静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

 「公務員組織を守るための隠蔽」を合法化している刑法条文は直ちに撤廃・改正せよ

2024-06-06 11:12:49 | 時評
【 日テレNEWS NNN 】◆逮捕の元生活安全部長 鹿児島県警トップの“犯罪隠ぺい”を主張「どうしても許せなかった」
・ 職務上知り得た秘密を漏らした疑いで、逮捕・送検された本田尚志容疑者(60)。鹿児島県警の幹部である生活安全部長を務めていました。
・ 本田容疑者の主張によると、隠ぺいだとして本田容疑者が挙げたのは、去年12月に発生したトイレでの盗撮事件。今月、鹿児島県警の巡査部長、鳥越勇貴被告(32)が起訴されていて、この事件を
  指揮するはずだったのが、野川本部長だったといいますが…野川本部長は「最後のチャンスをやろう」「泳がせよう」と言って“捜査の着手を先延ばしした”というのです。
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 読者はお気づきと察するが、本件で問われるべきは<上司が部下の犯罪を隠蔽しようとした嫌疑>の事実関係云々ではない。(盗撮行為)の犯罪そのものは職務遂行上守るべき秘密に該当≫するのか?しないのか?である
(犯罪捜査上、外部に流れては支障をきたす)或いは(関係者の人権を損ねる可能性がある)情報なら、罰則対象になり得る秘密
漏洩にあたるだろう。 だが、誰がなした行為であれ、明白な刑事犯罪は公共の利益の為に守るべき秘密ではない! 
   それが警察組織内部の人間による犯行であることは本田容疑者を罰する根拠になり得ないのだ。刑法を改正すべきだ。
 此の組織保護のための隠蔽体質合法化は、政治家が透明性を嫌い政治改革を骨抜きにする体質と同じ根から発している。
コメント
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