安城市緑町 ミドリペットクリニック0566-77-6047

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動物病院の日常、広報、呟き
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三木武夫に学ぶ政治の定石ⅡⅩⅥ

2013年03月31日 | 歴史
 三木内閣はそもそも福田さんと大平さんの対立の中で、三木さんが「野党と組んで自民党を終わらせるぞ」と脅したために自民党が暫定的に作った内閣のはずでした。
ところが暫定という気はさらさらありません。それどころか政官財鉄のトライアングル、全てに喧嘩を売る真似をし出します。
田中大平福田といった主流派は三木さんに手も足も出ませんでした。それまでの自民党は政権を失った派閥は空中分解すると言われていました。
鳩山一郎、石橋湛山、岸信介、佐藤栄作がそうです。池田勇人だけは残りました。田中角栄は崩壊の危機がありました。
竹下登は田中さんに面従腹背どころか喉元に刀を突きつけました。
ところがそこで救いに入ったのが田村元、中間派無派閥のような立場から田中さんに個人的に好意を持ち仲間を引き連れて田中派に入ります。
その後田中さんは総理を辞めても人望があるのだということになり田中派は徐々に増殖し始めるのです。最大派閥を維持していくことになります。
田村さんは田中派の最大の恩人でしょう。田村さんは竹下内閣で通産大臣を得ます。希代の政争家であるといえます。
三木さんが政治改革にのめり込む中で、財政危機が進んでいきます。田中大平福田3派は保守本流と言われ、大蔵大臣を出せる派閥です。
三木さんは大蔵省を官僚機構の中でも特に目の敵にしています。そこで三木さんに対して懸念を示す保守本流、官僚、財界の人達は反撃の隙を狙っています。
三木さんが赤字国債を出します。これは大変だと言うことで起きたのがスト権ストです。
社会党支持母体の総評、牧枝日教組委員長「公務員にストがないのはおかしい」と言ってストを起こしたのです。ここで大活躍するのが海部俊樹さんです。
牧枝さんに対して「テレビで公開討論で決着付けよう」と提案しました。
「あなたたちのやっていることはおかしい!」徹底的に討論してねじ伏せてしまったのです。スト権ストは中止になりました。
当初は保守本流組は「三木降ろしのチャンスだ」と踏んでいましたが、海部さんの演説と討論だけで粉砕されてしまったのです。
こんなことは歴史上希なことです。今の野田さんも本気で増税をやりたいのなら国民の前に出て反対派と討論をすべきなのです。
結局三木さんは権力を維持したいだけなのです。その程度の内閣でも権力を維持できてしまうのです。
石油ショック後大変だと言っても、総理の椅子に居座ったら残ることができたのです。日本全体に経済を初め、勢いがあったのでしょう。

 昭和51年2月にロッキード事件が起きます。ロッキード社とグラマン社が世界中で飛行機の売り込み合戦をする中で権力者にお金をばらまいていたという疑惑です。
田中さんがその5億円を受け取ったのかどうかと言う話です。この程度のことをアメリカが陰謀で仕掛けるかというのは相当疑わしいでしょう。
しかし、このロッキード事件を「田中派追い落としの天佑だ」として三木さんが「田中を殺す」と決めた瞬間、米中代理戦争が始まったのです。
汚職事件が起きたら時の総理はひた隠しにします。自分の与党の議員を守るというのが吉田茂以来の伝統でした。
ところが三木さんは「徹底的に真相究明します」と周囲に約束してしまうのです。
三木派はそういうお金を持ってくる人がいない貧乏派閥だったので怖い物がありません。大多数の脛に傷持つ人々が大変でした。
この時、浜田功一は
「角さんだけが悪者にされるのは嫌だ」と目白御殿に行って
「誰にいくら配ったかばらせば良いじゃないですか!」「三木武夫とか稲葉治の名前はないですか?」
田中さん「それだけはない…」
この時田中大平はもちろん、副総理経済企画庁長官として主流派の一角を占めていた福田赳夫も当時71才です。
「ここで三木を引きずり下ろせなければ自分に政権の芽はない」と焦ります。
福田さんの側近園田直。そして園田さんと張り合っていたのが松野頼三です。
松野さんへの対抗心から園田さんは福田さんに倒閣を迫ります。
松野さんは「三木内閣を支えることが福田さんが長く権力を握られる道だ」と考え、総理の椅子以上に禅定路線です。
三木内閣は福田さんと青嵐会が支えているから持っているのが現状でした。
「実権を握るには三木と協調すべきだ。田中大平と組んで政権握ってどうするんだ」と説得していました。
こういった側近間の路線対立があり反三木派がまとまりません。
三木内閣は「朝日新聞と連立した非自民党体質の政権」と評価されがちですが、じつは連立していたのは読売新聞でした。
”三木降ろし”は新聞にリークされて潰れていきます。「汚職隠しだ!」のレッテル張りです。
読売の政治記者中村敬一郎私設秘書、三木さんがあえて乞うて側に置いていた人物です。
朝日のような左でも産経のような右ではなく、日和見保守の読売と連立していたのです。各新聞に目配りはしておくのです。
マスコミ受けが良いことを常にやるのが三木さんです。このリークによって2回目の”三木降ろし”は一瞬にして潰れます。
 「敵の陰謀を察知したら一番に良い媒体を選んでリークせよ」。
検察庁は吉田茂内閣の時、佐藤栄作幹事長を逮捕しようとして吉田さんの命令で犬飼健法務大臣が指揮権を発動しました。
「その捜査逮捕をやめろ」。
ところが三木さんは検察幹部を呼び寄せて「徹底的にやれ!」と指示します。検察は本気にして田中角栄を逮捕します。
三木さんは「当日の朝まで知らなかった…」と嘯きます。もちろん総理大臣が前首相の逮捕を当日の朝まで知らないなんてことはあり得ません。
検察が政治捜査をする場合、時の政権の意向を一切無視してやるほどの独立機関かというと、指揮権発動の危険性があるのでありえません。
稲葉法務大臣はなんと「釣りに行っていて知らなかった…」。加えて「今日は大物が釣れるぞ!」と余計なこと言って叱られていました。
三木さんは田中さんを抹殺したのです。
それでも這い上がって延命した田中さんはすごいですが、三木さんの10年殺しによって、とうとう田中さんは息の根を止められます。
三木さんはそこまでやるのです。

☆お知らせ
営業日の午後12時~午後4時は、手術、治療業務のため留守番電話にしている場合があります。
4月の予定






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ダックス、胸部皮膚中央正中に膨らみが

2013年03月30日 | 動物病院

胸骨の上にプリンとした膨らみが。
念のため針で刺して検査に出しました。
しばらく待ってってね。
☆お知らせ
営業日の午後12時~午後4時は、手術、治療業務のため留守番電話にしている場合があります。
3月の予定
春の健康診断を再開します。対象は全ての健康と思われるワンちゃん猫ちゃんです。
春は血液検査を中心に徹底的に、検便と尿検査を組み合わせていきます(容器を差し上げます)。(秋は画像診断を中心に・・・)
費用1頭5000円です。ご予約ください。
期間:3月18日(月)~30日(土)





