大いなる陰謀

4/29(火)晴れ
少し寝坊して、小一時間のエクセサイズ。そのまま東武練馬のサティで散髪、映画鑑賞、書籍購入、喫茶。レッドフォードの監督作（出演も）は、糞真面目なディスカッション映画でありました。三大スターをそろえた意欲作なのだろうが、どうにもノリが悪い。アフガン高地の戦闘も迫力不足。原題は【Lions for Lambs】。戦地に赴く者がいるおかげで我々は平和を享受できるか？ラストの墓標を眺めてのメリル・ストリープの涙に監督のメッセージがあるのでありましょう。映画としては凡庸な出来栄え。
帰って洗車をする。夕食には特製ミートソースのパスタを作る。

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド

4/28(月)晴れ時々曇り
登山休み明けの月曜は睡眠充分で爽快なり。さしたる筋肉痛もなし。山の霊験あらかたなり。いつものミーティング。昼までは雑用に追われる。午後、日本橋と豊洲へ出張る。業務事項は略。夕刻、日比谷で映画鑑賞。秘密結社になりつつある同好会の定例会。会長と小生二人のさびしい参加状況。開演前の時間をファーストフード店で潰す。連休前のシャンテは満員の盛況。ポール・トーマス・アンダーソンの新作は同館で上映中の【ノーカントリー】同様、救いのない重く暗い悲劇。主演男優のダニエル・デイ・ルイスがオスカー受賞に恥じない悪魔的な力演である。これは２０世紀前半、石油採掘にとり憑かれた男の壮絶な記録である。音楽良し、演出良し、プロダクションデザイン良し。およそ美談となる立身出世物語で出てくる素材を全て裏返した快作である。２時間半まったくダレルことなく鑑賞。
隣の中華屋で帯同者と懇親。帰宅２３：３０。

両神山

4/27(日)曇りのち晴れ
３時半起床。４時にはお迎えの車が来る。乗り込んで関越自動車道・花園インター下車。３０分ほど一般道を走り登山口の駐車場に着いたのは６時前。雨も上がり曇天。昨日までの雨でぬかるんだ山道を登る・・・。両神山は百名山の日土地に数えられる。今回は日向大谷からの往復ルート。日向大谷登山口 6:00 → 七滝沢との分岐 6:40 → 8:00 清滝小屋 9:00 → 10:30 両神山山頂 11:30 → 14:00 日向大谷まで戻り、薬師の湯（町営の日帰り温泉施設）で一休み。清澄な沢に沿っての散策と傾斜のきつい個所もあり十分堪能。途中天候も回復、山頂での景色も良かった。15:00来た道を戻り17:00には自宅着。久しぶりの山登りはさすがに疲れた。睡眠時間2時間半では当たり前か。夕食もとらずに爆睡。21：00に目覚める。

あの空をおぼえてる

4/26(土)雨時々曇り
早朝起きるも外出せず、朝食後、冷蔵庫の整理と部屋の掃除をする。昼近くに埼玉県は上尾近くにある伊奈町の国立がんセンターへ実姉を見舞う。郊外にその威容を誇る堂々たる建物である。天気のせいかややくすんで見える。病室の主は不在。体調が良いのか一日外泊が許されたようだ。東大宮の自宅へ向かう。住居は留守である。ここで初めて携帯にアクセスする。家族そろって上尾でお買い物だそうな。３０分待てば帰るという。近所のスーパーで時間をつぶすことにする。店内の１００円ショップで老眼鏡を２個買う。当然ながら２００円。近くのマックで遅い昼食。ビッグマックは昔に比べると小さくなったように思う。実際そうなのであろう。隣は子連れの若夫婦。かつてに自分を思い出し少しシミジミする。時間とおり再訪問すれば、姉は病魔の進行が嘘かと見まごうほど闊達である。小１時間談笑。義兄にお見舞いを渡す。雨のなか渋滞する一般道で帰宅すれば１８：００過ぎである。Ｎｅｔで予約して本日初日の邦画を見にゆく。
突然の交通事故で愛娘を亡くした両親と同じ災難にあったが生還した兄の物語。空は高く、山中の緑は深い。川の流れは清澄で子供はあくまで子供らしい。一家の太陽であった少女の不在が一家に重く暗い影を落とす。家族の絆と再生。不易なテーマである。随所に映画的な効果が施され役者の熱演とうまいシナリオ・演出に、過半のシーンで洟をすする。これは上質なメルヘンである。年度必見の１本。
２２：００帰宅。明日に備え２食分の弁当を作る。

