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ニーチェの言葉『神は死せり』日本人としてどう考えるかⅩ

2013年08月11日 | 歴史
 神による天地創造、アダムとイブの失楽園、処女受胎、イエスの誕生、イエス復活、こういう聖書の物語の冒頭はばかばかしい嘘であります。
古代社会においてもこんな事を信じる人は考えられません。ギリシャ人はこんな事を絶対に信じませんでした。
時間の向こう側にさらに先があると考えないで、無からの創造、虚無からの創造、これがキリスト教です。
「神様が天地を創った」、こういう神話は他の文明にはありません。キリスト教にとって自然は存在しません。万物全て、神が創造したのです。
世界は我々の知る空間という広がりではなく、天地創造から最後の審判の間の有限な時間の、この人の世のことなのです。世界には始めと終わりがあり目的があります。
終末の目的があり、その中の時間を時間と人間の関わるできごとに意味を与えるのは神様です。
こういうキリスト教の観念に対してニーチェはおかしいと考えました。
従って「こういう神話が成立したのは何か仕掛けがあったに違いない」、これがニーチェの疑問です。彼はキリスト教的歴史観全てを疑い出しました。
しかしキリスト教徒は無からの創造の中で、神様を信じて決断しました。
自由を選んだのです。この自由、キリスト教的自己認識であって、これだけはニーチェは受け継いでいます。変な話ですね。
「神をもはや信じないが、神を求める心だけは失うわけにはいかない」、この逆説がニーチェにはあったのです。

☆お知らせ
営業日の午後12時~午後4時は、手術、治療業務のため留守番電話にしている場合があります。
8月の予定:8月12日(月)までカレンダー通りの通常営業。8月13日(火)、8月14日(水)、8月15日(木)の3日間はお盆休みを頂きます。
この間のホテルサービスは可能です。
ただし受付時間を朝9時と夕7時の2回のみとさせていただきます。
8月16日(金)からは通常営業いたします。





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