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三木武夫に学ぶ政治の定石ⅡⅩⅤ

2013年03月29日 | 歴史
工作員の使い方
 昭和50年前後、三木内閣の時代、いわゆる非核三原則という政策が出現します。核兵器を持たず、使わず、持ち込ませずという原則です。
三木さんに限らず自民党の非核三原則に対するスタンスと今の民主党のスタンスは全く同じです。見ざる言わざる聞かざるなのです。
三木内閣の後のライシャワー駐日大使「当然アメリカは核持ち込んでますよ。え!?、これ、ばらしちゃ不味い話だったの?」
日本史関連の自著の記述で大問題になりました。自衛隊を中心とした安全保障の議論の場合、普通の国の安全保障の常識を知っていても全く通用しません。
自衛隊だけを知っていたら軍隊が分からなくなります。あまりに特殊な日本の防衛政策をやっていると世界の安全保障は分からなくなります。
核保有国であるアメリカが日本を守るために日本に入る時だけ、わざわざどっかの港で核兵器を降ろすという行動をとると思うでしょうか。
いつも積んでいるわけではないとなっているが本当のところは分かりません。
日本が憲法9条と非核三原則を持っているからという理由で、一々アメリカが日本に入る問だけ原子力潜水艦が海外の港で核兵器の上げ下ろしをやると考えるでしょうか。
常識で考えれば分かる話を日本では何故か通じません。悲惨な言論状況が生んだ産物なのです。非核三原則と武器輸出三原則は核兵器に関して議論をさせません。
武器開発がどんなに高価になっても知ったことではないようです。この方針を始めたのは間違いなく三木内閣です。
この実務を担当したのは三木さんの”バッチを付けていない”ブレーンが多いのです。
国広政重を筆頭として、9条を守る会を支援したり金日成と仲良くしたりした奥さんの睦子さん、バッチを付けないブレーンが相当多く三木の元に集まっていました。
こういった人達の影響力で通ったのがこの3原則です。これは法律にしていない所がまた三木さんらしいのです。繰り返すが三木さんは左ではありません。
自分の権力を守るためなら左右に言い訳ができる事を平気でこなす男です。どんな重要な国家課題でも政争の具にする人です。
現代に翻って菅元首相は左っぽい事をするときに右に言い訳を怠りました。きちんと右にも言い訳をしていればもう少し政権維持ができたでしょう。
ここ10年では小泉さんが大政争家であろうことは誰もが認めるところであります。
「思っていたことをやりたい」と思ったら三木さん的な物に学ぶべきです。
田中角栄に学ぶ人は多くいますが、その田中さんを倒した三木さんに学んだのが小泉さんです。小泉さんを分かるためには三木武夫を知る必要があります。
三木さんを左派リベラルと見るのは褒めすぎです。信念が強いと言う意味では菅さんでしょう。
しかし真の意味でマキャベリストとしては三木さんの方が圧倒的上です。
小泉さんの以前では次の二人だけは別格です。自民党八百長政治で本物の殺し合いをした人物、それが三木武夫と竹下登です。
竹下登は三木さんどころか海部さんより格下だった時期がこの時期です。田中さんはあまりにも全てにそつなくこなす竹下さんを絶対謀反を起こすと踏んでいました。
「そつが無く有能で後輩に人望がある。こいつは絶対自分に裏切りを掛ける…」と判断し、三木内閣の閣僚に送りませんでした。
ところが狩屋建設大臣が急逝し、三木さんは田中さんに何の了解も得ずに竹下さんを一本釣りで建設大臣に入れてしまいます。その時の工作員が海部俊樹でした。
竹下さん海部さんは早稲田の先輩後輩の仲です。反主流派派閥の冷や飯食いと時の内閣の官房副長官の関係です。力関係が一瞬だけ海部さんの方が上でした。
「先輩、うちの内閣で大臣入って下さい」
竹下建設大臣就任し、田中さんが後にロッキード事件で力が落ちます。その前から内情は金脈政権で田中派は崩壊寸前で、3つに分裂すると言われていました。
現職竹下建設大臣「政治献金は全て私に持ってきて下さい」、業界の社長を集めて言ったと言われています。
8年後創世会を作る伏線はすでにここで引かれてかれていました。田中派というのは田中角栄一人を除いたら、めぼしい人は竹下さんと金丸信しかいません。
それ以外は集金能力ゼロの無能力集団に過ぎません。
田中さんからもらったお金を配るだけで威張っている長老はいますが、実際お金を集めて子分の面倒を見られるのは竹下さんと金丸さんだけです。
田中さんが金脈とロッキード事件で弱っている時、竹下さんは現職建設相の強みを生かして業界全体に力を持ち始めます。
ロッキード事件の時にクーデターを起こします。
あまりにも金丸さんと三木さんのやり方が粗雑なので、真っ先に田中さんが逮捕された時、
竹下さん「こんな事やるなんて私は聞いていない」と帰ってしまいます。
その時田中さんに密告電話を掛けた人がいました。後で竹下さんは田中さんに「10年間雑巾がけしろ!」とスリッパで顔面を叩かれます。
しかし、竹下さんはそこまでやられたが抹殺はされませんでした。
竹下さん、現職建設大臣の時にしっかりと業界に根を張っています。一方田中派は領袖の田中さんが刑務所に入って刑事被告人となり、自由に動けません。
竹下さんと金丸さんに依存せざるを得ません。三木さんは最大派閥を分断させようと、まだ早いが中堅に手を突っ込みます。
まさに時代は違えど小泉さんは橋本派(実質的野中派)が強かったので青木幹男さんに手を突っ込んで見事分断に成功しました。この時の教訓から学んでいるからです。
竹下さんがどこまで集金能力があって、田中さんとの関係が深いかは分かりません。
三木さんが金看板に掲げたのは政治改革です。
「田中君のやったことは何もやらない。やらなかったことは全てやる」、「福祉元年!」といって大蔵省にむちゃくちゃな攻勢を仕掛けます。
政治改革法案とは実はそれほどの中身がある物ではありません。中選挙区制のままなので政治改革はできません。
今、「小選挙区制から中選挙区制に戻せ」という声がありますが、中選挙区制は最低の選挙制度です。
中選挙区制度はそのままでは限界が在り、1年後の昭和51年12月にそれが明らかになります。政治資金規正法が肝です。
これが厳しくなってきたため、みんながザルを探すようになります。
三木さんの頭の中にはアメリカのようにパーティーをやって1万円くらいの献金を個人がして有権者が政治家を支えるというものです。
これによって政治資金パーティーが盛んになります。また宗教団体のような金と票を持っている人が強くなります。それに次いで業界団体も強くなります。
結局三木さんの考えた政治改革が、より政治腐敗を悪化させることになります。三木さんにとって「本当の政治改革ができるか」というのは、
「自分が総理大臣になること」なのです。日本の政治が良くなるかどうかは演説のネタ以上のことはありません。政治倫理商売なのです。
政治倫理で演説できる間は三木さんは商売ができます。この時の三木派に付いた人と、そうでない人の構成が重要です。
民社党は春日さんと佐々木さんの二派に分かれていましたが、三木支持でした。それにつられて社会党も河野降ろし以来の関係で三木支持です。
一方、公明共産が敵です。参議で賛否同数になったときに議長の一票で決まります。
当時は賛否同数の場合、議長は「否」に入れるのが憲法解釈として正しいとされていた時代、「賛」に入れたのです。その瞬間三木内閣は潰れませんでした。
議長は河野健三です。5年前の布石がここで生きました。三木内閣の意外な強みは参議を抑えていた事によるものです。
参議院議長が味方のため、ぎりぎりの局面で有利なのです。
「参議は衆議のカーボンコピー」と言われていましたが、三木さんは「参議にこそ権力がある」と見抜いていたのです。

