Il film del sogno

現実逃避の夢日記

毎度の平和な大晦日

2011-12-31 21:52:00 | 日記
12/31(土)晴れ時々曇り
明け方就寝9時起床。朝食後に最後の床掃除を行う。リビング、居間に廊下に玄関。いい加減腕に力が入らなくなる。夕方から定番(餃子と蕎麦)の夕食作り。同居の娘に来客あり。少し賑やかな夕餉なり。紅白を観るともなく居間のソファーでうたた寝。年とると一年経つのがはやく感じられる。
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働き眠り、観て打って、泳いで読んで・・・

2011-12-31 02:59:00 | 日記
12/30(金)晴れ時々曇り
3時間程の睡眠で9時起床。大掃除本番。
掃除は上から、ということで天井・照明、窓ガラス、腰板と磨いて途中何度か休憩。
玄関周りと廊下を終えて日が暮れる。バイクに跨り床山と買い物。
一日早いが年度回顧。ことしはデジタルに。
一年365日8,760時間。
拘束時間の上位から。
まず身過ぎ世過ぎのお仕事。
一日通勤時間も含めて10時間、月に二十日で年間240日
=2,400時間(占有率27%)
5月から職場環境激変。
得難い貴重な体験をさせて頂いております。
次いで不眠症とはいえやはり睡眠。
一日平均4時間、単純に365を乗じて
=1,460時間(占有率17%)
安眠は常に我の課題なり。
次に映画鑑賞が来る
移動待ち時間を含めて1本当たり4時間
劇場鑑賞は270本あるから掛け合わせて
=1,080時間(占有率12%)
ここ10年では最高。しかし、弱年の頃は年間400本ほど観ていたから大したことなし。
まぁあの頃は名画座全盛でDVDやらツタヤなんぞ無かったからな。
更に娯楽関係が続き高等遊戯の麻雀。
相手あってのことではあるが年間70回開催し平均5時間トータルは・・
=350時間(占有率4%)
お友達に悪いのが居るとお付き合いも大変。
その他ジムでのエクセサイズ。
月に10回、一回2時間として・・
=240時間(占有率2.7%)
来年は、あと3キロの体重減を目標にしたい。
と、いったところか。
食事、入浴、閨事など多寡が知れている。
あとは読書と妄想か・・・。
う~ん、この比率は来年も大して変わらないだろう。


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大掃除の助走

2011-12-30 03:32:00 | 日記
12/29(木)晴れ時々曇り
明け方就寝、昼前に辛うじて起床。5時間ほど良く眠りました。定番のブランチ後、ブラックコーヒーを右手、煙草を左手に年末までの雑用・掃除の段取りを思案する。クリーニング屋へ最後の衣類を持ってゆくついでに銀行でお年玉用の新札交換、次いでドラッグストアーで5,000円分のハウスクリーニングの用品を求める。帰宅して納戸の整理から始め、犬小屋の洗浄、靴箱の整理、ついでに靴磨き、門松の設置を終了した時点で日が暮れかける。衝動的に深夜突然掃除を始める奇癖があるので厨房・トイレ・冷蔵庫・浴室など、普通は年末に気合を入れる場所は常にキレイなもんである。明日は丸一日、大晦日も半日あることを考慮して手仕舞うこととする。夜は一家で高級回転寿司を食す。

