3/30(木)晴れ時々曇り
定刻起床。地下鉄の乗り継いで海浜幕張まで出張る。ちょうど出勤時間に当たり小さな駅は大変な人混み。駅前のカフェでモーニング珈琲。平素は展示会などに使われる大きな会場で世間を騒がしている某電機メーカーの臨時株主総会に出席。10時から13時半までの3時間半、四角四面な経営陣からの説明に会場を埋める株主の怒声や野次が飛び交う。説明責任を果たさぬエリート社員も無能・屑・カス呼ばわりされて散々。気分が暗くなる。出口で大手新聞社の記者からインタビューを受ける。駅前のファミレスでボリューミーなランチを摂る。東京駅まで戻り徒歩で東銀座まで。東劇にて片渕須直監督の旧作(2009年製作)を鑑賞。『この世界の片隅に』の大ヒットで注目されてのリバイバル上映。春休みを当て込んだ夕方16:20開始の一回のみの上映であるが観客10名前後と超閑散。しかし松竹のお膝元のこの大劇場が混雑しているのを経験したことがない。都心のど真ん中にある贅沢な施設である。原作は芥川賞作家の高樹のぶ子の自伝的小説。周防を舞台にした淡いパステル画のようなノスタルジックなお話。子供の想像力は千年の時空をも超える。エンドロールに被るコトリンゴの楽曲は『この世界~』以上にベストマッチ。銀座の外れのドーナツ屋で読書。通勤快速に揺られて帰宅。
3/29(水)晴れ時々曇り
三寒四温で春も一進一退感あり。のんびり案件を仕上げて月末の目途も立つ。昼に石焼ビビンバ。定刻退社して新宿で途中下車。ピカデリーで先週末から公開の邦画を鑑賞。場内婦女子率8割で7割程度の入り。ジャニーズ系の主演男優と旬の主演女優を起用すればそこそこの集客は見込めるだろう。原作は少女コミックスらしいが未読。函館の景観麗し。以上。しかしこれは本当に酷い。まず基本のシナリオがお粗末。説得力のない無理な展開。押しつけがましく独り善がりなセリフ。演出も単調。締まりのないラブシーン。ドキドキするどころか、こちらが気恥ずかしくなった。役者が可哀想である。口直しに≪ひるなかの流星≫を再見したくなった。地下街をふらついて通勤快速で帰宅。
3/28(火)晴れ時々曇り一時小雨
春らしいコロコロ変わる天候。仕事も嵐が過ぎて平安ムード。春の人事で増員、席替えで紛糾。昼食に焼きパスタ。懐かしい中学校の同級生から連絡あり。4月に来日する超大物ミュージシャンのコンサートチケットが余っているからどうか?料金聞いて仰天。サクサク仕事を済ませて定刻退社。新宿シネマカリテにて欧州映画鑑賞。渋い演目故観客10名弱と閑散。予備知識として第一次世界大戦の引き金となったサラエボ事件はもちろん、ボスニア・ヘルツェゴビナについての複雑な歴史的背景が解らないと辛いだろう。但し、ドラマは名門ホテル内に配置されている各キャラと関係性で進んでゆく。時にはサスペンチックに、時にはジャーナリスティックに。『ノー・マンズ・ランド』のダニス・タノヴィッチ監督の長廻しの演出が冴えている。地下街を散策してカフェで一服して帰宅。
3/27(月)雨後曇り
昨日から続く長雨は霙交じりで真冬に戻った心地ぞする。6:30起床。定時出勤。昼食をコンビニ弁当で済ます。最上階の食堂は結構な混み様である。午後は御前会議。議題3件、今回限りで隠居する殿は御機嫌斜め。定刻退社して地下鉄南北線で赤羽岩淵まで。駅から徒歩5分で目指す病院はすぐに見つかった。思っていたより小さく古い。3階のナースステーションで病室を聞いて5人部屋の古老を見舞う。元気そうではあるが都落ちのような気分がするのだろう。珍しく待遇の不満などを云う。周囲は糞尿の匂いが漂い、重症患者ばかりである。健常者でも気分が悪くなってくるだろう。リハビリは何時からか。来月は誕生日である。何とか帰宅出来るまで回復できれば良いのだが・・。バスを乗り継いで帰宅。途中街道沿いのファミレスで夕餉を孤食。
