自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

サラバ!(小学館)~西加奈子さん

2015-08-21 | 

「サラバ!」、第152回直木賞受賞作です。
10年近く前に読んだ本(先日記事にした「陰日向に咲く」)の内容はさっぱり覚えてなくても、今年読んだ本はさすがにまだ記憶に残っています。
上下巻で700ページを超える大作ですが、そう苦労なく読めました。

 

 

僕はこの世界に、左足から登場した。
と、この小説は始まります。

主人公の歩=あゆむは作者西加奈子さんと同じ1977年イラン・テヘラン生まれ。
小学生時代をエジプトのカイロ、中・高校を大阪、大学から東京に出ます。

西さんは大学まで大阪、就職を機に東京で暮らし始めるので、異なる部分もありますが、ご自身の経歴と重なるところの多いストーリーです。

もちろん、この小説の家族構成・行動、とりまく人々はあまりにもフツーではない^^ので、創造でしょうが、主人公の人生の縦糸に横糸としてからんでくるのは、阪神・淡路大震災、アラブの春、スフィンクス前でのテロ、ジャスミン革命、東日本大震災と、実際に起こった出来事です。

「サラバ!」は少年だった歩とエジプト人の親友との間の合言葉のようなもの。

もちろん「さよなら」という意味なのですが、元気? 明日も会おう、グッドラック、これからも一緒だよみたいなニュアンスもある、2人だけに通じる言葉です。

30歳を過ぎて、歩は奇跡的にエジプト人の親友と再会し、カイロからの飛行機の中で小説を書きたいと思い立ちます。

そして37歳で、小説を書き上げます。
西さんのこの「サラバ!」も37歳での発行です。

小説の最後は、こうです。
僕は、左足を踏み出す。

 

スタイリッシュな西加奈子さん。

以前は誰に対してもタメ口で、もうちょっと大人の女性の口のきき方ができないものかしらと、思ったものですが、このごろは何だかチャーミングに聞こえ出したのが不思議です。

 

 

 

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青天の霹靂

2015-08-19 | 映画・テレビ

レンタルDVDで青天の霹靂を観ました。
劇団ひとりさんが原作、脚本(橋本敦子さんと共同)、監督、俳優として出演と、ひとり^^4役の大活躍です。

上映時間は96分で、短かめです。
映画公開時、「徹子の部屋」で「僕はトイレが近いので、観客として観るならこの長さが限界です」なんて話してましたっけ。

 

劇団ひとりさんの小説第1作目は「陰日向に咲く」でこれも映画化されているのですが、かかわったのは原作者としてだけです。

陰日向に咲くは発行された2006年に読みましたが、とても面白い本でした。
・・・と、記憶しているのですが、内容はさっぱり覚えていません。
このところ、そんなことばっかりです。

ひとりさんは週刊文春でもエッセイを連載していたので、毎週購読している私はすべて読んでました。
力のあるライターさん^^です。

 

さて「青天の霹靂」、タイムスリップして若い頃の父と母に会う、浅草ときたら、山田太一の「異人たちとの夏」を連想してしまいますが、「青天の霹靂」のほうは大分シンプルなストーリーです。

若い母親が自分・・・大泉洋扮するマジシャンの轟晴夫・・・を産む直前の病室のシーンがいいですね。

 

 

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神戸ときめき商品券

2015-08-17 | 社会・時事

なんだかな~。

あまり興味がなかったプレミアムつき商品券
全国各地で売り切れ続出だとか、並んでも買えなかったとか聞くと、我が家の最寄り販売所では整理券を発行して、混乱なく買えたものだから、5冊も手に入れてしまいました。

 

5万円で6万円分の商品が買えるわけ。
でも、消費税8%になったときぐらいから、野菜、果物、乳製品の本体価格、上がってますよね。

こんな手間ひまかけて、商品券自体の原価だって相当かかってそうです。
6万円分だと大物を買うには中途半端だし、私の場合は結局、日々のおつかいで使うことになると思うけど、おつりが出ないから、1000円にしようと、いらないものまでカゴに放り込んだりして。

得した感があまりないな~。

なんだかな~。

 

 

 

