いとみち

6/30（水）曇り時々雨
今年も半分終わりの水無月晦日。7：00起床、朝食後我が仔と散歩。8：00自宅を出て地下鉄・JRを乗り継いで9：00田町着。久しぶりに通勤時間帯に電車に乗り、人の多いことに驚く。駅近くのカフェで新聞精読。9：40隣接するビル四階にあるクリニックでワクチンの職域接種を受ける。予め記入した予診票を提出すると直ぐに声がかかり若い女医さんが素早くチクリ。小部屋に入ってモノの１分。退出して待機室にて１５分。心身に異状なく10：00には山手線の車中。10：30池袋のサテライト・オフィスで昼まで真面目にお仕事。13：00近くの回転寿司で昼食。13：10グランドサンシャインシネマにて先週末から公開の邦画を鑑賞。場内３０名程度と程よい空き加減。越谷オサム（≪陽だまりの彼女≫は小説・映画共に佳作なり）の原作小説あるようだが未読。悩める女子高生の成長譚。津軽（弁）×メイド喫茶×三味線の三題噺。ヒロインの駒井蓮は４月に≪名前≫を鑑賞済み。ナチュラルな清廉さがよろしいですな。但し本作に限れば物語の起伏がなく、間延びした演出と併せて退屈に感じた。登場人物たちの切実さが伝わってこない。監督は我と相性の余り良くない横浜聡子。ちなみに監督・主演女優ともにネイティブ津軽人。ゆえに方言は正確なのだろう。（実際標準語字幕が欲しかった・笑）祖母役は現地調達（素人）とみた。ラストの津軽三味線にはさすがに感心。（吹き替えでなければ大したもの）帰宅して我が仔と霧雨の中散歩。

片桐はいり4倍速

6/29（火）曇り時々晴れ朝夕一時雨
未明にはシトシト雨。8：00起床、我が仔と散歩に出るころには雨も上がり曇天。朝食後に寒天の仕込みをする。毎夏恒例の常備冷菓として重宝している。昼食に豪華ミックスサンド。午後は雑用、散歩、読書。天気予報に反して陽が射してきた。夕刻、川沿いのコンビニのテラスで一服。我が仔と3度目の散歩の途中から豪雨あり。夜は個性派女優を主人公にしたショート・ムービーを視聴。片桐はいりを初見したのは舞台である。そのインパクトは忘れがたき。以降、その個性を生かした諸作（TV・映画・舞台）に接してきたが、本作はワンシチュエーションのナンセンス・不条理・コメディの連作で、まぁ笑えました。実はシリアスな芝居も出来る曲者バイプレーヤであろう。仕掛け人は大人計画つながりの才人・松尾スズキ。流れで書棚からエッセイ集を拾い読みしてニヤニヤする。

ソースの決め手は・・・・

6/28（月）晴れ時々曇り
連日の天気予報外れで青空が眩しい。7：50起床。8：00我が仔と散歩。9：00ネット動画で奉公先トップの就任挨拶を視聴する。メガバンクからの天下りであるが偉くなる輩は講話も上手い。その後、E-larningでこれもネットでお勉強。画面に次々と出てくる三択の設問にクイズ感覚で回答して、間違えればダメを押され正解であれば褒めてもらって、機械相手に一喜一憂して考えようによってはシュールな世界である。午前中で業務終了を決め込んで昼食にアボカド・明太子・クリームチーズ・卵黄を併せたパスタと１０種のサラダ。ソースの取り合わせ（分量配分）に改善の余地はあれど新感覚で結構いける。夕刻、馴染のカフェで読書。夜は我が仔と３度目の散歩。

原節子の真実

6/27（日）曇り
珍しく天気予報（雨）が外れて終日曇天で薄日さえ見える。7：30起床。ネットで映画の予約をしようと演目を眺めるも時間帯が合わず、話題のアニメの特別興行とかで一律1,900円の料金設定されていることにムッとして鑑賞断念。我が仔と散歩、隣駅のファミレスで朝食＆読書。最近、≪女帝≫で小池百合子を俎上にのせた石井妙子が５年前に発表した伝記を精読。４2歳で忽然と引退して半世紀以上、全く人前に出ず隠遁生活をつづけた大女優の虚実に迫る。渾身の労作。映画ファン向けの評伝としても日本人論としても読める。昼前に帰宅して散歩と清掃と読書を交互に行って平和な一日。道行けば選挙カーに出くわす。何故か他県ナンバーでウグイス嬢もアルバイトなのだろう。主義主張もなく候補者の名前を連呼するばかり。都議選まで1週間。

