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京都大学交響楽団第206回定期演奏会

2020-01-09 | コンサート・音楽・宝塚

1月8日(水) ザ・シンフォニーホールで京都大学交響楽団第206回定期演奏会

曲目は―
芥川也寸志◆交響管弦楽のための音楽
A.ボロディン◆オペラ『イーゴリ公』より〈だったん人の踊り〉
P.I.チャイコフスキー交響曲第6番 「悲愴」

客演指揮:尾高忠明さん

 

1曲目、交響管弦楽のための音楽は芥川也寸志さん25歳のときの作品です。
いくらも歳の違わない学生さんたちが、キレッキレの演奏を聴かせてくれました。

尾高さんも指揮のし甲斐があったでしょう。

一転、ボロディンは伸びやかで、アジアの草原を思い起こさせます。

「悲愴」はチャイコフスキー本人の指揮で初演1週間後、彼が突然死したといういわく付きの曲です。
3楽章の勇ましい終わり方で、思わず大きな拍手が起こってしまうことが多い曲です。
それでもかまわないと私は思うほうですが、京大オケの演奏ではそれがありませんでしたし、4楽章終了時の観客の拍手のタイミングが指揮者の呼吸と呼応して、とてもいい感じでした。

ちなみに指揮者の尾高さんが京大オケを振るのは40年ぶり3回目だそうですが、前回1979年の第124回定期演奏会のメインの曲が今回と同じ「悲愴」だったそうです。

尾高さんが終了後おっしゃってました。
「40年前の演奏も、素晴らしかった。今日のメンバーはもちろんだ~れも生まれていなかった。なのに同じように素晴らしい演奏を披露してくれました。伝統が引き継がれているんですね」


熱演が聴けてよかったです。

 


 


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
emarchさん おはようございます♬。 (masa)
2020-01-10 05:41:52
emarchさん
>伝統が引き継がれている・・・
この伝統の力と言うものは、一本の糸で繋がれている様で
凄い力を出すようです
スポーツの伝統校は良い例です。
伝統が引き継がれた演奏も素晴らしかったようです。
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若さ (山栗)
2020-01-10 09:34:49
新春早々からの演奏会、清々しいでしょうね。
演奏者が若々しいのでよけいにそう感じられると思います。

そういえば「悲愴」は最近全く聴いていません。今は、バッハの無伴奏チェロ組曲を聴きながらこれを書いているんですが・・・。

今年は、演奏会にも足を運び、生の演奏を聴きたくなりました。
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★masaさま (emarch)
2020-01-10 23:48:31
こんばんは。

そうですね。
スポーツも音楽も学業も人は入れ替わっているのに、強さ、うまさ、賢さは
引き継がれていくんですね。

同じような学び方、訓練の仕方が踏襲されるんでしょうね。
劣化著しい政治の世界はごまかし方が受け継がれているんじゃないでしょうか
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★山栗さま (emarch)
2020-01-10 23:56:50
こんばんは。

山栗さんの場合、拠点が2ヶ所おありのようですから、環境にあわせた
演奏会に出かけられそうですね。

私はここ数年、アマチュアの演奏会に出かけることがあまりにも多いので、
プロの演奏をもう少し聴きたい気分です。
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emarchさん おはようございます♬。 (masa)
2020-01-11 05:52:58
emarchさん
>政治の世界はごまかし方が受け継がれている・・・
どっ!同感です
良い事の受け継ぎは良いですけど、ごまかしは政権が変わっても治りません。
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★masaさま (emarch)
2020-01-12 00:22:44
こんばんは。

安倍首相はオマーン国王の死去で中東に旅立ちましたが、亡くなって
いなかったら、「や~めた」のままだったかもしれませんね。

民間機爆撃はイランが間違えた攻撃だったと発表しましたが、何が起こるか
分からない日々になりましたね。

河野防衛大臣の物言いは何度聞いても不遜で、言い方に気をつけなさいと、
たしなめたくなります。
海自のご家族も不安でしょう。
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