狩人の道東放浪記 Ⅱ

定年後道東に移住しました。
しかし2年後、都合により帰郷しました。徳不孤必有隣の旗印は同じです。

北海道大地震と停電

2018年09月07日 | 道東紹介

9月6日3時8分ごろに発生した「平成30年北海道胆振東部地震」に驚くと同時に、友人たちの安否が心配になった。

取りあえずメールを送り反応を見た。1名を除き返事が有ったので安心した。

漁業関係者は停電を心配している。停電により漁協の冷凍庫の温度が昇り、何億円もの貯蔵品が廃棄処分となるからだ。運び出しても輸送手段がない。そして3時ごろの地震発生なので出港していた漁船が魚を満載して帰港する。帰港しても陸揚げも競りも出来ないのだ。

酪農家には電話がつながらない。停電をしているがどうしているのだろう。牛乳を搾るための搾乳機は動かない。手では絞り切れない頭数だ。そして牛乳を貯蔵していバルジの冷蔵は停電の為に停止している。徐々に温度は上昇し、牛乳は腐敗するから投棄する。それでも乳牛からは搾乳する。絞らないと牛の乳房は炎症で、牛は死亡する。

牛乳加工場も捨てるだろう。酪農家から集荷しなければならないが、とてもできない。皆さんの冷蔵庫に根釧牛乳と書いて有れば該当品だ。

取材に便利だから「空港」や繁華街からのニュースばかりだが、ジワリと地域を破壊する事象は報道されない。NHKを始め、安易な取材ばかりである。東京人の幹部やアナウサーでは仕方がないね。


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