自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

腰 パ ン

2005-08-16 | 社会・時事
ちょ、ちょっと。

前を歩いているキミ。

ジーンズのベルト、

どこら辺を締めてるの?



あー、余計なおせっかいでしたね。


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日本が見えない~竹内浩三

2005-08-15 | 
以前記事にした、竹内浩三さんの作品集『日本が見えない』をやっと読み終えた。年とともに読む速さも読みこなす力も衰えたとつくづく感じる。

竹内さんは軍事教練が苦手で、最も兵隊さんが似合わない性格をしていた。
それでも否応なく戦争に行って、終戦の年、1945年4月9日フィリピンで戦死した。23歳だった。

応召した部隊で書いた日記が残っている。
なんか、のどかで明るい。でも、切ない。
23歳になったばかりの6月19日の日記はこうだ。

 本部のうらに将校集会所ができて、その庭つくりの仕役に出た。
 谷田孫平がその静かな眼をいきいきさせて云うのである。

 満期したら、北海道で百姓をするんだ。牛を飼うんだ。毎朝牛乳を飲むんだ。チーズやす乳を醸(つく)るんだ。パンを焼くんだ。ジャムをつくるんだ。キャベツやトマトも植えるんだ。ひろいみどりの牧場を見ながら、サラダを食べるんだ。

 谷田孫平に、敵のたまがあたらぬよう、この楽しい夢が戦死しないよう祈りたい。

 おれは、こうなんだ。やりたいことがいろいろあるんだ。

 その一つ。志摩のナキリの小学校で先生をする。花を植え、音楽を聴き、静かに詩を書き、子どもと遊ぶ。

 これがおれとして、一番消極的な生き方だ。たまに町に出て、映画など見る。すると、学校の友だちが、その映画で、華々しく動いている。みじめな道を選んだものだ。そう考えて、じぶんを淋しく思うようなことはなかろうか、それをおそれる。

 も一つ。南方へ行くんだ。軍属になって、文化工作に自分の力一ぱい仕事をするんだ。志摩のナキリでくすぶっているよりは、国のためにいいことだと思う。おれだって、人に負けないだけ、国のためにつくすすべはもっている。自分にあった仕事をあたえられたら、死ぬるともそれをやるよ。でも、キカン銃かついでたたかって死ぬると云うのは、なさけない気がするんだ。こんなときだから、そんなゼイタクもゆるされないかもしれぬ。自分にあたえられた仕事が、自分にむいていようがいなかろうが、それを、力一ぱいやるべきかもしれぬ。しかし、おれはなさけないんだ。

 孫さん、お前おれの気持わかるかな。


長いけれどそのまま(漢字づかいなども)引用してしまった。
彼が戦地フィリピンに渡る直前、郷里に送ったという、戦死して骨となって故郷に帰るという詩、骨のうたうよりも彼の気持ちが分りやすかったからだ。

戦争では肉体はもちろん、夢も戦死してしまう。


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アサヒビール大山崎山荘美術館 新館

2005-08-15 | 花・木・実・いきもの・自然
「地中の宝石箱」と名づけられた新館は安藤忠雄さんの設計による、小さな美術館です。
本館や庭園との調和を考慮して、地下室になっていますが、自然の光が入るように工夫されています。


安藤さんらしい、うちっぱなしのコンクリートと階段です。
新館にはモネの睡蓮をはじめ、ボナールやルノワールなど、アサヒビール社所蔵の絵が展示されています。


新館への通路のそばのカリンの木には実が鈴なりでした。


敷地内の芝生の広場からオープンカフェのあるテラスを見上げたところです。
現在は深い緑の中にありますが、秋には美しい紅葉が見られる場所です。


美術館の入口近くの谷にクサギの花が咲いていました。秋にはガクがもっと赤くなり、藍色の実がなるようです。


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アサヒビール大山崎山荘美術館

2005-08-15 | 展覧会
アサヒビール大山崎山荘美術館は、京都・天王山の南麓に大正から昭和にかけて建てられた、関西の実業家、加賀正太郎の山荘を修復整備して開館した美術館です。


冠にアサヒビールとあるように、平成に入って荒廃した山荘を再建するために、アサヒビール㈱が尽力して、1996年春に開館されました。JR京都線山崎駅、阪急京都線大山崎駅から無料送迎バスが20分ごとに運行されています。

9月25日まで、企画展として「睡蓮 2005 内藤 礼 返礼」が開催されています。


重厚な趣の本館にはアサヒビールの初代社長、山本爲三郎が収集した、陶器のコレクションが展示されています。




本館内にはミュージアムカフェがあり、テラスにはオープンカフェが併設されています。
山すそとはいえ、暑い、暑い京都ですが、テラスのほうで、アイスティとリーガロイヤル特製のアーモンドケーキをいただきました。
もちろん、メニューにはアサヒビールがあります。


