花様年華 4Kレストア版

8/31(水)曇り時々晴れ
葉月晦日。5：30起床。出勤日。我が仔と散歩を済ませて奉公先へ。7：10一番乗り。以下、雑用やネットサーフィンで時間をつぶす。昼に定番の日本蕎麦。15：50定刻退社。新宿で途中下車してシネマートで16：35上映開始の香港映画を鑑賞。ウォン・カーウァイ監督作品４Kレストア（ 5作品）特集上映の一本。驚いたことに300近い客席は若年層中心に8割越えの盛況。2000年製作、カーウァイが最も脂の乗った時期の代表作だと思ふ。本作や≪欲望の翼≫≪恋する惑星≫≪楽園の瑕≫などなどは、幸福な映画体験を与えてくれた諸作である。マギー・チャンは本作と≪ラヴソング≫がベスト。トニー・レオンも渋くてよろしい。公開時、名画座（文芸坐）と劇場で2度見ているが、名画は再見の度に新たな発見がある。1960年代の香港。その狭隘で雑多な雰囲気がオトナの一線を越えない色模様にベストマッチ。今回のレストアでは衣装の皺や壁のシミまで鮮明に映し出されて、これは大画面で見た甲斐があった。大満足で劇場をあとにする。帰宅して我が仔と夜の散歩。昼は暑かったが夜風が気持ちよい。

幸せは、ここにある

8/30(火)曇り時々晴れ一時にわか雨
・・・という、はっきりしない天候。秋ですねぇ、と云う挨拶が似合う涼しい朝。7：30起床。我が仔と散歩。小1時間でお仕事終了。近所のリフォーム会社へトイレ修繕の申し入れ。午後、ガタイの良い女子営業担当がスクーターで早速やってきた。推定年齢３５前後、学生時代はソフトボール部のエースか。３０分ほど現調して希望を伝える。礼儀正しく、商品知識もあり、受け答えもしっかりしている。夕方、近所のカフェで一服。我が仔と２度目の散歩中ににわか雨が降ってきた。夜はアマゾンプライムにて本邦未公開の米国映画を視聴。2021年製作。制作・監督・脚本・主演はビリー・クリスタル。何といっても90年前後に観た『恋人たちの予感』と『シティ・スリッカーズ』が印象深い。その後『モンスターズ・インク』シリーズの声優として声はすれども姿は見えず、『アナライズ・ミー』と続編『アナライズ・ユー』が最後だったように思う。スタンダップ・コメディアン出身の才人も74歳とは時の流れを感じる。更には本作のテーマがコメディ作家の認知症モノである。コメディとシリアル要素が程よくミックスされ、笑ってホロリとさせる。大物監督とスター俳優の特別ゲストにはニンマリしたが、イツァーク・パールマンのカメオには驚いた。

残り火

8/29(月)晴れ時々曇り
7：30起床。我が仔と散歩。10：30から定例のネットミーティング。GMへの事前の入れ知恵が奏功してフォロー完了。昼食に簡素なサンドイッチ。14：00隣家の紹介でシロアリ業者がやってきた。金髪と茶髪のコンビでノリは軽い。知識・経験・愛想は申し分なかったが、料金は同業他社並み。紹介者の手前商談即決。作業は来月１１日の日曜日に決定。16：30駅前歯科で継続している歯の治療。新たな虫歯が見つかり、これは長期戦を覚悟せねばなるまい。帰宅して我が仔と２度目の散歩。夜はネットフリックスで独占配信の洋画を視聴。2022年デンマーク製作。不倫と殺人。類似の多いジャンルのサスペンスであるが、語り口とツイストに工夫あり。腰の据わった女房がおっかない。男はやはり哀れであります。幾つか『ん？』というシークエンスがないではないが、オトナの鑑賞に堪えるクライム・スリラーでありました。

