ブログ日和。

映画と、『ER緊急救命室』『ザ・ホワイトハウス』などの海外ドラマと、世間に対してのツッコミを徒然に書いていきます。

『スパイダーマン3』 一つのアトラクション

2007-05-19 23:46:14 | 映画
ロゴが「スパイダーマンヨ」にしか見えないことで話題の最新作。

観る前は、キリスティン・ダンストの「ヒロイン意識過剰症候群」を、いかに罵倒しようかと思っていたのだが、意外や意外、今作では主演舞台をクビになる不幸女だったんで叩き甲斐がない。でも、いつも通り性格ブスではあるんだけどね。それ以上に目立つのが、パーカーのおバカさ加減。ブラックスパイダーマンになったからって、ドラえもんの秘密道具を悪用するのび太のような振る舞いに閉口。主役二人がこんな感じだから、ストーリーは破綻しております。ロシア人大家の娘が、魅力的になったと思ってしまうぐらい。

それに引きかえ、アクションシーンは、もう大興奮。今まで、炎や水のCGっていうのはたくさんあったけど、今回はサンドマン、砂である。この表現がとても面白いポロポロ崩れていくのと同時に、重く威力のある砂のパンチ、スパイダーマンの攻撃をすり抜けるしなやかさ、背反するような不思議な性質を違和感なく見せてくれた。360度、縦横無尽に繰り返されるアクションシーンは、やっぱり圧巻。これはもう映画というよりか、アトラクションと言った方がいいと思う。ぜひ、劇場の大画面で。

「ディズニーランドは遠すぎる」というキャッチコピーの中国の遊園地が騒がれたけど、それを謳っていいのは、スパイダーマンだと思う。実際に遊園地行っても、命の保証が無い時代ですし。