深夜の床磨き

12/30（月）晴れ
終日掃除に勤しむ。家中の窓ガラス（サッシ）を磨いて午前終了。愛犬との散歩以外に大量の買い物を近所のスーパーで行う。ポイントが溜まって1万円を頂戴する。2時間ほどの仮眠をして家族が寝静まった深夜からフローリングにワックスを塗る。まず下処理の汚れ落し。次いで二度三度と拭き清めて上塗りにかかる。築１５年の床は小傷も多くワックスの乗りも悪い。乾燥時間を利用してソファーも専用ワックスをかける。深夜のバラエティを観ながら汗だくである。明け方６時に愛犬が吠えた頃に漸く作業終了。

取捨選択に迷う書棚の整理

12/29(日)晴れ
愛犬と朝の散歩で一日がスタート。のんべんだれりんと家の掃除を続ける。妹から作品採用の朗報あり。芸は身を助ける。午後にダンボールひと箱分の書籍をブックオフに持ち込む。ついた値段は新刊1冊分。夜は一家で高級回転寿司をつまむ。昼食を抜いて気合充分でカウンターで皿を重ねる。お会計1万円弱なり。愛犬と入浴して浴槽の清掃も済ませる。昼間にディスカウントショップで買った秘密兵器（メラミンスポンジ）あり、これがなかなかの優れもので水垢などが良く落ちる。感心かんしん。

ハンガー・ゲーム2

12/28（土）晴れ
快晴の早朝、愛犬との散歩で一日がスタート。朝食後、玄関、トイレや洗面所の掃除に勤しむ。夕刻2度目の散歩。早目の夕食を摂って夜は隣町のシネコンで米国大作を鑑賞する。原作あるそうだが未読。更にはパートワンも見逃している。文明崩壊後の近未来の北米が舞台。設定は邦家のバトルロワイヤルと類似しているが、本作にはギリシャ神話とか古代ローマのコロシアムなどの背景（世界観）がある。独裁制やメディア批判なども織り込んでなかなか奥が深い。エンターテイメントとしてのB級テイストも満載で2時間半の長尺が全く気にならなかった。ヒロイン始め豪華俳優陣の力演(ドラマ部分)がVFXに負けていない。これは続編が楽しみである。深夜に帰宅して録画しておいたNHK（BS）の70年代ミリオンセラーアルバム秘話（ドキュメンタリー）を観る。名盤の陰に戦略あり。大変面白かった。

キューティー＆ボクサー

12/27(金)曇り
奉公先は本日が御用納めである。早朝から日比谷の機械メーカーへ年末挨拶。昼食を挟んで打ち合わせ2件。社内の打ち上げが始まる前にエスケイプ。銀座三越で姪の出産祝いを購入。続いて渋谷へ出張りシネマライズで米国インディー作品鑑賞。当然都内単館。観客30名弱。ニューヨーク在住40年の日本人芸術家夫婦を描いたドキュメンタリー。現代アートに暗いので篠原ギュウちゃんの名前は初めて知ったが“ボクシング・ペインティング“やダンボールバイクは何処かで目にしている。サンダンス映画祭で賞を獲ったそうだがさもありなん。実に良く出来た作品であった。破天荒、波乱万丈、無頼などと称される天才であっても毎日ご飯は食べねばならぬ。不肖の息子もいるだろう。80過ぎの夫と還暦を超えた妻の壮絶ではあるがユーモア溢れる日常をカメラは丹念に追う。ドキュメンタリーには優しく親和的な目線とそれでいて冷徹で意地悪な視線が必要であると思ふ。素材が抜群に面白いのは確かだが、新人監督の5年に渡る密着取材／距離感が素晴らしい。終演後、映画の半券を持って劇場向かいのパルコでこの夫婦の作品展も観た。入場料半額のサービスあり。旦那のエネルギッシュなオブジェとエロチックで少しグロテスクな妻の壁画を間近に眺めて感銘を受ける。ジムで2キロを泳いで帰宅。愛犬と散歩を終えて居間で爆睡。

満身創痍の国士無双

12/26(木)曇り後小雨
午前中に経費の精算など。来客もあり。午後には日本橋と新宿で同業者と兄弟会社に年末挨拶。西口から東口へ向かって毎度の雀荘で毎度のメンバーと今年度の打ち納めをする。年間45回目の開催。今年は大きく負け越しました。しかし、半荘3回目、西入して３局目に役満を久々にあがって面目を施す。外に出れば小雨がぱらつく。終電近くの地下鉄で帰宅して愛犬のお迎えを受ける。