アキラとあきら

8/28(日)雨のち曇り
7：30起床。小雨のなか我が仔と散歩。8：30近所のシネコンで邦画を鑑賞。観客は若年層の女性やや優勢で４割程度の入り。旬の若手男優の２枚看板とベストセラー小説の映画化は集客力充分。池井戸潤の同名小説は既読。WOWOWのドラマも初回だけは視聴済。半沢直樹同様に骨太な原作を青春モノを得意とする三木孝浩が爽やかなタッチで描いておりました。銀行モノもひとつのエンターテインメントとなっている。良き役者、堅実なシナリオ、メジャー製作であるからスタッフワークも堅牢である。金貸しの端くれを生業としている我としては、そうそう上手くは運ぶまい、と斜に観るのだがディテールやエピソードにはリアリティもあり、胸の熱くなるシーンも多々あり。良く出来ておりました。午後はジムで定例のエクセサイズ。目標体重まで800ｇ、血圧は上114下94と正常範囲内。帰宅して我が仔と２度目の長い散歩。夜はひたすら読書。最高気温２８℃。秋の気配を感じる涼しき一日。

NOPE／ノープ

8/27(土)晴れ
6：30起床。猛暑の予感。我が仔との散歩を済ませてファミレスで朝食。隣接するシネコンで昨日から公開された8：30上映開始の洋画を鑑賞。キャパ１００人の小屋に観客４０名と云うのは時間帯としては健闘の部類か。監督はデビュー作［ゲット・アウト］、第２作［アス］もヒットしたジョーダン・ピール。まぁこの才人の諸作は一筋縄ではいかない。前半は不条理を思わせるホラー色が強く、後半は理不尽なSFタッチのスペクタクルとなる。その落差についていけなくなる観客もいるだろう。馬やチンパンジーなどが何かの暗喩として描かれるが、まぁ関連した意味はないのかもしれない。観る者の心をざわつかせる「メタファー」ゆえに正解などないのだろう。謎の飛行物体の造形は斬新。更には幾つか著名な作品のオマージュも感じられて遊び心とユーモアのセンスも試される。賛否はあろうが、これはこの監督でしか出せないテイストだろう。帰宅して我が仔と留守番。掃除や読書、２度の散歩で日が暮れる。

インスタント・ファミリー ~本当の家族見つけました~

8/26(金)曇り
7：30起床。妙に蒸し暑い。散歩、朝食、昨日釣ったハゼを使ったさつま揚げを調理。ヒレと内臓を取って塩揉みしたハゼを骨付きの状態で俎板で叩きすり鉢で更に良く練る。調味料は塩、酒、砂糖、みりん、醤油だが全て目分量。冷蔵庫に残っていた長いも、牛蒡、人参、椎茸、蓮根、紅ショウガ、ニラ、グリーンピースを加えて成型。大葉をあしらって揚げる。小判型９個が完成。自分で云うのも何だが、その手際の良きこと、そして完成度の高さは上板橋駅前の小ざっぱりした割烹でひとつ５００円は取れるシロモノだと思ふ。昼食は本品と余りもののサラダとスープで済ませる。午後には我が仔と２度目の長い散歩。夕方カフェで一服。夜はネットフリックスで配信の洋画を視聴。2018年製作、本邦未公開。３人の養子縁組をした夫婦の奮闘記。ショーン・アンダース（監督・脚本）の体験が基になっているそうな。コメディ仕立てではあるがテーマや直面する障害はシリアスそのもの。登場人物たちのキャラが立って良質なドラマとなっている。里子・養子縁組のシステムは、さすが多様性の最先端を行く米国である。産みの親より育ての親。家族関係に正解などないのかもしれない。屈折したティーン・エイジャーを演じたイザベラ・メルセードの存在感は特筆に値する。