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永遠の僕たち/幕末太陽傳/ミツコ感覚

2011-12-29 03:03:00 | 日記
12/28(水)晴れ
弁当を作るために普段より30分早く起床。鮮やかな手際でポークとたまごのサンドイッチを仕上げる。水商売の経験が生かされる瞬間である。御用納め、就業最終日である。午前中に雑務はやっつけ電話とメールで年末挨拶。午後は日比谷へ徒歩移動。シャンテ・シネでガス・ヴァン・サントの新作を鑑賞。まだ少年少女と呼びたくなるくらい純粋で繊細な男女の恋愛譚。ふたりのラブシーンは映画史に残るくらい美しい。柔らかい自然光を活かしたカメラと少しレトロなファッション、慎ましいサウンドトラックも素晴らしかった。粗野なイメージの聖林男優の息子に剋目したい。珠玉、という表現があるが本当に小さな美しいガラス細工のような作品でありました。ゴジラの銅像を見下ろしてカフェで一服後、新宿へ移動。テアトルでは日活創立100周年を記念した川島雄三の代表作をデジタル修復版として上映している。まぁ今更粗筋や感想は不要。何回観たことか、と日記を検索すると直近では2001年5月に再会している。以下、引用。
≪閑人散策して名画に再会す。先週金曜日、巣鴨駅を背に白山通りをぶらぶら歩いていると千石の辻で長い行列を発見。あたりはまさに黄昏せまる時分。吸い寄せられるように、そばに寄れば【川島雄三・乱調の美学】の垂れ幕。並んでた気の良さそうな若い衆に『演目は?』と問えば『居残り佐平次』ニヤリとして答える。『はぁ~品川心中・三枚起請ですね』『左様、皆好き者でげす』行列を顎でしゃくる。三百人劇場、川島雄三大特集(全40本だったそうな)最終日、棹尾を飾るのはやはりこの作品。観客に勤め人風ほぼ絶無、新劇の客層に近い(小屋は老舗劇団【昴】の本拠)が、意外や若年層多し。相も変わらぬ狭く堅い椅子に、観客すし詰めにして満員御礼。57年・日活製作、古典落語の数々(当然、郭【くるわ】もの)に材を取った快作。まあ歴代邦画のベスト10モノをやると必ずランクインする本編自体既に古典であるし、奇行奇癖の伝説を残して夭逝した鬼才の代表作であるから今更概容は不要。上記を含め『芝浜』や『お直し』なんてぇ噺を聴き返したくなる。何度観ても配役の豪華さと妙には唸る。主演・フランキー堺の動作と台詞廻しは軽妙洒脱にして粋の極、入神の演技。贔屓の左幸子、南田洋子がしたたかに板頭(お職遊女)を競い、けなげで親孝行な禿(かむろ)を芦川いづみ。裕次郎・旭、二谷英明、金子信雄、小沢昭一、菅井きん、山岡久乃、岡田真澄、皆々弾けております。どこが見所かと語り出したらきりがない。今回は細部の描写や小道具、音楽(黛敏郎)にも改めて感心。しかし、リズム・テンポも快適に全編をクスグリで繋いでいるが、根底に流れるのは、生きる事のやるせなさ、ある種のアイロニーだろう。そこが観る者の心に銘記される所以か。≫
ロビーでため息をついているとレイトショウの開始時間が迫る。スター不在、CM出身の監督による劇映画デビュー作だそうな。何気なくポスターを観て今年公開された数本の映画に強烈な印象を残した男優が出演しているので食指が動いた。まさにこれが大当たり。大筋は平凡な不倫を中心とした姉妹のお話であるが、演劇出身の手堅い配役とリアルな科白とどこか不条理を感じさせる独特な雰囲気がある。単館レイトで観客もまばらであるが、大都会にはこうした拾いモノがころがっている。新旧洋邦、光と陰を見上げて6時間。幸福な一日でありました。
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サラの鍵

2011-12-28 02:15:00 | 日記
12/27(火)晴れ
厳しい寒さが続く。深夜の中途半端なうたた寝で明け方まで眠れず難儀をする。奉公先でも同僚は挨拶廻りに出払って閑散たるもの。方便を使ってわれも外出。所用を済ませて銀座へ徒歩移動。その圧倒的な映画偏愛に惚れ込んで、ほぼ毎日欠かさず精読するブログ主お勧めの欧州映画を鑑賞。都内上映館は2館。これほどの良作が寂しい興行。土地柄お上品な単身の紳士淑女が多数で8割程度の入り。今夏に鑑賞した『黄色い星の子供たち』と同様のテーマであるが、映画的な技巧や語り口は、弱冠37歳でシナリオも書いた監督の手による本作に軍配をあげたい。自身の祖父もドイツ系ユダヤ人で収容所で亡くしたという経歴あり。過去と現在を交錯させて我々の拭い去ることのできない暗黒の歴史が現在と繋がっていること、そして希望を託したラストが素晴らしい。リレーで演じた子役と成人女優にも瞠目。プロダクションデザインも丁寧で撮影も美しい。文句なし。年度ベストの一本。大満足で劇場を後にして地下鉄を乗り継ぎ終点の荻窪で下車。駅前で菓子折りと花束を購入。胆石で入院した悪友を見舞う。手術は成功、年内退院とのこと。30分で辞して新宿へ出る。夜は毎度の雀の闘い。ここぞの勝負に悉く振り込み撃沈。悄然と歩く地下道は暗く長い。
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新宿末広亭

