静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

国政改革の本質的な課題と政策を 自民総裁選で打ち出す勇気を誰がもっているか?   世代交代でチョンじゃない!

2024-08-22 09:47:35 | 時評
△【東京新聞】<社説>自民党総裁選 裏金・教団不問に付せぬ 要旨転載
・ 問われるべきは、岸田文雄首相が再選断念に追い込まれた派閥裏金事件の実態解明、関係者の処分と再発防止に向けた政治資金改革に加え、高額献金被害などが相次いだ旧統一教会
 (世界平和統一家庭連合)が同党の政策に影響を与えたか否かだ。党首交代によって不問に付されてはならない。
・ 総裁選にはすでに立候補を表明した小林鷹之前経済安保相のほか石破茂元幹事長、小泉進次郎元環境相、林芳正官房長官、河野太郎デジタル相ら10人が立候補を目指しているとされる。
  多様な人材が名乗りを上げられる状況が、岸田氏が率先した「派閥解消」の効果だとしたら歓迎はしたい。しかし、総裁になって何を目指すのか、「政治とカネ」の問題にどう取り組み、
  旧統一教会との関係をどう清算するのか、納得できる議論は聞こえてこない。

・ 政治への信頼は、経済や社会保障、外交・安全保障政策を遂行するための基盤である。推薦人の確保や立候補表明の時期を語る以前に、党の体質刷新や政治改革にかける決意、
  目指す政策・理念こそ語り、競うべきではないか。今回の総裁選では世代交代も焦点になる見通しだが、仮に若い指導者が誕生しても自民党の金権腐敗体質が自動的に改まるわけではない。
   私たち有権者は「お祭り騒ぎ」に惑わされず、政治が本当に変わるのかを見極めたい。


 ⇒ 私は「政治資金透明化」「政教分離の徹底」に加え、「多様性ある社会(LGBT人権保護+夫婦別姓選択)」「皇統継承における男系固執」への態度表明を求める。
   何故なら、後者は自民党内の分断を表すものなので国会議員票獲得に支障があるからと誰も取り上げないのが見え見えで、それでは国民を向いた政権党の党首選びにはならないからだ。
    そして、恐らく総裁選挙後の衆議院選挙でも此の4つを正面から政策として打ち出す勇気は誰ももってない。・・・石破氏が自民党総裁になればやるか? これも甚だ怪しい。嗚呼!
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X先生への手紙への反響    立憲民主党の”みそぎ”は済んだのか?・・(鳩山氏の除去+国家ビジョン提示)なくして政権交代は画餅だ

2024-08-22 07:54:01 | トーク・ネットTalk Net
◆ 24.08.20.<★☆NHK国際ラジオ放送で「尖閣諸島は中国の領土」と 中国人外雇スタッフが・・・  中国国内での誤った歴史教育?>
   昨日をこれを掲載したところ、ブログ連載から10年の時間では未曽有の閲覧者数(UU)とページ訪問回数(PV)を戴いた。 反響に驚くと共に御礼申し上げたい。

 再び”願わくば”であるが、決して平易ではない日本文を日本に住む中国籍の人が読まれ、正しく理解いただけたなら望外の喜びだ。日本外務省のHPには中国簡体文字で領有権主張の記事があるが、
 私が列挙したような文書と反論の筋立てはみかけない。特に(X先生への手紙)にも挙げたが、1969年国連が東シナ海(=尖閣沖)に原油埋蔵の可能性ありと言ってから掌を返すように領有権を
 言い立て始めた経緯。これは南シナ海に(九段線)なる意味不明のラインを主張し、現代海洋法の領海概念を無視する暴論・威圧そのままの非常識な我がままを繰り返すのと瓜二つの児戯でしかない。
  フィリピン政府は当然ながらこの国際法無視の暴挙と戦っているので、日本政府は支援を続けなければならない。

 常々言っているが、西洋人のように『事実を躊躇わず突きつけ、論理だてて反駁する』これを、どうして日本の官僚・政治家はためらうのだろう? 反駁とはケンカする事ではないのだ
 西洋人が営む国に住んで働いた方なら痛感されてると思うが「自分が正しいと思うなら言葉をつくして論戦する」=Debate を小学生から彼らは教えられている。中国がどうかは知らないが・・・。

 相手が言ってきた批判や抗議・論難の言葉が理不尽ならば、同じセリフを返せば良い場合が中国政府には多いので、遠慮なく返せばよいのだ。それを(大人気ない/はしたない)などと思うから、
 結局日本は黙って引き下がったことになってしまうのだ。 ★「お人好しの性善説」+「論駁をためらいスルーしてしまう」此の二つが日本人最大の弱点だ。そろそろ改めようじゃないか。

◆【毎日】「明日にも総理がやれるか」 立憲代表選、若手の出馬を阻む壁  【源馬のぞみ、安部志帆子】
 抜粋
・ 裏金事件で自民への不信感がピークに達する中、立憲は年内にも見込まれる衆院解散・総選挙を経て政権交代を実現させ、立憲の代表が首相候補となることを見据える。岡田克也幹事長は代表選を「首相を選ぶ選挙の前哨戦、準決勝」と表現する。
・ ただ、その期待の大きさは候補者選定が難航する要因にもなっている。辻元氏は「明日にも総理がやれるかという基準になると、野党が長いので(若手では)なかなか難しい」と本音を漏らす。
  若手・中堅でつくる「直諫(ちょっかん)の会」の重徳和彦会長は自身の出馬も検討してきたが「外交も含む政権運営を見据えた態勢づくりが必要だ」として、会の有志とともにベテランの野田佳彦元首相(67)に出馬要請した。
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 旧民主党は総選挙で大勝し内閣を構成(2009.9---2011.11.)したが、政権運営にしくじり安倍自民党の復活と長期の独裁政治を許してしまった。一つは官僚機構の采配に不慣れだったこともある。
 そこへ不運にも東北大震災に見舞われ福島原発崩壊事故が重なったことも痛手にはなった。だが、あれは例え自公政権下であれ、似たような対応しかできなかっただろうと私は今も思う。

  だが何と言っても、鳩山由紀夫氏が首相として犯した数々の軽率な失敗が国民の期待を大きく裏切り、10年以上に亘る致命的な野党弱体化をもたらした。ここを本当に清算できたのか?
 未だに鳩山氏は独りであちこち出かけては勝手な発言をしたり、SNSで妄言をまき散らしている。あれを何故やめさせられないのだ? これが”みそぎ”の重要な部分だ。


 当時の民主党幹部には若い頃自民党に籍を置いていた人もあり、霞ヶ関官僚出身者も居たから官僚を使いこなせなかったばかりが下野の主因ではない自民党に負けたのは当時の閣僚の未熟さである。
 それは長期の国家戦略ヴィジョンを持ちえたのか?という反省でもあり、これから立憲民主党の代表を目指す人はこれに応えない限り、総選挙での政権奪還など画餅と堕してしまう。
  停滞の30年を経て凋落し始めた日本を再建するには旧態依然の自公政治ではいけない、それは国民の大半が感じながら何故、野党に任せようと思えないのか? そこを真剣に反省してほしい。

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