館内が暗くなって、ドームに満天の星が投影されると、その美しさと幻想的な音響とがあいまって、涙が出そうになりました。
神戸市立青少年科学館のプラネタリウムでは今、特別番組で宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』が投影されています。
デジタルファインアーティストのKAGAYAさんの代表作で2006年の発表以来、多くの観客を集めています。
原作の汽車には乗客が何人かいて、それぞれ短いドラマがあるのですが、この列車に乗客はありません。
ナレーションとジョバンニとカンパネルラの会話だけが聞こえてきます。
見ている私たち1人1人がその列車の座席に座って、リンドウの咲く野原や、星の川のそばを走って、白鳥の群れと併走したりするような感覚になります。
8月16日(日)まで、「行こう!神戸」キャンペーンで、市内10の施設が入場無料になっています。
プラネタリウムのある青少年科学館もそのうちの1つです。
あと9ヶ所は●王子動物園 ●神戸市水の科学館 ●須磨海浜水族園 ●フルーツ・フラワーパーク ●神戸ポートタワー ●風見鶏の館 ●神戸ファッション美術館 ●神戸ゆかりの美術館 ●六甲山牧場です。
ホームページなどで、イベントの内容や時間を確かめて、ぜひお出かけくださいね。
もちろん、全国からの方、市外の方、大歓迎なんですよ。