理モノでもホラーやサスペンスと云うのでもない。伏線や思わせぶりな言動、ミスリードなどが散りばめられてはいるが、何ともユルく無理もある。これは個々のキャラクターを演じる贔屓役者を観に行く映画だろう。七瀬ちゃんと流星くんの純愛だけが浮いていたような・・。TVドラマの劇場版を否定する気はないが、テレビと違って木戸銭取っているわけであるから、制作サイドは観客を茶の間で得られる以上の満足を提供する義務があると思ふ。お手軽な焼き直しは観客の鑑賞眼を育てない。帰宅して我が仔と２度目の散歩。夕方はジムでエクセサイズとサウナ。体重１キロ増、理想体重まで２キロと遠のく。血圧は上108下88。今年もあと２週間。やらねばいけないリスト作成。

ヴェノム：レット・ゼア・ビー・カーネイジ

12/18（土）晴れ
8：00起床。昨日の強風は嵐の如き。我が仔と散歩してファミレスで朝食。代車の三菱デリカD：２快適なり。シネコンで11：00上映開始の洋画を鑑賞。場内若年層中心に３０名内外。マーベルコミック原作のパートワンは３年前に観てあまり感心した記憶がない。類似多い憑依モノ、変種のバディモノと云っても良い。筋立ては実に単純で悪役のキャラも立っておりました。前作同様M・ウィリアムスだけはキャスト・ミスだと思うが、ウディ・ハレルソン、ナオミ・ハリスの熱演は特筆しておきたい。ラストには怒涛のバトルシーンで大興奮。暗黒世界を描いているようで、どこかポップでユーモアもあり、これはマーベルものに共通した美点だと思ふ。マトリックスよりナンボか面白かった。帰宅して外回りの清掃。ゴミ箱と灯油を入れるポリタンクの汚れをタワシで落とす。夕刻、修理された愛車が届く。さすがプロフェッショナル、完璧な仕事ぶりに感心至極。

マトリックス レザレクションズ

12/17（金）雨のち曇り時々晴れ
8：00起床。9：00までに仕事を終えて朝食。11：00雨も上がったので我が仔と散歩。午後は洗面台と玄関の清掃。合間に昼食と散歩。夕刻、代車のレンタカーに乗って近所のシネコンまで。17：05上映開始の大作洋画を鑑賞。本日初日。定員450人のデカい劇場に観客30人未満と超閑散。大ヒットしたパートワンから22年。第一作で『うわっ！』と驚倒、第二作で『へぇ～』と少し感心、第三作で『う～ん』と考え唸った。自分の評価では、徐々に風呂敷が拡がり予算は大きくなるのだが、詰まらなくなった典型シリーズのひとつ。18年ぶりの続編は、観ない方が良かったと思えるほどの駄作。見所は過去作への回顧とド派手なアクションのみ。それらにしても目新しさはない。但し第一作が映画史に名を残した傑作であることは揺るぎない。制作する者はもっと≪ブランド≫を大切にしないとイケナイのではないか。ガックリ落胆して劇場をあとにする。

自家製笹団子

12/16（木）晴れ
8：00起床。就業前に同僚から仕事の依頼。期日がどうとかで至急着手願いたい、と相手の都合も構わず（暇ですが）メールしてきたことにムッとはするが、そこはオトナの対応で午前中にキッチリ作業を終わらず。午後は散歩、昼食を終えて和菓子造りに精を出す。昨日調達した笹の葉と藺草をぬるま湯に浸す。上新粉と餅粉を半々、白玉粉も少々加えて湯で戻したヨモギを加えてじっくり練りこむ。北海道産小豆を上品に煮込んだ餡子を３０グラム単位で丸めておく。３０分ほど寝かせた生地に餡子を包んで成型。笹の葉３枚を使って藺草で巻いて１５分蒸かす。４００グラムの餡子で１３個の笹団子が出来上がった。先日、世間話で小千谷出身であることが判った裏の奥さんのところへ持って行き、大いに喜ばれる。墓参りには必ず買って帰るが、自家製の味も格別である。柄にもなく亡き父親のことを暫し懐かしむ。