狩人の道東放浪記 Ⅱ

定年後道東に移住しました。
しかし2年後、都合により帰郷しました。徳不孤必有隣の旗印は同じです。

狩猟の魅力

2014年02月22日 | 狩猟と銃

2月22日13時より釧路市民文化会館で開催された「狩猟の魅力まるわかりフォーラム」に参加した。環境省主催で省と道から担当者が出席していた。いずれも気楽な服装でフォーラムの性格を表していた。挨拶の後何とか大学の伊吾田氏が講演した。全体は今日の狩猟の重要性を指摘し、的確であったが所詮、書斎のハンターだろう。

講演の中でカモ猟を例にとると、ポイントに車で来てバーン、の猟である。犬を使い回収したり、コール猟やデゴイはやっていない。鳥屋に隠れ撃つ鴨猟でもない、お手軽な猟である。犬を訓練し愛犬とともに楽しむ狩猟が王道である。一犬、二足、三鉄砲の格言は生きている。

上下二連銃(模擬銃)を使用して的を狙う動作を実演した。上下二連銃に弾(演技)を込め、銃を閉塞するが銃身を上げたり、銃床を上げたりバラバラである。実猟と射撃は閉塞の方法が異なり正しく理解していないようだ。それは安全に直結するから舞台で演ずるときは正しい方法を実行してほしい。その他気が付いた事があったが、重箱の隅をつつく事と思われるから口をつぐむ。

会場は若い人でいっぱいだった。約6割の人が狩猟免許がなく、これからの取得を目指していた。頼もしい限りであるが、安易なゲーム感覚のような話が聞こえた。多くの若人がハンターとして素晴らしい趣味を持つことを歓迎するが、指導する先輩たちが完璧であるか問われる処である。さて拙も30年以上狩猟をやってきたが、未だに躊躇することがある。銃で撃つのは何とも思わないが、半矢になった鹿の止めを刺す時である。ナイフが鹿の体に入り反応が手に伝わるのは嫌だ。自分で撃った鹿でも刺殺するには抵抗がある。へなちょこハンターである。

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