ポゼッション

5/30(木)曇り時々小雨
入梅らしい曇天。時折小雨がパラつく。湿度高く不快。午前中は川口に出張る。ミャンマー生まれの台湾人経営者と不払い金の返済契約締結。元本のみ。利息放棄。開き直った債務者は強い。和気として契約完了。数奇で波乱万丈な華僑の一代記を拝聴する。駅前でイタリアンの昼食。レジカウンターに間もなく公開の地味な邦画のチラシ。店主の友人の友人が監督だそうな。帰社して事務処理。定刻退社して池袋で途中下車。シネマサンシャインで米国インディペンデント系のホラーを鑑賞。弱年層中心に観客20名弱。この手の作品には一定の固定客がいる。【エクソシスト】ものも類似作品は多い。ノースター、ローパジェットではあるが、ツボを押えた造りで恐わございました。人心の暗黒ある限りホラーもまた不滅なり。早めに帰宅できたので愛犬と夜の散歩に出る。

心の風邪

5/29(水)曇り時々小雨
早朝から大宮経由で春日部へ出張る。駅前でレンタカーを調達して客先訪問その一。午前中にもう一箇所同じ埼玉でも高速を使って70㌔離れた東松山へ行く。ちょいとした小旅行の心地。昼食を地場のファミレスで摂って業務終了。夕刻、池袋で特殊ミッションを2時間。量販店でサングラス調達。6：30品川着。一ヶ月休職して鬱を患う友人と夕餉を共にする。8年ぶりの再発だそうな。そういえば前回も見舞いに行ったな。つばめグリルで談笑3時間。やけにテンションが高いのはクスリのせいか。躁鬱はその落差が大きいほど危険だそうな。早めに帰宅して愛犬と遊ぶ。

プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ／宿命

5/28(火)曇り
連休明けの曇天が気持ちもどんよりさせる。週間予定を組む。午後には外出してそのままフェイドアウト。夕刻、有楽町のヒューマントラストで米国インディペンデント作品鑑賞。この監督の前作にも痺れたが、主演男優と再び組んで二組の親子の因果を重厚に描いていた。まず役者が良い。サウンド・トラックが決まっている。かすれた質感のカメラがグイグイと物語を牽引する。2時間半近い長尺が全く気にならなかった。終映後には好日山荘で6本爪のアイゼンとウールの靴下を買う。更に三越で知人の出産祝いを。帯同者と京橋の蕎麦屋で一献。早めに帰宅して愛犬とうたた寝。

墓参り

5/27(月)晴れ時々曇り
休暇を取って三連休。3時就寝、5時半起床。シコシコとサンドイッチの弁当を作る。兄姉義姉の3名がやってくる。車をスイッチして6時半出発。関越に乗って上越へ向かう。SAで休憩、生花を調達して10時半菩提寺到着。病み上がりの住職に挨拶。30分の読経。父母の眠る墓を掃除して焼香・瞑目。駅前のレストランでへぎ蕎麦をたぐる。帰路は事故渋滞している川越の手前で高速を降りる。県境からひとり地下鉄に乗って帰宅。愛犬の散歩を済ませて実家へ。夕食を馳走になる。はらからと終日過ごした休日。

俺俺

5/26(日)晴れ
明け方就寝9時起床。インドアで白球を打って近所のシネコンで三木聡の新作を鑑賞。観客は2割弱といったところか。主演男優目当ての弱年婦女子多し。特異な作風の異能監督だと思ふが、好みの別れる作品でありましょう。原作あり未読。映画を観て小説を読みたくなった。つまり面白かったのである。これは現代社会を風刺したブラックな喜劇とも取れるが、根っこにあるのは不条理である。映画でしか出来ない小細工がそこかしこに悪だくみの様に配置されている。無気力な青年のみた悪夢か。再見すると新たな発見があるかも知れぬ。一筋縄ではいかぬ怪作。帰宅して愛犬と散歩、ジムで遠泳、買い物。夜は我が仔と入浴して手を噛まれる。人間同様躾が難しい。

体脂肪計タニタの社員食堂

5/25（土）晴れ
愛犬に起こされ6時起床。散歩に出てひと汗かく。朝食も摂らずに猫の額ほどの庭の手入れ。垣根を刈り込んで雑草を抜く。古老の送り迎えをして池袋を往復。合間にホームセンターで野良猫対策のネットを買い、濡れ縁の下に張り巡らす。愛車を洗車してジムで遠泳。買い物をして帰宅。夕餉は冷やし中華。近所のシネコンでレイトショウを鑑賞。でかい小屋に観客2割。話題になった企業の社員食堂物語。食い物とダイエット、ダメ社員たちの奮闘譚。映画向きのテーマ満載。可愛いだけのアイドルと思っていた主演女優を少し見直した。なかなかのコメディアンヌ振りである。われも元肥満の暗い過去あり。デブの屈折が身につまされつつ暗く笑った。よく働いた一日。

愛さえあれば

5/24(金)晴れ
漸く週末。昼食に100％そば粉のもりを啜る。定刻退社して新宿で途中下車。昨日同様、武蔵野館でデンマーク映画を鑑賞。観客20名弱。人間洞察に優れた女流監督の表向きは軽いコメディ。その実、深刻で辛辣なテーマが裏にはあって素直に笑えないのだが見応えはあった。この監督の絵造り（カット割り、心象風景とのシンクロ、空気感のようなもの）は独特のスタイルがある。邦題にセンスなし。原題の『坊主のヘアドレッサー』をそのまま使えば良かったと思ふ。よく考えるととんでもない設定と展開なのだが成熟したオトナの欧州映画である。ジムへ寄って2キロの遠泳。心身充実して久し振りに熟睡する。

