狩人の道東放浪記 Ⅱ

定年後道東に移住しました。
しかし2年後、都合により帰郷しました。徳不孤必有隣の旗印は同じです。

平成29年度、私の蝦夷鹿猟終了についての総括

2017年10月29日 | 狩猟と銃
16日に羅臼から始めた蝦夷鹿猟は、釧路市を経て別海町で終わった。
途中に台風21号と22号に遭遇し数日を無駄にした。今日も大雨で、狩りには出なかった。

最初の羅臼では3頭を得た。オスは1頭である。



釧路市はガイドが随伴したので、9頭に命中したが、半矢で逃がしたのも2頭いた。
このうちの1頭を追跡する際に転倒し、銃口に泥を詰めてしまった。これは洗い矢で掃除をしたが、引き金の中に草の芯が入っていた。
これには気づかずに、翌日引き金を引いても発射できなかった。焦ったがどうにもならず、ノースフィルドアーモリー(鉄砲屋)に駆け込んだ。引き金を外して、エアで掃除、OKとなった。

別海町では1頭を得ただけである。ただ400メーター近い遠距離での命中が嬉しい。
この町の猟友に尋ねても、鹿の数が減少しているようだ。

足の具合がさらに弱くなり、半矢の追跡が困難になっている。
車椅子のハンターとは情けないので、蝦夷鹿猟も潮時(?)かと、思った。

事故もなく、蝦夷鹿猟を終えられたことを感謝したい。
そして、羅臼での句会など狩猟以外の交流も、楽しかった事を書き加えておきます。

11月2日には名古屋港へ入ります。

蝦夷鹿の流し猟

2017年10月23日 | 狩猟と銃
蝦夷鹿の流し猟はガイドと射手(客)で行う猟です。
公道からの発射は違法の為に出来ません。ですから鹿を発見すると牧場や林の中へ入ります。
これで公道からの発射にはなりません。
腕の良いガイドは停車した位置から、射手が撃ちやすいように注意します。
そして射手が蝦夷鹿の位置の分からない場合も有ります。今の時期は落葉も少なく、見通しが良くありません。そして鹿のいる位置についての知識も少なく、キョロキョロと探すうちに鹿に逃げられます。


ですから鹿のいる位置を的確に教えるのも重要な仕事です。
時計2時の位置、白い木の右2メーター。
これで的確に伝わりますが、ガイドによっては「そこ、そこ」と言っているだけの人もいます。
撃たせてナンボですから、ガイドとしては失格です。
2秒ほどの時間差で逃げられます。
枯葉の中にいる鹿は発見が難しく、パッと動いた時は撃てません。



しかし、ガイドよりも先に射手が発見する事も有ります。この場合は発砲までに余裕があり、命中率も良くなります。

機会があれば牧場での流し猟を紹介します。

平成29年蝦夷鹿猟の旅

2017年10月22日 | 狩猟と銃
10月11日、名古屋港よりフェリーに乗り、北海道へ向かった。
蝦夷鹿猟の旅が始まった。13日11時に苫小牧港へ入港した。ここから蝦夷鹿猟が始まる。
取りあえず、11時入港なので一気に釧路市へ走った。道東自動車道は30キロ以上オーバーの道路で、トラックが狂走する。
ETCも故障で使えず、不便をかけても割引はないる
14日は釧路市の射撃場へ行き、最終の調整をする。これで左右のブレは一切なくなった。100メーターで5mmのブレである。
夜は釧路市の友人と久闊を温めた。

15日から羅臼町で狩猟を開始した。16時前に1頭捕獲した。距離は300mである。
翌日は羅臼町の友人の案内で渉猟した。成果は2頭である。


その晩に羅臼町の句会に参加した。漁火吟社で現在も私は会員である。袋廻しを楽しんだ。

16日は終日、狩りをした。成果は1頭である。

17日は釧路市へ戻った。そして狩猟ガイドの方の家に宿泊した。

18日からはガイドの方と、山に入った。鹿達はスレていて私たちの車を見ると一目散に逃げて狩猟にはならない。この車で廻った。


やっと得た蝦夷鹿である。ランドールナイフが切れないので、バックのナイフを使用した。


こうして20日まで狩りをしたが、台風21号の接近で根室市を経て別海町へ行った。


これからは一人で狩場を廻る。
本番である!!

明日から蝦夷鹿猟へ行きます

2017年10月10日 | 狩猟と銃
11日から蝦夷鹿猟に行きます。
苫小牧までフェリーで一直線です。


釧路市のHap射撃場で最終調整をし、羅臼方面へ行きます。



衣類など道具はすべて整いました。サーフに荷物が満載で、旅館に必要品以外は預けます。

今年からはフェリーでの銃の搭載が厳しくなり、全て船長に預けます。今までは部屋に持ち込むために個室を確保していました。そして部品を外し、車に留置していました。こうすればいずれか一つが盗難に遭っても、銃としての機能が発揮できない様にしていたのです。



仲間が待っているので、楽しい狩りとなるでしょう。

第49回薬用植物観察会

2017年10月01日 | 内地の紹介
松阪地区薬剤師会主催の第49回薬用植物観察会が多気町丹生大師周辺で開催されたので、夫婦で参加しました。



素晴らしい秋晴れで、約3㌔の山道を散策し、講師(薬剤師)の方から薬草を教えて頂きました。
当然、薬効についても説明があり、普段食べているご飯も薬と伺い驚きました。
薬効については利尿剤と健胃剤で7割を占めるそうです。
日本人の病気はこの二つの効能でカバーできたようです。



サルトリイバラと有りますが「饅頭の葉」です。
饅頭の葉と言ったら講師の方が頭をかいていました。
蓬は殺菌効果があり、子供の頃傷に塗っていたのは正解でした。



この穴は昔この地区で水銀が採掘され、その名残です。
ここの水銀は大仏開眼にも使用されたそうです。

お土産には「ポポー」と「杉茸」そして栗を買い帰りました。