駆込み女と駆出し男／日本のいちばん長い日

12/30（水）晴れ
基本行動は昨日と変わらず。昼に起床。昼食とカフェも同じ場所。居合わせたカップルまで一緒になったのには苦笑。新文芸坐にて邦画の再見。2作とも力作・佳作であったことを再認識。5時間を超える鑑賞が全く苦にならなかったどころか新たなる発見もあった。街は慌ただしい年の瀬である。我が胸中には寒風が吹きすさぶ。

カオス

12/29(火)晴れ
日の出に就寝。真昼に覚醒。散歩がてらに池袋まで徒歩移動。途中で中華の遅い昼食。（朝食兼務）新文芸坐で時間つぶしでもと思ったところ演目がカルト好みなのか長蛇の列。行列してまで見る映画なし。ネットカフェで昔の邦画を鑑賞。まるで黒沢清の作風だと思ったらホラーの異才の作品でありました。しかし本当のところは良く解らなかった。映画は小さな液晶画面で観るモノでないことを再認識。70年代の歌謡曲をYOUTUBEで視聴して帰宅。

はなちゃんのみそ汁

12/28（月）曇り
奉公先は仕事納め。年越しの案件が2件ほど。気忙しくあっという間に時間が過ぎる。ランチに焼肉。納会にも参加せず定刻退社。新宿テアトルで広末涼子主演の邦画を鑑賞。実話がベースで昨年TVドラマにもなったそうな。難病、母娘愛と夫婦愛。語り尽くされたテーマではあるが、笑いを散りばめ達者な役者と手堅い演出にすっかりやられて落涙する。一青窈の楽曲にも心が震えた。寒さを逃れて地下道を散策。早く帰ってもしょうがない。各駅停車でのんびり帰宅。

忘年夫婦ライブ

12/27(日)晴れ
明け方就寝昼前に何度か覚醒するも正午まで床を上げられず。心身に曇りあり。とりあえずジムへ行って遠泳2キロとサウナで汗を流す。駅前のサイゼリアで遅いランチ。地下鉄とJRを乗り継いで成瀬まで旧友夫妻のライブを聴きに行く。観客10名。同級生のおばはんと旧友の友人と同席。フィリピンと香港に家をもつ国際派。還暦過ぎて6人の子持ち。ビジネスの一部を聞いただけで大物の片鱗。世界は広い。それにしても旧友の奥方の歌声には癒されました。昨年第二子を産んで声の張りが出てきたように思ふ。母は強し。

クライングフィスト

12/26(土)晴れ
昼まで惰眠を貪る怠惰な休日。愛車のオイル交換に2時間超え。合間に遅いブランチ。格安のとんかつ屋でかつ丼を食す。そのクオリティの高いこと。駅前のカフェで読書をしてジムで遠泳。帰宅してネットで買った韓国映画を鑑賞。役者良し、筋良し、演出良し。ボクシング映画は傑作多いが隠れたる佳作でありましょう。闘う男たちの姿より彼らが背負っているものに感動するのだろう。年末年始の逃避行を計画。されどどこも予約が取れない。さてどうする。

暗いクリスマス

12/25（金）曇り
実質最終日といって奉公先。案件も片付き御前会議も多少の齟齬はあれ終了。日付や数字を間違えているようではプロではない。強い戒めを誓う。昼に酢豚定食。三時に上司から干し柿。2時間ほど残業をして帰路雑司ヶ谷から池袋を徘徊。特殊ミッションを3時間。週末の繁華街を抜けて地下鉄乗り場まで足早に移動。

涙するまで、生きる

12/24(木)曇り
曇天なれど寒気無し。深夜の年賀状印刷が明け方終了。1時間半の睡眠で仕事に出かける。実質今週までのスケジュールに拠店からの押し込み案件多数。独楽鼠のように働く。昼にカレーセット。2時間の残業をして目途をたてる。帰路池袋で途中下車。新文芸坐で渋いフランス映画を鑑賞。妙齢な女性客が目立つ。主演男優目当てか。原作はカミュ。アルジェリア戦争に材を取った地味な友情譚。圧倒的な景観と民族間紛争の不条理。その理不尽さは現代にも通じる。帰宅してTV（TBS）にて恒例のクリスマスライブを観る。

ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(ラプソディ）

12/23（水）曇り後小雨
朝風呂に入って昼まで熟睡。午後から新宿へ出張る。さすが繁華街人波にもまれてそれだけで疲れる。馴染みのカフェで一服して昨夜同様シネマカリテでハンガリー＝独＝スウェーデン合作映画を鑑賞。サービスデーで千円也。若年層中心に満席。こちらも単館。ブタペストがロケ地らしいが物語上は近未来の架空の都市が舞台。美少女と雑種犬との交流を描いてはいるが、ヒューマンな内容でもなく少し応接に困る内容。捨てられたワンコの艱難辛苦が主題なのだが、ワンちゃんたちの【演技】が素晴らしい。ホワイト・ゴッドとは人間のことらしい。アイロニーか？犬目線のカメラワークで見たホモサピエンスの愚かなこと。贔屓の蕎麦屋やカフェを梯子して帰宅。深夜、年賀状の打ち出しをする。

