安城市緑町 ミドリペットクリニック0566-77-6047

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動物病院の日常、広報、呟き
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西洋の野蛮 ⅩⅣ

2016年02月29日 | 歴史
 西洋にとって、2つの大陸の出現は驚くべき事でした。その大陸の奪い合いがフランスとイギリスの間で起こり、
スペインによってオランダが追い出されるというのが近世から近代の歴史です。その途中に見たのが日本であり、邪魔だから蹴飛ばせ程度の物であったのでしょう。
ペリーでさえ中国行くための中継基地としてしか意識されていなかったのです。
1853年ペリーが来航するが、当時太平洋航路は存在しませんでした。彼も昔と同様に喜望峰を回ってインド洋を渡ってやってきたのです。

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3月の予定:今年も春の健康診断を予定しております。期間3月14日(月)~26日(土)、ただし21日(月)は祝日休診です。詳細は↓のバナーをクリック。






西洋の野蛮 ⅩⅢ

2016年02月28日 | 歴史
 そして北太平洋が謎のままなのです。間宮林蔵が樺太の先まで行きました。その時点でも海洋という意識が日本にない様に感じます。
日本は海洋国家だと言われるが本当にそうなんでしょうか。日本の多くの神話が山が背景に存在します。海の神話は少ないようです。
神秘的な物は山から出現します。宗教の修養も山で行われます。それほどに日本には山が多いのです。海はテーマとして山ほどには重要視されていなかった様に思います。


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西洋の野蛮 ⅩⅡ

2016年02月27日 | 歴史
 私たちは昔の人の歌を詠みます。それによると土佐にも越後にも備前にも人の頭の中には海がある事が分かります。人は海を見ていることがうかがえるのです。
しかし海洋とは何なのかという概念はなかったのではないかと疑います。日本列島の形態も詳細に分かっていない時代。
もちろん17世紀以降には世界地図が入ってきています。それでも海洋の概念がないことが日本と西洋の決定的違いなのではないかと思うのです。

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西洋の野蛮 ⅩⅠ

2016年02月26日 | 歴史
それからマゼランがマゼラン海峡を越えてやって来ます。
彼はフィリピンまで来ました。そこで彼は殺されてしまいます。巨大な北太平洋は一切未知のままに、誰の手にも渡っていません。
ここは日本人にも全く考えの及ばない地域でした。

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西洋の野蛮 Ⅹ

2016年02月25日 | 歴史
 もう一つの疑問。日本人は南の島には出て行きます。マニラ、タイ、台湾・・・しかし、そこから東には一切出て行かないのです。
加えて北太平洋は全く未知の暗闇でした。これはヨーロッパにおいても同様で、昔から太平洋は2つあると信じられていました。
1760年から90年にかけてジェームス・クックが探検することによってようやく太平洋は1つだと分かったのです。それまではいくら征っても人影も島影もない海でした。
まるで現代の宇宙のように、太陽系の外は分からないというのと同様に北太平洋は未知でありました。線引きがなされているのに未知の暗闇だったのはなぜでしょう。
バスコダガマが喜望峰を巡ってやってきます。ポルトガル人はインド洋を渡って南へ来ます。ところがみんなマラッカ海峡でそれが終わるのです。

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西洋の野蛮 Ⅸ

2016年02月24日 | 歴史
日本の船だけがそうやって守られたのはなぜなのでしょう。
それは17世紀の日本の金銀銅の埋蔵量にあります。各国は日本との貿易は捨てられなかったのです。

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西洋の野蛮 Ⅷ

2016年02月23日 | 歴史
 江戸時代初期に御朱印船という制度がありました。
これは1630年ほどに終わってしまいましたが、驚くべき事にこの御朱印船は外国まで出向くのに武装していなかったのです。
御朱印船は将軍の命令で銃砲火器の搭載を禁止されていたのです。まるで憲法9条のようではありませんか。
例えば御朱印船がマニラへ出かけていきます。そこではスペイン船とオランダ船が戦っています。その最中に御朱印船が入っていくと戦闘は中止されます。
日本船は不可侵性の船だったのです。意識しないでも中立が守られたというわけです。「どうぞお通りください」とスペイン船とオランダ船は道を開けたのです。
外国の文献にこのような記述が残っています。なぜ外国はそうしたのでしょう。
たまには日本の船も攻撃されたりすることもあったようです。しかし御朱印船は絶対に無抵抗でした。そして長崎に戻ってから事の経緯を奉行に報告します。
すると行政面で罰せられて相手は貿易停止となります。各国はそれだけはどうしても避けたいので、日本船には手を触れなかったのです。
これが鎖国の始まりです。今に繋がる特殊な安全とそれに甘えた日本の迂闊さがこの時から垣間見えます。

☆2月の予定:23日(火)はセミナー出席のため18時半より獣医師不在とさせていただきます。ご迷惑おかけします。
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西洋の野蛮 Ⅶ

