Il film del sogno

現実逃避の夢日記

つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語 /みなさん、さようなら

2013-01-28 02:13:30 | 映画
1/27(日)晴れ
快晴なれど風寒し。9時に愛犬に起こされる。部屋の隅に小便の跡。やられました。朝食後に散歩に出る。わが児に留守番をさせて近所のシネコンで行定勲の新作を鑑賞。原作は井上荒野の同盟小説。実績のある豪華女優陣競演。このキャスティングだけでも観ておいて損はなかった。この監督は職人技と作家性が共存して贔屓の一人である。やや小品の方が好みなのではあるが。ひとりの女を巡って各人のエピソードを重ね、無限地獄のような男女の愛欲・葛藤を浮かび上がらせようという趣向。おおむね女はしたたかで男はだらしない。機微を抉った科白と細部に拘った演出が良かった。デビュー時から注目して、なかなかブレイクしなかった野波麻帆嬢が一皮剥けましたな。帰宅して再度、愛犬と散歩。夕食後にこれも再度シネコンへ行き、中村義洋の新作を鑑賞。昨年は『ポテチ』という小品ながら佳作を撮って最近の活動は逞しい。この監督もシナリオも書けるし技巧派だと思ふ。原作は未読であるが、傷心少年の成長譚として実に良く出来ている。濱田岳はこれ以上ない適役。倉科カナも良かったが、何といっても波瑠が、昨年の『BUNGO』に続き大ヒット。女優は化けます。大満足して帰路に就く。
コメント
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