リザとキツネと恋する死者たち

12/22(火)雲り
年末のバタバタ感がそれなりにあり、案件が立て込んできた。非常識な輩の難件も。非生産的な残業を終えて新宿で途中下車。シネマカリテでハンガリー映画を鑑賞。当然都内単館かつレイトのみ。モノ好きもいるものでほぼ満席。日本の恋愛小説と日本人歌手トミー谷（幽霊）を愛する風変わりな女性が主人公。カルトなり。日本文化の偏愛を描いてなかったら邦家公開もなかったろう。色彩や絵造りが少し洒落ているくらいで大して面白くもなし。帰宅して明け方まで見逃していたテレビドラマを見る。

馬肉で忘年会

12/21（月）晴れ
少し冷え込んできた週明け。ベストを着込む。毎日何がしかの案件が流れてくるもので終日調書の執筆。昼に中華。そして定刻退社して部の忘年会。新橋の老舗馬肉料理屋で3時間の飲食歓談。ロースとモモの刺身、ユッケ、煮込み、すき焼き、〆のうどんにデザートのワラビもち。カロリーは牛の1/3、各種ビタミン豊富な健康食だそうな。あっさりしているようで噛み応えもあって結構なお味でございました。池袋のカフェで酔いを醒まして定刻帰宅。

柑橘系のブランド魚（ボンタン鰤）

12/20(日)晴れ
愛犬に起こされ10時起床。宅配便にて遠路薩摩からブランド鰤がやってきた。5キロはあろうかという特大サイズ。久々に出刃庖丁の登場。頭を切り落として三枚におろす。休憩時に中落丼をかっ込む。美味なり。近所の釣り仲間と実弟宅まで配送して帰宅すれば夕方。ジムで遠泳、サテンで読書。

セッション／ザ・トライブ

12/19(土)晴れ
どんよりした心持に反して快晴。8時起床。枕元には愛犬。いそいそと身支度を整えて家を出る。昨夜の残像を残しつつ池袋の穴場のカフェへ。9時ジャストに到着して1番目の客となる。スペシャルブレンドとハニートースト（ゆで卵付）で700円也。10時半に文芸坐着。見逃していた2作品を鑑賞。アカデミーの3部門を獲った音楽映画と出演者全員が聾唖というウクライナ映画。大画面・大音響で見聞きするジャズのスタンダードとセリフ字幕の全くない東欧の風景。両極端とはいえ映画の醍醐味を堪能した4時間でありました。贔屓の蕎麦屋で遅め（早目）の昼食（夕食）。ジムで新聞各紙を精読。1時間のエクセサイズ。帰宅しても為すことなし。

A Film About Coffee ア・フィルム・アバウト・コーヒー

12/18(金)曇り
ぐっと冷え込んで今年もあと2週間。昼に古典的な洋食・限定15食の煮込みハンバーグ、1,000円なり。愛知県の怪しき日帰り温泉業者の案件をやっつける。1時間の無意味な残業を終えて新宿で途中下車。愛すべきシネマカリテで米国のCMクリエイターが制作した自主映画を鑑賞。メガトン級の娯楽作が封切られる中、観客30名程度で厳かに上映開始。優れたコーヒーは飲み物ではなく麻薬である。高品質な“スペシャルティコーヒー“の市場が拡大しているそうな。産地、焙煎、カフェ、業界のキーパーソンを取材したドキュメンタリー。邦家にもパリスタ名人が居たのですな。一連の所作に全く無駄がなく優雅でありました。嗚呼おいしい珈琲が飲みたいと地下街を歩いて帰路に就く。

犬に名前をつける日

12/17（木）曇り
ルーチンワークも一段落。昼に同期と中華ランチ。午後からは銀座へ出張り、怪しき情報会社の月例報告を聞く。世に危険な企業が多い。徒歩でシネスイッチまで。山田あかねの新作がひっそりとかかっていた。都内単館。観客10名程度。犬猫の保護活動を取材したセミドキュメンタリー映画。我が家にもペットショップで買った愛犬あり。他人ごとでなく落涙した。現実を見れば厳しい。エゴで動物をすてるのも人間、救うのも人間。新宿へ移動して3時間のミッション励行。

唐獅子警察／ゴキブリ刑事

12/16（水）晴れ
暖冬である。大物案件の調書がなかなか進まない。昼にざる蕎麦。忘年会を不義理にして池袋で邦画の梯子鑑賞。渡哲也と渡瀬恒彦兄弟の特集とはいかにも文芸坐らしい。再開して15年になるという。観客は3割程度の入りであるが、まぁそんなもんだろう。作品としてはプログラムピクチャーとしては過不足なしのレベルか。それにしても40年前の小林旭や加賀まりこは、いま観ても魅力的ですな。