Arc アーク

6/26（土）曇り
6：45起床。我が仔と散歩。7：30ファミレスで朝食。8：45シネコンで昨日から公開の邦画鑑賞。場内４割程度の入りと健闘の部類か。原作である中国系米国SF作家ケン・リュウの短編小説は既読。監督は長編三作目の石川慶。現在最も新作が楽しみな映像作家である。過去作に共通した乾いた演出、凝った色調、丁寧なスタッフワークは本作でもより洗練されて健在。テーマは永遠の命。若干の脚色はあるも設定・展開・結末は原作を踏襲。その世界観（プロダクションデザインやキャラクター）には違和感なし。但し現実としてわが身にその選択（永久の寿命）をするかと問われれば御免蒙りたい。人生とは死までの暇つぶしである。主演の芳根京子と小林薫の陰翳ある熱演を特筆しておきたい。帰宅して我が仔と散歩。夕方からジムでエクセサイズ。体重増減なし。夜は今月逝去した寺内タケシの演奏をYouTubeで聴く。そういえばアングラの女王・李礼（麗）仙も亡くなった。状況劇場時代の小林薫を知る者も稀になった。映画は永遠に残るが演劇は観た者たちの脳裏にしか残らない。合掌。

夏への扉

6/25（金）曇り時々晴れ一時雷雨
昨日同様不安定な天候続く。7：30起床。我が仔と散歩。9：00からネットミーティング。終わって庭の草むしり。昼に昨日の残りの鯵飯と具沢山味噌汁。仕事を早めに手仕舞って自転車で近所のシネコンまで出向く。本日初日16：05上映の邦画には観客10名と閑散。原作は米国SF界の大御所ロバート・A・ハインラインが1958年に発表した同名小説。1970年を舞台にした近未来（タイムトラベル）モノの古典だが、自分が読んだのも奇しくも70年代でありました。さて日本でとりわけ人気が高い本作の映像化。舞台と時代を我が国の現代に移しているが、骨格・ストーリーラインは原作に忠実。良かった点、1にかわゆい猫ちゃん、2に向かうところ敵なしの清原果耶、3に意外や夏菜のお芝居。さすがに手垢がついた既視感あれど、それは原作が如何に後世の作品群に影響を与えたかの証左でもある。三木孝浩監督は本当にメルヘン・ファンタジーを撮るのが上手いですな。但し今回はその小奇麗さが仇になっているように思ふ。上映後に併設されているショッピングモールで木綿シャツとキウイフルーツを買う。帰宅して雨上がりの夜道を我が仔と3度目の散歩に出る。

鯵飯

6/24（木）曇り時々晴れ一時雷雨
7：30起床。9：00まで仕事、散歩のあと朝食。昼前に冷凍しておいた鯵を自然解凍させて野菜の下拵えをしておく。10：00遠隔会議。午後、２合の白米と鯵・大根・人参・牛蒡・椎茸を加えて炊飯器で炊く。仕上げに生姜と長葱と白胡麻を散らす。鯵の頭で出汁を取ったみそ汁と一緒に頂く。結構なお味でございました。15：00水の入った金盥をひっくり返したような豪雨あり。雨上がりは晴れ間も見え気温もぐっと下がって涼しい。食後も夕方までキッチリお仕事。18：30我が仔と散歩。

沙翁など知らずとも処世に影響なし？

6/23（水）曇り時々晴れ一時雷雨
  ３週間振りの出勤日。5：45起床、7：00.奉公先到着。午前中は単純作業と研修講師。テーマは金利についての色々。雑談時に≪ヴェニスの商人≫の話（吝嗇なユダヤ人金貸しシャイロック）を例えに出すと受講者全員知らずと口をポカンとあけている。これには参った。若人たちの無知では済ませられない基礎学力の低下を憂う。昼に鶏丼と冷やし担々麵のセット、1,050円也。午後は庶務業務と個人面談。そういえばもうすぐ一時金の支給日である。したくもない上司へのヨイショを行う自分が恨めしい。定刻3：50退社。池袋から徒歩帰宅。途中隣駅のファミレスで甘味摂取と読書。夜はYouTubeで大昔のホームドラマを視聴。