勝ち逃げは難しい

12/25(水)晴れ
早朝から湯島の販社訪問。70過ぎた喰えない社長と面談。日比谷に移動して巨大商社の各部署担当へ年末挨拶。その後、豊洲・田町・祐天寺・新宿と周りタイムアップ。茶店で一服してビッグカメラでインク購入。その高額なことに毎年のことながら怒りを覚える。夜は毎度の定例会。前半のツキを後半のチョンボで帳消しにして収支ややプラス。欲をかくと碌なことはない。帰宅してTBSの音楽番組を観る。毎年のクリスマスの特番で13年続いているそうな。豪華ゲストとの競演。音楽の力と云うのは凄いものである。

麦子さんと

12/24(火)晴れ
いよいよ年度最終週。午前中から挨拶回り。午後も然り。夕刻、新宿で途中下車してテアトルで邦画を鑑賞。観客20人強。たとえば正しいクリスマス・イブの過ごし方、というのがあれば、決して独りでマイナーな映画を観ることは上位ランクされないだろう。しかし、決してメジャーではない贔屓監督の作品が今年は2本も公開され、更には2本ともオリジナルで持ち味の出ている佳作であった。デビュー作以来ハズレなし。ホン良し、役者良し、編集良し、ロケーション良し。余貴美子が巧いのは当たり前だが、麻生祐未の適役ぶりは特筆しておきたい。ベタベタせずにそれでもシッカリ泣かされた。早めに帰宅して愛犬と散歩。澄んだ夜空にはきれいな一等星が輝く。プレゼントも七面鳥もケーキも団欒もツリーも電飾もないがメリー・クリスマス。

第19回OH杯（於：青梅ゴルフクラブ）

12/23（月）晴れ
愛犬と居間のソファーで就寝。6時10分前に携帯の目覚しアラームで飛び起きる。愛車に乗り青梅街道をひた走る。車中で朝食、コンビニでモーニングコーヒー。7時半クラブ到着。練習場で軽く調整をして準備万端。気温零度であるが防寒万全で8時半スタート。気を使わない毎度のメンバーとのラウンドではあるが結果は可もなく不可もなくの実力相応か。やや期すべき所はあったがこれも人生。あがって懇親時に師匠よりクリスマスプレゼントを頂く。帯同者のホールインワン記念のクオカードも。3時丁度のクラブを後にして若干の渋滞はあったが5時前に帰宅。愛犬と散歩／入浴。深夜年賀状の印刷を試みるもプリンター不調。

年末雑用

12/22(日)晴れ
7時、愛犬に起こされ起床。睡眠時間は3時間。近所の公園を散歩。TVで一週間のニュースを見直す。外食チェーンの代表射殺、都知事辞任などなど。インドアで白球を打ってオートバックスでオイルとエレメント交換。5千円弱。これで午前終了。帰宅して洗車と愛犬と2度目の散歩。池袋へ出張りプリンターのインクを購入。当然非純正品。４色で計３千円弱。本屋で贔屓作家の小説入手。文庫本600円。駅前のマックで精読。ジムで１キロの遠泳とサウナ。所要１時間。スーパーでお買い物。クリスマスを意識してワゴンセールのロールケーキ調達。198円。珍しく一家揃ってカキフライとカボチャの煮つけの夕餉。フィギュアースケートなんぞを眺めながら居間でうたた寝。ゆず湯に入り手足を伸ばす。年賀状図案作成の続き。今日は冬至。

永遠の０

12/21(土)晴れ
今年一番の冷え込みだそうで、早朝、愛犬との散歩コースである緑地にも霜が立っていた。吐く息も白くキーンとした冷気で眠気も覚める。朝食後にインドア、そのままシネコンで本日初日の邦画を鑑賞。ベストセラーの小説は刊行時読了。大いに感心して作者の著作はあらかた読んだ。9時半の初回は中高年層中心に5割以上の入り。年寄は朝に強い。2時間半の長尺がまったく気にならなかった。大作であり労作／佳作であると思ふ。特に白組スタッフの毎度のVFXの仕事ぶりは素晴らしい。役者では主演の岡田准一、脇では橋爪功の芝居に凄味あり。興奮して泣きもした。但しシナリオが饒舌すぎてやや押し付けがましい部分あり。もっと映像の力を信じても良かったのではないか。惜しい。昼に帰宅して夕刻までひたすら掃除。愛犬の散歩とジムでの遠泳。夕食に特製キムチうどんを孤食。深夜に年賀状の絵柄作成。