☆お知らせ
営業日の午後12時~午後4時は、手術、治療業務のため留守番電話にしている場合があります。
3月の予定
春の健康診断を再開します。対象は全ての健康と思われるワンちゃん猫ちゃんです。
春は血液検査を中心に徹底的に、検便と尿検査を組み合わせていきます(容器を差し上げます)。(秋は画像診断を中心に・・・)
費用1頭5000円です。ご予約ください。
期間:3月18日(月)~30日(土)





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老犬柴ちゃん、側腹部の炎症排膿、手術Ⅱ

2013年03月28日 | 動物病院


手術後の経過です。
皮膚はきれいにくっつきましたが、まだ少量の廃液があります。
お薬を続けていきます。
☆お知らせ
営業日の午後12時~午後4時は、手術、治療業務のため留守番電話にしている場合があります。
3月の予定
春の健康診断を再開します。対象は全ての健康と思われるワンちゃん猫ちゃんです。
春は血液検査を中心に徹底的に、検便と尿検査を組み合わせていきます(容器を差し上げます)。(秋は画像診断を中心に・・・)
費用1頭5000円です。ご予約ください。
期間:3月18日(月)~30日(土)





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三木武夫に学ぶ政治の定石ⅡⅩⅣ

2013年03月27日 | 歴史
 昭和50年8月15日三木総理が靖国神社を参拝しました。この参拝は私的参拝です。これが今日に至るまで尾を引いています。
この時、今日に至る”靖国の迷走”が始まったと言われています。この時、誠にえげつないパフォーマンスを三木さんはします。
多くのSPを外し、民間のタクシーに乗って、鳥居の前で降り、自分で財布を出して支払うところまでテレビで撮らせるというアピールを行いました。
私的参拝だけが強調されますが、実は”8月15日”に参拝した、最初の総理となったのです。
本来ならば春と秋の例大祭に行けば良いものを、わざわざ”8月15日”に行ったことで政争の具にしてしまったのです。吉田総理以来春秋の例大祭に参拝していました。
それまで何の問題もありませんでした。三木さんの後もしばらく何の問題にもなりませんでした。
鈴木内閣、中曽根内閣の時に教科書論争や歴史問題が出てきたことでこれが問題化したのです。未だに伊勢神宮にお年賀に行くことに誰も問題にしません。
靖国神社は比較的新しい神社で、対して伊勢神宮は正式名称を”神宮”というくらい格式が高いのです。そっちには左翼も怖くて手をかけられません。
靖国は格下で弱くて若輩だから弱い物いじめされているだけなのです。
 当時「8月15日に行け」と三木さんに言ったのは誰でしょう。青嵐会なのです。中川一郎や石原慎太郎なのです。
浜田功一だけは青嵐会の中でも特殊で、三木嫌いの親田中親大平です。「三木は顔がナメクジみたいで気に入らない」と面と向かって言う人でした。
ハト派の河野洋平がニューライト、タカ派の青嵐会が中川さん、渡辺美智雄。玉置和郎は三木派に入ろうとしていたくらいでした。
三木さんは左右の若手中堅を取り立てていたのです。両方に良い顔していたといえます。8月15日で三木さんと青嵐会が仲良くなりました。
その青嵐会の親衛隊長が石原慎太郎です。この時期は石原さんよりも中川さんが先頭に立っていました。
三木さんと石原さんは、共産党と手を組んでまでして造反して勝った話”河野健三擁立劇”以来の仲です。
今でこそ都知事選圧勝していますが、石原さんの人生最大の汚点は三木内閣の時の”都知事選で負けた”のが心の傷となっているのです。
その時美濃部共産党に負けているのです。石原さんは良くも悪くも”ケンカは負けたら勝つまで気が済まない”人です。
その時に「国会議員の地位もなくしてどうしようか…」。三木さんに相談に行くと「幹事長の中曽根君の所へ行け」。
中曽根さん「そんなの知るか」。結局福田赳夫が拾ってくれました。ここで石原さんは反三木となるわけです。
青嵐会は「石原をそんなので使って何だ!」「8月15日に行ったはいいが、”私的”だなどハト派にも良い顔してどっちの味方なんだ」。
逆に河野洋平は「信用ならん」といって新自由クラブを作って出て行きます。そこで新党ブームを起こします。橋下ブームの走りです。
三木さんは右左両方とも敵に回してしまいます。この新自由クラブブームが三木内閣の致命傷となるのです。
”私的”はどうなのでしょうか。小泉さんが8月15日に行ったとき、「”私的”だからいいんだ。個人の心の問題を国家がどうやって干渉するのだ」。
”公式”だったら閣議決定を経なければいけません。”私的”に行く分には誰も強制できないし誰も止められません。
誰が小泉さんにこの知恵を付けたのでしょうか。内閣法制局です。
”私的”参拝なら総理大臣が靖国参拝して良い。憲法19条心の中の自由。これは帝国憲法には無い物です。
憲法に書いてあろうが無かろうが、人の心の中に国家権力が入ってはいけません。これは近代国家の大原則です。
これを破ればその瞬間近代国家では無くなってしまいます。しかし鈴木中曽根内閣が国際問題にしてしまいました。
日本は中国韓国よりも弱い国なので憲法19条を持ってきて行くしかありません。中国韓国から文句が出たら「お前達こそ近代国家ではない」と言い返すべきです。
”私的”というのは内閣法制局が時の内閣のために作ってくれた言葉です。ここで三木内閣の時の内閣法制局長官が大変重要になります。
これが謎の人物なのです。資料は法制局が持っているのでしょうが絶対に出しません。ここは情報公開のほぼ対象外のようです。
真田秀夫長官はどんな人物なのでしょうか。
法制局という役所は今でこそ共産党も裸足で逃げ出すような左翼護憲派解釈の役所だといわれますが、最初は憲法9条を骨抜きにするための機関でした。
マッカーサーに潰された法制局が法務庁に佐藤達夫長官と新人の真田秀夫だけが行き、占領明けに吉田茂が法制局として復活させます。
佐藤達夫、彼は吉田茂の腹心です。2代目は林修三は徹底的に憲法9条を骨抜きにした人物です。
ところが第3代高辻正己、佐藤内閣で8年間法制局長官をやった人は占領軍のケージスですら想定しなかったような恐ろしい解釈を推し進めて行きます。
そして三木内閣の真田法制局長官、彼が佐藤林の路線なのか高辻さんの路線なのか、これが解りません…。
真田長官が登場するのは2回です。1回目は靖国私的参拝の法的根拠を作った”おそらく”張本人としてです。
小泉さんがそれを利用したことで真田さんは佐藤林路線の人物だと推定できます。
2回目はロッキード事件の時です。三木さんがアメリカから灰色高官の名簿を入手します。
三木総理は裁判と関係なく「これを公開する権利がある」と公式答弁しています。
当時党内の2/3が三木降ろしをやる造反議員で、彼らを刺すことのできる援護射撃のように見えなくもありません。
一方三木さんがやるぞと見せかけてやらない取引の材料にしているのを後ろからふすま槍を突きつけたようにも見えます。
真田秀夫が何を考えていたのか全く解らない戦後史の謎の部分です。
”8月15日”靖国”私的”参拝は単純に三木さんがハト派リベラルだから根が深いとうことですむ話ではないのです。

