静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

再スタートした「立憲民主党」の幹部達よ     どこまで自民党への敗因が分析できてるのか?   反省結果が行動計画に生かせるのか?

2020-09-11 19:03:02 | 時評
◆ 安倍政権の長期化 「最大の応援団はふがいない野党」 小川淳也衆院議員 https://mainichi.jp/articles/20200911/k00/00m/010/086000c?cx_fm=mailyu&cx_ml=article&cx_mdate=20200911&pid=14509
◇ 長期政権の最大の応援団はふがいない野党でした。野党に、少なくとも政権交代前の民主党ぐらいの期待感や存在感があれば、安倍政権はこれほど長くはもたなかったでしょう。
  なぜなら、安倍首相を支持する理由のほとんどは「他に選択肢がないから」です。つまり「他よりまし」という消極的支持しか得られていないわけで、選択肢を示せなかった野党のふがいなさが、結果的に安倍政権を
  めいっぱい応援してしまった
という気がします。 

◆人は生まれ育った環境からは逃れられないので、個人攻撃をするつもりは全くありません。僕がもし岸信介の孫に生まれていたら、今のような感性や価値観は持たず、タカ派の安倍さんのようになっている可能性は高い。
 私の香川1区の対立候補も、祖父の代から政治家で、しかも一族は地元新聞社のオーナーであり、テレビ局も傘下に持っている。政治家をいわば家業としている人たちです。彼らは将来を決められて自由がない。
 私たち庶民には分からない、彼らなりの苦労があるんだろうと思います。

  ただし、間違いなく言えるのは、自民党が国民の暮らしを理解し、将来へ抱く不安に深く共感した上で政策を実行する可能性は限りなくゼロに近い。それが今の政治の構造的問題だと思っています。

◆ 野党がふがいなく、国民から期待されないのはやはり、離合集散が続いているからでしょう。17年の衆院選で民進党が小池百合子氏率いる希望の党と合流を決めた際、小池氏が安全保障政策などへの姿勢が異なる議員を
 「排除する」と発言して失速したのもその一例です。私も悩んだ末に希望の党から出馬しましたが、有権者からは批判的な言葉を浴び、結局約2000票の僅差で敗れました。有権者には分かりにくい姿勢だったと反省しています。

1) なぜ離合集散を繰り返すのか。自民党は、安倍さんのように政治家が家業の人が多く、何か強いこだわりがあってなったという人は相対的に少ないと思います。だから利権やポストを目当てにまとまりやすい。
  これに対し、野党は理念に駆られ、家族の反対を押し切ってまで政治の世界に飛び込んだという人が相対的に多い。自己主張やこだわりが強い上に、金や権力のうまみもないので全然まとまらないのです。

2) さらに根本的な問題は、与党経験が少ないために政権を担うことに対する自覚や知恵、忍耐などが圧倒的に不足していることです。国民からすれば「安心して政権を任せられない」と感じて当然だと思います。

◆結局、新しい政権も、安倍政権の亡霊を引きずったようなものになるでしょうから、本質的には何も変わらないでしょう。合流新党は1998年に民主党を結成した時の形と似ていると思いますが、一部議員が合流しないなど
 既に足並みが乱れているのは残念です。今までの離合集散とは違う、と思ってもらえるかどうかはこれからの活動次第でしょう。
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