安城市緑町 ミドリペットクリニック0566-77-6047

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チワワさん、健康診断

2016年11月30日 | 動物病院


12月のお知らせ:年末年始のシャンプーカット、ホテル業務は大変混み合います。早めのご予約をおねがいします
年末は12月31日(土)午前まで通常通りです。午後よりお休みをいただきます。
年始は1月4日(水)[午前中のみ営業]、以降は通常営業です。
緊急なご用件の場合はお電話でお問い合わせください。留守電の場合はメッセージをお願いします。

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森の文明と日本ⅤⅩⅠ

2016年11月29日 | 歴史
 この信仰はなかなか良いものだなあと思いますよ。
人生残り20年として、残り20年しかないと思うよりは、また、孫の孫くらいで生まれ変わってくるならいいじゃないですか。
こう思えば老年というものは孤独な寂しい物ではなく新しい生れ変りの準備をする時だとするのです。
そのためには子供や孫には良くしとかないと今度は生まれ変わったときに孫の孫に酷い目に会うでしょう。
子供や孫だけでなく社会の人全てに良くしておいて老年を送るのです。
こういう信仰が好きになって、これが森の文化、そして今も尚日本人の胸の中に生きています。これを消してはいけません。
日本人は意識して、森の文化を新しい文明の基本にしないといけないと思います。世界は森の文明を求めているのです。
日本は自分の伝統に基づいて新しい文明を主張することが出来ます。
日本は主張のない国と見られていますが、今こそ新しい理想を世界に向かって言うべき時ではなでしょうか。
けしてかつてのような国家主義でも何でもない、新しい人類のあり方を示すことだと思うのです。



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森の文明と日本ⅤⅩ

2016年11月28日 | 歴史
 森の文明の世界観として、「あの世とこの世の無限の往復」があります。
これは我々現代人より一時代前の徳川時代の日本人はまだそれを信じていたと思われます。
また子孫になって生まれてくる、死んだら御先祖さんの待っているあの世へ行く、
あの世へ行った人は当分そこに止まってお正月やおぼんに帰ってくるとしています。
お正月の門松はあの世の人を迎える目印ですね。そしてあの世に居て、またいつの日か子孫になって帰ってくるのです。
子供が生まれてくるとお祖父さんにそっくりだから、生れ変りに違いないと言います。
こういう信仰の中で日本人は少なくとも徳川時代まで生きてきました。
あの世へ行くのが葬式を司る仏教で、この世へ返ってくるのは結婚式の神道でした。これが日本人の信仰です。

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森の文明と日本ⅣⅩⅨ

2016年11月27日 | 歴史
 生きとし生ける物は皆いっしょ。これは新しい文明の方向です。
それは森を回復するしか人類が生きる道はありません。
熱帯雨林を切り開くのは経済的には重要な行為かも知れませんが、やってはいけないことなのです。
商いの道なら他を選ぶべきです。あれは人類の首を絞めるような行為です。
日本の文明の原理は森の文化で、これを現代文明、科学技術文明と一体化して、新しい森の文明を作べきです。
これが日本人の課題です。それもまた科学的な行為なのです。
人間だけが他の生物と違っていると考えるのは間違いです。
キリスト教は人と他は違っていると言いますが、ダーウィン以来、DNAの発見を経て、それは間違いのようです。
生きとし生ける物は全てDNAの組合せによって決まるということが分かってきました。
キリスト教の学者は一生懸命人間だけは違うという証拠を捜したようですが見付かりませんでした。
アメーバも植物も人間も全てDNAによります。それは山川草木悉皆成仏という思想に合致します。
生きとし生ける物は皆同じという素晴らしい真理です。
こういうものが新しい文明の原理にならないと人類の生存は困難だろうと思います。

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森の文明と日本ⅣⅩⅧ

2016年11月26日 | 歴史
 その平等社会は何処から来たのでしょうか。これは縄文までさかのぼるのではないかと思うのです。
日本には2つの傾向があります。1つは平等への方向性、もう一つは秩序への方向性です。
弥生人が入って来て秩序を作りました。そして身分制をこしらえました。そしてまた平等へもどろうとします。
仏教が平等を支持すると、すうっと平等へ戻っていきます。そして徳川時代になると又、身分秩序の方向へ行きだします。
今度はデモクラシーで平等へ戻って行くのです。
水が低きに流れるような平等化の方向性が日本にはあります。それが日本の発展の原因なのでしょう。
それは森の文化まで淵源を遡るだろうと思います。礼儀、最近は悪くなったが、まだ日本は礼儀正しいほうです。
暗黙の秩序が日本にはあります。清潔、これもまだ日本にはあります。絶対失ってはいけないものです。