☆お知らせ
営業日の午後12時~午後4時は、手術、治療業務のため留守番電話にしている場合があります。
3月の予定
春の健康診断を再開します。対象は全ての健康と思われるワンちゃん猫ちゃんです。
春は血液検査を中心に徹底的に、検便と尿検査を組み合わせていきます(容器を差し上げます)。(秋は画像診断を中心に・・・)
費用1頭5000円です。ご予約ください。
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昨日の姉妹の猫ちゃん、避妊手術と爪取りです

2013年03月26日 | 動物病院


昨日と同様、爪も取らせていただきました。
ごめんね。しばらく我慢してね。

☆お知らせ
営業日の午後12時~午後4時は、手術、治療業務のため留守番電話にしている場合があります。
3月の予定
春の健康診断を再開します。対象は全ての健康と思われるワンちゃん猫ちゃんです。
春は血液検査を中心に徹底的に、検便と尿検査を組み合わせていきます(容器を差し上げます)。(秋は画像診断を中心に・・・)
費用1頭5000円です。ご予約ください。
期間:3月18日(月)~30日(土)





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三木武夫に学ぶ政治の定石ⅡⅩⅢ

2013年03月25日 | 歴史
靖国の意味 平成24年8月14日
 現在、永田町で小泉政局と言わんばかりの状況で解散風が吹いています。5大紙の中で一番ましな産経新聞でさえ”解散近し、鳩山管を落とせ”だそうです。
産経新聞を読むと希望溢れる日本が見えてきそうですが、現実はそんなに甘くなく、朝日新聞読んでた方が後一歩で日本は終わりなんだなという現実がよく分かります。
解散は内閣総理大臣がするのです。野田さんが谷垣さんに増税通す条件で解散を密約しました。「近いうちに」だそうだが来年7月までがその範囲だそうです。
仮にその間だとして、野田さん、民主党、彼らはそもそも約束を守る人達であるでしょうか。野田さんは菅さんと違って約束を守る人なのでしょうか。
野田さんは約束守ったら自分が損をする、今解散したら民主党は間違いなく惨敗、なのに自ら解散をするでしょうか。
谷垣さんは民主党のことを「亡国政党だ」と貶しながら自分の都合の良い約束だけは守ってくれると考えるところにインテリジェンスの欠如を感じます。
これでは民主党に何度でもつけ込まれるでしょう。民主党は既に来年の予算編成を始めています。予算は国の意思です。
そして”ばらまき”、従わざるを得ません。自民党は何が配れるのでしょうか。前の総選挙の民主党の圧倒的な勢いが自民党にあるでしょうか。
「増税を約束したわけではない。景気回復条項がある」といいますが、時の政権の判断の言い訳に過ぎません。
そもそも政権交代して増税法案を廃案にした方が早かったでしょう。現状は「谷垣自民党は野田民主党の最大の補完勢力である」といってもいいでしょう。
民主党内で最も反対していた金子洋一参議は増税賛成演説に立たざるを得ません。民主党主流派にとってはさらし者となります。
「逆らったら殺す。生き残りたいのならそこで踊って見せよ」、ここは屈辱に耐えるしかありません。これが政党政治なのです。
体勢が決した中で造反するのは犬死になのです。こうなる以前に野田さんは後一手まで追い詰められていました。谷垣さんのおかげで土壇場の大逆転をしたのです。
谷垣さんが野田さんにくっつくのはある意味予想されていました。
週刊新潮によると7月26日増税法案通過、7月末、小泉さんが安倍さんを呼び出して「このままで良いのか?今潰すしかないぞ!」。
この時安倍さんは何もしませんでした。
飯島勲元秘書官が週刊文春で「いまここで小沢の力を使ってでも何でも良いから増税を潰せば野田さんを退陣に追い込める」と檄を飛ばした。
そして小泉信次郎が動きます。2回に渡って特攻をかけます。
週刊新潮によると、信次郎さんは3党合意をまとめた伊吹文明に対して「谷垣降ろしの先陣を切らせていただきますがよろしいですね」と啖呵を切ったのです。
”谷垣さんのが野田さんより良い”といいながら、”谷垣さんどうせ飲めないでしょ、あんたは野田与党じゃないか”という突きつけ方をするためです。
これが実際うまく行きます。政局は30分ごとに変わる大混乱となりました。
野田さんは自民党が参議院で否決する形勢になったら、三党合意守っても破棄してもどっちになっても野田さんは死ぬという局面になりました。
ところが谷垣さんは”増税を通して不信任案も問責決議も出さない”という野田さんにだけ都合の良い取引を持ちかけてくれます。
その瞬間が最大のチャンスでした。小泉信次郎より最知名度も経験もある長老級の人が出て行って
「こんな裏切り者の総裁に従えるか。造反したのは総裁だ」といって脱党すれば、
負けても谷垣さんは”野田さんの補完勢力だ”というあぶり出しに成功していたことでしょう。
小泉信次郎だと7人しか造反しませんでしたが、これは正確に言うと小泉さんに自民党が造反したのでありましょう。国民から自民党が造反したとも言えましょう。
信次郎さんを初めとする6人の仲間だけが国民の味方でした。ここでもっと影響力のある人が決起していれば、おそらく小沢さんが
「閣僚の椅子など一つもいらない。野田さん殺せるなら票入れます」と、
まさに吉田茂を倒して鳩山一郎内閣を作ったときの社会党のように協力してくれたことでしょう。仮にそこで負けても政界再編はできました。
野田さん谷垣さんという”日本を敗戦国のままにさせたい”人達に対して”自民党良識派+民主党良識派”は脱党できたでしょう。
維新回天内閣、あるいは政界再編はできたでしょう。
民主自民双方で反主流派として抑えられている人達+少数政党として点在している人達を結集して”日本が敗戦国のままでは嫌だ”という勢力の結集ができでしょう。
ここで負けても来年7月の参議選で勝てば良いのです。ところがそれをやりませんでした。完全敗北でしょう。

