自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

金魚すさびで誕生日ご飯

2010-02-01 | 食べもの・飲みもの

4日遅れで、娘の誕生日のお祝いをしました。
なぜか祝われる本人のアテンドで。

場所は三宮、神戸国際会館近くの「金魚すさび」という琉球料理店です。
「幻のやんばる島豚あぐーのしゃぶしゃぶ御膳」と逸品料理を何点か選びました。

写真はしゃぶしゃぶ御膳コースです(ホワイトバランス合ってませんねm(._.~)m)。

前菜3種は海ぶどう、じーまみ豆富(腐)、ミミガー酢味噌あえです。
季節のおさしみはくえ、さば、たこ




琉球地野菜とめかじきの天ぷら茶碗蒸しです。


琉球黒豚あぐーのしゃぶしゃぶ鍋




だしは塩だしにしました。最後に沖縄そばが加わります。




〆で七穀米の雑炊。デザートはなめらかプリン黒糖ソースです。


金魚すさびは掘り座敷、テーブル席、個室などから席を選べて落ち着けます。
日曜日には琉球民謡ライブがあるんですよ。

メニューが豊富で、「沖縄料理は苦手」なんて言ってる人でも、満足できる料理が見つけられます。


娘、何歳になった?って?
娘がmixiにアップした記事を、お許しを得て^^転載します。


誕生日

ある小学校5年生の女の子の話です。


その子は、誕生日に流行っていたネコを育てられる電子辞書が欲しくって、
お父さんとお母さんに頼んだけれど、

“みんなが持ってるからってそんなのだめ”

って言われていました。
その子には次に欲しいものもあったわけじゃなくって、

“ごねたらもらえるんじゃないか”

的に考えて誕生日プレゼントの話は終わったまま何日か過ぎました。



そんなとき、大きな大きな地震が起こって、
家もめちゃくちゃになって、
電気はすぐついたものの、水もガスもない生活が始まりました。

お風呂にも入れません。
食器も洗えません。
ごはんも作れません。


その子もまわりの大人もみんなみんな必死でした。

水を何回もくみに行きました。
ごはんは紙皿の上に、洗わないでいいように広告をしいて食べました。
調理したものを食べられるのはまれでした。


その子は誕生日パーティーもプレゼントもない、そんな誕生日を迎えるんだなと
誰に言うわけでもなく、そう思いました。

そういう状況じゃなかったし。


誕生日がやってきました。


お母さんがホットプレートで肉をじゅーじゅー焼いてステーキを作ってくれました。
紙皿ではなく、普通のお皿に乗りました。


大変な中ケーキ屋さんが1種類だけケーキを作って売り始めました。
それを家族の数だけ買ってきました。


ほしかったあのプレゼントが、ないと思っていたプレゼントが用意されました。
お父さんとお母さんが大阪の親戚に頼んで用意してくれていたのです。


15年経って、その電子辞書は電池も切れて、とても使えないけれど、
まだその子のおうちで大切に保管されています。

あの時、支えてくれたたくさんの人に、家族にありがとう。

 

まさに、NHKの阪神・淡路大震災15年特集ドラマ「その街の子ども」でした。
同じような経験をした子どもたちが多勢いて、多勢大人になりました。
 

 
 
 
 
コメント
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