3/26(日)小雨
7:00起床。終日、寒の戻りの冷たき雨ぞ降る。愛犬と散歩に出れず濡れた路面が恨めしい。朝食後にネットで予約したシネコンに向かうべく愛車に乗り込むとバッテリーあがりでセルモーター廻らず。キュルキュルと気の抜けた音が冷えた室内に響くばかり。しょうがないので3キロの道のりを徒歩で移動。時間に余裕をもっておいて良かった。9:15から開始の聖林大作を鑑賞。ユナイテッド自慢のIMAX、更には3D版。時間帯からか観客3割程度の入り。昨日はチマチマした邦画鑑賞を梯子鑑賞したので、一気に大スペクタクル、イケイケの怪獣大暴れ映画に童心が躍る。結論から云うと年に一本しか映画を観ないという友人がいるとしたら文句なくお勧めできる快作。1933年がスクリーンデビューのお猿怪獣だが、我がファーストコンタクトは日米合作のTVアニメ。ついで1976年版、2005年度版と続く。ヒロインはジェシカ・ラングとナオミ・ワッツでありましたね。本作のブリー・ラーソン(オスカー女優!)が滅法よろしい。オリジナルへのリスペクト、テクノロジーの進化、キャラクターを書き分けたシナリオ、CG・SFXの完成度、緩急自在の演出とキレに良い編集とサウンドトラック。どれをとっても一級品。頭から尻尾までパンパンにアンコの詰まった極上のたい焼き。至福の2時間でありました。一旦帰宅して損保のロードサービスでエンジン。そのままオートバックスにてバッテリー交換。2万円の散財。夕刻には義父を見舞う。明日、リハビリ専門病院へ転院とのこと。自立歩行が出来るようになり、まずは一安心。ジムで遠泳とサウナに入り帰宅。夜は某巨大自動車メーカーの艱難辛苦を描いた熱いドラマを観る。
3/25(土)晴れ
7:00起床。朝食後に愛犬と散歩。10:00池袋の床山で散髪。11:00新宿のビッグカメラで8倍の双眼鏡を購入。5千円也。12:00歌舞伎町のTOHO新宿にて本日初日の邦画を鑑賞。初日舞台挨拶付ゆえ場内満席。ライトノベルの原作あるようだが未読。これは予備知識がないとチト辛いかも。強気の興行で前後編の二部構成。さて後半はどうするか。馴染みの蕎麦屋で昼食。地下街を探索してカフェで一服。再度劇場に戻り17:50本日2本目の邦画を鑑賞。こちらも舞台挨拶付。9割以上は主演男優目当ての若い婦女子。少女コミックスの原作あり。当然未読。読まずとも幾万と類似の多い学園恋愛もの。三角四角関係からヒロインが脱皮してゆく様が清々しい。団子鼻の永野芽郁嬢は『俺物語』でオッ!と思ったが、本作ではその魅力を炸裂させてます。すっかりファンになりました。三平ストアにあるレストランで夕食を摂って帰宅。
3/24(金)晴れ
業務多忙だった一週間も漸く終わる。昼に名店の中華。案件を仕上げて余裕の定時退社。新宿で途中下車してピカデリーで本日初日の洋画を鑑賞。若年層のカップル・アベック中心7割を超える入り。米国メジャーのお家芸のような作品でありました。銀河を旅する巨大宇宙船。美男美女のスター俳優がさながら孤島にとり残されたような設定。都合良く迫りくる危機。愛する者を守る為の自己犠牲。360度天の川、吸い込まれそうな宇宙空間でさえ二人の純愛を引き立てる大道具でしかない。ジェニファー・ローレンス艶冶なり。ほかにマイケル・シーンはシャイニングのジョー・ターケルに比肩する名バーテンダー役でした。まぁ満足して地下街経由で帰路に就く。
3/23(木)晴れ時々曇り