 8月で条件付きだろうが増税が通った後、天の声が聞こえてきました。増税大魔王、平成の長沼弘毅こと、勝栄二郎が9月までに退任表明。
”大蔵元老院の鉄槌”が効いてきたのです。”まだ戦いは終わっていない”のです。
解散風としては輿石東が最も正しいことを言っており、「周知期間もあって定数是正後の半年間はできないから普通に考えたら衆参同日選挙だろう」。
この方が圧倒的多数を取りやすいのです。”まだまだ戦いは終わっていない”。勝さんは自ら”史上最長任期の次官”を捨てました。
問題は次の主計局長人事。真砂靖主計局長が次官になられると、ここに希望を持っています。彼は神になるのかはたまた悪魔になるのでしょうか。
小渕内閣で青木幹男が官房長官になった時の、「この人は神か悪魔か」と同じ気持ちで注目しています。

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3月の予定
春の健康診断を再開します。対象は全ての健康と思われるワンちゃん猫ちゃんです。
春は血液検査を中心に徹底的に、検便と尿検査を組み合わせていきます(容器を差し上げます)。(秋は画像診断を中心に・・・)
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若い猫ちゃん、避妊手術と爪取り

2013年03月24日 | 動物病院

若い猫ちゃんの避妊手術。ついでに両手両足の爪を取りました。

しばらく我慢してね。
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三木武夫に学ぶ政治の定石ⅡⅩⅡ

2013年03月23日 | 歴史
 歴史を見る視点として、後の結果を見てその時の説明をしてはいけないと言う原則があります。
今の価値観で歴史を見るのではなく、その時代のその人達がどう考えていたかを見ないと歴史という物は見落としが多くなってしまいます。
例えば本能寺の変、何故明智光秀は織田信長をだまし討ちにできたのでしょうか。
信長は死ぬ30分前まで息子は裏切っても光秀は裏切らないと信じていました。だからだまし討ちが成功したのです。田中角栄の元の後藤田正治のような立場が光秀です。
後藤田さんは田中さんの他の部下達全員と対立していました。トップ田中さんの寵愛だけが頼りです。本人は有能です。
本能寺の変は後藤田さんが田中さんを裏切った様な話なのです。
テレビドラマだと光秀は信長からいつもいじめられ、信長に反抗的な目を向けているシーンが多いのですが、本当にそうなら信長だって警戒するはずです。
死ぬ30分前まで騙し通したからやれたのです。
 実は三木内閣の中に大変有能な国対族工作員がいました。海部俊樹です。
政権運営、後のみっともない総理大臣の辞め方、その後の迷走ぶりを見るとまさかと思うかも知れませんが、三木内閣の2年間は海部さんの絶頂期です。
その後、官房副長官と文部大臣の閣僚経験2回だけでいきなり竹下さんにホイッと総理に据えられたのです。
竹下さんは「海部君だったらちゃんと操り人形を演じられるだろう」と判断したのです。今では操り人形さえちゃんと演じられる人物がいないのが現実です。
海部さんは段取り能力が恐ろしく優れていました。問題が起きた場合の交渉力もすごいものがありました。
早稲田雄弁会において「海部の前に海部なし、海部の後に海部なし」といわれているのは伊達ではありません。
国会答弁で官僚が情理を尽くした演説に泣き出したというくらい演説上手だったのです。
 三木内閣閣議初日、いきなり三木さんは三木内閣5原則といって反主流派の自前のシンクタンクだけで暖めていた政策を打ち出します。
政治改革関連3法案、政治資金規正法及び公職選挙法の強化。これは自民党保守本流に対するケンカです。
加えて独禁法の改正、当時経済危機だったので社会的不公正の是正として初めて独禁法を強化の方向に舵を切ります。これは経団連財界にケンカ売ることです。
ライフサイクルプラン、福祉の拡充、これらによって大蔵省以下全官僚を敵に回します。
閣議初日に2時間半に渡る演説をします。官僚はその内容を誰も知らないので「お願いだから三木さんの演説をコピーさせて下さい」と海部さんの所に殺到しました。
海部さんは国対族なので野党や他派閥官僚との付き合い方を心得ています。
海部さんが当事者能力があったのは、官僚だから野党だからというレッテル張りをせずに話ができることです。
当時からこうした能力を「癒着だ!」という批判もありましたが、外部の人間と話ができないと政治はできません。
現在一度でも他党を経由した政治家は敵だとかスパイだとかいいますが、いざとなったら共産党でも手を組むのが本来の政治家です。政党は宗教ではありません。
個々の政策なら自民党だって共産党に賛成してもらったことは何度でもあります。
味方の結束が弱い時に限って外部の人間と話をする人を不信の目で見ると、味方はますます弱くなるという悪循環が今の政治の劣化の一つであります。
三木さんはこんなきれい事をぶち上げながら防衛次官の久保卓也を呼んで「内閣の目玉となる防衛政策考えよう」。
久保さんは「防衛政策が内閣毎に目玉で出されたらたまりません」と説明しなければなりませんでした。
現在、「政治主導だ、官僚悪だ」といって官僚を人間扱いしない代わりに自分でパワーポイントで資料作って喜んでいる大臣や政務官がいます。
政治家が役人と同じ事やってどうするというのでしょう。
 三木さんの悪い癖はどんなに国家の重要課題であっても政争の具にしてしまう事です。もちろん防衛政策も例外ではありません。
三木内閣の防衛政策は必ず”GNP1%枠”が出てきます。実はこれは久保防衛次官が日本の防衛政策を軌道に乗せるためのテクニカルタームだったのです。
戦後からそれまで1%を超えることは一度もありませんでした。しかも佐藤内閣になって激減しています。
それを1%にしておけば経済成長するだろうから実質的に伸びていくだろうと言う読みでした。
三木さんに「1%の枠を示せばハト派姿勢アピールできますよ」とアドバイスします。
三木さんもそれに気づいてハト派に対しては”1%枠”、タカ派には”1%目標”をアピールしました。
三木さんを単なるハト派と見てはダメで、鳩にも鷹にもいい顔をする人なのです。
 昭和50年第1回ランヴィエサミット、フランスが全部仕切ろうとしてアメリカが怒ります。
アメリカにいつも追随するだけのカナダを入れるとアメリカが2票になってしまうのでフランスが入れまいとして2回目からの参加となりました。
イタリア入れるかどうか、日本入れるかどうかで揉めました。日本はアメリカの2票目かと思ったら、三木さんが引っ掻き回して何言い出すか解かりません。
キッシンジャーは「こんな事やるのなら猿がキーボード叩いても百科事典ができる」と嘆きます。
石油ショックの後の経済対策で技術論をやるべきときに三木さんは「南北問題をやろう」「世界から貧困なくしましょう」ときれい事をまくし立てたのです。
三木さんは戦前の人なので頭の中はベルサイユ会議なのです。ジュネーブ会議は学生の時に見ています。大国際会議の中に日本がいます。
ベルサイユ会議と言えば大日本帝国が世界の中で名実ともに認められた場です。
自分の内閣の時に第1回目が行われ、カナダは外されたが自分は欧米列強に混じって入れてもらいました。
戦前からの系譜として西園寺公望、幣原喜重郎、石橋湛山、三木武夫、これらの人は日本が大日本帝国のまま、軍事大国のままなのです。
だから逆に反軍的なことを言えます。ハト派的なことを良しとします。本当に自分が弱いとなったら急に政策転換することもあり得ます。
自衛隊が強いと思っているから防衛費下げても平気です。経済が右肩上がりで国力が伸びていた時代、勢いがあった時代のことでした。