大宮・南銀・昭和な夜

12/20（金）雨後曇り
午前中に重要取引先の担当者が来社。上品でクレバーな紳士でありました。午後は2時間の尻叩き会議。雑用をサクサクとやっつけて大宮へ向かう。かつて勤務していた駅前で腐れ縁のふたりと忘年会。大衆居酒屋で散々飲み食いしてお一人様2千円。客引きが袖引くネオン街でクラシカルなクラブで2次会。少々トウはたっているが美人といえなくもないホステス相手に談笑。名刺で割り箸を折ったり、演歌・懐メロを唄い倒して気がつけば終電の時間。泥酔した帯同者を担ぐようにして埼京線に乗り込み私鉄に乗り換え久々の午前様の帰宅。

ブリングリング

12/19(木)雨
終日冷たき雨ぞ降りしきる。都内顧客やらサプライヤーへの年末挨拶。京橋／銀座／浜松町／新宿／秋葉原／湯島／田端で業務終了。そのまま池袋で途中下車してシネリーブルでソフィア・コッポラの新作鑑賞。実話を基にしたティーンエイジャーの盗賊譚。米国セレブの豪邸があれほどセキュリティが甘いものか。世間知らずの小僧小娘の享楽的言動に全く共感できず。軽佻な現代若者気質に日米差はなし。ネットや虚飾やドラッグやら。ラップを中心としたサウンドトラックに乗った軽快なカット割。時代観察には絶好な一本。早めに帰宅して散歩が出来ずストレス気味の愛犬と遊ぶ。

東上線沿線挨拶回り

12/18（水）曇り後雨
1時間寝坊をして地下鉄から乗り入れている私鉄で埼玉の外れまで出向く。空いているかと思いきや周囲は学生で結構な混み様である。沿線に大学が多いのだな。駅前でレンタカーを調達して午前3件の顧客を訪問。ファミレスで昼食後、更に1件。そのまま都心に戻り新宿で途中下車。特殊ミッション2時間後に毎度の雀荘で毎度の定例会。ここぞの勝負手が悉く裏目に出て結果が出るわけがない。技量や運と云うよりも相性か。暗い気持ちで地下鉄に揺られ総合雑誌で贔屓作家の短編を精読。ビートルズの楽曲がテーマとなっている如何にもこの作家らしいノスタルジックで柔らかい寓話のような作品でありました。登場人物3名でこれだけ奥行きのあるストーリーが紡げるとは。また1ページ読めば作者が判る、という文体もそうはあるまい。

ビルの谷間から見上げる月

12/17（火）曇り時々晴れ
午前中に辻堂、午後に五井と神奈川と千葉を横断する。昼食に高級回転寿司。職人は全て女性。ビニールの手袋をして握る寿司に違和感あり。東京を基点に夫々1時間、振り子のように電車に揺られる。帰社してタイミングを逸して3時間ほどの非生産的な残業をする。冷気に包まれた林立するビルの上には絵にかいたような月が昇っている。幽玄なり。珍しく寄り道もせず帰宅して近所の公園を愛犬と散歩。花鳥風月の解らぬ我が仔は夜露に濡れた雑草に鼻をつけている。寒波到来で明日明後日は雪になるとか。

鑑定士と顔のない依頼人

12/16(月)晴れ
珍しく細切れとはいえ睡眠充分で爽快な目覚め。急な商談が二つ。午前に秋葉原、午後に銀座に出張る。戻れば退屈な会議。2時間の残業（ネット学習含）をして退社後に新宿で途中下車。武蔵野館でジュゼッペ・トルナトーレの新作をレイトで鑑賞。中高年の単身者中心に4割程度の入り。30代前半で大傑作『ニュー・シネマ・パラダイス』を撮った才人も還暦近いそうな。細部にまで神経が行き届いた上質なミステリーでありました。2時間超えの尺も気にならずテンションが張られたままラストの反転に驚き、余韻に浸った。役者良し。絶妙な語り口と甘美な音楽。偏屈な鑑定人が最も危険な生身の女性と云う芸術品に翻弄される。愛は残酷である。最終の準急で午前零時に帰宅。