ヴェノナ文章が暴いたルーズヴェルトの戦争責任ⅩⅢ

これらを踏まえてアメリカの保守主義者が数千ページに及ぶヴェノナ文書を研究して「コンサバペディア」というサイトを立ち上げました。
「ヴェノナ文章におけるアメリカ人達」という題名で、どういったアメリカ人達がスパイだったかという一覧表を公開しています。
それは政治家・高官・ジャーナリスト・学者・・・数百人にも及びます。その内の一人、T.A.ビッソン（太平洋問題調査会研究員）もスパイだと判明しました。
ビッソンはGHQの一員として来日し、憲法制定に関与しました。しかも皇室典範、天皇条項に関わっていた人物です。

今の憲法がGHQによって作られたのはよく語られる話ですが、GHQの中にはソ連のスパイがうようよいたのです。

これがここ10年ほどの間にアメリカで分かってきた事実です。
しかしこれらの報告書はアメリカ人の意識で書かれているため当然日本の立場で考察されているわけではありません。
日本においてはこれらが日本にとってどういう意味があるのかという分析ができていません。

戦前の日本外務省においてはアメリカ内部にソ連のスパイが入り込んで工作活動をしていることを把握していた事実が分かっています。
戦前の外務省は優秀だったのです。当時の外務省は徹底して調査を行い、主に4つのレポートを作成しました。
最大の物は『米国共産党調書』という300頁弱の分厚いレポートです。

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9月の予定：

ヴェノナ文章が暴いたルーズヴェルトの戦争責任ⅩⅡ

　これらの資料を解読しながらアメリカの歴史学者達が、これが何を意味しているのか調べています。
その結果・・・

第二次世界大戦当時、同盟国であるはずのソ連が100人の規模でアメリカにスパイを送り込んでいました。
ルーズベルト政権はソ連の工作の影響を受けていたことがはっきりしたのです。

ルーズベルト政権で財務次官補の要職にあったハリー・デクスター・ホワイトがjurist又はRichardというコードネームを持つソ連のスパイでした。
ホワイトはハルノート（事実上の日本に対する最後通告）の原案を作成した人物です。日米戦争の背景にはソ連の対米工作が存在しました。

ソ連はアメリカのマンハッタン計画（原爆開発プロジェクト）を事前に把握していました。
よって数十万人の兵隊をシベリアに準備し、広島長崎原爆投下と同時に北方領土に侵攻できたのです。

以上がアメリカ政府が研究成果として発表した内容です。

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ヴェノナ文章が暴いたルーズヴェルトの戦争責任ⅩⅠ

最近の二〇年間、世界各国の情報公開によって第二次大戦の見直しが進んでします。
米国、アメリカ安全保障局NSAが1995年7月ヴェノナファイルを公開します。1943年にアメリカ陸軍が始めたソ連スパイの暗号解読レポートです。
またロシア、現代資料保存センターが公開開始します。
日本では、2001年国会図書館がアジア歴史資料センターを開設します。第二次大戦終結までのアジア近隣諸国に関わる歴史資料を情報公開し始めます。

この中で最大の物は米国NSAの資料、ヴェノナファイルです。それに基づいて、ルーズベルトがソ連のスパイによって攪乱されたか研究をしているのがCIAです。
CIAが研究レポートを発表しています。両方ともアメリカ政府が1995年以降に始めています。
これらによって何が分かってきたのでしょうか？


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ヴェノナ文章が暴いたルーズヴェルトの戦争責任Ⅹ

1946年、タフト「民主党がヤルタやポツダムでソ連に迎合する政策を推進してその結果、東欧とアジア全体にわたる多くの国家と何百万という人々の自由を犠牲にした」
1948年、チェンバース（雑誌記者）「ルーズベルト側近としてヤルタに出たアルジャー・ヒス国務長官はソ連のスパイだった」