招かれざる客

4/25(金)曇りのち晴れ
明け方ソファーで目覚める。最悪の目覚め。早朝から田園都市線宮崎台へ出向く。大手機械商社へご機嫌伺い。商談終わり、近隣に旧友が豪邸を建てたことを思い出す。携帯を鳴らす。相手が出た。道案内をさせる。右行け左に曲がれ、と指示通り歩き３分ほどで電話の主が手を振る。迷惑も顧みずあがりこむ。幸福そうなマイホーム。愛犬(プードル)がお出迎え。茶が出る。暫し昔話を談笑。辞して都心へ戻り日本橋で昼食、顧客訪問。不動産を実査して帰社。あとはひたすら事務作業と業務連絡。夜、有楽町で釣りの会の総会。最年少４０歳というむさい酒宴。それなりに盛り上がり、２次会へ。終電で帰宅。

あれば邪魔 なければ困る 曇り傘

4/24(木)雨のち曇り
朝から雨。大塚へ向かう。傾いたシステム会社のにわか代表と面談。金の算段などを聞く。終わってさらに同地の差配師と会いそこでも金子の申し込み。昼食は駅前のベーカリーカフェでゴマといちじく・五穀・餡というとりどりのパンを牛乳で流し込む。食後コーヒーを飲み少しうたたね。戻れば山のような書類。何件かの交渉。夕刻脱出に失敗。２０：００帰宅。実妹より絵手紙が届く。トレンディードラマを見て居間でグズグズしているうちに日は昇る。朝風呂に入る。

連れ合いの誕生日

4/23(水)晴れ時々曇り
春眠暁を覚えず。寝起きのキレが悪い。早朝から千葉の五井へ出向く。帯同３名。化学工場の見学。トップへ面談。昼食は豪華寿司定食。戻って夕刻、丸の内怪しきファンド企業の投資担当者からヒアリング。立て板に水の説明にかんしんかんしん。ベトナム不動産ファンド、１００万円からだそうな。虎の子を張ってみるか。八重洲の裏道の中華屋で遅い夕食。帰路池袋でレイトショウでも見るかと下車するも、今日がとあるアニバーサリーであることを突如思い出す。ブーケとケーキを買い、いそいそと帰宅。

囲碁将棋麻雀

4/22（火）晴れ時々曇り
天候さわやか。終日事務所にて応接に務める。午前中、同業者三組。午後も同業者。その他、あちらこちらをふらふらして夕刻、宿敵からお誘いあり。１９：００、いつもの雀荘、３０分遅れでゴングが鳴る。半荘２回を４時間かけて行い、心身くたくた。あたしたちの雀風は囲碁将棋の如し。長考、動作スローモー、まったあり。博打やゲームというより、まるで井戸端会議である。日付が変わる頃帰宅。残り物の孤食。
Ｎｅｔで実姉の病状芳しからずを知る。清算業務を済まし安堵。

ぼくたちと駐在さんの700日戦争

4/21(月)晴れ
けだるい週明け。定例の打ち合わせ。郵便局と銀行で各種振込み。昼に喜多方ラーメン。午後に銀座へ出向く。御前会議で案件２件承認。やれやれ。ＩｔｏＣｉａのテラスカフェで一服。コーヒー一杯７００円也。１９：００退社。池袋で邦画のレイトショーを鑑賞。観客１０名程度。ガラガラである。１９７９年、栃木の片田舎での高校生と駐在巡査との荒唐無稽な悪戯合戦。当時の風俗（黒電話、アイドルポスター、インベーダーゲーム）は壮年以上の年代にはノスタルジーを感じるか。エピソードに面白みはないが、役者は好演（キャラは立っていた）していたか。まぁよくある青春讃歌。２３時過ぎ帰宅。黒川博行の【悪果】読了。これは面白かった。警察と極道は同じ穴のムジナだな。