6:00起床。アマゾンの返品の為にコンビニへ。勝手判らず手荷物増える。朝一番で新役員の挨拶。どうでも良いが同じ年。怒涛の勢いで調書作成。昼に石焼鶏丼。熱い辛いで仮歯が外れる。夕刻には定刻退社に目途が立ち、ネットでこっそり座席予約。5:30退社して新宿で途中下車。ピカデリーで米国の大作鑑賞。若年層中心に3割程度の入り。制作サイドはドラマ部分より派手なアクションとルネッサンス期のスペインを再現したかったのだろう。潤沢な資金と高度なSFX技術で大画面映えする造り。名優マイケル・ファスベンダー、マリオン・コティヤール、更にはジェレミー・アイアンズなども使って贅沢の限り。だがしかし、やはり釈然としない部分あり。教団と騎士団の対立の理由や果実(りんご)がどうちゃらとか・・・。原作?はゲームだそうな。予備知識ないと辛いものなのか。そうでもないような気もするのだが。地下街を30分程散策して通勤急行で帰宅。
3/24(水)晴れ
期末で第4コーナーを廻った営業からドンスカ申請が上がってくる。回答待ち3件、持ち越し3件、新規5件。一件づつやっつけて行く。昼の定番のザンギ定食800円也。夕刻、圧力団体から相談という陳情を受ける。三人寄れば文珠の知恵。されどその倍数集まっても船頭多くして船山に登る。結論らしき対応をひねり出して散会。定時退社日にも拘わらず1時間遅れで退社。繁華街を徘徊して結局早目の帰宅。
3/21(火)雨後曇り
連休明けは朝から春の訪れを感じさせる優しい雨が降る。午前中から午前会議。案件5件。午後、怒涛のように案件が地方からやってくる。セッセと調書と資料作り。2時間の残業をして池袋で途中下車。シネリーブルで先週末から公開のインディー系邦画を鑑賞。観客30名弱と閑散。99%は中高年のおっさん。生憎未読だがトウの立ったグラビアアイドルの自伝が原作らしい。ヒロインを本人が演じる。衝撃の映像だとか、体当たりの演技だとか煽情的に宣伝したいのは解るが、どうということはない凡作である。そもそも三十路も半ばを過ぎて下手なカマトト芝居を見せられてもこちらが恥ずかしくなる。乳首の一つも見せるかと思いきや水着以上の露出もなし。現在の上半期ワーストの一本。がっくりして帰路に就く。
3/20(月)晴れ
連休最終日。4:30就寝、10時起床。昨深夜に作った鯵寿司でブランチ。ジムで2キロの遠泳とサウナ。鼻が抜けず、どうもこれは風邪ではなく花粉症ではないかとも思う。毎年同じ時期に同じ症状。一度病院へ行くか。ロビーで新聞各紙を読み比べ。自転車で20分の総合病院に義父を見舞う。1週間振りであるが目覚ましい回復が認められ吃驚。ベットに腰かけてスニーカーを履いて立ち上がることが出来るとのこと。カステラを食べたそうな。云っていることもシッカリしている。30分ほどで辞して駅前の馴染みのカフェで読書。物語はいよいよ佳境に入る。夜はYouTubeでスピッツを中心とした懐メロを聴く。
3/19(日)晴れ
連休中日。昨年12月10日以来の釣り行。7:30起床。8:40お迎えの車がやってくる。友人にして同好の士は普段のズボラさとは打って変わり釣り行きの時間には極めて正確である。9:15永福町で更に一人ピックアップ。道具屋・コンビニに寄って餌と仕掛け・飲み物などを調達して12:00ジャストに釣り宿到着。13:00出船。水深60~70㍍の底でアタリを待つ。ポツリポツリと良型の中アジが上がる。外道は2回かかったホシザメ。17:00納竿。釣果はジャスト10尾。船賃6千円、交通費分配2千円、道具と諸経費2千円。合計1万円のリーズナブルなレジャー。渋滞と横須賀SAでの夕食で時間を喰って2時間あまりで都心に戻る。実家へ寄っておすそ分けをして21:30帰宅。用具を洗って深夜に鯵寿司を握る。
3/18(土)晴れ