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OVER60 Street Snap (主婦の友社)~MASA & MARI

2015-08-16 | 

以前、NYマダムのおしゃれスナップ展を観に行ったことがあったけれど、この本はその東京版といったところでしょうか。

街で見かけたおしゃれな60~80代女性のファッション写真集です。
生き方やスタイルに自信がなけりゃ着たり持ったりできない洋服やバッグ、装身具などを身につけた高齢の女性たち。

 

ただ、同世代の私にはファッションの参考にはなりません。
理由は簡単、似合わないから・・・。

でも、見ていて楽しい本です。だけれど自宅の本棚に置くことまではしないかな。
図書館、公民館などに置いてほしい1冊ですね。

「リデアル」というサイトで情報が更新されています。

 

 

 

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8/14 オリックスvsロッテ17回戦@ほっともっとフィールド神戸

2015-08-15 | プロ野球・スポーツ

8月14日、ほっともっとフィールド神戸でオリックス対ロッテ戦を観てきました。

この日は「Bs夏の陣2015」最終戦スーパーダブル花火ナイトでした。
入場者全員にスティックバルーンが配られました。

 

毎度のことながら、大勢で陣取ったロッテの応援団。
その前でウォーミングアップする涌井投手です。

 

先発メンバー

 

先発投手はオリックスが松葉、ロッテは涌井です。
松葉は25歳の誕生日

 

ほぼ満員になったスタンド、ピンクに染まった雲がきれいです。

 

お弁当は球場に出店している沖縄料理金魚のスパムおにぎり、からあげ、枝豆とシークヮーサーチューハイ。

 

 

ダブル花火ナイト
5回裏終了時と7回表終了時に花火が上がりました。



緑のスティックバルーンが揺れます。カンカンと打たれます。

 

平野岸田とつないだのに逆転され、松葉のバースデー勝利はなりませんでした。

 

3対2でロッテの勝ちです。

 

ヒーローインタビューは得点全部をたたき出したデスパイネ
デスパ…イ~~ネと応える応援団です。

 

 

 

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菓一條でほっと一休み

2015-08-14 | 食べもの・飲みもの

おけいこ帰りに夙川で途中下車。

駅南側の菓一條で、季節の和菓子とコーヒーをたのみました。
お菓子は夏萩、とぉ~ってもおいしいコーヒーもいただけるんですよ。

 

 

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アンサンブル プティ・タ・プティ Kobe 第10回定期演奏会

2015-08-13 | コンサート・音楽・宝塚

8月9日(日) うはらホールでアンサンブル プティ・タ・プティKobe第10回定期演奏会

曲目は―
パーセル◆アブデラザール組曲より「ロンド」
モーツアルト◆ディヴェルティメント ヘ長調
ジェミニアーニ◆コレッリ「ラ・フォリア」による合奏協奏曲
 ソリスト ヴァイオリン:槙野知世さん、高松寧々世さん チェロ:村里美弥子さん
モリコーネ◆映画「ニュー・シネマ・パラダイス」より
ロジャース◆映画「サウンド・オブ・ミュージック」より
シベリウス◆アンダンテ・フェスティボ
レスピーギ◆リュートのための古風な舞曲とアリア・第3組曲

アンコールで―
グリーグ◆「2つの悲しき旋律」より「過ぎにし春」

指揮:井上康夫さん

 

あいさつ代わりに口をつくのが「暑いですねー」の毎日です。
そんな日曜日、冷房の効いたホールで、涼しげな弦楽アンサンブルのコンサートを聴いてきました。
しかも入場無料です。

就学前のお子さんも入場可。
写真を撮っている方も何人かいる客席です。

年齢も、技術も、職業などの背景も様々な方々の集まりだそうです。
女性はみなさんカラフルなロングドレスに身をつつんでいて、女性の人数が多いこともあって、とても華やかな舞台でした。
まさしくハレの舞台。そのうきうき感が伝わってきました。

中学生になるかならないかぐらいのお嬢さんも、ドレスと髪飾りでおしゃれして、チェロを弾いていました。

2本の映画音楽、素敵でしたよ。

 

 

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暑くたって・・・咲くときは咲く!