ルーズベルトのおかしな外交の背景にはソ連スパイの暗躍があったのだという、いくつかの証言で大騒ぎになりました。

48～50年代前半にかけてマッカーシー共和党上院議員やニクソンが「アメリカ政府内部にソ連スパイがたくさんいるじゃないか」と追及し出します。
しかし証拠がありません。そして立ち消えに・・・。

しかしFBIはルーズベルト側近らがソ連のスパイだという証拠をその時持っていたのです。すべて電話の盗聴記録です。つまり違法捜査記録だったのです。
よって裁判に出せませんでした。

この一連の流れは日本ではほとんど報じられません。

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ヴェノナ文章が暴いたルーズヴェルトの戦争責任Ⅸ

　ところがルーズベルトの戦後世界戦略は東京裁判が始まると同時に破綻が始まるのです。
1946年、中国で国共内戦が始まります。米国内では「日本を弱くしてもアジアで戦争が起こるじゃないか」と言う世論が出始めます。

1948年、米国ロイヤル陸軍長官「日本を共産主義の防壁にする」と演説します。日本を強くすることでアジアが共産化しない様に踏ん張らせると言い出すのです。
これはweak japan政策の転換宣言に当たります。そして東京裁判終了します。

1949年、中華人民共和国成立です。

1950年、朝鮮戦争勃発します。米国からの命令で自衛隊設立へ。事実上のweak japan政策の修正です。

実はweak japan政策の修正の背景には46年～48年の間に米国内での大論争があったのです。日本国内にはその情報は全く入ってきませんでした。

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ヴェノナ文章が暴いたルーズヴェルトの戦争責任Ⅷ

こうした中で日本の戦後政治構造はどうなっていくのでしょう。
最もベースとなる第一段階：ヤルタ協定＝ルーズベルトとスターリンの戦後世界戦略です。日独を押さえて米ソが世界を支配する方針です。

その上に第二段階：東京裁判史観。日本を弱くすることがアジアを守ることだという方針です。

第三段階：憲法9条。弱い日本がアジアの平和を保護するという考え方です。日本の軍事力を弱めることが絶対必要だとします。

最後に第四段階：日本の政治に関することです。尖閣諸島を守れない自衛隊。北朝鮮のスパイが日本に侵入しても捕まえられません。
竹島の不法占拠も傍観するしかありません。海外の邦人救出ができません。弱い国日本を堅持させます。

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ヴェノナ文章が暴いたルーズヴェルトの戦争責任Ⅶ

東京裁判には2つの大きな問題がありました。
まず『日本だけが侵略国家というのは不公平だ』
ロバート・タフトは「アジアを混乱させた責任はソ連の共産主義と中国の排外ナショナリズムにもある」。
GHQのトップ、マッカーサーは「日本の行動は安全保障のためだった」と発言しています。

2つめは『戦争を犯罪とする国際法は存在しない』
パール判事は「侵略戦争は不戦条約で禁止されていたが、侵略かどうかの解釈権は当事国が保持する」。
ジョージ・ケナン（対ソ封じ込めをした米国国務省トップ）は「日本は領土を減らし、賠償金を払うことで敗戦国としての責任を取っているので
東京裁判をやるのはおかしい」と発言しています。

つまり、当時のアメリカの一部の学者や政治家はルーズベルト外交を正当化する東京裁判はおかしいと言っていました。
しかし日本では占領下であったのでその情報は入ってこなかったのです。

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ヴェノナ文章が暴いたルーズヴェルトの戦争責任Ⅵ

　真珠湾攻撃の後、1945年2月ソ連領のヤルタで会談です。英国チャーチル、ソ連スターリン、米国ルーズベルトが協議します。
東欧、満州、千島をソ連領として認めます。その代わり米ソ主導で戦後秩序を維持しようと提案します。
しかし、ルーズベルトは何の権限があって東欧、ポーランドやバルト三国をソ連にあげると言えるのでしょうか。満州をソ連領とする理由があるのでしょうか。