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森の文明と日本ⅣⅩⅦ

2016年11月25日 | 歴史
 政治家、実業家、学者も皆同じです。
日米構造協議の場面においても自分の理論を捲し立てるような人が出てこなければいけないはずですが、いません。
「一旦、皆さんの意見を聞いてから私も決めます」と謙虚な人が多いようです。
その謙虚はプラス面とマイナス面があります。プラス面は確かにデモクラシーの社会、平等社会においては活気となります。
好い事なのです。でもこれからは、もう一つ、異質な物を大事にするような、
人間の創造性を大事にするような平等社会を作らなくてはならないでしょう。

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森の文明と日本ⅣⅩⅥ

2016年11月24日 | 歴史
 日本は残念ながら個人として傑出した人は少ないようです。ノーベル賞は少ないですね。
日本のような、文明国にもかかわらず少ないですね。アメリカにはもちろん、ドイツに対しても1/3ほどしかいません。
傑出した個人は出ないようになっているのでしょう。日本は一種の集団社会なのです。
その集団から外れる者が出るとどうしても生き辛いようです。そんな人は足を引っ張られます。
ノーベル賞を取るような人物は日本では生活しづらいようで、アメリカに行って取ってきます。
アメリカの競争社会で活躍して勝ってくるのです。利根川さん、江崎さん。
日本にいる人でも自分の孤独の中に立て籠もった人でなければノーベル賞は取れません。
和気藹々と生活していてはとても取れません。だから傑出した人がどうしても少ないのです。
意見を言い辛い、哲学がないと言われます。これは上から下まで、大変な欠点です。

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森の文明と日本ⅣⅩⅤ

2016年11月23日 | 歴史
 最後にいささか経済に関するお話をします。今、日本の経済の繁栄を支えているのは何でしょう。
経済学者の飯田 経夫は言いました、
「日本の繁栄は平等の産物である。平等がこれほどに隅々まで行き渡った社会は他にない。
 この平等が日本の社会の活動力の原因である」
日本では社長が全て命令して全てを支配するという会社はあまり発展しません。
下の人の意見が上に反映して、上の人はそれを汲み取りながらちゃんとコントロールしているのが活力のある日本の会社です。
そういう意味で日本の会社はすばらしい活力を持っていると彼は言うのです。

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森の文明と日本ⅣⅩⅣ

2016年11月22日 | 歴史
 庭を見てみましょう。日本では庭というものは実に自然そのままの、あるべき自然を庭にするというやり方をとります。
中国の庭やヨーロッパの庭は人間が征服した自然を庭にします。
日本はあるべき自然を、現実の自然よりもっとあるべき自然、それはそこに神があり、あの世があり、
全て、宇宙があの小さな庭に全て含まれる、そういう庭を作っていきます。これは日本が世界に誇る発明だと思います。

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森の文明と日本ⅣⅩⅢ

2016年11月21日 | 歴史
 仏像にしても中国の仏像は金銅仏、塑像とかが中心です。
日本では木の仏がとても多いのです。奈良時代までは金銅仏や塑像が沢山作られました。
平安時代になると木一本になります。これはたいへんなことなのです。それはやはり日本の森の文化とつながっているのです。
木に神が宿っているから、木に仏がいるから、木が仏様になるのは当然だと考えるのです。
木の仏像は木から仏さんが出てきたということです。
本来神性を持っている物が目の前に現れてきた、そういった感じで日本の仏像はほとんど木一色になっていったのです。

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森の文明と日本ⅣⅩⅡ

2016年11月20日 | 歴史
 そして女性もまた自然のように詠われます。日本の女性も一時代前はだいたい植物の名前でありました。
梅子とか松子とか花子とかでありました。今は抽象的な名前になってきていますが。
また、日本の名字に植物の名前が多いのも特長です。これはやはり森の文化を強く反映しているのでしょう。
絵にしても日本の絵は大和絵は宗教的に花鳥の絵、自然の絵が多いようです。