☆お知らせ
営業日の午後12時~午後4時は、手術、治療業務のため留守番電話にしている場合があります。
3月の予定
春の健康診断を再開します。対象は全ての健康と思われるワンちゃん猫ちゃんです。
春は血液検査を中心に徹底的に、検便と尿検査を組み合わせていきます(容器を差し上げます)。(秋は画像診断を中心に・・・)
費用1頭5000円です。ご予約ください。
期間:3月18日(月)~30日(土)





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1年ぶり、横浜出張!Ⅲ

2013年03月22日 | 旅行

みなとみらい3日目、さすがに疲れてきて、日差しに目がくらみます。
大学時代の友人は今頃元気で働いておるのでしょうねえ~。


昨日に引き続き、軽食バイキングは近寄ることすらできません。業者さん、生存競争弱者のためにお弁当を…。
外食ランチへ。
☆お知らせ
営業日の午後12時~午後4時は、手術、治療業務のため留守番電話にしている場合があります。
3月の予定
春の健康診断を再開します。対象は全ての健康と思われるワンちゃん猫ちゃんです。
春は血液検査を中心に徹底的に、検便と尿検査を組み合わせていきます(容器を差し上げます)。(秋は画像診断を中心に・・・)
費用1頭5000円です。ご予約ください。
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三木武夫に学ぶ政治の定石ⅡⅩⅠ

2013年03月21日 | 歴史
  正しい喧嘩の売り方
 安倍晋三は自民党の中でも少数派です。少数派でも主流派になれる方法を実践したのが三木さんです。
安倍さんは三木さんのような”えげつなさ”がない所が長所ともいえます。ただ、そこがあまりにも歯がゆい所です。
三木武夫は単に権謀術数だけの人ではなく、大変な能力がありました。演説がとても上手かったのです。
一般には田中角栄のアジテーションのような演説の評価が高いですが、確かにおもしろいですけれど議事録で確認すると中身が何もありません。
三木さんにはそういった派手さはありませんが芯があり、その場にいる人を感動させることができます。
 総裁選の決起集会においては、多くの味方議員の中には敵方のスパイも紛れ込んでいるのが常です。
そのスパイが三木さんの演説に感動して泣いてしまったというエピソードがあります。

「今日我々は、確かに国会の中で少数派だ。間違いなく負けるだろう。しかし、国民の声を信じて街頭に立とう。
 明日こそ我々は多数派になっているはずだ。今日国民の声では多数派なのだから、明日の国会でも多数派になる。
 そのために今日負けるのだ。しかしただ負けるのではない。1年2年苦しい思いをするだろうが耐えよう」

昭和45年佐藤栄作4選目の対抗馬の三木さんのこの決起演説で佐藤陣営のスパイが涙したといわれます。
三木さんはこの戦いで政治生命は終わりだろうと思われていましたが大善戦という結果でした。佐藤さんは結果に憤怒し壇上で三木さんとの握手を拒否しました。
その時に出馬を断念した前尾繁三郎の方が「本気でやれば勝てたかも知れない」と言われました。
前尾派の議員達は「こんな弱腰の領袖に付いていけるか」と離脱し、前尾さんは引退に追い込まれてしまいました。
三木さんは敵のスパイでも泣かすほどの演説力があったのです。その後2年どころか4年冷や飯を食うことになります。最後のチャンスは昭和49年にやってきます。
大平さんと福田さんが総裁選だ話し合いだと騒いでいる中、「俺を総裁にしなかったら自民党ぶっつぶすぞ」。その一方、野党とも話をしておきます。
そういった中でいつの間にか雰囲気が総裁選から話し合い路線になっていきます。
椎名副総裁の下に中曽根さんを含む4人の候補者が集まって、そこで椎名さんはいきなり裁定文を読み上げます。
直前まで椎名さんは「ここで三木を指名したら大平だけでなく福田も怒って紛糾する。そしたら三木に自分を指名させよう」と企んでいたようです。
この時点で三木さんは裏で自分を指名しなかったら自民党は潰れるという恐怖をまき散らしています。
椎名さんは三木さんを指名します。周辺は三木の流れがばたばたとできており紛糾しません。一番驚いたのは椎名さんでした。
椎名さんの秘書の政治記者藤田さんがそのことを書き残しています。
椎名さんは「神に祈るような形で考えに考え抜いて、政界の長老の三木君を総裁に指名します」と宣言します。
三木さんは「青天の霹靂だ」と吟じます。
ところがその裁定文を書いたのは三木武夫本人だったのです。この時椎名さんは1文字だけ削っています。三木さんは”最長老”と書きました。
椎名さんは”最”を削ります。
「最古参であっても最長老ではない。議員での当選回数は三木のが多いが長老は自分だ」。
三木さんがチンピラ議員だったときに椎名さんは商工省で岸さんと組んでカミソリ次官と言われていた過去があります。「三木なんぞより格上だ」。
党人と官僚の確執が見えてくる場面です。三木さんは総裁にしてもらったお礼に高価な浮世絵を持って行ったそうです。
骨董品美術品は値段を付けにくいので心ある付け届けとしてよく利用されます。
椎名さんは岩手県の出身で、ご当地には今でも椎名ファンはたくさんいらっしゃいます。小沢一郎が徹底的に政敵を抹殺する例として出されるのが椎名さんです。
小沢さんにいじめられて参議院に追いやられ、長老ではありましたが議員として大成せずに潰されてしまいました。
三木さんは椎名さんに何一つ相談せずに人事に着手します。
党三役において、中曽根さんは調整役に回ったので幹事長、政調会長は福田派松野頼三、総務会長は椎名さんの盟友灘尾弘吉、副総裁は椎名さん続投としました。
3役+1の内2名を椎名さんに渡したことになりますが、けっして相談することはありません。
三木さんは椎名さんに「おまえ総裁に指名してくれたけど下心あったじゃないか!」と怒鳴りつけた後は人事作成は相談せずに通します。
次は組閣です。中曽根派と同盟派閥の福田派から福田赳夫を副総理兼経済企画庁長官に、「経済政策は福田さんに全部任せます」。
これで大蔵省の立場がなくなります。一番の敵、大平さんに対しては「大蔵大臣を引き続き続投してくれるかい?」。
この時、もし拒否したら側近の河本敏夫を据えようと考えていました。大平さんは大蔵省が何されるか解らないので引き受けざるを得ません。
そして河本さんは通産大臣に回ります。外務大臣には何を血迷ったか宮沢喜一さんを据えました。
後で三木さんは宮沢さんがあまりに無能なので頭抱えることになります。当時宮沢さんは政策通というイメージがありました。
「内閣のイメージアップに是非宮沢君を取りたい」と大平さんに相談しました。
これは宏池会としたら主要閣僚3つの内2つをとれるのでおいしいはずなのですが、大平さんは同派閥でも宮沢さんを嫌っていました。「大平派の枠外としてならいい」。
そこで総理大臣枠として宮沢さんを外務大臣に据えることになります。そもそも自民党は派閥の連合体です。
どこの派閥にはポストをいくつ割り振るということを常に行っていて、総理大臣が自由に決めて良いのは1つ2つです。
それを壊したのが小泉さんです。彼は全ての枠は総理大臣枠と断言しました。しかしよーく見てみると出身派閥の清和会が大事なところを全部占めています。
安倍晋太郎農林水産大臣、父親の安倍寛と三木さんは仲がよかったので登用します。
官房長官は腹心の井出一太郎、官房副長官は海部俊樹、後に建設大臣に竹下登を一本釣り、中曽根派番頭渡辺美智雄は筆頭副幹事長として党務に置いておきます。
組閣は対抗派閥の若手No.2を抜擢するのが常です。