　それを受けて1946年5月東京裁判開始です。そこで「日本だけが侵略国家だ！」とされました。
つまり、「ルーズベルトの対日圧迫外交は正しかった」ということを国際社会にアピールするために行われたのです。
なぜ、それをアピールする必要があったのでしょう。アメリカの共和党系のstrong japan派は「ルーズベルト外交は間違っている」と言い続けていたからです。
つまり、アメリカ国内の世論工作として必要だったのです。

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ヴェノナ文章が暴いたルーズヴェルトの戦争責任Ⅴ

ルーズベルトはweak japan派です。彼は一貫して日本を弱める外交政策を行いました。
例えば1937年支那事変です。その直後にルーズベルトは有名な『隔離演説』を行います。

「アジアがおかしくなったのは中国が暴動起こしたのではない。ソ連が謀略を働かしたのでもない。日本とドイツが世界の平和を乱していのだから奴らを叩け」

その2年後日米通商航海条約破棄を通告します。翌年同条約失効。燃料石油、くず鉄禁輸します。
そのまた翌年、1941年日本の在米資産凍結、石油全面禁輸。そして真珠湾攻撃に突入します。

このルーズベルトの民主党外交に対して当時のアメリカ共和党は反対していました。
「日本は防波堤の役割をしているのだから支援すべきなのに、なぜルーズベルトは中国、ソ連の味方ばかりするのか？」と批判をしていたのです。

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ヴェノナ文章が暴いたルーズヴェルトの戦争責任Ⅳ

「強い日本」派（strong japan）:
強い日本がアジアに安定をもたらすと考えています。アジアの紛争はソ連が引き起こしているから、その防波堤として日本の行動を理解すべきだ、
支持するべきだと主張します。日露戦争の時のセオドア・ルーズベルト、フーバー共和党大統領（F・ルーズベルトの前任）、ロバート・タフト共和党上院議員等。

「弱い日本」派（weak japan）：
日本はアジアに混乱をもたらすと考えています。日本を弱くしてアジアの安定化を図ろうと主張します。
満州事変以降のフランクリン・ルーズベルト、民主党政権、中国蒋介石、ソ連スターリン等。

この2つが真っ二つに分かれていました。結局政権を握ったのがweak japan派でした。
しかし当時の日本のメディアは「ルーズベルト政権＝アメリカ」と勘違いしていたのです。
「日本を弱くするアメリカ政府の政策はけしからん」
「アメリカはけしからん」
「鬼畜米英！」となったいったのです。しかし、実際は日本を強くすべきだというグループが当時もいたのです。そのことを日本のメディアは報じませんでした。
その結果、「アメリカと闘うしかない・・・」という考え方にどんどん傾いていったのです。日本のメディアの偏向は当時も大きな問題があったと思います。

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ヴェノナ文章が暴いたルーズヴェルトの戦争責任Ⅲ

靖国神社の参拝
小泉総理が靖国神社を参拝したとき、ある在日米軍司令部幹部が「Congratulations!、ようやく日本もまともな国になったね・・・」と言っていました。
つまり「総理大臣が靖国神社を参拝するのは当然のことで、中国に言われて参拝できないような臆病者がリーダーの国は信用できない。
　中国に言われたら尚のこと靖国に行くような強いリーダーでなければ我々は怖くて一緒に戦えない」ということです。
つまりこれがティーパーティーグループの考え方です。

これが今のアメリカの日本に対するイデオロギー構造ですが、昔はどうだったのでしょうか。
第二次大戦前後、アメリカの対日戦略は2つの対立軸がありました。


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秋の健康診断、大勢の方のご参加ありがとうございました。報告書を鋭意作成中です。しばらくお待ちください。
緊急性を有する報告は既に済んでおりますので、ゆっくり待ってくださいね。(^^;)

