狩人の道東放浪記 Ⅱ

定年後道東に移住しました。
しかし2年後、都合により帰郷しました。徳不孤必有隣の旗印は同じです。

投炭訓練

2010年04月29日 | 内地の紹介
昔々、SLの時代でした。機関助士は学校で座学を終えると各現場で実務を勉強しました。
必ず「投炭訓練所」がありここで投炭訓練をしました。1から10まで投げ入れる順番が有ります。1は左手前。2は右手前3と4は奥の左右です。
手前に厚く奥は薄く投げ入れます。シュッシュポッポの排気で石炭が奥へ持っていかれるためです。ショベルを裏返し、石炭の燃え具合を観察します。
発車前に投炭して、力行運転のつづく区間では更に投げ込みます。しかしトンネルが近づくと煙が発生するので投炭できません。そこらを考えて投炭します。なにせ動力源は機関助士が作るのです。腕の良い機関士は少ない蒸気使用で走ります。
機関士から一緒に乗る指名をいただければ、機関助士の名誉です。
その時代の写真です。