建築学概論

5/23(木)晴れ
朝一番で来客。菓子折り持参して展示会の御礼あり恐縮。午後は既存販社、同業他社を訪問して業務終了。新宿で途中下車して武蔵野館で韓国映画を鑑賞。都内単館ゆえか4割程度の入り。婦女子過半。本国で大ヒットした恋愛モノらしいが邦題にセンスなし。20年の時を二組の男女優が交互に演じる趣向。恋愛映画は演者と細部描写につきる。美しくはあるがどこか既視感あり。両女優は麗し。こじゃれた歌謡ドラマといったところか。早めに帰宅して愛犬と夜の公園をお散歩。

生命保険色々

5/22（水）晴れ
覇気のない週半ば。愛犬の散歩で一日が始まる。終日名刺整理と来客対応。生命保険の見直し勧誘を受ける。死んでウン千万。成人病にかかって入院費ウン万円。自分の価値が貨幣換算されているようで面白くもなし。定刻退社して新宿で途中下車。毎度のメンバーで毎度の遊戯。規定回数卓を囲んで気分も点数も沈む。浮上の日はありや。私生活を反映するかの様な不調続く。

モネ・ゲーム

5/21（火）晴れ
5時起床。昨夜は深夜までクラブの梯子。信州・松本の夜はディープでありました。帯同した斯界の大家は嘗て新宿歌舞伎町で3億円は飲み倒した酒豪なり。そのセンセイをヨイショして疲労困憊。鉛のような体を引きずって6時8分発のあずさ2号で9時過ぎ新宿着。何食わぬ顔で出勤して午前1件、午後2件の同業者との引継ぎをこなす。夕刻、大崎でそのまま直帰、新宿で途中下車。シネマカリテで米国コメディー映画を鑑賞。観客20名弱。泥棒貴族のリメイク。オリジナルの詳細はすっかり忘れている。冒頭のテンポは良く、主演3名のアンサンブルも悪くない。しかし中盤からのドタバタにそれほど笑えなかったのは体調のせいか。天真爛漫なディアス嬢も四十路ですか。節制した肢体はしなやかで美しいが、ここのところパッとしませんな。コーエン兄弟のシナリオにしては毒がない。早目の帰宅をして愛犬と夜の公園を散歩。

急遽奥飛騨

5/20（月）小雨
朝一番で出張決定。あずさに乗って松本まで。山中ガイド付きで視察を3時間。夕方チェックインしたビジネスホテルで本稿送信。どこでもパソコンある限り消息を記録することができる。便利な世の中になりました。

オトナの遠足 IN 横浜

5/19(日)曇り時々晴れ
7時、愛犬に起こされ散歩に出る。軽い朝食を摂って地下鉄駅へ向かう。接続良く1時間かからず横浜到着。男女7名、帯同者と落ち合う。埋め立てられたみなとみらいを散策する。絶好の行楽日和。煙と何とやらは高いところに昇る。ランドマークタワーの展望台（６９階）で関東平野を見廻す。料金1,000円也。中華街の大店で遅い昼食。2時間一本勝負の食べ放題。甘いだ辛いだ皿を重ねて楽しく歓談。土産に月餅やチマキや肉まんを購入。元町を冷やかしてファストフードで〆の喫茶をして解散。特急列車に乗って19時過ぎ帰宅。愛犬と夜の散歩に出て居間でうたた寝。良く歩いた一日。

クロユリ団地／中学生丸山

5/18(土)晴れ
愛犬に起こされて居間で覚醒。散歩に行く。午前中は義父を見舞う。わが仔をトリマーに出して3時間の自由時間。インドアでボールを叩き、再度病院に出向き医師の初見を聞き、帰宅して掃除をする。夕刻、午睡をして夜は近所のシネコンで邦画の梯子鑑賞。偶然、両作とも舞台が団地。かたやホラーでかたやスラップスティック・コメディ。前者は古典的な造りで、まぁキチンと恐かった。ジャパニーズホラーにはB級テイストが良く似合う。西洋ではキリスト教や悪魔のバックボーンがあるが、邦家にも祈祷師や悪霊がいる。少し翳のあるAKB出身のヒロインは、こうした役柄が似合っていたのではないか。後者はNHKの連ドラも書くほど大家になったクドカンの監督（シナリオも）作品。主人公の少年が熱演してました。キャスティングにニヤリ。遠藤賢司はエンドロールまで判らなかった。幼少より妄想癖に悩まされている自分には作り事とは思えず共感大。深夜の街道を飛ばして帰宅。

静岡土産は煎餅アラレ

5/17（金）晴れ
6時起床。近所のファミレスで朝食。昨日同様終日展示会。午後、交代要員現る。夕刻、沼津駅から東海道で帰京。途中家人から緊急連絡あり。繁華街で途中下車する予定を切り上げて帰宅。なんだかんだとあったが大事に至らず。愛犬と居間でうたた寝しているうちに朝を迎える。

探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点

5/16（木）晴れ
展示会初日。8時半の朝礼を最後列で聞く。内容に関しては記載略。終了と同時に会場を後にして前夜と違う駅前ホテルへチェックイン。夕食後に昨日と同様、シネコンでレイトショウ鑑賞。立派な小屋に観客6名。駿河の人間は映画なんぞ観ないのか。スマッシュヒットをした前作に続く続編。開巻からスピーディな展開でテンポ良し。細かな描写とカット割りにスタッフの力量を感じる。エロチックなサービスショットとアクションシーンを適度にまぶして飽きさせない。主演男優はシリアスもコメディーも演じられる得難い素材だと思ふ。メインの謎解き、着地点も心地よく満足して劇場を後にする。