道東にはたくさんの俳句愛好者が住まわれています。羅臼町には「羅臼いさり火吟社」あり活躍されています。今日はその例会、約2時間かけて出席させていただきました。今日は5名の出席でした。兼題は「梅」と「けあらし」です。梅はともかく「けあらし」はこの地独特の自然現象を表した言葉です。
北方季題選集によると「蒸発霧の一種である。風の弱い冬の日、海水温が高く気温が低いとき(温度差が大きいとき)海水の水分が上昇し、冷気に接すると直ちに凝結し霧状となり目に見えるものである」
互選後の高点句は次の通りです。
母が好き福助足袋の穿きごこち けあらしや暫し朝日を遊ばせて
けあらしや神それぞれに遊びゐる けあらしの港を染める朝日かな
久々の便り梅見と書いてあり 白梅の便りの届くタブレット
羅臼は梅にはまだまだの地方ですが、けあらしは毎日のように見ているので素晴らしい句ができました。次回の兼題は「余寒、彼岸」です。楽しみですね。写真は内容と関係はありませんが今日見た森繁久彌です。
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