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ヴェノナ文章が暴いたルーズヴェルトの戦争責任Ⅱ

リベラル派：
民主党左派系、この人達は日本が強くなることにそもそも反対です。中国と連携すべきだと考えているグループです。

現実派（リアリズム派）：
オバマもここに分類されます。多数派です。アメリカ主導の下で中国との軍事バランスを維持しながらアジアの安定を維持しようと考えています。
アメリカの国益に反しない範囲なら日本が憲法改正などやってもいいよと考えています。

反共保守主義派（ティーパーティー）：
共和党の保守主義者達です。共和党の中の一部です。民主党の中の反共主義者もここに入ります。アメリカのねじれた部分が入ってきます。
中国の軍事的台頭に対して日本が強くなるなることを望んでいます。日本の9条改正、軍事力増強を望む人たちです。

以上の3つの流れが存在します。ほとんどは現実派です。

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秋の健康診断実施：レントゲン写真、超音波画像診断を中心に期間限定で行います。期間9月1日（火）～19日（土）、
費用5150円、完全予約制、午前外来時間にお食事を抜いた状態でお預かりし、夕方の外来時間にお返しします。
結果は書面にて後日郵送いたします。できるかぎり尿と便をお持ちください。容器は事前に差し上げます。ご予約をお待ちしております。

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ヴェノナ文章が暴いたルーズヴェルトの戦争責任Ⅰ

ヴェノナ文章が暴いたルーズヴェルトの戦争責任　：平成25年8月江崎道朗氏の講演より

アメリカにおける歴史の見直しがテーマです。

考え方の基本は、まず一般的にマスコミがよく使う「アメリカは・・・」という言い方に注目します。
今回、アメリカ議会調査局が「安倍総理が靖国参拝をすることはアメリカの国益を傷つけることになる・・・」と言う報告書を出しました。
「だからアメリカは日本の靖国参拝を反対しているのだ！」と日本のマスコミは報じます。
しかし、実際はこれは「アメリカは・・・」ではありません。単にアメリカの議会調査会の中にこういうレポートを書く人がいるということに過ぎません。
アメリカは決して一枚岩ではありません。アメリカには大きく3つのグループが存在します。

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じっくり学ぼう！近衛内閣ⅤⅩⅢ

　二度とこんな内閣を作ってはいけません。もう出現することは無いだろうとは思いますが、
この近衛内閣劣化コピーが作られかけたのが近衛の孫が出た東京都知事選挙です。こんなことが今でも起こるのです。
民主党政権、自民党では佐藤内閣、竹下内閣がそれに近いでしょう。・・・二度と繰り返してはいけないから近衛内閣をじっくり学ばなくてはいけません。
了

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じっくり学ぼう！近衛内閣ⅤⅩⅡ

　今より戦前、戦中の方が偽装の手が込んでいます。今は偽装の手法が劣化しているともいえるのかもしれません。
偽装右翼も書いている事が共産党宣言と同じだったり、すぐばれてしまうのです。
おそらくネットですぐネタ元が分かってしまい、拡散によって周知されてしまうからでしょう。隠しにくい世の中になりました。
ネット無い頃は裏取る事がとても難しかったのです。今では逆に知性の低いネットの連中を引き込もうと必死になっています。
しかし、その類いは戦前の偽装物の劣化コピーに過ぎません。教員も日教組も日本を良くしようと教育をしたのでしょうが、騙されていたのです。
　また日本人の美意識でもありますが、戦争を実際に行った人たちが敗戦後潔すぎます。「負けたから言い訳しない」は立派かも知れませんが、言わなきゃ負け続けるのです。
そこにつけ込んで攻撃してくるのがコミンテルンなのです。相手は非常に下劣な連中です。下劣にこちらもやり返さなけりゃやられてしまいます。
そういうと「いついかなる時も礼儀をわきまえて・・・」と礼儀を説いてくる常識人がいらっしゃいます。奥様マナー教室でしょうか。
非武装中立とかいう人は「戦場で礼儀を説け、挨拶してから弾を撃ちたまえ」とでも言うのでしょうか。相手が野蛮ならそんなことは成立しません。

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