今日は横尾忠則現代美術館で横尾忠則自我自損展を観てきました。
会期は12月22日(日)までです。
横尾さんのブログをよく読んでいるのですが、11月28日に美術館エントランスで公開制作を2点したことが書いてありました。突発的な企画だったのに、大勢の観客が来て驚いた、とありました。
横尾さんファンは多いからなぁ。
その2点も当然展示されていました。未完^^だそうですが・・・。
この展覧会は横尾さん自身がキューレーターとしての役割を担っています。
タイトルの「自我自損」はエゴに固執すると損をするという意味の造語だそうです。
自らの旧作にも容赦なく手を加えます。公開制作された2点も旧作があるものです。
横尾さんは今、耳が聞こえにくいことを気にされていますが、絵の中で耳を強調されているのはそんな理由もあるのでしょうか。
滝のインスタレーションには1万3000枚もの滝の絵はがきが使われています。
県内の絵を学ぶ若い人たちが展示に加わったようです。
横尾さんの展覧会は一部を除いて撮影可が多いんですよ。
それにしても横尾さん、身体のあちこちに不調をかかえているようですが、80歳を過ぎているとは思えないお若さです。
これが凄いですね。
エネルギッシュです。
ふと、岡本太郎さんを思い出しました。
「自我自損」は特にインパクトを感じます。
前にも書きましたっけ?
氏の加古川線を走るラッピング電車は子供は悦びそうですが、私には芸術的過ぎます。
横尾さんの作品は受け止めるだけじゃおもしろくないんです。
こちらから、ほじくりにいかなくちゃ???しか残りません。
岡本太郎さん、横尾さんの作品は苦手という人が多いのですが、
もったいないことです。
お2人とも、とても賢い人ですね。