狩人の道東放浪記 Ⅱ

定年後道東に移住しました。
しかし2年後、都合により帰郷しました。徳不孤必有隣の旗印は同じです。

休養

2013年01月29日 | 道東紹介
少し疲れたので仁伏休養所へ行く。番頭さん(皆がそう言っている常客)も15日から来ていた。2時間余の距離だが猪肉をお土産にして行った。さびれた川湯温泉街を抜けると近い。
素晴らしい湯のある温泉だ。番頭さんと団欒していると何よりも癒される。夕食と言っても番頭さん、社長、女中頭そして小生の4名である。鍋を囲み食べていると家族の雰囲気である。何度も入浴し疲れをとる。寝る前に「湯たんぽ」を入れてくれた。これを抱いて寝たら朝までぐっすり寝られた。
熱燗に忘れた昔語りだす
    皹の手をかくすエプロン山の宿
さて、写真は弟子屈からの帰り道です。

吹雪でよく分からない道を帰りました。

春になれば山菜がどっさり生えてきます。コゴミ、ワラビ、ギョウジャニンニクEtc、3月が過ぎればすぐですね。皆さんにも送ります、楽しみにしていてください。

にほんブログ村

生活

2013年01月27日 | その他
起床するが、時刻は分からない。厚いカーテンを開くと薄明りである。ストーブに火を入れ、布団に入りじっとしている。30分もすればマイナスの室温も上昇してくる。
今日一日を考えるが予定はない。定められた時刻に出勤する場もない。隠居とは有り難い身である。衣服を整えると、やっと時計を装着したが時刻は見ていない。
カメラを手に散歩に出る。きれいに除雪されている。マイナス温度の外気が快く目を覚まさせる。少し歩くと町営のスケートリンクがある。孫を遊ばせ滑っていた。この男性は拙と同じぐらいの人だろう。嫁と一緒に孫二人、いいね。
少し体が冷えてきたので戻った。
豆腐の味噌汁にふかしパンの朝食だ。食べてしまうと後に用はない。貰ったハープティーを楽しみながらNHK俳句の本を開く。素晴らしい俳句に頭が下がる。来月の句会で「節分」が兼題になっている。節分か、長谷寺のダダ押しを思い出すなあ。愛知県の某寺の鬼はスキップ踏んで逃げて行ったなあ。ここでは一人豆を撒くか、胸の内へも一撒きしよう。

昼は中標津町で塩ラーメン(700円)夜は「伊勢うどん」に生アゲを切って添えました、これが夕食です。酒はあまり飲みたくなりません。
テレビを少し見て、「なんだその言い方は」と呟いて、風呂で終幕です。

追加   PCを買いました。現在XPで動きも遅く、突然真っ暗になります。Win8になりますが移行がうまくできるか心配です。

にほんブログ村


1月26日の狩?

2013年01月26日 | 狩猟と銃
昨夜の大雪も晴れて絶好の猟日和です。8時30分の出撃となった。2つの林道に行き、まず長い林道に入った。ずいぶん雪が積もっている。ややともすると道を見失いスタッグする。

這う這うの体で国道へ戻った。短い林道に入るが雪はなお深く、ウインチで6回も脱出した。最後には国道への出口でスタッグ、国道を横断してウインチのワイヤーを伸ばした。
狩と言うより「雪中ウインチ実習」であった。ごくろうさんでした。

にほんブログ村

  寒林の奥より響く鹿の声    寒林の銃声すぐに吸われゆく   


1月25日の猟

2013年01月25日 | 狩猟と銃
あいにく地震で起床ではありません。しかし時間は6時25分の起床、気合が入っています。本当は「柳の下」です。
昨日成果があった林道へ行きますが、雪がしきりに降ってきます。天気予報では大雪で、大猟ではありません。変な事を考えていると現場に到着しました。4WDのLowに切り替え入ります。緊張の1時間でしたが狐を見かけただけでした。
次の林道へ。短い林道ですが2匹横切るのが確認できました。銃を構えるまでには至りません。前進し探します、近くで停止していればドンとやるのですが、チラッと尻の白毛を見ただけでした。
狩猟のほとんどはこのような感じです。昼前に帰り、昨日の鹿肉を梱包しました。ヤマト宅急便さんお願いしますね。
はい、写真ですね。禁猟区内にはこんなに集まっています。民家の庭も餌場です。



1クリックをお願いします。明日の意欲につながります。にほんブログ村

1月24日 命中刺殺

2013年01月24日 | 狩猟と銃
1月24日6時34分地震に起こされました。テレビを点けると暫らくして震度4、根室が震源とテレップが流れてきました。阪神淡路大震災の揺れを体験しているのでOKです。すっかり目覚めたので狩猟に出かけました。朝食は抜きです。
目的地は3段を逃がした林道です。早朝の為誰も入っていませんが、昨日射獲した跡があります。ウーンこの前逃がした3段鹿か?とにかく注意して進みます。すると林道が右へ90度曲がる正面にいました。距離は約180mですが木々が邪魔です(この写真は命中した後です)少し右へ動くと木の間に「窓」が空きました。ドン。一発で鹿は倒れました。車に乗り100m程前進しました。車からロープをおろし、スノーシューを履きます。腰にナイフを付け銃も持参します。完全に倒れているのを確認していない為です。80m程ですが息が切れ2回休みました。いました。倒れてはいますがまだ息があります。止めを刺すためにナイフを抜き、左手で角を抑えました。すると、ぐいと捻られ角で刺されるところでした。

ヒヤー危ない、ライフルを撃ち込もうとしましたが、すでに銃での勝負は終わっています。ナイフで勝負する事にしました。しかし事故防止は大切です。そこで持参のロープを角にかけ、立ち木に固定しました。

刺殺しました。顔も返り血を浴び、赤鬼のように真っ赤でした。後はいつもの手順です。臓物を出し、ロープを車のローラーで巻き、荷台に上げたときは1時間以上過ぎていました。

  寒鴉集まる下で鹿屠る

  憎しみの微塵もなくて鹿を撃つ    放浪子

にほんブログ村