自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

らも―中島らもとの三十五年(集英社)~中島美代子さん

2008-02-06 | 
「階段から転げ落ちて死ぬという、そんなトンマな死に方がいいな」

そう言っていた中島らもさんが階段から転げ落ちたたのは2004年7月15日。意識がもどらないまま亡くなったのは7月26日。52歳でした。

私のイメージするらもさんは変人だけど、多才な人。
コピーライター、CMプランナー、劇団の座長、バンドマンそして物書き。
直木賞の候補に3回なったけれど、受賞できなくて悔しそうだったっけ。

朝日新聞に「明るい悩み相談室」というコーナーを持ってた人。
私は朝日新聞を定期購読したことがないので、時々目にしただけだけどね。

大麻取締法違反でお縄になったのは51歳のとき。
いわゆる品行方正な人じゃまったくないな。

亡くなった年、文藝春秋の10月号に載った美代子さんの手記を読んだとき、違和感を感じ、ザラっとしたした気分になったけれど、3年後のこの書下ろしは、淡々としていて、穏やかさすら感じます。美代子さん、いい人なんだね。

壮絶だったわかぎゑふさんとの三角関係だって、彼女をおとしめることなく著しています。

美代子さんと私の生き方にまったく似たところはないし、価値観も違うけれど、訪ねていったら、招き入れてお茶ぐらい入れてくれそう。

らもさんが遺骨になった日、骨は、らもさんが最後の日々を過ごした、かつて子どもたちも一緒に暮らした家の庭に少しだけまかれ、その後、大阪湾にも散骨されます。


なんだか、このところこんな記事が多いけど、深い意味はありません^^。




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