銀婚式

9/29（火）曇り時々雨
半期末近くでどうにもせわしない。午前中は定例のミーティング。正午近くに来客あり。午後は春日の顧客へ土下座営業。戻ってひたすら事務処理。昨今はIT化の煽りでめくら判ならぬめくらクリックであるが。そういえば本日はわが結婚記念日なり。それもある区切りのめでたきアニバーサリー。さらに日付を超ええ深夜に親族からバースデーメールあり。

神宮外苑絵画館前

9/28(月)晴れ時々曇り
朝から銀座で御前会議、終わって中華の昼食、食後に消化の悪い内示を受ける。但しまだ決定ではないそうな。午後からは幾つかのチョンボを問い質す。声が磨り減る思い。夕刻、信濃町から徒歩５分重層堅牢な建物で商談。帯同者と喫茶して６時過ぎには自宅近所のジムで遠泳。忙しいような忙しくないような変な一日。

正義のゆくえ I．C．E特別捜査官

9/27(日)晴れ時々曇り
定刻起床、朝食後正午までダラダラと居間でまどろみ、午後からジムで遠泳とサウナ。次いで目的もなく有楽町まで出張り、結局、日比谷で映画を鑑賞する。ハリソン・フォードがこんなインデペンデントな小品に出演するとは少し驚き。現代アメリカで一千万人以上いるといわれる不法移民を描いた社会派のドラマ。イラン、バングラデシュ、オーストラリア、韓国、メキシコ・・・。各々の出自を持った移民（と家族）のエピソードが痛ましく生々しい。彼らのアイデンティティ、希望やら安住とは？原題はズバリCrossing Over．邦題にセンスなし。しかし佳作である。
冷え込んできた喧騒の繁華街を抜けて帰宅。夕食はさんまの塩焼き。

空気人形

9/26(土)晴れ
断末魔のような残暑、と家人は言う。確かに日中は３０℃を超えたようだが朝夕はグッと過ごしやすい。３時間程度の睡眠で早朝から活動開始。インドアで一汗かいて豊島園で本日初日の邦画を鑑賞。９：３０の初回はさすがにガラガラである。原作は短編の漫画だそうだが、これは贔屓監督（脚本・編集も）の美意識が凝縮された傑作でありましょう。心をもった人形の悲しくせつない物語。まず美術・撮影・音楽が良い。次いで積み上げられるエピソードと展開。そして何といっても配役、特に主演女優は、その清冽な四肢や出自によるエロキューションが役柄にベストマッチ。残酷なメルヘン、詩的なモノローグ、エロチックなメタファー。
昼前には一時帰宅、少し掃除をして夕方までガラガラのジムで遠泳。夕食に豚シャブ。

水曜日のような金曜日

9/25(金)晴れ
週末のような気にならない休日前。まぁひたすら押印と決裁の業務。長い残業をして同僚と一献、というのも休み前のお約束。たまたま入った中華屋で旧の同僚たちが盛り上がっていた。話題は他愛のない四方山の雑事。帰れば日付も変わっている。

我々は多くの線で繋がっている

9/24(木)晴れ
長い休み明けの奉公は誰でもつらかろう。道行く勤め人の顔つきは皆呆けている。午前中にトラブルの謝罪を受け、午後には大宮で取引先廻り。話の長いオヤジやさっぱりしたエリートなど色々います。夕刻、池袋到着、観るべき映画もなく夕食だけしてジムでひと泳ぎ。深夜に配線の整理をする。明け方就寝。

TAJOMARU

9/23(水)曇り
明け方就寝、１１：００起床。怠惰な午前中。ブランチの後、池袋まで徒歩で出向く。東急ハンズで頼まれた磁石を買う。４２０円也。喫茶して時間をつぶし、池袋東急で時代活劇を観る。観客はまばらであるが、主演男優目当てでそこそこの興行成績は残すのかもしれない。シナリオ・美術・編集・演出いづれもプロの仕事だと思うのだが、どうもバランスが悪い。白々しい科白が多いからか。名手・市川森一のほかに共作作家がおり、これがプロデューサーらしい。なるほどなぁ。資金調達の為に、ああでもないこうでもないとやっているうちに、ややこしく当初の目論見から外れていったのでありましょう。それでも料金分程度は楽しんで帰宅。夕食はゴーヤチャンプル。長い休みも終わり。明日からまた奉公。

何はともあれ誕生晩餐

9/22(火)曇り
何をするでもなく明け方就寝。起きれば１０：００過ぎ。罪悪感を副菜に昨晩の残り物で朝食を摂る。昼までダラダラして午後はジムへ泳ぎに行く。終わって本屋で立ち読み、気に入った本を買って喫茶店で精読。頼まれたリストの買い物を済ませて帰宅。電球やら歯ブラシやら米やら牛乳やら。重いの軽いの色々。人生で背負っているものと同じですかな。夜は予約したレストランで誕生記念のディナーをとる。（一週間ほど前倒しであるが・・・）この歳になるとバースデーも楽しくはない。同居の親族から祝いの言葉もないが、店員が気を利かせて大きな赤い蝋燭を面前に置く。フロアのスタッフがお祝いの一声を揃えて一礼。ピアニストがリクエストを聞きに来た。有名な映画音楽を頼む。江戸時代であれば平均寿命の年齢を迎えて感慨がない訳ではない。こんな世の中、長生きしたくもなく、出来れば年休受給資格の朝に眠るようにあの世に行きたい。