7時起床。トースト2枚の朝食を摂り愛車に乗って近所のシネコンまで。8:35開始の邦画を鑑賞。本日初日。早朝にも拘わらず8割程度の入りはご立派。原作のベスト・セラー・コミックスは未読。Netの風聞によると原作の雰囲気は良く出ているそうな。勝負に生きる孤独な少年の成長譚。印象的なタイトルは≪March comes in like a lion and goes out like a lamb.≫(3 月は獅子の如く荒々しい気候で始まり子羊のように穏やかに終わる)という西洋の慣用句。プロ棋士が3月に昇級をかけて闘うことにひっかけいるのでありましょう。将棋を知らなくても充分楽しめる。盤上の頭脳プレイと思ったら大間違いで、心理的格闘技ではないかと思われるほど白熱するし体力的にも消耗するようだ。ライバルたちとの対局と同時に家族愛の物語でもある。役者が皆々ハマってました。染谷将太の変身(特殊効果が得意のROBOTが良い仕事をしている)と有村架純のヒール振り(一皮剥けましたね)は特筆しておきたい。一旦帰宅して愛犬と散歩。予約した歯科へ出向いて外れた仮歯を詰め直す。地下鉄に乗って新宿まで。初日マニアの友人とピカデリーでアニメ鑑賞。主要キャストと監督による舞台挨拶付。故に満席。マスコミの取材も多数。主演女優の顔の小さいこと。肝心の作品は、つまらなくはなかったが、少し材料を盛り込み過ぎた感あり。ヒロインの歌唱に☆献上。常連になりつつある洋食屋で夕食を摂って友人と別れる。ジムで遠泳、スーパーで買い物をして帰宅。
3/17(金)晴れ時々曇り
漸く週末。直属の上長は休暇。その上席は昼食も摂れないほど多忙。終日小僧仕事。夕刻、2年振りに営業と同行して天空橋まで。ガランとした駅前から仰ぎ見る某メーカーの本社会議室のて4対4の交渉。腹の探り合いからカードを出し入れして切り札かどうかを見極める。ラスト近くに衝撃の発言あり腰が砕ける。まぁ当初利益を確保していることだし、後は現場に一任か。久し振りの直帰で有楽町で途中下車。スカラ座で本日初日の米国映画を鑑賞。字幕版。制作はミニオンズで当てたユニバーサル系イルミネーション。初日夜の部で場所柄もあるだろうが、若年婦女子中心に1割程度の入り。スピーディーな展開で終盤の怒涛のコンサートシーンまで全く厭きさせない。擬人化された動物たちが背負った生活や懊悩も在りがちではあるが、歌唱に昇華されて胸に響くものあり。しかし、昨夜はディズニーの大傑作・モアナ~を観てしまっているので、どうしても比較してしまう。自分にとってのアニメーションを観る際の尺度は、その語源にもあるように平面な絵に≪命が吹き込まれているか≫である。小癪なハツカネズミの唄うマイウェイというのは相当シュールなものである。(笑)日比谷周辺を逍遥して帰路に就く。
3/16(木)晴れ時々曇り
鼻風邪がなかなか治らず。病院にも行かず市販薬さえ飲まず自然治癒に任せると長期化するか。チリ紙だけがゴミ箱にたまる。申請2件をやっつけて御前会議のプレ儀式。定刻退社して新宿で途中下車。ピカデリーでディズニー映画を鑑賞。吹き替え版。若いカップル、親子らしき二人連れ、会社帰りのお父さん、妙齢のOL、学生風のグループなど、つまり老若男女すべての階層が揃うも客席は1割程度と閑散。平日夜の部はこんなもんか。ディズニーアニメに駄作なし。好みはあろうが、本作はその中でも上位にランクされると思ふ。完成度極めて高し。色彩や動作など技術的な領域でも、神話や冒険活劇を下敷きにしたストーリー展開も、魅力的なキャラクター造形も、どれをとっても超一級。童心にかえってスクリーンを見上げ多幸感に満たされた107分。通勤快速に乗って定刻帰宅。