自遊空間、 ぶらぶら歩き。

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竹が奏でるクラシック~アンクルンコンサート

2007-08-23 | コンサート・音楽・宝塚
8月21日(火) 兵庫県立芸術文化センター 小ホールでインダ・プトゥリ アンクルンコンサート

曲目は―
タウベルト◆タウベルトの子守歌
ヘンデル◆サラバンド
夏の思い出~日本の叙情歌~ (インダ・プトゥリ編曲)
山田耕筰◆赤とんぼ
モーツァルト◆トルコ行進曲
グサン◆ブンガワン・ソロ
宍戸睦郎◆トッカータ
小林秀雄◆落葉松
アルビノーニ◆アダージオ
福島雄次郎◆セリョ坊主
長妻完至◆アンクルンのための組曲 竹物語「かぐや姫」 (インダ・プトゥリ編曲)
ベートーヴェン◆交響曲第5番 「運命」 (インダ・プトゥリ編曲)
ほか
演奏はインダ・プトゥリ/新谷たか枝さん、渡辺玲子さん、田村照代さん 賛助出演ASSMのみなさん


アンクルンインドネシアのジャワ島西部バンドンの竹で作られる竹楽器です。基本の形はオクターブ違いの2本の竹が一組となって1音が作られます。

楽器アンクルンを見たのも聴いたのも初めてです。インドネシアの素朴な民族楽器がここまで工夫されて、ベートーヴェンまで演奏されるなんて、驚きでした。

竹が素材ですから、安定した音を表現するのはさぞかし大変だろうと思いました。
実際、私はCDで聴くより、パフォーマンスとして見聴きした舞台のほうが楽しめました。

(ネットにあったアンクルンです。何本かずつ手で持って合奏することが多いようです)


これもネット上で、この日おもに低音部を演奏した、田村照代さんの画像を見つけて貼りましたが、こういう形で吊って演奏するのは世界中でも日本だけだそうです。

そして、このアンクルンを取り付ける器具を考案したのが、インダ・プトゥリの代表の新谷たか枝=アンクルン(HN)さんのお父さまだそうです。

この日はアマチュアのアンクルン合奏団ASSMが賛助出演して、トッカータを演奏したのですが、そのときのアンクルン(HN)さんの指揮が情熱的^^でした。

両手が踊り、腰をくねらせ、身体全体が揺れていました。
アンクルン(HN)さんはパワフルで、チャーミングで、温かいハートのもち主です。
MCをご自分で全部なさって、そうおっしゃってましたので確か^^です。

聴衆がアンクルンを試奏するコーナーがあったのですが、私に回ってこなかったらガッカリという場面で、隣りの方がゆずってくれました。アンクルンさわりたいオーラを感じ取ってくれたのでしょう。

アンクルン(HN)さんの指揮でモルダウを奏でられました。楽しみました。

アンクルン(HN)さん、竹のトレモロ素敵でしたよ。
終演後、ロビーでCDにサインをいただき、握手したのは私^^です。

(楽器アンクルンと区別するために、アンクルンさんには(HN)をつけました)




コメント
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