数年前に原作を読んでいたため、逆に映画を見る勇気がなかなか湧きませんでした。
でも評判が良いらしいので思い切って家族を誘って見てきました。
戦争映画に全く興味の無い嫁さんと子供も「すっごい泣けると評判…」と期待しているのには驚きました。
で、ネタバレ無しの感想です。
私はゼロ戦特攻の戦記物語として「永遠のゼロ」を読んでいたため、「ああ、やっぱり…」でしたが…。
「三丁目の夕日」シリーズの山崎監督のSFXとCGの使い方は最高です。おそらくこの部分では日本映画の最高峰と
言っても過言ではありません。これだけを見に映画館に行っても良いと断言できます。
効果音、戦闘機の動き、艦隊のスケール、これに比べたら「山本五十六」なんて話になりません。
ハリウッドのけばけばしいCGに比べれば大変上品で好きですよ本当に!。
ただ、戦闘機の急降下や急旋回時のコクピット無いの無重力感をもう少し人物の顔にエフェクトかけたらなとも思います。
いくつかの伏線も効いていて、サービス精神旺盛な山崎監督らしいのですが、ヤクザのシーンなんかは余計な
サービスという気がします。あれを削ればもう少しシンプルで見やすかったと思います。
個人的には特攻隊に「女こどもの涙は不要」と思っているのですが、コレを無くしたら娯楽として成立しないので仕方ないですね。
俳優さんはもう少し押さえた演技の方がよかったな。孫役の三浦春馬も感情がくどすぎ。もっとクールで冷めた現代の若者で通した方が
特攻隊員との対比が際立ったでしょう。もっと三浦の思考の推移を丁寧に描く方が良いんじゃないかと思うけど、2時間枠では無理かな。
主人公の岡田は思ったよりもずっと良かったです。でも顔がかっこよすぎでゼロ戦と言うよりも
F1ドライバーみたいです。抑え気味の表情の演技は単なる人気タレントからの成長を感じます。
嫁さんももっと押さえた演技にしてほしかったけど、興行的には女の涙にしないとダメなんでしょうね。
ラスト、主人公が空母に特攻します。その飛行経路にご注目。まさに特攻隊が理想とした接近位置、進入角度で見事完成!おみごと。
松本零士 THE COCKPIT【第2話】音速雷撃隊を彷彿とさせる覚悟、角度が違うかな。
が、その寸前でエンドスクロール!!!これが日本映画界の限界か…そうなのか、ここまでやれたと褒めるべきか、
なんでここを詳細にSFXで出さんのよ、ここまでやっといてあんまりだろ。
敵空母が沈む必要は無い、後部エレベーターが故障するだけで十分、「FACK! crazy jap!」と米兵が言うだけで、
そこが強烈な訓練の意味なのに!!。
そこが特攻の意味なのに!!。
民族の神話の完成なのに…
石原慎太郎の「君のためにこそ死にに行く」の方が自分に方向性があってるな、映画はダメだけど。
その後サザンの歌、映画にかぶりません。その後長大なエンドロール。
でもこのエンドロール、たいへん広く数多くのスポンサーが付いているのが分かります。
「映画」というのは現実には監督や脚本家、原作者が作るのではなく、プロデューサーが作る物なのです。何となく納得してしまいました。
ま、「戦争映画で女こどもに説明は不要」っていうと完成しないんだよな、日本では。でもご覧あれ。
☆お知らせ
営業日の午後12時~午後4時は、手術、治療業務のため留守番電話にしている場合があります。
2月の予定:セミナー出席のため7日(金)、8日(土)は診療のみ全日お休みとさせていただきます。
スタッフは常在しておりますので可能なサービス内容はお問い合わせ下さい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/b1/0bd4ad4d9b21938f6faeb28f6d0e843a.png)
でも評判が良いらしいので思い切って家族を誘って見てきました。
戦争映画に全く興味の無い嫁さんと子供も「すっごい泣けると評判…」と期待しているのには驚きました。
で、ネタバレ無しの感想です。
私はゼロ戦特攻の戦記物語として「永遠のゼロ」を読んでいたため、「ああ、やっぱり…」でしたが…。
「三丁目の夕日」シリーズの山崎監督のSFXとCGの使い方は最高です。おそらくこの部分では日本映画の最高峰と
言っても過言ではありません。これだけを見に映画館に行っても良いと断言できます。
効果音、戦闘機の動き、艦隊のスケール、これに比べたら「山本五十六」なんて話になりません。
ハリウッドのけばけばしいCGに比べれば大変上品で好きですよ本当に!。
ただ、戦闘機の急降下や急旋回時のコクピット無いの無重力感をもう少し人物の顔にエフェクトかけたらなとも思います。
いくつかの伏線も効いていて、サービス精神旺盛な山崎監督らしいのですが、ヤクザのシーンなんかは余計な
サービスという気がします。あれを削ればもう少しシンプルで見やすかったと思います。
個人的には特攻隊に「女こどもの涙は不要」と思っているのですが、コレを無くしたら娯楽として成立しないので仕方ないですね。
俳優さんはもう少し押さえた演技の方がよかったな。孫役の三浦春馬も感情がくどすぎ。もっとクールで冷めた現代の若者で通した方が
特攻隊員との対比が際立ったでしょう。もっと三浦の思考の推移を丁寧に描く方が良いんじゃないかと思うけど、2時間枠では無理かな。
主人公の岡田は思ったよりもずっと良かったです。でも顔がかっこよすぎでゼロ戦と言うよりも
F1ドライバーみたいです。抑え気味の表情の演技は単なる人気タレントからの成長を感じます。
嫁さんももっと押さえた演技にしてほしかったけど、興行的には女の涙にしないとダメなんでしょうね。
ラスト、主人公が空母に特攻します。その飛行経路にご注目。まさに特攻隊が理想とした接近位置、進入角度で見事完成!おみごと。
松本零士 THE COCKPIT【第2話】音速雷撃隊を彷彿とさせる覚悟、角度が違うかな。
が、その寸前でエンドスクロール!!!これが日本映画界の限界か…そうなのか、ここまでやれたと褒めるべきか、
なんでここを詳細にSFXで出さんのよ、ここまでやっといてあんまりだろ。
敵空母が沈む必要は無い、後部エレベーターが故障するだけで十分、「FACK! crazy jap!」と米兵が言うだけで、
そこが強烈な訓練の意味なのに!!。
そこが特攻の意味なのに!!。
民族の神話の完成なのに…
石原慎太郎の「君のためにこそ死にに行く」の方が自分に方向性があってるな、映画はダメだけど。
その後サザンの歌、映画にかぶりません。その後長大なエンドロール。
でもこのエンドロール、たいへん広く数多くのスポンサーが付いているのが分かります。
「映画」というのは現実には監督や脚本家、原作者が作るのではなく、プロデューサーが作る物なのです。何となく納得してしまいました。
ま、「戦争映画で女こどもに説明は不要」っていうと完成しないんだよな、日本では。でもご覧あれ。
☆お知らせ
営業日の午後12時~午後4時は、手術、治療業務のため留守番電話にしている場合があります。
2月の予定:セミナー出席のため7日(金)、8日(土)は診療のみ全日お休みとさせていただきます。
スタッフは常在しておりますので可能なサービス内容はお問い合わせ下さい。
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