小名木川のハゼ釣り（パートⅡ）

8/25(木)曇り
4：50起床。薄暗い中我が仔と散歩。バナナ一本、牛乳一杯を飲んで5：30隣家の駐車場へ。ひと月ほど前と同様に、ハゼ釣りに誘われた。事前に竿と仕掛けを頂戴する。形見分けを貰った弟子の心境。帯同者ふたりも同じ。7：00には現場到着。曇天・涼風と絶好の釣り日和。師匠から授かった4.5ｍ、先調子の渓流竿をいざ投入。以降、納竿の14：00までイソメを付けてはおろし、あたりがあれば引き上げる。釣果は30尾ほど。意外やハゼ釣りは奥が深い。15：00帰宅。素早く塩でヌメリを取って下処理を施す。夕刻、我が仔と２度目の長い散歩。夜はひたすら読書。

すぐ死ぬんだから

8/24（水）曇り
5：30起床。出勤日。我が仔との散歩を終えて出勤。スマホに着信。トイレの改修を依頼していた業者から日程連絡。７月末に発注して梨の礫だったのでやる気がないと思っていたが、今頃失礼だろう、と返信すると平身低頭謝ってきたが、まぁ縁がなかったのだな。実に不快なり。昼に讃岐うどん。15：50定刻退社。帰宅して我が仔と長い散歩。夜は内館牧子のシルバー≪終活≫小説を読了。以前、平凡な男性の定年退職後の悲哀を描いた≪終わった人≫にも感心したが、売れっ子シナリオライターだっただけのことはあり、人物造形が巧く、会話が面白い。展開にもキレがあって大いに楽しんだ。これも映画化されるだろう。主演女優は草笛光子あたりが良いと思うのだが・・・。

不具合があって知る健康の有難さ

8/23（火）曇り
7：00起床。散歩、朝食、少しお仕事。股関節や膝とあたりに疼くような鈍痛が続く。断続的に緩い拷問にかけられているようで気分が晴れない。TV・ラジオ・読書・瞑想、何をしても集中できない。夕方、我が仔と２度目の散歩。夜は公園をノンビリ散策して早めに就寝。念のために昨夜同様に錠剤を飲む。

謎の筋肉・関節痛

8/22（月）晴れ時々曇り
7：00起床。我が仔と散歩。朝食後、ゴミ収集場のネットを巻取る。町内会の当番なり。10：30～12：00部内ネット会議に参加。昼にチキンサンド。我が仔と２度目の散歩。ぼんやりとした虚脱感と説明し難き疼痛に終日悩まされる。これはコロナ感染か？検温しても平熱（36.1℃）。咳も頭痛もなし。食欲あり、歩行困難もなし。但しじっとしていると湧き出る様な痛みがある。ついに就寝時に寝返りを繰り返すも改善なし。４回のワクチン接種で貰ったアセトアミノフェン（カロナール錠）を飲み込むと、あら不思議、ストンと寝入り快眠を得た。

幸福は家庭円満から

8/21（日）曇りのち晴れ
7：00起床。我が仔と散歩。自転車で西荻へ向かう。１時間強で駅前到着。ファミレスで定番の朝食。シニア割引とクーポンを利用してお代は４７０円也。10：00兄夫婦と合流してかつて通った宗教団体の支部を訪ねる。本日は月に一度の感謝祭である。式次第から内容まで昔と同じ。２０人ほど集まった信者は皆々高齢者である。信じる者は救われる。やはり人間は信仰を持った方が良いに決まっている。発表者の講話を聴いて少し自分が浄化したような心持になる。終わって実家近くの和食レストランで蕎麦と小天丼のセットを馳走になる。15：00前に帰宅して１時間ほど午睡をする。ここ数日股関節が痛む。夕方、ジムでエクセサイズはせずにサウナに入って汗を流す。理想体重まで約１㌔、血圧上122下94とやや高めか。夜は親族に業務連絡を行う。法事くらいは参集したい。