晩春／麦秋

6/22（火）晴れ時々曇り
 昨日同様お日様が拝めて心地よき天候。9：00我が仔を主治医へ連れてゆく。左耳の炎症と全身の汗疹。共に初夏になると出る症状。抗生物質を処方され診察料金と併せお代は4,920円也。保険は効かないのは致し方ないが、云われるままに支払うのも業腹である。パン屋に寄って食材調達。帰宅して1時間ほどお仕事。昼食は、豚ロース薄切りを大蒜タレで焼き、野菜各種のマリネと挟んだオリジナルサンド。これは見栄えも良く専門店で800円は取れると自画自賛。夕刻、駅前のカフェで一服。公園をひと廻りして帰宅。夜は小津作品の二本立てをネットで視聴。ちょうど10年目に名画座で再見している。誘発されて大女優を扱った伝記をアマゾンで購入。大昔は一期一会の心構えで劇場に通い、古本を探して書店街を彷徨ったのが噓のようである。何でもポチポチとクリックすれば良いので良き世の中である。但し、それとは引き換えに我々は何か大切なモノを失っている気がする。

ザ・レポート

6/21（月）晴れ時々曇り
緊急事態宣言明けの月曜日。夏至。梅雨休みの好天。7：30起床。ネットでワクチン予約をしたが既に終了。考えることは皆同じか。9：00までに仕事を済ませて我が仔と散歩、次いで朝食、清掃、昼食の準備。義父母が残した年季の入った小さな整理箱がある。印鑑・カード類・文房具などを整理。午後も散歩でスタート。強い日差しは真夏日を思わせる。夕刻、川沿いのコンビニのテラスでアイスコーヒー片手に新聞精読。隣のテーブルには夏服（制服）の少女たち。夜はアマゾンプライムで日本未公開の米国映画（2019年製作）を鑑賞。同時多発テロ以降、CIAはイスラム系容疑者の取り調べを強化する。残忍な拷問を容認して隠蔽を図るが、調査委員会の上院議員はスタッフに調査を命じる。文句のない一級のポリティカル・スリラー。虚実取り交ぜた複雑な経緯をテンポよく描いたシナリオに感心。真実を探求し、正義を貫こうとする調査官をアダム・ドライヴァー、彼の上司の女性議員にアネット・ベニング。民主主義の危うさや諜報組織の陰湿さを抉って容赦ない。これだけの問題作が正々堂々公開されるアメリカという国の奥深さは御立派と云わざるを得ないと思ふ。

クワイエット・プレイス 破られた沈黙

6/20（日）曇り時々晴れ
早朝まで小雨がぱらつく。7：30起床。いつもは元気に起き出す我が仔に元気がない。散歩を見合わせて単身ファミレスで朝食。次いで昨日同様10：30上映開始の米国サスペンス映画のパートⅡを鑑賞。場内4割程度の入りと健闘の部類。３年前のパートⅠを日記から。≪全米でヒット作は類似多い侵入者モノではあるが、低予算とB級テイストを逆手に取った良く出来たホラー・サスペンスだと思ふ。舞台は一家族との攻防に限定され、凶暴な敵は聴覚のみに長けており、対する親子は会話も生活音さえも制限される。お化け屋敷的な仕掛けもあるが、ドラマ部分がしっかりしている。つまり緩急とツボを押さえたシナリオと演出に感心。クリーチャーの造詣もおぞましく憎々しい。≫今回もスケールが大きくなってはいるが骨格は同様。娘が聾唖であることが肝。母・姉・弟に迫る危機を畳みかけるカットバックで描いて思わず小さな叫び声をあげた。この編集は上手い。劇場を出れば晴れ間も見えて陽が射せば暑い。午後には我が仔と２度の散歩。親族の小僧から菓子の詰め合わせが送られてきた。あぁ今日は父の日でありました。

