静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

英検が豪政府と協定  < Toefl と比肩できる検定構築? >  英語圏での実務スキルに結びつく?

2014-10-22 21:15:05 | 書評
  詳しくは次のURLで。 http://mainichi.jp/shimen/news/20141022dde041100033000c.html  
   英語日常の修羅場で16年余り暮らした私自身の実務英語スキル修得の自分史を振り返ると、まず、高校・大学時代はTOEFLを全く知らなかった。 お粗末な逸話かもしれないが、社会人になってTOEIC を知ったのは、迂闊にも21世紀を迎えた40年後の日本帰国後だった。 受けてみろ、というだけの。 英語ビジネスの現場で生きてきた男の実力を測る手段として、日本でTOEICが用意されていた。・・・・スコアは云うまでもあるまい。  つまり、日本で行われていた検定を通過せずとも、TOEFL/TOEICを経過せずとも、英語社会で生き抜くことはあり得た、ということだ。  何せ、異国での飯がかかってたからね・・・。  (・・・・英検X級? その名称は高校生の頃から聞いていた。書店の立ち読みで何冊か覗いたがピンとこなかった、という記憶だけは生々しい。そこから、TOEFL とTOEIC の繋がりに私の不信感が芽生えた)。
   留学に最低限必要な理解力を高める判断基準/目標としてのTOEFL は疑いなく目的を果たし貢献してきただろう。だが、ここで最初の問題は、日本の英検コンテンツヒエラルキーの内容が英語を母国語として教育している諸国の等級比較に値するのか?との疑念だ。 何故なら、日本の英語教育の優れた点である文法/構文力/品詞理解力(これは私も認めるが)は、大學の授業を行う教授、そしてビジネスマンの全てが正統的話法/書法ではないから役に立たないことが殆どだ。 受験英語の世界と、ここが違うのだ。 このギャップを日本英検流正統はカヴァーし、本当に追いつけるのか?

  第2には、英検であれ、旧英連邦圏での英語習得であれ、英語社会での生活レベルで身につけたいゴールをどこに置くか?である。 ハイカラ趣味やファッション・アクセサリーで英語力をつける人は論外。大學留学で不自由しないだけに満足せず、英語を使うグローバル職場での長い活躍を学生が望むなら、高校生の留学段階から外国での実社会までを見据え、一貫した実務能力発展スケールを構築しないと(英検/TOEFL/TOEIC)は連動しない。
     この観点からみて、英検協会の行おうとすることは、国在人材育成に役立つのか??  議論を促したい。
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