標茶町へロケットⅢで行ってきました。なんか来たことがあるなあ、・・・そうだ塘路湖へワカサギ釣りに来たのだ。その反対側に標茶町郷土館は有りました。明治18年に北海道集治監釧路分監本館(刑務所の事務室)として建てられました。その後軍馬補充部川上支部の事務所として終戦近くまで使用されました。元々塘路湖畔ではなく標茶高校の敷地内から現在地へ移転しています。中には民具、石器、土器はく製などが展示されています。そしてすぐ近くには駅逓もあります。
この地方に残された建築物には刑務所関係が多く、美しい姿を誇っています。文明開化の明治となり、西洋の文物や近代化が怒涛のごとく流入する中、その流れに抵抗したり罪を犯した人々が流刑地としてこの地に流されました。懲役刑であっても、硫黄山での過酷な労働により次々と斃れて行きました。そのような歴史があるのに建築物はあまりにも美しい。
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この地方に残された建築物には刑務所関係が多く、美しい姿を誇っています。文明開化の明治となり、西洋の文物や近代化が怒涛のごとく流入する中、その流れに抵抗したり罪を犯した人々が流刑地としてこの地に流されました。懲役刑であっても、硫黄山での過酷な労働により次々と斃れて行きました。そのような歴史があるのに建築物はあまりにも美しい。
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軽やかなピアノの音色が聞こえてきそうです。
何年前か年の暮れ、網走監獄をひとり見学しました。
監獄に行くなら、雪の季節と決めていたのです。
年の瀬も押し迫ったそんな時期に、他に見学者の姿はなく、
ひっそりと静まり返った獄中を雪を踏みしめ踏みしめ、歩いて回りました。
あっという間に暗くなり、聞こえるのはカラスの鳴き声と自分の足音。
独特の雰囲気に包まれ、身震いがしました。
いまのキラキラ輝いている季節と、雪に閉ざされた季節とでは
また趣はガラリと変わるのでしょう。
標茶には、、、いつか、雪の季節に訪れてみたいと思います。
この洋館からは囚人の呻吟が聞こえてくるようです。