教育に日本の希望を CⅠ

　浅井春夫著『包括的性教育』、この浅井という方が現代日本での性教育オピニオンリーダーとされている方です。
「道徳教育と性教育はお互い相いれない問題がある。
政府文科省が強引に進める道徳教育の内容と真っ向から対抗するのが性教育である」と
全く包括的でない意見を述べられています。こんな人が日本の性教育のリーダーなのです。
この本は国連のお墨付きを与えられているとして教育現場の皆さんはこれを強く推進する姿勢が事実上広がっています。

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教育に日本の希望を C

　ところが教師の指導書を読んでみるとはっきりした記載があります。
エンゲルスが引用され「家族は男が女を支配する奴隷制度だ」、「家庭は階級抑圧の最初の階級闘争だ」。

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教育に日本の希望を ⅨⅩⅨ

　何が彼らをこんなに怒らせたのでしょうか。
それは「ジェンダー学者が目指しているのは性革命だ」と本質を指摘したからです。
この本質は表に出ません。
性的自立だとか、性交渉をするかしないか本人が決める権利（sexual rights）などと言っているうちは
一般人にはよく分からないのです。

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教育に日本の希望を ⅨⅩⅧ

　このことを東京都市議会委員会で報告したら
上野千鶴子さんを始め数百人に上るジェンダー学者が「民主主義の破壊行為だ」と怒りの大批判を始めました。
多様性を強調する方々が多様な一つの意見を排除する暴挙に出たのです。
多様性を強調する方々が極めて非寛容的だという事実が分かります。

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教育に日本の希望を ⅨⅩⅦ

　楊尚眞著『同性愛は生まれつきか？』、これは韓国の学者の同性愛に関する科学論文集です。
国連がグローバル性革命を主導し、それは包括的性教育という名前で登場したと指摘しています。

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教育に日本の希望を ⅨⅩⅥ

　確かに日教組のようなイデオロギー優先組織は次第に弱くなってきました。
しかし思想はジェンダーと名を変えて深く教育界に浸透したのではないかと疑いたくなります。
グローバル教育の名の元での破壊活動のひとつが『グローバル性革命』です。

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教育に日本の希望を ⅨⅩⅤ

　最新教科書には同性カップルや大人の権利だけが過大に表記されます。
「多様な性はグラディエーション」という文がたくさん登場します。
身体の性、心の性、好きになる性…、人によってそれぞれの割合が違うと盛んに強調されています。
ボーボワール「人は女に生まれるのではない。女になるのだ」という言葉が頻出します。

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教育に日本の希望を ⅨⅩⅣ

　昔と比べて教育は良くなってきた面もあります。
しかし家庭科の最新版教科書では
「同性カップルも生殖医療技術の進歩によりこどもを持つことができるようになった」と記述されています。

確かにこれは事実かもしれませんが、子供にとって最善の利益とは何か、
子供がそれをどう受け留めるかという視点がまったくありません。

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教育に日本の希望を ⅨⅩⅢ

　『権利』は英語で『rights』の日本語訳とされています。福沢諭吉は『rights』を『通義』と訳していました。
”利”と書くと必ず問題が起こると考えていたようです。
こどもの権利というとこどもの目先の利益を保証する事と錯覚してしまうからです。

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教育に日本の希望を ⅨⅩⅡ

　新渡戸稲造は『武士道』の中に「義」に関して、
「卑劣なる行為や曲りたる振る舞いを許さない不退転の意思と行動」と紹介しています。
これらが教育の中で時代を超えて大事な受け継ぐべき縦軸の価値観であると考えます。

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教育に日本の希望を ⅨⅩⅠ

　別の校長「脳科学者が言うには叱られると不快な気持ちになる。
　　間脳に歪ができ、同じ間違いを犯さないようになる。叱ることがその秘訣なのだ」

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教育に日本の希望を ⅨⅩ

　賀川豊彦著『子供には叱られる権利がある』から引用です。
賀川氏のお弟子筋の校長「こどもの叱られる権利とは教育やしつけを受ける権利と読み替えたらどうでしょう。
現代は叱らない時代。しかし学校や親が本気で子供と向き合うことが重要だ。
こどもには本気で叱ってもらう権利を持っているから」

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教育に日本の希望を ⅧⅩⅨ

　『父という病』とは父が壁になる事が出来ないことを指します。教師も同様です。
リモートの授業では叱ることができません。本気で叱れません。仮に手が出れば体罰と非難されます。
家庭内では本気で叱れない親が増えてきました。

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教育に日本の希望を ⅧⅩⅧ

　最近大学生は結婚なんてめんどくさいと4割ほどが考えています。
ある学生のエピソードで相手に「好きです」と告白して断られたら
「な～んちゃって」とごまかすのが一つのテクニックとして確立されているようです。
これは直前で逃げて自分が傷つくのを防いでいます。
『葛藤』を家庭内で経験していないので外ではもちろん経験したくないのです。

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教育に日本の希望を ⅧⅩⅦ

　では本当に教えたいことってなんなのでしょうか。そこで価値観教育に着目しました。
岡田隆著『父という病、母という病、夫婦という病』から着想を得ました。
今の家庭は父が父になれない、母が母になれない、夫婦が人生を深め合えない現状があるようです。

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