切手でたどる韓国現代史ⅩⅩⅩⅧ

　では何でこの弥勒菩薩が韓日国交正常化記念切手に登場したのでしょう？

　当時の仏像は基本的に楠で作られていました。しかしこの弥勒菩薩は赤松でできています。
赤松は当時日本では大変少なく基本的に朝鮮半島で採れる木材です。
よってこの像は朝鮮半島で作られたか、材料を日本に運んで作られたかとなります。
何らかの形で朝鮮半島と関わって作られたと言われているのです。

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切手でたどる韓国現代史ⅩⅩⅩⅦ

　日本で発行された切手は同じ仏像の頭部顔面のクローズアップ画が存在します。
この弥勒菩薩は国宝第1号とよく言われます。正確には第1回目の国宝指定物件はたくさん有り、
木造彫刻第1号と言うことです。
でも広隆寺は「うちの弥勒菩薩が国宝第1号！」とプロデュースして大成功しました。
それはさておき、この仏像が非常に評価の高い彫刻である事には間違いありません。

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切手でたどる韓国現代史ⅩⅩⅩⅥ

　今回は格調高き仏像が主役です。
切手のあらましは1995年に韓国で発行された韓日国交正常化30周年の記念切手です。
『弥勒菩薩半跏思惟像』、ちゃんと『イルボン』という文字も印刷されています。
日本の『広隆寺の弥勒仏』と印刷されています。

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私の相棒、”はやて”くん、8歳で突然…

当院で私が飼っていた８才去勢オス　３２ｋｇラブラドール　各種ワクチン、フィラリ
ア、ノミダニ予防済み。
元来、活動的、食欲旺盛。中肉中背。尿は常に薄め。飲水量は多め。
既往歴、何度かマンソン裂頭条虫感染。その都度駆虫。私の相棒だったハヤテが突然死亡しました。
その詳細をお知らせします。

二、三ヶ月前より活動性が昨年と比較してわずかに落ちて、寝ていることが多くなっ
た。
散歩でも走ることを嫌がることがわずかに増えた。
呼吸困難、セキ、食欲不振なし
加齢によるものか?と放置。
死亡前々日に河原でいつも通り散歩、自由運動。衰えを感じず。前日の昼まで食欲に
変化なし。

当日朝６時死亡と推定。穏やかに横たわっていた。暴れた様子なし。少量の尿。
前夜の食事は全て残っていた。

六時間後解剖
腹部に特徴的な所見なし
胸腔内に大量の胸水貯留。黒茶褐色でサラサラな印象、白色の粒状物が少量浮遊。
心嚢水なし、心臓に特徴所見なし、
下側になっていた右肺葉は肝様に暗色に変化、病理提出。その他マス病変なし。
胸膜に内出血斑がある。縱隔がボロボロに変化。病理提出。
横隔膜に一部内出血。病理提出。
リンパ節に特徴所見なし。

以下の写真は解剖所見です。あえて載せます。見ない方がいいかも。



クッシングらしい症状は若齢からのやや飲水過多、尿比重の低下、過食くらい。
おそらく死後一時間以内に発見しているので腹部触診をしたところ、腹水所見はなし。
みぞおち下部に５センチほどのマス。「肝マス？脾臓？」と思ってお腹を開けたら
きれいな肝臓が腹部に落ちてきていました。脾臓はやや大きいものの老令性の
結節？は数個あるものの死に至る様な感じはなし。
胃は空っぽ、空気を飲んでいる感じもなし。下部消化管まで外見的な異常なし。
副腎も巨大という印象はありません。腎臓も同様。
肝マスを疑って根元まで探ると横隔膜が尾側に向かってぱんぱんに張っている。
「胸水？！！」。穴を開けると勢いよくドス黒い水が腹部側に噴き出してきました。
心臓は外見上で異常なし。拡大も肥大も感じません。

　肺葉捻転はあり得ると思います。でも12時間ほどの顕著な呼吸器症状もなく斃死するケースがあるのでしょうか？

このケース、外来できたら見逃してしまうかもしれません。
Xrayを撮るか、胸部エコーをして見つけるしかないかもしれません。
定期的な健診の重要性を感じます。
相棒にはすまないことをしました。本当に…