11月のお知らせ:
学会出席のため18日(金)は診察は午前中のみ、午後は獣医師不在です。19日(土)は全日休診、全日獣医師不在です。ご迷惑おかけしますがお許しください。なお両日ともスタッフは在勤しております。可能なサービスはお問い合わせください。

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森の文明と日本ⅣⅩⅠ

2016年11月19日 | 歴史
 更に芸術、例えば和歌、和歌の中心は短歌です。中国の詞は人事を詠いました。
ある政治家が状況に応じて自分の考えを詠います。これが中国の詞の本道です。
日本に入ってくると政治的述懐を詠う詞は変化して歌になりその中心は恋の歌、自然の歌であり、
政治的な歌はほとんどなくなります。これはやはり日本の自然の、森の文化のなさしめるところでありましょう。
自然の移り変りの微妙さを歌うのが主流となります。

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学会出席のため18日(金)は診察は午前中のみ、午後は獣医師不在です。19日(土)は全日休診、全日獣医師不在です。ご迷惑おかけしますがお許しください。なお両日ともスタッフは在勤しております。可能なサービスはお問い合わせください。

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森の文明と日本ⅣⅩ

2016年11月18日 | 歴史
 仏教においても、その終極的な言葉に「山川草木悉皆成仏」、
つまり山や川や草も木もみんな仏さんになれるという考えがあります。
この考え方が日本仏教の共通の前提になってきました。本当はそれは仏陀、釈迦の考え方ではありません。
釈迦の考えでは人間だけが仏になれます。人間の内でも悟りを開いた極小数の者だけが仏になれます。
仏とはそういう煩悩を断ち切った存在なのです。それで初めて仏になれるとされています。
しかし日本に来ると誰でも仏になれのです。平等主義がすすんでしまいます。
そして草や木まで仏になれるという考え方になってきました。それが日本仏教の徹底した平等主義なのです。
この平等主義の上に禅も日蓮も親鸞も全て成り立っています。
仏になる方法はそれぞれ違います。

「南無阿弥陀仏」といえば極楽浄土に行って仏になれるといいます。
「南無妙法蓮華経」といえばこの世で仏になれます。
座禅すれば座ったまま仏になれますよ・・・。

様々な考え方があります。しかし生きとし生ける物全てが仏になれるとされます。
これが森の文化の中で生まれた宗教です。

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森の文明と日本ⅢⅩⅨ

2016年11月17日 | 歴史
 どのように森の文化が現代の日本に浸透しているのでしょう。
その端的な例を宗教から見出してみましょう。日本の宗教は神道と仏教です。
神道は元になっている考えは自然崇拝、アニミズムです。それはどこにも神があるとされています。
力の強い人は全て神です。宇宙には全てそういった神が取り巻いています。
「その神の力を尊敬しよう」。
「いつも自分を謙虚にして神の力を借りよう」。これが神道の考え方で、正に森の文化その物です。

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森の文明と日本ⅢⅩⅧ

2016年11月16日 | 歴史
 これは大変良いことなのだと思います。その森は京都と東京は正反対ですが、森があることには変わりはありません。
京都は街の周囲にあります。東京は街の真ん中にあります。木があります。鬱蒼たる森で囲まれていることは変わりません。
それが日本の文化なのです。日本文化の根底に森があります。
工業文明が18世紀のイギリスで出現し、明治以来それを日本が輸入し、それが成功しました。
日本の至る所で工場が出来ました。その工場は森に出来たものもあります。田に出来たものもあります。
様々な工場がありますがそれほど大きな自然破壊は伴ないませんでした。
特に最近、工業が精密になると工場はそれほど広い面積が必用ではなくなり、それほど田を潰す必用がなくなりました。
森を切る必用もありません。十分森の文明と共存できます。
既に農業時代において、日本は一時代前の文化である森の文化を全く廃絶しませんでした。
むしろ田の文化、森の文化を自分達に取り入れて独自の文化を発展させました。
今は新しい工場の文化、それは文明、大文明、大物質文明、その文明を森の文化に取り入れることによって
新しい文明を作り出すことができるのです。

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