2015-08-12 | 花・木・実・いきもの・自然

年々真夏の散歩は「やめとこう」と、自粛するようになった私です。
外で熱中症で倒れでもしたら、1人では運んでもらえない重量級ですから。

でも、私の好きなフヨウは真夏のこの時季に咲くんですよね。
昨日、所用で外に出たついでに、毎年フヨウが咲く場所まで足をのばしたら、ちゃんと咲いていました。

そのフヨウも含めて、真夏に咲く花々を撮って置いた写真です。

 

キョウチクトウ
この写真6月初旬に撮ったものですが、まだあちこちで咲いています。

 

アメリカディゴ

 

ハイビスカス

 

フヨウ

 

モミジアオイ(白花)

 

ムクゲ
ハイビスカスからムクゲまで花が似ていますね。
みなアオイ科の花で、基本一日花です。

 

ボタンクサギ

 

アメリカノウゼンカズラ

 

サルスベリ
百日紅という別名もあるように、この花も長い期間咲いています。

 

(6/10~8/12までの間に撮った写真です)

 


 

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辻(滝田)姫子&エドワード・ヒルトン ワンコイン・コンサート

2015-08-10 | コンサート・音楽・宝塚

8月5日(水) 兵庫県立芸術文化センター大ホールで
辻(滝田)姫子&エドワード・ヒルトン~響きあうトロンボーン

曲目は―
ベダーソン◆ア・ホグ・イン・ザ・フォグ 10の二重奏曲より
 トロンボーンとバス・トロンボーン
ウーバー◆小二重奏曲より
 トロンボーンとバス・トロンボーン
ペルゴレージ◆シンフォニア
 トロンボーンとピアノ
パウエル◆トロンボネッタ
 トロンボーンとピアノ
サンドストレム◆ロッタに捧ぐ歌
 バス・トロンボーンとピアノ
レベデフ◆1楽章の協奏曲
 バス・トロンボーンとピアノ
フェルヘルスト◆A Song For Japan~日本に捧ぐ歌
 金管五重奏
ホロヴィッツ◆ミュージック・ホール組曲
 金管五重奏

アンコールで―
古関裕而◆六甲おろし

トロンボーン:辻(滝田)姫子さん バス・トロンボーン:エドワード・ヒルトンさん
トランペット:ハラルド・ナエスさん、林辰則さん
ホルン:青木宏朗さん ピアノ:佐竹裕介さん 

 

兵庫県立芸術文化センター管弦楽団(PAC)のコアメンバーだった辻姫子さんと、この8月までPACに所属、今後は日本でソロ活動を続けるエドワード・ヒルトンさんのトロンボーンのコンサートを聴いてきました。

兵庫県立芸術文化センターのワン・コイン(500円)コンサートはとても人気があって、午前、午後2回、大ホールをほぼいっぱいにしていました。

友人が手違いで、余分にチケットを買ってしまい、私にまわってきました(タダでいただいちゃいました)。

自分でチケットを買って聴きに行くテイストのコンサートではなかったので、思いがけず若々しい管楽器の音を聴くことができました。
作曲者も初めて見る名前が多く、もちろんトロンボーンのソロの小曲を聴くことも初めてと言っていい経験でした。

 

金管五重奏として演奏されたA Song For Japanは世界中のトロンボーン吹きが東日本大震災被災者の方々を音楽で応援することを目的に生まれたプロジェクトであり応援歌です。

そのとても美しいメロディはYou Tubeでも聴くことができます。

 

 

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第45回みなとこうべ海上花火大会

2015-08-09 | イベント

昨夜は第45回みなとこうべ海上花火大会が無事行われました。

神戸には当日(8/8)は雨が降らなかったなんていう記事を上げましたが、なんのなんの同じ区内で午後土砂降りの雨が降ったそうで、主催者はどれだけ気をもんだことでしょう。

ともあれ、午後7時半から約1万発の花火が打ち上げられました。

我が家のベランダから、手持ちで、おまかせモードで撮った中の、どうにか残しておける花火の写真です。
ったく、いつになったら花火の写真ちゃんと撮れるようになるんでしょうね。

 


 

 

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