2016年02月22日 | 歴史
 こういった経緯から2つの特徴に気づきました。
まず一つ目は、中世ヨーロッパは突然出現した2つの巨大な大陸に目を奪われて、自分たちの歴史がそこにどう向かっていくかが彼らの興味の全てでありました。
アジアの侵略など、その途中の寄り道に過ぎなかったのでしょう。
しかし決定的なことは、我が国日本には西に出て行く道、唐天竺そして南蛮への認識が江戸時代以前よりあったが、東に対してはそれがなかったのです。
長い歴史の中に全くなかったと言ってよいでしょう。ヨーロッパが未知の暗闇に惹かれて動き出した中世の長い歴史の時間帯に対して、
信長や秀吉にさえアメリカは認識されていなかったでしょう。これは日本の歴史における欠落であり、考えなければならない事実だと思います。
我々の近代史があの時、大きな構造的ゆがみと短い時間に近代化を強制されました。その直後、日本がうかうかしている内に地球全てがそうなってしまいました。
こうした事態の出現は我々の「東に注意を払わなかった」ことに原因があるのではないかと思うのです。


2月の予定:19日(金)、20日(土)の両日は学会出席のため獣医師不在です。スタッフは在勤しております。可能なサービスはお問い合わせください。何とぞご了承ください。
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西洋の野蛮 Ⅵ

2016年02月21日 | 歴史
 当初アメリカは中世ヨーロッパに似ていました。アメリカは南も北も人工的に作られた文明です。それを作ったのはヨーロッパ人です。
彼らがその時モデルにしたのは中世ヨーロッパでした。現在に至るまでアメリカ人がピストルを離しません。
ヨーロッパでは現在これを『啓蒙思想』によって克服しています。
ホッブスが言っていた16世紀までのヨーロッパのすさまじい野蛮、つまり誰も信用できない、自分の子供も信用できない、
家の中でさえ鍵をかけないと下男下女が何をするか分からない、牧師でさえならず者に捕まって穴に埋められてしまう。
このような中世ヨーロッパが現代アメリカに繋がっているのです。どうしてもそれを克服できません。
ヨーロッパ - 『啓蒙主義』= アメリカなのです。
よくアメリカは言います、「自分たちは純血で旧世界は怠惰で腐敗している」。これがジェファーソンの思想だからです。
「新大陸アメリカこそ新しい文明だ」という思想その物こそがピューリタン的な野蛮が現在に繋がっている証拠なのです。
ポリティカル・コレクトネス(差別用語廃止運動)などはこういった政治的野蛮の流れから登場してきました。
ヨーロッパがなぜある程度成熟しているのはカトリックが後ろにいたということと17世紀には内での血なまぐさい争いは終わったことによります。
その反面、外に伸張して東アジアは迷惑を被ることになりました。

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西洋の野蛮 Ⅴ

2016年02月20日 | 歴史
 もう一つ重要なことは近世ヨーロッパにおいて2つの未知の大陸が出現したことによって彼ら自身が浮き足立ってしまったことです。
南北アメリカ大陸の出現です。どちらもアメリカです。中世ヨーロッパにおいてはラテンアメリカがアメリカの代表です。
ヨーロッパ人にとってはアメリカは未知の闇に対する魅力、夢、希望、驚喜です。ヨーロッパ人はお互い競い合いながら線引きを始めます。
一方でイスラム人はそれをしませんでした。イスラム人は2つの大陸に無関心でした。2つの大陸に関心を持ったのはキリスト教徒だけでした。
国境を引く、子午線を引く、南回帰線を引く、赤道を引く、地球に10度毎に線を引く・・・
これをやったのはグリニッジ天文台を作るときに、まずイギリスが手を上げました。その時フランスもドイツも沈黙していたわけではありません。
グリニッジが世界の中心になるのは単なる数学的必然ではなく、明白なる政治的意図から出ています。
ベルリン政府とパリ政府はグリニッジ天文台に対して長い間、1920年代まで抵抗し続けます。つまりこの線引きはイギリスの世界支配構造に不可分のことなのです。
世界で最初の線引きはポルトガルとスペインでした。近世ヨーロッパの欲望の全てはアメリカに向かっていました。
それはパスカルやモンテーニュの思想に強く出ています。
パスカルは「川一つ超えるだけで価値観が変わる。異様なことの始まりだ」そんなことは今までのヨーロッパでは考えられませんでした。
地理上の戦いがヨーロッパを沸き立たせます。


