狩人の道東放浪記 Ⅱ

定年後道東に移住しました。
しかし2年後、都合により帰郷しました。徳不孤必有隣の旗印は同じです。

北方季題選集

2014年02月28日 | 俳句

昨日の句会に次の句を出しました。「飯鮨の味のさまざま母の数」投句してからふと不安になりました。飯鮨は季語??ホトトギスの新歳時記にはありません。とうとう投句先の事務長に取り替えを依頼しましたが「だいじょうぶ」との返事でした。そして昨日の句会で「北方季題選集」を紹介されました。編集は葦牙北方季題選集編集委員会(高瀬白洋代表)で平成2年に発行されています。92ページにありましたが飯鮨はイズシで私の句は字足らず、あらあら。それに秋の季語でした。しかしこの歳時記は面白い。初めて見た季語を紹介します。

「春」 幻氷、鰊雲、氷(しが)落ち、馬糞風、木密とり、羊の毛刈る、独航船、とど、     アイヌネギ、えぞえんごさく、野地坊主、

「夏」 リラ冷え、夏原野、札幌祭、草炭、船囲ふ、蜂屋来る、牧草刈、オロロン鳥、        サビタの花、ハスカップ、蝦夷丹生、

「秋」 鮭颪、七夕柳、籐六忌、ベカンベ祭、飯鮓、羊鍋、メフン、アマッポ、ストーブ展、薪切、霜いぶし、サイロ詰め、山おやじ、ビート、デントコーン

「冬」 凍鳴り、若雪、けあらし、地ぶくれ、凍海、ゴム長靴、氷頭膾、ルイベ、紅葉子、 灰撒く、雪竿、ごっこ、

「新年」 板かるた

この歳時記はぜひ内地の皆様に見ていただきたい。朔北の俳人が育ててきた季節感を垣間見ることができます。

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句会

2014年02月27日 | 俳句

道東にはたくさんの俳句愛好者が住まわれています。羅臼町には「羅臼いさり火吟社」あり活躍されています。今日はその例会、約2時間かけて出席させていただきました。今日は5名の出席でした。兼題は「梅」と「けあらし」です。梅はともかく「けあらし」はこの地独特の自然現象を表した言葉です。

北方季題選集によると「蒸発霧の一種である。風の弱い冬の日、海水温が高く気温が低いとき(温度差が大きいとき)海水の水分が上昇し、冷気に接すると直ちに凝結し霧状となり目に見えるものである」

互選後の高点句は次の通りです。

母が好き福助足袋の穿きごこち       けあらしや暫し朝日を遊ばせて

けあらしや神それぞれに遊びゐる      けあらしの港を染める朝日かな

久々の便り梅見と書いてあり         白梅の便りの届くタブレット

羅臼は梅にはまだまだの地方ですが、けあらしは毎日のように見ているので素晴らしい句ができました。次回の兼題は「余寒、彼岸」です。楽しみですね。写真は内容と関係はありませんが今日見た森繁久彌です。

 

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看護士さん

2014年02月25日 | 道東紹介

最近検査の為大病院へ行った。看護婦さんではなく看護士さんなので気を付けましょうと緊張していた。まず受付だが全員マスクをしている。インフルエンザ対策だろうが言葉が解らない。口の中でゴチョゴチョ言っているだけだ。わかったのは「だいじょうぶ」だけ。何が何でも「だいじょうぶ」である。適当に判断して受付をすました。

朝食抜きで行ったので食堂を探した。あった、最上階に食堂はあった。入口に8時から営業と書いてあったので安心する。しかし入店しても誰もいない。仕方なくメニューを眺めていると男性が来た。「食事はできませんよ」えっ、開店してないの?「9時過ぎているでしょう」と尋ねると「米食はないのです、あなたはメニューの米食を見ていたでしょう」だって。それも言うなら「すみませんが、現在の時間帯はトーストなどパン食だけの営業です」と言えば良い。クッション言葉も何もない。おまけに黒色の調理服を着ていて、近くで見ると汚れ放題だ。病院の食堂は非衛生の極みである。

食事後、看護士さんもよく観察すると派手なTシャツで勤務しているが汚れが目立つ。白衣の天使はどこかへ飛んで行って、残っているのは居酒屋の店員である。個性豊かに勤務しているが汚い。しかし看護士さんは皆親切で行動的であった。個々の看護士が問題なのではなく病院の管理体制が??なのだろう。そんな事を観察していると太い注射針を刺された。今も内出血で青あざとなっている。

病院様お許しください、嫌な処ばかりに目が行くのは職業病です。病気なのです、お許しください。

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狩猟の魅力

2014年02月22日 | 狩猟と銃

2月22日13時より釧路市民文化会館で開催された「狩猟の魅力まるわかりフォーラム」に参加した。環境省主催で省と道から担当者が出席していた。いずれも気楽な服装でフォーラムの性格を表していた。挨拶の後何とか大学の伊吾田氏が講演した。全体は今日の狩猟の重要性を指摘し、的確であったが所詮、書斎のハンターだろう。

講演の中でカモ猟を例にとると、ポイントに車で来てバーン、の猟である。犬を使い回収したり、コール猟やデゴイはやっていない。鳥屋に隠れ撃つ鴨猟でもない、お手軽な猟である。犬を訓練し愛犬とともに楽しむ狩猟が王道である。一犬、二足、三鉄砲の格言は生きている。

上下二連銃(模擬銃)を使用して的を狙う動作を実演した。上下二連銃に弾(演技)を込め、銃を閉塞するが銃身を上げたり、銃床を上げたりバラバラである。実猟と射撃は閉塞の方法が異なり正しく理解していないようだ。それは安全に直結するから舞台で演ずるときは正しい方法を実行してほしい。その他気が付いた事があったが、重箱の隅をつつく事と思われるから口をつぐむ。

会場は若い人でいっぱいだった。約6割の人が狩猟免許がなく、これからの取得を目指していた。頼もしい限りであるが、安易なゲーム感覚のような話が聞こえた。多くの若人がハンターとして素晴らしい趣味を持つことを歓迎するが、指導する先輩たちが完璧であるか問われる処である。さて拙も30年以上狩猟をやってきたが、未だに躊躇することがある。銃で撃つのは何とも思わないが、半矢になった鹿の止めを刺す時である。ナイフが鹿の体に入り反応が手に伝わるのは嫌だ。自分で撃った鹿でも刺殺するには抵抗がある。へなちょこハンターである。

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鰊の大漁

2014年02月21日 | 道東紹介

道東にある別海漁協の市場です。風連湖より水揚げされた鰊が並んでいます。アップの写真はチカです。

まだこれからも入荷します。ピチピチの鰊は塩焼き、ムニエルなど、何でも美味しいですよ。

 

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