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1年ぶり、横浜出張!Ⅱ

2013年03月20日 | 旅行

横浜2日目。昨日大学時代の友人とウン十年ぶりに再会しました。元気でご活躍の様子、自分のことのようにうれしいもんですなあ。
気分良く今日も朝早くからみなとみらいです。

土曜の早朝なので人通りも少ない様子。



お昼は軽食バイキングでしたが、会場は尋常な混み方ではありません。
業者さん、次回はおいしいお弁当希望です。切実。
みなとみらいでお弁当買って食べました。結構いける。
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三木武夫に学ぶ政治の定石ⅡⅩ

2013年03月19日 | 歴史
大蔵元老院の鉄槌 平成24年8月3日現在

 霞ヶ関、現在財務相周辺における状況です。
勝栄二郎財務次官、この人は増税をやって英雄になって、武藤俊郎さんを抜いて最長任期の事務次官になりたいと考えていたような人です。
人事は勝さんのやりたいようにやったおかげで完全に停滞しました。「逆らったらおまえの代わりは他に何人でもいる」誰も逆らわないような体制にしてしまいました。
おかげで下がどんどん詰まって大変な状況です。
この勝さんに対して「いい加減にしなさい」と引導を渡しに行った方がいます。
長岡実、87才、日本たばこの総裁、東証理事長、大蔵事務次官出身、大蔵次官内のランク付けでドン中のドンです。
三島由紀夫と大蔵省、東大法学部で同期だった方です。
勝さんに「君は良くやったよ、しかし、いい加減9月で辞めなさい」。
霞ヶ関の連中はこれを前提に動いて良いのかどうなのか戸惑っています。勝さんは首を縦に振らなかったようです。
永田町でこれに気づいている人は極々少数しかいません。総務省も経産省も財務相の方を見て仕事をしているくらいで、日本の権力の推進力は財務省なのです。
 財務省現役は強い立場ですが、元老院は財務省の総意です。現役の間はともかくそれが終わればOBの末席となるのです。これに逆らえるかどうか。
固唾をのんで見守られています。
勝さんの民主党追随、自民党まで与党に引きずり込み、増税だけを推進する事に対して財務省の中でも懸念を持っている人はいます。
いつかどうにかしてやると面従腹背の人もいるのです。特にOB達は露骨に懸念を示していました。OB達が勝さん路線に懸念を持つ理由はそれが間違っているからです。
財務大臣安住さんだけではなく、あの輿石さんまでが正論を言うようになりました。
「増税より先に予算関連法案と定数是正をやらなければいけない」という正に正論です。
自民党は脇国対委員長が「増税潰すぞ」と言った翌日に「通して解散だ」その後「やっぱり増税つぶす」そして「通して総裁選だ」毎日言うこと変わるような混迷ぶり。
自分でも何言っているのか解らずに政争の具にもなっていない状況です。自民党主流派も反主流派も変わりません。
その中で安住さんや輿石さんが国家的見地に立った正論を言い出すようになったというのは正にこの世の終わりのような捻れ現象です。
予算関連法案、これが通らないと公務員の給料が払えません。10月31日までこのままだと1兆円しか国庫に残らなくなります。国家統治の崩壊状態です。
90兆円の内38兆が可決されていません。赤字国債がすれません。国家の意思が成立していないのです。
伊藤博文はこの状態を「良くて行政の麻痺、悪く言えば国家の崩壊」と表現しました。予算不成立は国家統治の崩壊です。
予算関連法案は何よりも先に通さなければいけないのです。増税を通して予算関連法案を政争の具にするのは民主党すらやらなかったことです。
菅さんの時は自分の退陣と引き替えに予算関連法案を通しました。
これを本当の政争の具にしたら国民に対してどう申し開きをするのでしょうか?。
10月31日までに通らなかったら解散など打てるはずがありません。財務省は今、絶対に解散に反対となります。
勝さん一人のために日本を潰すわけにはいかないのです。財務相の大半は良識派であり国民と利害は一致しています。
 衆議院の定数是正問題では、最高裁は内閣とのチキンゲームに毎回負けていました。
今回の違憲状態判決で、正確には「違憲ではない。この状態で総選挙すれば違憲ですよ」という警告という意味です。
今までも歴代内閣は最高裁よりも法律に詳しいと自称する法制局を使って最高裁判断に拘束されないという強引な判断で最高裁を抑えてきました。
過去最高裁は格差1:4以上の場合は違憲判決。
違憲状態判決は1:3以上。
1:2.4は合憲判決があります。
今回竹崎博允最高裁長官は大変杓子定規な、内閣の立場からすると物わかりの悪い、良く言えば基本に厳格な、政治的に言えば後先考えない人だといえるでしょう。
今回1:2.3で違憲状態です。重大な判例変更を行ったことになります。
「今回ばかりは見逃さないぞ」と言う警告となりました。
定数是正を通さないで衆議院解散した場合、裁判になって「そこで粘ればいいや」と内閣は考えているようです。
しかし無効裁判を起こされ、スピード判決が出たら衆議院総選挙やり直しの可能性すらあります。憲政史上初めての事態となるのです。
これは外国ではいくらでも先例があります。どういう形で違憲判決が下るかはわかりません。
 比例代表は定数是正と関係ありません。
そこで「小選挙区だけやり直せ」となった場合はどうなるでしょう。
小選挙区勝利者が議員資格を失って、小選挙区負けたのに比例復活当選した人だけが残るという変な状態となるかも知れません。
小選挙区の結果は比例区の結果と連動しているので、こうなったら選挙民を納得させられないでしょう。日本は国家秩序を保てるでしょうか。
こんな時に解散など打てないでしょう。今、不信任案を突きつけて通ったら野田内閣は総辞職しかありません。
谷垣さん等野党主流派が与党の味方をしたら政界再編となります。解散できないのだから、今野党が攻めれば勝てるのです。
このことを小泉純一郎は解っています。だから信次郎さんに突っ込ませたのです。
野田さんは政局だけ考えても「9月8日まで乗り切ったら再選だ」「自分の都合の良い候補を確保できるぞ」。自民党非主流派はそこから戦いを始めても勝てません。
例えここで負けても「衆議院で賛成したけれど三党合意破られた」ということです。
こうなったら国民のため、今日負けても明日勝つため、「今後一年冷や飯食うんだ」、この姿勢を示したら、過去衆議院で賛成投票したなんてみんな忘れるでしょう。
許してくれるでしょう。今この状況で自民党が勝つとしたら第三局が出てきて「民主も自民もぶっ壊せ」とやった場合です。民主党にも自民党にも立派な人がいます。
両方の立派な人に当選してもらいたいのです。そのためには政界再編しかありません。
今のままならまず民主党の立派な人が潰されて、次に自民の立派な人が潰される流れとなります。
小泉さんや長岡さんが動いたというのは雲の上の人は本当に危機感を抱いているということです。今この状況で日本を救えるのは安倍晋三しかいないでしょう。