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切手でたどる韓国現代史ⅩⅩⅩⅤ

　また、日本では”朝鮮飲み”…コップの上部を口と共に手で隠して飲む仕草も話題になることがあります。
朝鮮の人でも”朝鮮飲み”ではなく普通に飲む人も多いです。
ただ、目上の人の前では口元を隠して飲むことが多いようです。
食べているところを目上の人に見せてはいけないという礼儀は朝鮮にある程度浸透しているのも事実です。

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切手でたどる韓国現代史ⅩⅩⅩⅣ

　これを何百年とやってきた民族的身体動作の差があるのは当然です。
19世紀に入ってきたヨーロッパの礼法が様になるかならないかは今までの歴史文化の違いによるのでしょう。

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切手でたどる韓国現代史ⅩⅩⅩⅢ

　朝鮮の人がチマチョゴリを着て胸の上にある紐の上で手を重ねると違和感がなくキマルのです。
だからこの姿を朝鮮式だと日本の一部では言われるのでしょう。

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切手でたどる韓国現代史ⅩⅩⅩⅡ

　そもそも女性の立ち姿の礼法は日本から渡ったものです。
日本では伝統的に帯です。帯の上で手を重ねるのは不自然で、どうしても帯の下で指を下に向けて手を重ねます。

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切手でたどる韓国現代史ⅩⅩⅩⅠ

チマチョゴリの文化に関連して、
女性が起立しているときの礼節のある姿勢として、
手の位置が胸の高さで指を上に向けて手を重ねているのは朝鮮式であり、日本においてはけしからんという声があります。、

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切手でたどる韓国現代史ⅩⅩⅩ

　少なくとも時代的なものであれば風習として尊重すれば良いのではないでしょうか。
例を挙げればユーラシア大陸の西の地域ではヌーディストビーチが文明的だという人たちもいるわけです。
また、逆に乳出しチマチョゴリが無かったと主張することもおかしいと感じます。

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切手でたどる韓国現代史ⅩⅩⅨ

もっといえば、おばあさんが”たらちねの”胸をさらけ出してウチワで扇ぎながらウロウロしている風景が
かつて田舎や都会の下町ではありました。胸を出している女性が必ずしも悪いとか非文明的と言うことにはならないでしょう。

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切手でたどる韓国現代史ⅩⅩⅧ

日本においても筆者の子供の時代、昭和の中頃までは電車の中で乳房から授乳している母親がざらにいました。
それをみて誰もエロチックなことは連想しなかったと思います。
むしろそれを見た男達は自然と目をそらすものでした。それが何となくの社会常識だったのです。

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切手でたどる韓国現代史ⅩⅩⅦ

　何でこのような風習が登場したのでしょう。
チマというのは胸の乳首のラインで紐を結んで身体に止める構造になっています。
日本でも同様ですが現在のブラジャーに相当するものが当時存在せず、
チマを巻くかその下にさらしのようなソッチマという布でぎゅっと締めて、
チマを付けて上から上着を羽織るのが一般的でした。締めているため子供を持つ母親としては授乳時に不便です。
そこでチマを乳房の下で締めて胸を開いていました。決して未開とか野蛮とかではありません。

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切手でたどる韓国現代史ⅩⅩⅥ

　日本ではチョゴリとチマチョゴリが混同されている人がいますが、チマチョゴリのスカートの部分がチマです。
チョゴリがシャツの部分です。チョゴリの裾から乳房が出ているのがいわゆる”乳出しチマチョゴリ”です。

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切手でたどる韓国現代史ⅩⅩⅤ

　朝鮮半島の人の一部はその服装の存在を日本側のねつ造だとか、たまたま遭遇した風景で一般化した風俗ではないと主張します。
この絵が描かれたのは1805年、日本の江戸幕府の時代に風俗画として残っている服装です。
まさか徳川家斉が朝鮮を侵略して服装を強いたわけはありません。

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