つぐない

4/20（日）曇り時々晴れ
やや寝坊。通常ルーティンを破り仕事場へ向かう。昼過ぎまで孤独な作業。相続関係の最終処理を行う。コピーを３００枚。午後、日比谷シャンテ・シネにて映画鑑賞。演目は現代イギリス文学の巨匠イアン・マキューアンのベストセラー小説『贖罪』を、『プライドと偏見』のジョー・ライトが映像化した文芸もの。題名と宣伝ポスターから古風で大甘なコスチュームプレイを連想していたのであるが、いやはやどうしてこれは大変刺激的な傑作でありました。スコットランドの景観麗しい前半部、陰惨な戦地を描いた中盤、そして現代目線で【物語】とは何かを問うたラスト。何度か反復する主観を変えた描写が終盤に効いてくる。これにはやられた。役者良し、シナリオ良し、プロダクションデザイン、演出良し。年度最良の一本。ヒロインのキーラ・ナイトレイがもう少し太目であったら・・・。語り部である妹役を新人シーアシャ・ローハンとロモーラ・ガライ、そして大女優ヴァネッサ・レッドグレイヴがリレーで競演。アカデミーを獲った楽曲も素晴らしかった。
夕刻、ビックカメラで写真のプリント。
夕食はスペシャルオムライスを作る。

4人オフ会

4/19（土）曇り時々雨
早朝起床。たっぷり朝食を摂って、午前中は台所・居間の掃除に勤しむ。午後、渋谷(表参道）へ向かう。途中の地下鉄駅前の本屋で3冊の新書、池袋の百貨店でベルギーチョコを購入。映画のメールリンクで知り合った知人達と、2年半ぶりのオフ会。そのなかの男女二人が結婚したと知らされ仰天。南青山のお洒落なタルト専門店で3時間、充実の談笑。１７：００渋谷駅で解散。利害関係のない同好の集まりは楽しい。

春の波濤

4/18(金)雨
強風、凄まじい横雨。終日事務所で過ごす。午前、会議。午後、来客3件。夜は近所のうどん屋で同僚と懇親。帰ってパソコンの前で前後不覚。明け方入浴。

莫逆の犬

4/17（木）曇りのち雨
曇天、昼前から激しい雨模様。昼前に大塚へ行く。新興の派遣会社から金の無心。ホテルの日本料理屋で豪華松花堂弁当を馳走になる。受けてはいけない饗応なり。小休止、そのまま日本橋の取引先へ移動。経理担当の役員へご機嫌伺い。夕刻新宿に出没。贔屓劇団の22回公演、初日を観劇。帯同はメタボ・シスターズ。新作は近年屈指の出来栄え。役者の力演あり、作風は新境地。悲劇と喜劇は紙一重である。大いに満足して小屋を後にして隣のおでん屋で合評会。２４：００近くに帰宅。

ペネロピ

4/16(水)晴れ
爽快な朝。終日事務処理と接客。夕刻、有楽町のシネカノンで一風変わったファンタジーを観賞。贔屓のクリスティーナ・リッチ主演作。魔女の呪いで豚鼻で生まれた少女の艱難辛苦。英米合作、ロケはロンドンだろう。色彩豊かな美術と古い街並みが毒のあるメルヘンを中和させていた。なるほどこれはやや説教臭いがよく出来た大人の童話である。特殊メイクをしても魅力満載で力演するリッチ嬢、よくぞこの役を引き受けた。バッファロー６６以来のファンとしては嬉しい。

命旦夕に迫る

4/15(火)晴れ
日が昇れば気温は上がる。早朝から来客、来客、来客である。派遣会社の担当変更。新担当は軟な男。次いで大きな商談進行中な取引先の経理担当。こちらも多人数で対応。昼食をはさみ、管理債権先の不動産担当者。権利関係の書類を取り交わす。更に怪しきシステムコンサル会社の役職者。夕刻、有楽町の眼科で術後1週間の検診。異状なし。視力安定までには3か月ほど要するとか。帰路池袋により2時間の特殊ミッション。２２：００過ぎ帰宅。サンドイッチを孤食。食後にバウムクーヘン。義兄のブログを見て実姉の病状悪化を知り心中暗然となる。