残念ながら、午後の睡蓮はほとんど花を閉じていました。


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阿 波 踊 り

2005-08-14 | 食べもの・飲みもの
遊学中の娘が徳島での研究会と阿波踊り見物経由で帰省してきた。
 
阿波踊りを観覧席の最前列で見て大興奮したようだ。
その席を準備してくれた人のホスピタリティにも感激していた。
意外にお祭り好きだったんだわ。

おみやげもおいしかった。
和三盆糖のお干菓子の舌の上で溶ける上品な甘さったらない。
ありがとね。





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波 紋

2005-08-13 | 花・木・実・いきもの・自然
ベランダの花に水をやろうとしたら、

カナブンが水浴びしてました。




あまり泳ぎは上手じゃないようなので、



すぐ救ってあげたかったんだけど、



波紋がきれいだったので、



少しの間、もがいてもらいました。


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日航ジャンボ機事故から20年

2005-08-12 | 社会・時事
ほんとに月日の経つのは早いものです。
日航機事故から、もう20年も経ったんですね。

関西に住んでいるので、あの事故に巻き込まれた方は多く、
この時期は新聞で特集記事が組まれたりします。

今朝読んだ記事は、ご主人が最後に吸って残していったマイルドセブンの吸殻を捨てられずにいる方の20年でした。
仲良しだった3姉妹をいっぺんに亡くし、ご夫婦だけが残された方もいます。
遺族の方々にとっては涙することの多かった年月だったでしょう。

子どものころ坂本九さんのファンクラブに入っていただけという関わりのですら、この時期はふと思い出したりするのですから。

人の命を預かる仕事をしている人、会社は安全をまもるためにかけるお金を、努力を、絶対にけずってはいけません。

(写真は坂本九さんの公式サイトから借用しました)





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昆 虫 撮 集

2005-08-11 | 花・木・実・いきもの・自然
以前から一度行ってみたいと思っていた、
アサヒビール大山崎山荘美術館に行ってきました。

広大な庭園は春の花と秋の紅葉の端境期でしたが、
小さな虫に出会えました。

ミンミンゼミ
私の家のあたりではクマゼミ以外ほとんどいませんので、
新鮮な鳴き声でした。


シオカラトンボ


シオカラトンボが止まっているのは、
キキョウの花の先です。


少しブレましたが、コガネムシ
ジャノメチョウのチョウです。
地味な色ですが、紋様はとてもきれいです。


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オリックス勝った!岩隈・一場投げた!花火ナイトだ!

2005-08-11 | プロ野球・スポーツ
8月10日(水)スカイマークスタジアムでオリックス―東北楽天戦観戦

0.5差に迫られた阪神・中日戦のことを気にしつつ、夕立の予報も気にしつつ出かけたスカイマークスタジアム。
おお、楽天の先発は岩隈です。さすがカッコいい。ふ・ふ。


明るさの残った空には三日月。夏休みとあって、2階席もけっこう埋まっています。もともと、このスカイマークスタジアムは家族連れの多い球場です。


今夜は花火ナイト。
近くで見る花火は迫力満点です。


観戦しながら食べるカレーライス。まさに、外食です。


試合はガルシアの、一試合3ホームランの活躍もあって、オリックスが10―2で勝利。
話題の新人、一場投手の投球も見られ、なかなかおもしろい試合でした。


阪神も5―3で、中日に勝ち、ホッ。


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ネットの大きな力

2005-08-10 | 
朝、冊子小包が届いた。
何かと思ったら、あるジャーナリストさんが著書を送ってくださったのだ。

私は勝手にこの方を頑張っている妹分と思っていて、つい先日の誕生日に、ささやかなお祝いを送ったのだ。
だから、着いたという報告と苦労して産み落とした作品を読んでね、ということで送ってくださったのだろう。

自分の娘の誕生日には、「何か欲しいものある?ないんだったら図書券でいい?」なんてあっさりしているのに、ひと様にはあれこれ小物をみつくろって用意するのが楽しい。
なんて、許せ、娘。

そもそも関わりはネットがスタートだった。
講演会で感じたことをメールで送ったことから、何回か、イヤたくさんのやりとりがあった。

彼女の言うことにうなずくこともあれば、首をかしげることもある。そんな時、こんな無名のおばさんのメールなど、無視したっていいのに、きちっと自分の考えを返してくれる。
とても、とても忙しいにもかかわらずだ。

アナログの世界だったらこういう関係など、きっと築けなかっただろう。
あまりにも著名な方なので、ちょっとここに名前を記すのははばかられるが・・・。

ありがとうございます。あらためてこの本は買いますね。
というか、まだ買ってないんかい!こらっ!自分。
といったところだ。



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