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ニーチェの言葉『神は死せり』日本人としてどう考えるかⅡⅩ

2013年08月21日 | 歴史
 ユダヤ教が創られた時、既にユダヤ民族がいたわけではありません。ユダヤ民族がユダヤ教を創ったのではありません。
エジプトで奴隷として差別されていた人々がいて、それがモーゼの掲げた神の名の元に団結してエジプトの支配者に反抗して逃げ出しました。
その人々が後にユダヤ民族となります。従って人種はばらばらで民族としてまとまっていたわけではありません。多様な人種が奴隷として集められていました。
彼らが一つの集団としてまとまるためには全知全能の唯一絶対神を頂く神が必要だったのです。
奴隷達がモーゼの元に集まり、エジプトから逃げ出してカナンの地に移住し、その記録が「出エジプト記」です。
彼らは自分たちのアイデンティティーを守るため作り上げた一神教、神様の世界、これがユダヤ教です。
ユダヤ教徒達はパレスティナあたりで力を得てユダヤ王国を作っていきます。それがまた、上位の大帝国であるローマによって滅ぼされ支配されます。
そして再び差別される階級に落ち込んだユダヤ教徒の中からキリスト教が生まれます。
そのキリスト教はローマ帝国の中心部に伝わり、もちろんローマの神々に反抗するので弾圧されます。
コロッセウムでキリスト教徒が見世物としてライオンに食い殺される事件が起こります。
しかし弾圧にも負けないでさらに北から流れ込んできたゲルマン人、被差別民、奴隷、下層民に広がっていきます。下層階級を超えて普遍性を勝ち得たと称するのです。
ローマ帝国が弾圧しきれなくなって「キリスト教徒を利用した方がよい、統治上便利だ」と言う事があってキリスト教を国教化します。
キリスト教は最初は下層民の宗教だったのです。やがて上流階級にも迎えられていきます。フロイトも下層民から広がったと指摘しています。

☆お知らせ
営業日の午後12時~午後4時は、手術、治療業務のため留守番電話にしている場合があります。
8月の予定:





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