2011-12-27 03:03:00 | 日記
12/26(月)晴れ
極寒(といっても氷点下はない)の週明け。年末最終週に突入。されど身辺は穏やか也。来客3組。カレンダーやら手帳やらを頂戴する。定時退社して新宿へ向う。3丁目の裏通りを目的の小屋へ急いでいると並びの立ち飲み屋のカウンターから手招きされる。一番乗りかと思いきや同好の士ふたりは既に到着して待ち構えていた。時計は17:50分。一杯ひっかけて寄席へ繰り出す。木戸銭2,700円也。以前は頻々と訪れたものだが今年は今回きり。お客は4割程度。中入り前の中盤からサイドの桟敷席に陣取る。落語、奇術、漫才、神楽・・・と次々に出てくる演目を楽しみ大いに笑う。笑う門には福来る。小屋を出て再度並びの居酒屋で看板まで粘って懇親・合評会。真下を走る地下鉄に揺られて定刻帰宅。
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エッセンシャル・キリング

2011-12-26 02:17:00 | 日記
12/25(日)晴れ
連休最終日。同居人の風邪が蔓延。愛犬までくしゃみをしている。明け方就寝、3時間ほどの睡眠で11時覚醒。池袋へ出張る。新文芸坐では年度回顧のセレクション、9日間で12演目をほぼ日替わり上映。唯一見逃していたポーランドの鬼才イエジー・スコリモフスキ監督作品を鑑賞。ポーランド=ノルウェー=アイルランド=ハンガリー合作。まぁハリウッドでは企画が通らないだろう。筋は明瞭。主役のヴィンセント・ギャロが雪山でひたすら逃げ惑うお話。科白は一切なし。時代背景と状況を考えれば幾らでもドラマチックに構成できるところを敢えて大自然でのサバイバルに置き換えた着眼が良い。空撮は神の視線か。点描される大自然の景観が素晴らしい。ハイテク兵器を使った殺戮とレトロな狩りを比較した文明批評ともとれる。傑作なり。終映後は携帯の手続き、ジムでのエクセサイズ、カフェでの読書後、スーパーで買い物をして帰宅。夕餉は季節感満載のよせ鍋。食後は居間で夢とうつつを行き来してまどろむ。深夜TVで毎年恒例の歌番組を観る。豪華アーティストによるメドレーに聴き入る。唄の力というのは凄い。
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ニューイヤーズ・イブ

2011-12-25 04:56:00 | 日記
12/24(土)晴れ時々曇り
三連休中日。日の出と共に就寝。9:00起床。愛車に乗り込むとナビの女性合成語が『メリークリスマス』と語りかけてきたのには驚いた。愛犬の去勢手術の打ち合わせに隣駅の動物病院へ。来年早々のスケジュールを組む。その足で近所の家電量販店でテレビ台と接続端子を購入。1万円弱。帰宅して組み立て、ほどなくTV本体配送される。午後はダラダラTVで踊る何ちゃらとかいう邦画を観る。夕刻、夕餉の調達。クリスマスなのだから、やはり鶏だろうということでフランチャイズのファストフード店でお仕着せの詰め合わせを求める。さらには大手洋菓子店でケーキ各種を購入。両店とも長蛇の列。最後にスーパーでドリンクと花束を。食卓は華やかであるが連れ合いとモソモソと料理を咀嚼する。思い立って深夜にネット予約して近所のシネコンで洋画を鑑賞。零時半開始。場内5組のアベックが点在。われは中央ど真ん中の座席で単身スクリーンを見上げる。ゲーリーー・マーシャル監督のオールスター群像劇。8組のカップルの科白や配分が絶妙。ハリウッドお得意のジャンルでありますな。余程性格が歪んでない限り暖かい気持ちで劇場を後に出来るファンタジーである。予告編で感じた通りの雰囲気と展開とラスト。夜空に煌めく星を眺めて帰路に就く。
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聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-