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西洋の野蛮 Ⅳ

2016年02月19日 | 歴史
 今日、日本人に与えられられた教訓として、「歴史の中でイスラムをどう考えるかがなくてはバランスが取れない」と悟る必要があります。
歴史を俯瞰する中でその背景として見えてくるのは『ヨーロッパの野蛮』です。
中世から近世にかけてのヨーロッパ史を簡単に言えば3つの基軸が存在しました。信仰、暴力、そして科学です。
その中で暴力は内側の暴力があり、それがほとんど無秩序でした。それはホッブスが『リバイアサン』で描いた世界です。
「人は人を喰うオオカミである」と言うホッブスはリアリティーを描いています。
中世ヨーロッパは暴力の社会で自分で自分の身を守る以外にどうしようもありませんでした。隣の村が山賊に襲われてもどうしようもありません。
守ってくれる国家権力は存在しません。ちょっとした集団は武器を持つ人を雇うことになります。教会や修道院でも必ず自ら武装をします。
その暴力は近世に入る頃に宗教戦争になり、カトリック対プロテスタントの血で血を洗う戦争になります。そのあげくにヨーロッパは啓蒙主義を生み出すのです。
どうにもならないというあきらめの末に「もういいかげんお互いを認め合おうじゃないか」となったのです。
ところが暴力を内側で収める代わりに外に持ち出し初めます。18世紀から19世紀にかけてヨーロッパによるアジアへの侵略が始まります。

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西洋の野蛮 Ⅲ

2016年02月18日 | 歴史
 キリスト教徒はいかにしてイスラム教徒と戦うかということに腐心していて15世紀にはコンスタンチノーブルの陥落が有り、
その数十年後にはウィーン包囲、ほとんど完全にイスラム優位なのです。このことは西洋文明の理解に欠かすことができない歴史的事実です。
日本では長い歴史の中で世界大戦に直前に大川周明が出現するまでイスラムは日本の思想界の中で射程に入っていませんでした。
フランスの小さな新聞社が襲撃され、ヨーロッパ人が、大統領までがまるで正義が悪魔に襲われたかの如くに騒ぎ立てました。
日本人はそうだとばかりにイスラムを野蛮と決めつけました。でも歴史から見れば明らかにこれはキリスト教対イスラム教の宗教戦争なのです。
イスラムからすれば積年の恨みが有り、当然の行為なのです。我々日本人は宗教戦争に一切口出ししてはなりません。
安倍首相も余計なことを言わない方が良いでしょう。「私どもは仏教と神道の國ですから関係ございません」で行くべきです。

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西洋の野蛮 Ⅱ

2016年02月17日 | 歴史
 その4~8世紀の出来事からずっと18世紀まで、明治維新のほんの少し前まで、世界を支配していたのはキリスト教文明ではなかったのです。
キリスト教文明は地中海から外へ出ることすらできませんでした。明治維新はその時の世界の逆転を視野に入れていなかったのではないかと疑っています。
当時世界は5大国、つまりプロイセン・ロシア・オーストリア・フランス・イギリスを一等国と見なしています。
アメリカはまだこの中に入っていません。日本はアメリカと同時に台頭します。その時に日本政府が模範としたのはヨーロッパです。
ところがそのヨーロッパは50~100年前まではうだつが上がらない連中だったのです。地球上の大きなバランスを明治の知識人達は見ていませんでした。
西洋一辺倒になってしまいました。それが正しい事だったのでしょうか。西洋その物すら半分は見えていませんでした。


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西洋の野蛮

2016年02月16日 | 歴史
2015西尾幹二氏の講演より書き起こし

 これから我々、日本人、強いては人類はどこへ向かおうとしているのかを考えてみましょう。
西暦2015年、世界全体の問題としてギリシャ問題から始まって、難民の襲来、パリのテロ等、ヨーロッパがガタガタになったことに強い印象を持ちました。
それに加えてオバマの無力が際だったことも指摘しなければなりません。そして中国並びにロシアの横暴が加わり、
中国の問題は日本にとって気になる最大のテーマでもありました。その陰で朝鮮の愚かさが露呈しました。
そこには文明の崩壊と野蛮の台頭が覆い尽くす世界を見なければなりません。

現在、ライフワークとして『文明の500年史』というエッセイを執筆する中で、いくつか発見したことを申し上げたいと思います。

 テロの話を先ほどしたが、実は8世紀から18世紀まで、イスラムの力が世界を圧倒していました。
元来アラビア半島の勢力がローマ帝国が崩壊するときにゲルマンに接触します。ゲルマンはあまりしっかりとした宗教を持っていませんでした。
自然宗教ほどのものしかありませんでした。そのためにローマに対して従属文明になってしまいます。
そのため数の少なかったアラビア人はすさまじい勢いでローマを征服して浸透しだします。
支配地域はたちまちローマからアラビア化してしまい、言語もアラビア語に変わってしまいます。多くは完全支配されてしまいます。

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若い柴チャン、頸骨斜骨折のプレーティング手術

2016年02月15日 | 動物病院

元気な子ですから、これくらいのことあるかなあ。自分で掘った穴に落ちて挫いたのだそうです。
若いので治りはとてもよいでしょう。

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