ザ・ファブル 殺さない殺し屋

6/19（土）雨時々曇り
終日シトシト雨合間に小休止。7：30起床。8：00ファミレスで朝食。9：05シネコンで昨日から公開の邦画を鑑賞。２年前の前作が好評だったことを受けての続編。場内若年層を中心に５割以上の入りとまずまずの出足。原作漫画あるも未読。CM出身の監督はトヨタのCMでキレのある編集に感心した記憶あり。アクションシーンは迫力あり、これは世界レベルだろう。スタッフワークを褒めるべき。岡田准一は大手アイドル事務所の所属だが独自の地位を確立して芝居も上手い。コメディー要素はお約束。堤真一の悪役振りも過剰気味ではあるが悪くはない。幾つか無理な設定や展開もあれど料金分は充分楽しんだ。帰宅して霧雨のなか我が仔と散歩。夕刻、ジムで遠泳とサウナ。体重１キロ減。この調子であと２キロは減量したい。

飯山満は人名に非ず

6/18（金）晴れ
梅雨の合間の快晴。爽やかな一日。8：00我が仔と散歩。9：00ネットでミーティング。朝食後に単純な仕事。準備を整え昼前に家を出て地下鉄２系統と京葉高速を乗り継いで13：00目的地の駅に到着。我にとって西船橋から先は未知の世界。駅前にカフェやファストフード店など洒落たものなどひとつもない。長閑な駅前ロータリーを渡ってショッピングモールで休憩。周囲は年寄りばかりなり。公団住宅には幾つかの店舗もあるが少々入り難き雰囲気。14：00ジャストにお迎えの車がやってきた。先月逝去した旧友の未亡人と娘さんに再会。築20年の友人宅の祭壇には笑顔の遺影。位牌の戒名≪弦英孝道信士≫に焼香・黙祷。傍らには２０年来愛用していたアコースティック・ギター。故人の思い出話を２時間。景気づけに１０代の頃の与太話をしても語気は次第に哀惜を帯びる。夫人から新事実が幾つか語られる。友の知られざる一面に業の深さや生活の切実さを垣間見る。娘さんから手作りの小物を頂戴する。花束を持った猫の人形である。往路をなぞって帰路に就き18：30帰宅。我が仔と長い散歩に出る。自室に似合わぬファンシーな置物を飾ってこの日記を打つ。

おまえ、雨を呼ぶ男（犬）か？

6/17（木）雲り時々晴れ一時雨
早朝一雨あり。午後に豪雨。夕方はにわか雨。厚い雨雲と白い入道雲やイワシ雲の合間に紺碧の青空が覗く。何とも形容しがたい天候。陽が射せば暑い。降雨時にはいづれも我が子と散歩途中。スーパーの駐車場や公園の東屋で雨をやり過ごす。昼に野菜サンド、夜もそのバリエーション。夕方、駅前のカフェで喫茶と読書。馴染の花屋にオーダーした花束を取りに行く。ついでに専門店で遣い物の洋菓子を調達。夜はひたすら読書。思うところあってヴァージニア・ウルフの≪オーランドー≫を再読。才媛サリー・ポッターの映画は原作にリスペクトして成功した部類だと思ふ。活字と映像の得意領域や違いなど思うところ多し。

ワクチン打とうか打つまいか

6/16（水）雲り時々雨
終日降ったり止んだり。合間を縫って我が仔と散歩。8：00起床。8：30ファミレスで朝食＆仕事。平日朝は単身の常連しかいない。年寄か自由業の若者か。まぁ我も堅気とは言い難い身分である。課題を幾つかやっつけて昼前に帰宅。社内告知でワクチン接種の案内あり。今月末に初回、来月末に２回目。これは住んでいる区役所の対応より相当早い。看板だけデカい会社に勤めている恩恵である。更には同居の親族のみ接種可とのこと。これまで予防接種と称する投薬は小学校以来したことがない。さてさてどうする。夜は東京物語のカラー版というデジタル技術のなせる珍品をネットで視聴。名画に色を付けることがそれほど重要かいな。