2011-12-24 04:16:00 | 日記
12/23(金)曇り
三連休初日。明け方就寝、8:45起床。朝食後9:30には近所のシネコンでスクリーンを見上げる。お正月にでも観ようと思った邦画であるが、やはりわが上越の血が騒ぎ初日に馳せ参じる。東映製作の真面目な造りの真っ当な作品である。史実を背景に偉人の細かなエピソードを繋げて、2時半という上映時間の長さを感じさせない出来栄え。関係書籍で人物像についてはよく承知していたが、映像で生身の人間が演じると人物像が浮がる。役所広司は良い役者である。往時を再現したプロダクションデザインが素晴らしかった。正午に劇場を後にして、そのまま愛車に乗ってオートバックスでオイル・エレメントの交換。終わって自宅へ戻り洗車。夕食を孤食して居間のシャンデリアの掃除。深夜に年賀状の図案を作成して印刷する。プリンターが唸りをあげてハガキを吐きだしている。昔に比べれば楽になりました。
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七人の侍

2011-12-23 02:14:00 | 日記
12/22(木)曇り
朝夕めっきり冷え込む。週末は寒波襲来だそうな。奉公先の業務は相も変わらず穏やか也。定時退社後、有楽町へ徒歩移動。駅前のスバル座では65周年記念リバイバルと称して往年の名画を週替わりで上映している。この演目が目に入ったら素通りできない。場内閑散、中高年の単身者中心に20名弱?天下のクロサワ、その代表作も師走の興行は辛いか。かつて何回見ただろう。直近では新文芸坐の再出発のオープニング演目であった。10年くらい前か。まぁ今更筋立てとか解説は不要でありますな。心配していたフィルム状態も、まぁ許せる範囲。しかしサウンドトラックはノイズが酷い。役者の科白が聴き辛い。ないものねだりだがこの作品をビスタ、もしくはシネスコサイズで撮っていたらどれほどの迫力だったろう。1954年製作。侍を演じた七名の役者で21世紀を迎えた者はいない。余韻を楽しみ地下鉄に揺られて帰宅。
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追憶の森田芳光(作品)

2011-12-22 02:22:00 | 日記
12/21(水)曇り
奉公先のパソコンで突然の訃報を知る。日記をひもとくと81年9月に新宿ヘラルドで『の・ようなもの』鑑賞。監督(脚本)の記念すべき劇場第1作を公開直後に観て大いに感心した。若い落語家(まだ前座か二つ目)のオフビートな青春綺談。秋吉久美子のソープ嬢。洒脱な語り口は熟練の職人芸を思わせる、等々の断片的なメモあり。以降、全作品をリアルタイムで鑑賞。落胆させられることもあったが、それは期待値が高いだけで、トレンドをつかんだシナリオも書ける器用な映像作家だと思ふ。個人的なベストは『ときめきに死す』『39 刑法第三十九条』『それから』と、やはり『家族ゲーム』は外せない。鑑賞時のインパクトを大切にしたい。『未来の想い出』や『間宮兄弟』などの小品も悪くない。今回30本近いフィルモグラフィーを眺めて思ったのだが、全作劇場で観て以来一回も再見していない。にも拘らずメインストーリーや役者の表情、印象的なカットなど実によく覚えていた。贔屓というものはかくあるべし。われはクラシカルな映画ファンであるから、スターや監督のブランドで劇場の前で足を止める。享年61とは少し驚き。もっと若いと勝手に思っていたのだ。文芸坐あたり特集には是非馳せ参じたい。謹んで合掌。
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ガラガラの雀荘で聴く中国語