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1年ぶり、横浜出張!

2013年03月18日 | 旅行





横浜のみなとみらいです。関内駅から結構歩かされるのですが、ショッピングモールがあったり遊園地、海が見えたり楽しいです。
休日の昼には家族連れで大賑わいです。
2年前にここで東日本大震災に遭いました。なんだか夢のよう…

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三木武夫に学ぶ政治の定石ⅩⅨ

2013年03月17日 | 歴史
安倍晋三最後のチャンス 平成24年8月3日現在

 衆議委員で増税が363対96と言う圧倒的多数で決まりました。後は参議院のみです。この数字だけ見れば増税やむなしでしょう。
衆寡敵せずという状況に見えますが、実はそうではなく、それほど強引に相手の戦意を奪うような圧倒的な数で勝たない限り増税推進派は勝てない状況にあります。
圧倒的有利な状況を演出していると言うことは圧倒的な弱みがあることの裏返しです。
 まず、このまま野田内閣+谷垣自民党+公明党の大政翼賛与党の皆さんの言うとおりになるとどうなるでしょうか。6年間不況が続くでしょう。
今より酷い不況が始まるでしょう。予定では8月6~7日に参議で公聴会、早ければお盆前8日に採決です。
増税通ってしまえば政局にできる争点はなくなります。
本来予算関連法案や定数是正は与党野党問わず最終的にやらねばならない問題ですから、これ自体を政局にはできません。
9月8日までは最終的に認めなければならない重要課題のみの審議になるので政局の争点はなくなります。
つまり「それまで」が野田内閣を初めとする大政翼賛会を潰す最後のチャンスであるということです。野田さんとしてはそれが早ければ早いほど良いでしょう。
だから増税という内閣の致命傷となり得る問題を早く上げてしまいたいのです。
ところが野党自民党反主流派は増税を早く上げて倒閣しようという見当違いなことをしています。9月8日まで乗り切ったら野田さんは安泰となってしまいます。
野田さんは小沢さんがいても勝てたのに、小沢さんがいなくなってくれました。民主党代表選再選ほぼ確実です。
自民党の長老派は谷垣さんでなくても良いのです。谷垣さん自身も自分が総理になれなくても「増税さえ通せば良い。それが国家のためだ」と思っています。
では自民党反主流派はどうすべきでしょうか。自民党総裁選で勝てるのでしょうか。
3大派閥、町村派オーナー森さん、谷垣さんの古賀派、額賀派+長老伊吹さん、この長老達が手を組めば決まってしまいます。
この人達は日本は敗戦国のままでいると都合が良い人達です。日本が敗戦国のままじゃ嫌だという真性保守の自民党はどうやったら勝てるのでしょうか。
戦後受益者の長老たちにとっては谷垣さん石原さん町村さん石破さんの中で誰でも良いのです。何にもできないのなら安倍さんでも良いでしょう。
谷垣さんが一番都合が良い、町村は難しい、石破は嫌われている、となると石原さんでしょうか。16人の派閥しか持っていませんが都知事の支援が得られます。
親ばか石原さん達が自民の支援に回ってくれるかも知れません。9月21日野田再選、23日自民党総裁選、誰でも良い人が当選したら大政翼賛会が続くでしょう。
予算関連法案で、まだ今年の話も通っていません。10月になったら臨時国会を開かねばいけません。来年の予算編成しなければいけません。
予算編成が始まれば総理大臣と財務省に媚びる人達が続出してくると予想されます。野田さんの状況は良くなります。
支持率上がれば野田さんは解散の必要が全くなくなります。このまま12月まで行きます。
公明党は年内解散なら問題ありません。何なら来年の参議院選挙終わってから衆議院解散でもかまわないでしょう。
ちなみに「衆議院は8月29日までなら解散できる」という見解が内閣法制局で流れています。
年内解散があるかは別にしてもこの大政翼賛体制が変わるわけが無いので仮に維新の会がブームとなってもそれほどの数は取れないでしょう。
そうなると来年になる可能性があります。1月から通常国会始まります。こうなると解散が打てなくなり3月に日銀総裁人事という重要事項があります。
ここで白川続投という声まで出ているのです。あるいは白川路線継承者がなるではといわれています。
後白川法皇が出現した場合、もう5年間デフレが続くことになります。
つまり今の大政翼賛体制に反対する人は何の主導権も握れずに6月都議選7月参議院選になだれ込みます。その周辺で衆議院選挙となります。
維新の会が7月にブームとなって、みんなの党並みの数を取ったとしても何ができるというのでしょうか。
その状況だったら維新の会は日本を壊すことすらできないでしょう。デフレのまま再来年、そしてその翌年、消費税が8%、10%になっていきます。
景気回復条項があるからとお考えですか?。この大政翼賛体制の中で増税を止められることはできないでしょう。
地獄絵図のような状況をどうにかするには今戦うしかありません。
小泉純一郎が「とにかく増税潰してしまえ」、そしてその補佐官だった飯島勲が文春で決起を呼びかけました。
小泉信次郎が若手11人を引き連れて谷垣総裁に「3党合意を破棄して増税潰しましょう、内閣不信任突きつけましょう!」と直訴しました。
今戦わないと野田さん谷垣さんは逃げ切りを狙っています。相手が逃げ切る体制ができてから戦っても仕方がありません。
今日本を助けられるのは安倍晋三しかいないでしょう。
国会の中で公明党は既に「増税通します。増税通さない内閣不信任案には賛成しません」と考えています。
安倍さんは国会の中で今日負けても国民の中では多数派です。
これだけ5大紙とテレビが「増税やむなしキャンペーン」をやっている中で国民の過半数は増税に反対なのです。今増税したら日本が沈むと皆解っています。
これは政局の問題であり安全保障の問題です。
今ここで戦って負けたとしてもそれは明日の勝ちに繋がります。
国民を信じて安倍さんが立つなら今しかないと考えます。
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