プール

9/21(月)曇り
毎度の起床時間と朝食を摂って映画を観に行く。『かもめ食堂』のスマッシュ・ヒットで同系統の作品を狙う製作者がいることは商売だからしょうがない。しかし、安直な企画と底の浅い描写を見せられても困る。良かったのは小林聡美だけ。以上。午後はガラガラのジムで遠泳。夕方、池袋へショッピング。帰路途中に買い物リスト傍受。おでんダネを大量に購入して帰宅。夜、オスカーを獲り大ヒットした邦画をTV鑑賞。間断なく挿入されるCMというのは暴力である。それでもしっかり泣いて、名画の力とはやはり凄い。

リミッツ・オブ・コントロール

9/20（日）晴れ
明け方就寝、少し寝坊して９：００起床。朝食後少しゆっくりして午前中はジムで遠泳。午後、池袋に出る。ジム・ジャームシュの４年ぶりの新作をガラガラのシネリーブル池袋で鑑賞する。舞台はスペイン。孤独な殺し屋のミッションを描いたハードボイルド・ロード・ムービー。反復するアイコン、詩的な科白。ストイックでシンプル、見方によっては哲学的な、いかにも映画的な内容である。
床山でさっぱりして靴と衣類を買う。夕食にロールキャベツ。

ココ・アヴァン・シャネル／カムイ外伝

9/19（土）曇り
明け方までソファーでうたた寝。８時起床、朝食抜きでインドアで一汗かいて映画の梯子鑑賞をする。毎週末のルーティンどおり。
世界的なファッション帝国を築いた巨星の一代記は、先日シャーリー・マクレーン版を観たが、当然伝記に基づいているのでストーリーの骨格は同じ。但し純粋なフランス映画とハリウッド資本が入った合作との違いは顕著である。子役、娘役、晩年役と３名の役者がリレーで演じカットバックを多用しドラマチックに纏めた合作と違い、本作はやや淡々とした印象。しかし、この競作は欧州ものに軍配を上げたい。画面の色調や細かな演出が実に丁寧でラストの余韻も良し。
一転、大ベストセラーの劇画の映画化は、どうもいまひとつ乗れなかった。派手なCGが役者の熱演とシンクロしていないように感じられた。原作の持つ社会性は娯楽的なスペクタクルと相反する。
故障したパソコンを量販店に持ち込む、ジムで遠泳をして買い物をして帰宅。夕食は秋鮭のムニエル。

免許の更新

9/18(金)曇り夜一時雨
朝、思いたって自動車免許の更新へ行くことにする。午前中一杯所用ありと虚偽の電話を奉公先へ入れる。石神井警察は最寄の私鉄の駅から１０数分、下車して徒歩１０分。８：３０の開始時間前にも拘らず受付は始まって、暗証番号登録、印紙購入、視力検査、写真撮影、講習と小一時間でゴールド免許が出来上がり。本籍地の記載なく、登録した暗証番号を専用機に入力するとディスプレイに表示される仕組み。このIC化が何の為になるかは不明であるが、ハイテクである。昼前に出勤、午後は恵比寿の同業他社、本郷の兄弟会社を訪ねて引き合いとご意見伺い。戻ってひたすら決裁と押印。１９：００退社。連休前の決戦を行う。場代と勝ち金を相殺してワンコインの出費。終電近くのやけに混んでいる地下鉄で定刻帰宅。

幸せはシャンソニア劇場から

9/17（木）晴れ
天高く空青し。中だるみのような仕事。昼食にカレー味のラーメンを食す。夕刻、川口へ。ここ毎週通う取引先へ。商談３０分。５時過ぎには池袋のシネリーブルでチケットを買う。ノスタルジー満載のおフランス映画。ボードビルの本場だから音楽・役者は味がある。しかし累積疲労から１／３程度は夢の中。勿体無いことをした。気を取り直してジムで遠泳。定刻帰宅。

浅草橋の高級中華料理店

9/16(水)曇り時々晴れ
業務連絡略。午後に急な来客があり、電話とメールで夜の段取り。同僚の結婚祝いの宴席を張る。親族の小僧が奉公する中華屋は清潔でモダンな佇まいに本格的な上海料理を供す。淡い薄味に厳選された素材。子持ち鮎の黒酢煮やフカヒレの姿煮に舌鼓。爽やかなカップルと談笑して楽しい会食。帰路は池袋から徒歩。定刻帰宅。

２０年ぶりの基本契約

9/15(火)曇り夜一時雨
朝から晩まで打合せの一日。昼には調印式あり。懇親の豪華昼食会あり。２０年来のパートナーは外資系であるが、役員も担当も日本人で浪花節が通じる。夜になってもダラダラと会議は続く。キリをつけて４人遊戯。４時間の死闘で小額紙幣一枚の負け。終電に揺られて帰宅。賞味期限切れのヤキソバを孤食。