2011-12-21 01:39:00 | 日記
12/20(火)晴れ
少し寝坊が出来ると思えば就寝は明け方。2時間ほどの仮眠で元気に起床。地下鉄とJRを乗り継いで大崎へ。モーニングコーヒーを一杯。帯同者と取引先へ年末挨拶。30分強の四方山話。景気の良い話題なし。次いで線路を挟んで向かいへ同様に客先訪問。還暦過ぎのおっさんたちの昔話に愛想笑いで相槌を打つ。午後帰還。夕方から月例の全体会議。毎度のメンバーで毎度の進行。新味なし。終わって間髪入れずに怒涛の忘年・送別会。2時間ジャストの飲み放題とコース料理。これも毎度の店舗と毎度の流れ。19時30分一本締めでお開き。同僚4名が目配せして日比谷の雀荘で卓上遊戯の二次会。鳴かず飛ばずで戦績は相変わらず。深閑とするオフィス街を抜けて地下鉄で定刻帰宅。
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エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン/無言歌

2011-12-20 03:06:00 | 日記
12/19(月)晴れ
快晴、されど気温上がらず寒い。午前中で業務は自主免除。日比谷公園で弁当の昼食を終えて午後は銀座で映画の梯子と洒落こむ。まずシネスイッチでスペインの三ツ星レストランを追ったドイツ人監督によるドキュメンタリーを鑑賞。題名の通り45席しかない店舗は半年間の営業で年間8,000人ほどのお客しか予約を受け付けられない。世界中のグルメ垂涎のレストラン、その創作の舞台裏をカメラは淡々と描写する。シェフの提唱するコンセプトは新鮮さとサプライズ。全35品、各々あたかも近代アートのオブジェの如し。匂いも味も解らんのだから観ているこちらにとっては残酷なものである。料理が芸術であることがよく解った。次いで駅前のヒューマントラストで中国・文化大革命前の反体制狩り、所謂「反右派闘争」の悲劇を描いた問題作を鑑賞。舞台は中国西部、ゴビ砂漠での凄まじい強制労働の実態が延々と映し出されて気分が暗くなる。当然本国では上映禁止だったそうな。音楽は一切ない。荒漠たる寒々しい大地には人々の呻き声と死者にすがる遺族の号泣が響くばかり。これは観る者に残忍な史実の重さを強いる作品である。夢心地の様なメルヘンに酔うのも映画。砂を噛むような殺伐とした現実に向き合うのも映画。終演後カフェで読書をして気分を落ち着かせて帰路に就く。
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CUT

2011-12-19 01:59:00 | 日記
12/18(日)晴れ
快晴なれど気温上がらず寒い。明け方就寝して昼前に覚醒。体がだるい。鼻がむずむずして偏頭痛もある。風邪か。大腸の処置により2週間のスポーツ禁止令が出ている為体がなまる。午後は新宿へ出てシネマートで昨日から公開のイラン人監督の邦画を鑑賞。都内単館。観客4割程度。主演男優はここのところ露出度の多い中堅俳優。熱演しておりました。脇役陣も悪くない。しかし・・・これは評価の難しい困った意欲作だと思ふ。監督の熱い思いは解らないではないが、主人公に全く共感できず。無音のエンドロールが終わって客席の困惑した雰囲気が全てを物語っている。ロビーで来日している監督がパンフレットにサインをしていた。眼光鋭い一目で中東系と解る容姿をしていた。おっさん結局何が云いたかったの?と心中ひとりごちて帰路に就く。大都会には少なくなったとはいえ、いまだ特異なプログラムを組む名画座はある。私的な上映会が出来ないほど我が国は不自由でもない。映画を生かすも殺すも我々観客である。
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忘年会&クリスマス会

2011-12-18 06:10:00 | 日記
12/17(土)晴れ
午後から親族の娘と池袋でお買い物。量販店で液晶テレビを購入。32インチの国産最新モデルが3万円を切っている。DVDレコーダーと併せて6万円強。即決したのは良いが、でかい店内は大変な人混みで買い物が苦手な身としては眩暈がしてくる。近所のカフェで一休み。そのまま地下鉄で銀座へ移動。夜は高校の同級生の宴席に出席。イタリアン・レストランの一画を貸し切っての開催だが隣のブロックでは異業種交換会なる催しが行われ大変な盛り上がり。飛び入りのじゃんけん大会などに参加して皆々ほど良く乱れる。2次会を居酒屋の座敷に移して23時過ぎまで談笑。まぁ気心の知れた仲間というのは良いものであります。
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