サバカン

8/20（土）曇り時々小雨
6：00起床。我が仔との散歩を済ませてファミレスで朝食。8：15上映開始の邦画を鑑賞。昨日より公開された長崎を舞台にしたインディーズもの。作者が８０年代の自身の少年時代を振り返る邦家版≪スタンド・バイ・ミー≫。狙いはわかるし筋立ても実にシンプル。オトナの配役も悪くない。但し何故か子役のワザとらしい芝居に違和感を感じて最後まで払拭できず。これはシナリオと演出、双方の問題だろう。新人監督・金沢知樹はライター出身らしい。同種の作品では2000年公開の古厩智之監督≪まぶだち≫が思い出多い。ノスタルジックな友情モノは難しい。個人的な思い入れは別として作品を俯瞰する視線も大切だろう。少々落胆して一旦帰宅。午後は歯医者や雑用。夜は見落としていたTVドラマを視聴。

マイヤーウィッツ家の人々

8/19（金）晴れ
7：00起床。猛暑復活。午前中はスーパーに買い物に出て1週間分の食材調達。鶏むね肉3羽分で777円は安い。昼にガーリックステーキにする。味の決め手はオイスターソースと少量のケチャップ＋豆板醤。午後は今期のノベリティ要求書をまとめる。夕方、駅前カフェで一服。夜はネットフリックスで独占配信されているノア・バームバック監督の旧作を視聴。2017年製作。佳作≪マリッジ・ストーリー≫とドキュメンタリー≪デ・パルマ≫の間に撮られた家庭劇。豪華キャスティングでニューヨークの芸術（彫刻家）一家を描いたビター・コメディ。これは監督の真骨頂のような平凡なようで皮肉の効いた愛すべき親族の愛憎や葛藤を視点を変えて描く。お洒落でセレブな近代アートを揶揄するかの如き、俗物と奇矯な言動の作中人物たちにクスリとしたり呆れたり。血がつながっていようが、いまいが、夫婦・兄弟・親子の摩訶不思議を俯瞰した佳作だと思ふ。

U・ボート ディレクターズカット

8/18（木）雨のち曇り
7：00起床。外は明け方からの雨。散歩に行けない午前中。ドイツ出身のウォルフガング・ペーターゼンがすい臓がんで亡くなったとニュースで知る。享年８１。急遽ネットで1981年製作の出世作を視聴。40年前に劇場鑑賞時の興奮が蘇る。6年ほど前に池袋・文芸坐で観たディレクターズカット版（208分）バージョン。戦闘シーンは措いて、密室内での集団生活のリアリティと緊迫感、その撮影技術、過酷な戦況を描きつつ反戦映画となっている。その後、ハリウッドで大作を何本も撮って成功したが、この作品が最も印象に残っている。午後には天気も回復して少し涼風も吹く。一雨ごとに秋を感じる季節となる。

スピード改造! リノベの達人

8/17（水）曇り一時雨
5：30起床。出勤日。我が仔との散歩を済ませて朝食。7：10奉公先に到着。午前中はルーティンワーク。親族からのラインで本日が亡き姉の命日であることに気が付いた。今年13回忌。12年前も暑い日だった。駆けつけた東大宮の自宅に安置された遺体は、激しい闘病生活を物語って瘦せ細っていた。13：09の死亡時刻に黙祷。遅い昼食を３年ぶりの定食屋で摂る。チキンカツ、ハムカツ、ロールカツの盛り合わせと云う凶暴なフライ定食（850円）をオーダーして完食。15：50定刻退社。外は激しい通り雨。自宅最寄り駅のカフェで一服。宇治金時のかき氷で甘味摂取。17：30帰宅して我が仔と２度目の散歩。夜はネットフリックスで米国版≪ビフォーアフター≫を視聴。かの国でもリノベモノは幾つかあるようだが、１２時間で新築と見紛うリフォームを完成させて家主を驚かせる。家族愛は万国共通。プロセスをエンターテインメントとして見せるのは良いが、少々押しつけがましい一面もあるのは致し方ないのだろう。どこまでヤラセなのか、などと意地悪に感じてしまうのは、陋宅の改修の資金繰りに苦労しているからなのだが・・・。